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【MLB移籍情報】LAドジャース戦力補強

SDパドレスのトレードが目立つストーブリーグですが、サイ・ヤング賞のバウアーと契約したことで、一気に戦力が充実した感じのするLAドジャースについて、今日は書いていこうと思います。

目次

主な退団・FA選手

主な退団選手を列記すると以下のようになります。

  1. 救援投手 マギー:FA SFジャイアンツと契約
  2. 救援投手 トレイネン:FA LAドジャースと再契約
  3. 救援投手 バエス:FA HOUアストロズと契約
  4. 救援投手 ウッド:FA SFジャイアンツと契約
  5. 救援投手 フローロ:トレードで、MIAマーリンズへ
  6. 救援投手 コラレック:トレードで、OAKアスレチックスへ
  7. 内野手 ターナー:FA 契約未定
  8. 内野手 ヘルナンデス:FA BOSレッドソックスへ
  9. 外野手 ピダーソン:FA CHIカブスへ

このリストを見ると、かなりの数の主力選手が抜けていきます。特に救援投手は数多く退団しています。補充のために獲得する必要があるのは、内野手2人、外野手1人、救援投手が5人です。今のところ、内野手はターナーと再契約をする意向ですが確定しておらず、野手で補強した選手は、コラレックのトレードで獲得した、控えの内野手のノイジーぐらいです。投手の獲得状況について見ていきましょう。

主な入団選手

主な入団選手を列記すると以下のようになります。

  1. 先発投手 バウアー:FA CINレッズから
  2. 救援投手 ケインリー:FA NYヤンキースから *TJ手術明け
  3. 救援投手 クネイブル:トレードで、MILブルワーズから
  4. 救援投手 ベシア:トレードで、MIAマーリンズから
  5. 内野手 ノイジー:トレードで、OAKアスレチックスから

この中から、数名ピックアップしてみます。

  • トレバー・バウアー↓↓↓

 3年1億200万ドルで契約しました。2020年のサイ・ヤング賞投手ですから期待大です。

バウワー 投手成績
Year Age Tm W L ERA G IP SO WHIP
2012 21 ARI 1 2 6.06 4 16.1 17 1.653
2013 22 CLE 1 2 5.29 4 17.0 11 1.824
2014 23 CLE 5 8 4.18 26 153.0 143 1.379
2015 24 CLE 11 12 4.55 31 176.0 170 1.313
2016 25 CLE 12 8 4.26 35 190.0 168 1.311
2017 26 CLE 17 9 4.19 32 176.1 196 1.367
2018 27 CLE 12 6 2.21 28 175.1 221 1.089
2019 28 TOT 11 13 4.48 34 213.0 253 1.249
2019 28 CLE 9 8 3.79 24 156.2 185 1.213
2019 28 CIN 2 5 6.39 10 56.1 68 1.349
2020 29 CIN 5 4 1.73 11 73.0 100 0.795
9 Yr     75 64 3.90 205 1190.0 1279 1.265
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 2/13/2021.
成績については、いうまでもなく、この写真見ただけで期待大です。↓↓↓

バウワー投手獲得の印象が強かったのですが、今オフのドジャースはそれほど積極的にトレードやFA選手の獲得はしていませんでした。ブログを書いていて、あらためて気づかされました。

  • コーリー・クネイブル↓↓↓

クネイブル 投手成績
Year Age Tm W L ERA G SV IP SO WHIP
2014 22 DET 0 0 6.23 8 0 8.2 11 1.615
2015 23 MIL 0 0 3.22 48 0 50.1 58 1.212
2016 24 MIL 1 4 4.68 35 2 32.2 38 1.469
2017 25 MIL 1 4 1.78 76 39 76.0 126 1.158
2018 26 MIL 4 3 3.58 57 16 55.1 88 1.084
2020 28 MIL 0 0 6.08 15 0 13.1 15 1.725
6 Yr     6 11 3.31 239 57 236.1 336 1.244
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 2/13/2021.

