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【MLB移籍情報】シカゴ・カブスの戦力補強(野手編)

今日は、ドジャースからFAになっていたピーダーソンと契約したシカゴ・カブスの戦力補強について書いていきます。↓↓↓

 目次

 これまでのトレードやFA選手の契約を見ると、ナ・リーグ西地区はパドレスがかなり補強をしていて、ナ・リーグ東地区はメッツとナショナルズが積極的です。しかし、カブスを含めたナ・リーグ中地区は、あまり積極的に戦力補強をしているようには見えません。2021年1月30日更新のFan Graphsの予想でも、ナ・リーグ中地区5チーム全部が勝率5割以下と予想されるほど、戦力が整っていません。現時点での予想なので、FAの契約やトレードが進めば予想も変わってきますが、現時点では、ナ・リーグ中地区に突出したチームがいないということになります。NFLでは勝率5割以下で地区優勝することが時々ありますが、MLBでは聞いたことがありません。↓↓↓

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2021年ナ・リーグ順位予想(1/30現在)Fan Graphsより引用

スマホでご覧の方へ:表が小さくて見づらいかもしれません。2021予想は、ブルワーズ.496、カージナルス.473、レッズ.470、カブス.468、パイレーツ.398となっています)このように戦力補強に消極的なナ・リーグ中地区各チームですが、最近カージナルスはアレナードをトレードで獲得し、FAのウェインライトと再契約しました。カブスはFAのロマイン捕手と契約し、ピダーソンも獲得するなど、やっと動き出しました。

  • 主な退団選手(野手)

まずは退団した選手を見ていきましょう。

シュワーバー:レギュラーの外野手、守備位置はレフト。ノンテンダーFAとなり、WASナショナルズと契約↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

キプニス: レギュラーの二塁手。FAとなったが、まだ移籍先未定。

カラティーニ:控えの捕手、ダルビッシュ専用捕手。ダルビッシュと一緒にトレードで、パドレスへ移籍。↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

アルモーラJr. :控えの外野手、メイビン:控え外野手、スーザJr.:控え外野手、アストロズと契約。ホセ・マルティネス:控え外野手、メッツと契約。

このように退団選手から考えると、セカンドレフトのレギュラー、控えの捕手控えの外野手が補強ポイントです。

  • 主な入団選手(野手) 

ピーダーソンを獲得し、これでシュワーバーの抜けたレフトの穴が埋まりました。シュワーバーとピーダーソンを比較すると、どちらも左打ちの外野手で、年齢も球歴も成績もすごく似通っている選手です。(通算打率、出塁率は全く同じです)シュワーバーをノーテンダーFAにして同じような選手を獲得した意図は何だったのか少し疑問です。年俸が少し下がるくらいしか理由が見つかりません。両者の成績は以下をご参照ください。↓↓↓

ピーダーソン 打撃成績
Year Age Tm G HR RBI BA OBP SLG OPS
2014 22 LAD 18 0 0 .143 .351 .143 .494
2015 23 LAD 151 26 54 .210 .346 .417 .763
2016 24 LAD 137 25 68 .246 .352 .495 .847
2017 25 LAD 102 11 35 .212 .331 .407 .738
2018 26 LAD 148 25 56 .248 .321 .522 .843
2019 27 LAD 149 36 74 .249 .339 .538 .876
2020 28 LAD 43 7 16 .190 .285 .397 .681
7 Yr 7 Yr 7 Yr 748 130 303 .230 .336 .470 .806
シュワーバー 打撃成績
Year Age Tm G HR RBI BA OBP SLG OPS
2015 22 CHC 69 16 43 .246 .355 .487 .842
2016 23 CHC 2 0 0 .000 .200 .000 .200
2017 24 CHC 129 30 59 .211 .315 .467 .782
2018 25 CHC 137 26 61 .238 .356 .467 .823
2019 26 CHC 155 38 92 .250 .339 .531 .871
2020 27 CHC 59 11 24 .188 .308 .393 .701
6 Yr 6 Yr 6 Yr 551 121 279 .230 .336 .480 .816

ピーダーソン↓↓↓

Embed from Getty Images
オースティンを獲得し、控えの捕手を確保しました。↓↓↓

控えの外野手は、マリナーズからDFAになっていたアービンを獲得しました。↓↓↓

こう見ていくと、補充はしていますが、積極的に戦力を増強しようというところまではいっていません。キプニスの抜けたセカンドについては、現有戦力でカバーする意図が感じられます。

  • 2021年野手スタメン・ベンチ予想

2020年カブスの野手陣のうち、2021年もチームに残留する主な選手の成績一覧は以下の通りです。↓↓↓

2020年シカゴ・カブス 打撃成績
Pos 先発 Age G AB HR RBI BA OBP SLG OPS
C Willson Contreras 28 57 189 7 26 .243 .356 .407 .763
1B Anthony Rizzo* 30 58 203 11 24 .222 .342 .414 .755
SS Javier Baez 27 59 222 8 24 .203 .238 .360 .599
3B David Bote 27 45 125 7 29 .200 .303 .408 .711
CF Ian Happ# 25 57 198 12 28 .258 .361 .505 .866
RF Jason Heyward* 30 50 147 6 22 .265 .392 .456 .848
Pos 控え Age G AB HR RBI BA OBP SLG OPS
3B Kris Bryant 28 34 131 4 11 .206 .293 .351 .644
2B Nico Hoerner 23 48 108 0 13 .222 .312 .259 .571
IF Ildemaro Vargas# 28 6 9 1 1 .222 .222 .556 .778
  Team Totals 27.9 60 1918 74 248 .220 .318 .387 .705
  Rank in 15 NL teams     13 9   13 10 12 10
先発レフトにピダーソンが加わり、セカンドには23歳のニコ・ホーナーが入るか、ブライアントがサードに入り、サードのボーティがセカンドを守るというパターンになると思われます。昨年は、ナ・リーグ15チーム中、打率13位、OPS10位と下位に位置していましたが、大きな戦力補強がないため、2021年も今のところは、それ以上の戦力アップは望みにくい状況です。控え野手はもう少し補強が必要だと思われます。まだ沢山FA市場に野手は残っているので、これからの動きにも注目です。
次回、FAの契約が徐々に始まった、シカゴの投手陣について書こうと思います。

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