やっと1人有力選手FA選手の契約が決まりました。1月10日に下記の記事で、FA市場に救援投手がたくさん残っていると書いていたら、そのうちの一人ヘンドリックスがホワイトソックスと契約しました。
目次
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ヘンドリックス獲得
ヘンドリックスの獲得については、ホワイトソックスの公式ツィッターに載ってからブログを更新しようと思っていたのですが、大物選手の契約なので、待ちきれず、こうして書いています。
#WhiteSox set to land the most sought-after reliever in free agency:https://t.co/iQTTgSlvDm pic.twitter.com/z9NLjfQpec
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) 2021年1月12日
シカゴ・ホワイトソックスは、2020年に12セーブを挙げたコロメがFAで抜けたところに、ヘンドリックスを補強しました。両者の2020年の成績を比較してみます。
年齢 | 名前 | 勝 | 敗 | 防御率 | 試合数 | セーブ | 投球回 | 被安打 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
31 | ヘンドリックス | 3 | 1 | 1.78 | 24 | 14 | 25.1 | 14 | 37 | 0.67 |
32 | コロメ | 2 | 0 | 0.81 | 21 | 12 | 22.1 | 13 | 16 | 0.94 |
甲乙つけがたいですが、やはり2020年最優秀救援投手(Reliever of the Year)のヘンドリックスを獲得したことは、間違いなく戦力アップになります。
Started from Down Under now we're here. Congrats, Liam!#RootedInOakland pic.twitter.com/Iod0ptJKMi
— Oakland A's (@Athletics) 2020年10月24日
2020年のポストシーズンワイルドカード第3戦で、ホワイトソックスはA’sのヘンドリックスにセーブを挙げられ敗退しています。その敵だったヘンドリックスの加入は力強い限りでしょう。
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2021年救援投手陣
救援投手陣のラインナップを2020年の成績を入力して表にしてみました。かなり充実したブルペンになります。
名前 | 勝 | 敗 | 防御率 | 試合数 | セーブ | 投球回 | 被安打 | 奪三振 | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ヘンドリックス | 3 | 1 | 1.78 | 24 | 14 | 25.1 | 14 | 37 | 0.67 |
ホイヤー | 3 | 0 | 1.52 | 21 | 1 | 23.2 | 12 | 25 | 0.89 |
フォスター | 6 | 1 | 2.20 | 23 | 0 | 28.2 | 16 | 31 | 0.87 |
マーシャル | 2 | 1 | 2.38 | 23 | 0 | 22.2 | 17 | 30 | 1.06 |
コルデロ | 1 | 2 | 6.08 | 30 | 0 | 26.2 | 33 | 22 | 1.58 |
バマー | 1 | 0 | 0.96 | 9 | 0 | 9.1 | 5 | 14 | 1.07 |
フライ | 0 | 1 | 3.66 | 18 | 0 | 19.2 | 16 | 24 | 1.42 |
クロシェ | 0 | 0 | 0.00 | 5 | 0 | 6 | 3 | 8 | 0.50 |
合計 | 16 | 6 | 2.72 | 153 | 15 | 162 | 116 | 191 | 1.07 |
ヘンドリックスはもちろんのこと、中継ぎのホイヤーとフォスターが20イニング以上投げてWHIPが1.00以下と安定しています。WHIP1.06のマーシャルと、2020年は故障で9試合の登板でしたがWHIP1.09のバマーも含めると、力のある4人の中継ぎ投手と最高の抑え投手ヘンドリックスという布陣になり、1人ぐらい故障で欠けても盤石のブルペンです。
さらに気になる存在は左腕のクロシェです。2020年は5試合しか投げていませんが、投球数の半分以上が時速100マイル以上の速球というピッチャーです。21歳と若いので今後が楽しみな選手です。
White Sox Garrett Crochet hits 100 mph 11 times in ONE inning vs. Indians!
Garrett Crochet has reached 100.0-plus mph on 45 of his 85 pitches thrown (52.9%) this season, the second-most in the majors. pic.twitter.com/HXIlkmC1Ri
— Chicago White Sox (@whitesox) 2020年9月29日
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2021年戦力
投手力は救援陣だけでなく、先発投手陣もリンを獲得して、リン・カイケル・ジオリトの3本柱が確立して戦力アップしました。
以前のブログをご参照ください。↓↓↓
打線は、2020年ア・リーグで、本塁打1位、得点・OPSが2位と強力です。
打数 | 得点 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2047 | 306 | 534 | 96 | 294 | 20 | .261 | .326 | .453 | .779 |
- | 2位 | 2位 | 1位 | 2位 | 12位 | 2位 | 5位 | 1位 | 2位 |
こちらの記事をご参照下さい。↓↓↓
その2020年スタメンから2021年に抜ける選手のは、打率2割台前半のマザラ外野手と、打率1割台のDHエンカーナシオンだけで、外野は代わりにイートンが戻ってきました。
Official: The Chicago White Sox have agreed to terms on a one-year, $8-million contract with outfielder Adam Eaton, which includes a club option for 2022.
— Chicago White Sox (@whitesox) 2020年12月10日
Welcome back, @AdamSpankyEaton! pic.twitter.com/4jGSQmQMRD
懸念点はエンカナーシオンの代わりとなるDHと、マッキャンが抜けた控え捕手くらいです。
2021年のホワイトソックス打線は、前年MVPのアブレイユが主軸になり、2019年の首位打者アンダーソンがトップバッターにいて、若手のモンカダ、ヒメネス、ロバートが脇を固める強力打線です。
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このように、ホワイトソックスは、打力・投手力ともに、優勝候補になるような戦力がそろいました。
さらに監督も交代しました。ワールドシリーズ制覇を3回、最優秀監督賞(Manager of the Year Awar)を4回受賞している名将トニー・ラルーサが監督になるので、ますます優勝が近づきそうです。
Tony La Russa, a member of baseball’s Hall of Fame, the third-winningest manager in baseball history, a three-time World Series champion and a four-time winner of the Manager of the Year Award, has been named the new manager of the Chicago White Sox. pic.twitter.com/RKP24rleHP
— Chicago White Sox (@whitesox) 2020年10月29日
今のところ戦力補強を積極的に行っていて、2021年の大きな戦力アップが見込めそうなのが、NYメッツ、SDパドレス、CHIホワイトソックスの3チームだと思います。まだFA市場に有力な選手がたくさん残っているので、どのチームが戦力アップを図るのか楽しみです。
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