クネイブル投手はブルワーズから、金銭あるいは後日指名選手というトレードで、結局マイナー級の選手とトレードで獲得しました。39セーブを挙げた全盛期の頃の投球へ復活が期待されます。

 5人も抜けた救援投手陣には、ケインリー、クネイブル、ベシアの3人を獲得しましたが、ケインリーはトミー・ジョン手術明けで2021年は全休します。先発にバウワーが加わることで、先発から救援に転向させられる投手がいるため、救援投手の数は増えます。それでも、マギーやバエスなど中継ぎの主力選手が抜けた穴をカバーするには足りないような印象です。先発ローテーションとブルペン投手陣がどのようなメンバーになるのか、昨年の成績表を参考に見ていきましょう。

2021年予想戦力(投手)

2020年ドジャースの主な投手のうち、2021年もチームに残留する選手の成績一覧です。↓↓↓
2020年 ドジャース 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP SO WHIP
SP Clayton Kershaw* 32 6 2 2.16 10 10 0 58.1 62 0.840
SP Dustin May 22 3 1 2.57 12 10 0 56.0 44 1.089
SP Julio Urias* 23 3 0 3.27 11 10 0 55.0 45 1.145
SP Tony Gonsolin 26 2 2 2.31 9 8 0 46.2 46 0.836
SP Walker Buehler 25 1 0 3.44 8 8 0 36.2 42 0.955
CL Kenley Jansen 32 3 1 3.33 27 0 11 24.1 33 1.151
RP Blake Treinen 32 3 3 3.86 27 0 1 25.2 22 1.208
RP Brusdar Graterol 21 1 2 3.09 23 2 0 23.1 13 0.900
RP Victor Gonzalez* 24 3 0 1.33 15 1 0 20.1 23 0.738
RP Caleb Ferguson* 23 2 1 2.89 21 1 0 18.2 27 1.018
RP Dennis Santana 24 1 2 5.29 12 0 0 17.0 18 1.294
RP  Scott Alexander* 30 2 0 2.92 13 0 0 12.1 9 1.459
RP Joe Kelly 32 0 0 1.80 12 1 0 10.0 9 1.500
RP Mitch White 25 1 0 0.00 2 0 0 3.0 2 0.667
  Team Totals 27.2 43 17 3.02 60 60 15 538.2 517 1.056
  Rank in 15 NL teams   1 15 1     4 1 9  
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 2/13/2021.
昨年は、カーショー、メイ、ウリアス、ゴンソリン、ビューラーの5人の先発ローテーションでした。このメンバーに、先発のバウワーが移籍し、プライスが復帰して加わると、先発ローテーションとブルペン投手陣がどうなるのか見ていきましょう。(上表のSPは先発、CLはクローザー、RPはリリーフ投手です)
デイビッド・プライス(BOSレッドソックス時代)↓↓↓
Embed from Getty Images
 

先発ローテーション

2021年の先発ローテーションは、下記のツイッターのように予想されます。↓↓↓

この4人に、昨年コロナで全休したデビッド・プライスが加わり、5人のローテーションとなります。そうすると、メイとゴンソリン(あるいはウリアス)がブルペンに回ることになるでしょう。デーブ・ロバーツ監督は、毎年のようにシーズン終盤になると先発・中継投手のやり繰りをしていますので、うまく機能するでしょう。層の厚い先発投手陣です。

ブルペン投手陣

2人が先発から中継ぎに回れば、十分な人数がいます。

まず、クローザーは今年もジャンセンで確定でしょう。↓↓↓

Embed from Getty Images

ワールドシリーズでは、今一つでしたが、大丈夫しょう。 

中継ぎ陣は、以下の通りです。(※は左投手)

  1. トレイネン
  2. メイ
  3. ゴンソリン
  4. グラテロル
  5. ゴンザレス※
  6. ファーガソン※
  7. アレクサンダー※
  8. クネイブル
  9. ケリー 

このように、右・左のバランスも良く、人数も十分いますので、昨年のようにチーム全体でリーグトップの防御率になることも十分可能です。

(参照:2020年成績↓↓↓)

mlbfan.hatenablog.com

まとめ

野手は、ターナーの契約次第です。投手はバウワーを獲得したことと、プライスが復帰することで、先発ローテーションに余裕ができ、それがブルペン投手陣の強化につながります。先発ローテーションに、カーショー、プライス、バウアーと3人のサイ・ヤング賞投手が並ぶのは圧巻です。ブルペンが昨年より少し弱体化した印象はありますが、先発投手陣は強化されていますので、投手力は前年同様トップクラスの成績を残すでしょう。おそらくナ・リーグ西地区は、LAドジャースとSDパドレスの二強が他3チームを引き離して、ポストシーズンに進出すると思います。

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