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【MLB移籍情報】レッドソックスの戦力補強

今週FAやトレードで動きのあったボストン・レッドソックスについて書いていきます。ヘルナンデスとリチャーズと契約しました↓↓↓

目次

  • キケ・ヘルナンデス獲得

ドジャースからFAとなっていたヘルナンデスを獲得しました。

レッドソックスにとっては、レギュラーを固定できていないセカンドの選手を補強した形です。ドジャースで内外野すべてのポジションを守る便利屋のような扱いだったヘルナンデスにとっては、セカンドのレギュラーに固定され出場機会を増やす良いチャンスです。お互いのニーズが合致しました。

ヘルナンデス 打撃成績
Year Age Tm G AB HR RBI BA OBP SLG OPS
2014 22 TOT 42 121 3 14 .248 .321 .421 .742
2014 22 HOU 24 81 1 8 .284 .348 .420 .768
2014 22 MIA 18 40 2 6 .175 .267 .425 .692
2015 23 LAD 76 202 7 22 .307 .346 .490 .836
2016 24 LAD 109 216 7 18 .190 .283 .324 .607
2017 25 LAD 140 297 11 37 .215 .308 .421 .729
2018 26 LAD 145 402 21 52 .256 .336 .470 .806
2019 27 LAD 130 414 17 64 .237 .304 .411 .715
2020 28 LAD 48 139 5 20 .230 .270 .410 .680
7 Yr 7 Yr 7 Yr 690 1791 71 227 .240 .313 .425 .738
  • ハンター・レンフロー獲得

12月にレイズからFAとなっていたレンフローを獲得しました。

2020年のレンフローは打率2割を下回りスタメンを外れることも多い状況でした。ブラッドリーJrがFAで抜けて外野の枠が空いたレッドソックスとの契約は、スタメンで出る確率が高いチームとの契約です。彼はまだ29歳ですし、レッドソックスとしても復調を確信して契約したはずで、穴が開いていたいたポジションを補強できました。この契約もお互いのニーズを満たす契約だった思われます。

レンフロー 打撃成績
Year Age Tm G AB HR RBI BA OBP SLG OPS
2016 24 SDP 11 35 4 14 .371 .389 .800 1.189
2017 25 SDP 122 445 26 58 .231 .284 .467 .751
2018 26 SDP 117 403 26 68 .248 .302 .504 .805
2019 27 SDP 140 440 33 64 .216 .289 .489 .778
2020 28 TBR 42 122 8 22 .156 .252 .393 .645
5 Yr 5 Yr 5 Yr 432 1445 97 226 .228 .290 .486 .776
  • 2021年スターティングラインナップ

ヘルナンデスとレンフローを獲得したことで、野手のスターティングラインナップは揃ったと思います。2020年レッドソックスの野手陣のうち、2021年もチームに残留する主な選手の成績一覧は以下の通りです。↓↓↓
2020年 レッドソックス 打撃成績
Pos Name Age G AB HR RBI BA OBP SLG OPS
C Christian Vazquez 29 47 173 7 23 .283 .344 .457 .801
1B Michael Chavis 24 42 146 5 19 .212 .259 .377 .636
SS Xander Bogaerts 27 56 203 11 28 .300 .364 .502 .867
3B Rafael Devers* 23 57 232 11 43 .263 .310 .483 .793
LF Andrew Benintendi* 25 14 39 0 1 .103 .314 .128 .442
RF Alex Verdugo* 24 53 201 6 15 .308 .367 .478 .844
DH J.D. Martinez 32 54 211 7 27 .213 .291 .389 .680
  Team Totals 27.1 60 2083 81 278 .265 .330 .445 .775
  Rank in 15 AL teams     1 6   1 3 3 3
上記の表で空いているのが、セカンドとセンターです。セカンドにヘルナンデスが入り、ライトのベルドゥーゴがセンターに回り、ライトにレンフローが入るというラインナップになりそうです。レフトのベニンテンディは2020年打率.103という成績だったので復調が求められます。DHのマルティネスも打率.213と本来の調子からはかけ離れた成績でした。レンフロー、ベニンテンディ、マルチネスの3人が復調しないと厳しい感じがします。一方で不調の選手が多くても、2020年のチーム打率はア・リーグ1位、OPSア・リーグ3位という成績でした。その3人が復調したら、ヤンキースを上回る物凄い打線になる可能性があるという見方もできます。
  • ギャレット・リチャーズ獲得

