今回は、シュワーバーが加入して2021年野手の戦力が整ってきたワシントン・ナショナルズの補強について書いてきます。
目次
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シュワーバー獲得
シカゴ・カブスからノンテンダーFAとなっていたシュワーバーと契約しました。
The Washington Nationals have agreed to terms with OF Kyle Schwarber.
— Washington Nationals (@Nationals) 2021年1月9日
🔗 // https://t.co/Ze98vK2S3O pic.twitter.com/IqIzhqK7lS
上のツイッターを見ると素晴らしい成績ですが、これは2019年の成績です。2020年は下記のように成績をかなり落としています。
2019年:打率.250、本塁打38本、打点92、OPS .871
2020年:打率.188、本塁打11本、打点24、OPS .701
2020年は60試合しかない変則的なシーズンでしたし、まだ27歳ですので復調する可能性は大いにあります。
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ベル獲得(パイレーツとトレード)
長打力のある一塁手のベルを、ピッツバーグ・パイレーツから若手投手2人とトレードで獲得しました。
The Washington Nationals have acquired 1B Josh Bell from the Pittsburgh Pirates.
— Washington Nationals (@Nationals) 2020年12月24日
🔗 // https://t.co/nJTyJnV9EH pic.twitter.com/PA6lH8tJRE
このツイッターを見ると素晴らしい成績ですが、これも2019年の成績です。ベルも2020年は下記のように成績をかなり落としています。
2019年:打率.277、本塁打37本、打点116、OPS .936
2020年:打率.226、本塁打8本、打点22、OPS .669
ベルもシュワーバーと同じで、2020年は60試合しかないシーズンでしたし、まだ28歳ですので復調する可能性は大いにあります。
ワシントン・ナショナルズは、シュワーバーとベルに2019年並みの成績を上げることを期待して獲得したのだと思います。
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2020年打撃成績
2020年のナショナルズの打撃成績は、以下の通りでした。
打数 | 得点 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1968 | 293 | 519 | 66 | 279 | 33 | .264 | .336 | .433 | .769 |
- | 6位 | 6位 | 10位 | 6位 | 5位 | 3位 | 5位 | 7位 | 7位 |
打率は、ナ・リーグ15チーム中3位と上位の成績ですが、本塁打が10位と下位の成績だったため、得点が6位、OPSが7位と、打率のわりに平凡な成績となりました。この点から、長打力のあるシュワーバーとベルを補強したのは理にかなっています。
2020年ナショナルズの成績、詳しくは↓↓↓
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2021年打撃成績予想
2021年のスターティングラインナップは、 指名打者が使われないと仮定すると、以下のようになると予想されます。成績は2020年の成績を入力しています。
守備位置 | 名前 | 打数 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
遊 | ターナー | 233 | 12 | 41 | 12 | .335 | .394 | .588 | .982 |
左 | ソト | 154 | 13 | 37 | 6 | .351 | .490 | .695 | 1.185 |
一 | ベル | 195 | 8 | 22 | 0 | .226 | .305 | .364 | .669 |
左 | シュワーバー | 191 | 11 | 24 | 1 | .188 | .308 | .393 | .700 |
捕 | ゴームズ | 109 | 4 | 13 | 1 | .284 | .319 | .468 | .787 |
二 | ガルシア | 134 | 2 | 16 | 1 | .276 | .302 | .366 | .668 |
三 | キーブーン | 99 | 0 | 9 | 0 | .202 | .344 | .212 | .556 |
中 | ロブレス | 168 | 3 | 15 | 4 | .220 | .293 | .315 | .608 |
合計 | 1283 | 53 | 177 | 25 | .263 | .348 | .440 | .788 |
ターナーとソトは別格の成績で、ベルとシュワーバーが2019年並みに復調したら強力な打線になります。しかし2人が2020年並みの成績で終わった場合、下位打線が非力なので、ターナーとソト頼みの打線になります。長打力のある選手を獲得し、適切な補強はしましたが、同地区のメッツの打線には見劣りします。
メッツの2021年戦力予想はこちら↓↓↓
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指名打者制
2021年のナ・リーグは、指名打者制を導入するか否かということも重要なポイントです。指名打者制を導入した場合は、もう1人野手が必要です。指名打者制となる場合、シュワーバーを指名打者にし、スティーブンソンを1番センターとする、あるいは、スターリン・カストロかジョシュ・ハリソンを指名打者にすると予想されます。カストロとハリソンはともに2020年の出場試合数が少なかったので復調が期待されます。
アンドリュー・スティーブンソン 2020年成績
15試合、41打数、2本塁打、12打点、打率.366、OPS 1.179
16試合、60打数、2本塁打、4打点、打率.267、OPS .752
ジョシュ・ハリソン 2020年成績
33試合、79打数、3本塁打、14打点、打率.278、OPS .769
シュワーバー、ベル、カストロがそろって2019年並みの成績に復調したら手ごわい打線になります。それにしても、指名打者制の動向が未定のままだと、フロントも監督も苦労すると思います。
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