パドレスからFAになっていたリチャーズを獲得しました。

毎年安定した成績を残す投手ではないところが気がかりです。

リチャーズ 投手成績
Year Age Tm W L ERA G IP SO WHIP
2011 23 LAA 0 2 5.79 7 14.0 9 1.643
2012 24 LAA 4 3 4.69 30 71.0 47 1.563
2013 25 LAA 7 8 4.16 47 145.0 101 1.345
2014 26 LAA 13 4 2.61 26 168.2 164 1.038
2015 27 LAA 15 12 3.65 32 207.1 176 1.240
2016 28 LAA 1 3 2.34 6 34.2 34 1.327
2017 29 LAA 0 2 2.28 6 27.2 27 0.904
2018 30 LAA 5 4 3.66 16 76.1 87 1.284
2019 31 SDP 0 1 8.31 3 8.2 11 1.846
2020 32 SDP 2 2 4.03 14 51.1 46 1.247
10 Y 10 Y 10 Y 47 41 3.62 187 804.2 702 1.255
 
  • 2021年先発ローテーション

予想されるローテーションは以下の通りです。

  1. クリス・セール:2020年登板なし
  2. エドゥアルド・ロドリゲス:2020年登板なし
  3. ネイサン・イオバルディ:2020年 4勝2敗, 9先発
  4. ギャレット・リチャーズ:上記
  5. タナー・ハウク:2020年 3勝0敗, 3先発
  6. ニック・ピベッタ:2020年 2勝0敗, 2先発
イオバルディ以外は不安定な印象です。まずセールとロドリゲスが2019年並みの活躍をすることが求められます。ハウクとピベッタは、9月に先発した2・3試合で結果をだした若手選手ですが、2021年シーズン通して活躍できるかは未知数です。6人候補がいますので層は厚いです。誰かが期待外れでもカバーできる人材はいます。
  • マット・アンドリース獲得

エンゼルスからFAになっていたアンドリースを獲得しました。
ここ数年は先発よりも救援として登板していましたが、レッドソックスはどちらも足りないので、先発も救援も両方起用できるアンドリースの獲得は意味があると思います。
アンドリース 投手成績
Year Age Tm W L ERA G GS SV IP SO WHIP
2015 25 TBR 3 5 4.11 25 8 2 65.2 49 1.325
2016 26 TBR 8 8 4.37 29 19 1 127.2 109 1.222
2017 27 TBR 5 5 4.50 18 17 1 86.0 76 1.372
2018 28 TOT 3 7 5.26 41 5 0 78.2 78 1.386
2019 29 ARI 5 5 4.71 54 0 1 70.2 79 1.401
2020 30 LAA 2 4 4.50 16 1 2 32.0 33 1.000
6 Yr 6 Yr 6 Yr 26 34 4.57 183 50 7 460.2 424 1.305
  • アダム・オッタビーノ獲得

同地区ライバルのヤンキースからオッタビーノをトレードで獲得しました。

ヤンキースはガードナーと再契約するために、「ぜいたく税」を避ける目的で高年俸のオッタビーノを放出する必要があったと言われています。ヤンキースにとっての方が意義のあるトレードのようです。
オッタビーノ 投手成績
Year Age Tm L ERA G IP SO WHIP
2010 24 STL 2 8.46 5 22.1 12 2.060
2012 26 COL 1 4.56 53 79.0 81 1.392
2013 27 COL 3 2.64 51 78.1 78 1.328
2014 28 COL 4 3.60 75 65.0 70 1.277
2015 29 COL 0 0.00 10 10.1 13 0.484
2016 30 COL 3 2.67 34 27.0 35 0.926
2017 31 COL 3 5.06 63 53.1 63 1.631
2018 32 COL 4 2.43 75 77.2 112 0.991
2019 33 NYY 5 1.90 73 66.1 88 1.312
2020 34 NYY 3 5.89 24 18.1 25 1.582
10 Y 10 Y 10 Y 28 3.53 463 497.2 577 1.312
2020年レッドソックスブルペン投手陣のうち、2021年もチームに残留する主な選手の成績一覧は以下の通りです。↓↓↓
2020年レッドソックス 救援投手陣成績
  Name Age W L ERA G SV IP SO WHIP
CL Matt Barnes 30 1 3 4.30 24 9 23.0 31 1.391
RP Phillips Valdez 28 1 1 3.26 24 0 30.1 30 1.615
RP Ryan Brasier 32 1 0 3.96 25 0 25.0 30 1.400
RP Austin Brice 28 1 0 5.95 21 0 19.2 25 1.525
RP Colten Brewer 27 0 3 5.61 11 0 25.2 25 1.753
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 1/26/2021.
上記の5人に、オッタビーノとアンドリースが加わりますが、少し心許ない感じがします。レッドソックスは明らかに先発・ブルペンとも投手陣が課題です。これからさらにFA選手と契約する可能性もあります。スプリングトレーニングが始まって、ある程度選手の契約が落ち着いたら、全チームの戦力分析をしてみようと思っています。

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