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【MLB2021】5月8日~10日(レギュラーシーズン)

今回は、5月8日~10日のシリーズで注目した試合やプレーを振り返ります。

目次

注目の試合

WAS 3, NYY 4 (May.8 @ NYY)

序盤は投手戦で、9回に同点となり、延長戦でもつれる展開となった試合を振り返ります。両チームの先発が、サイヤング賞3回受賞のWASナショナルズのマックス・シャーザーと、サイヤング賞2回受賞のNYヤンキースのクルーバーという対決でした。試合序盤は、好投手の投げ合いで締まった展開で、6回表にヤンキースのクルーバーが、ナショナルズのシュワーバーに二塁打、続くスターリン・カストロにタイムリーヒットを打たれ、2対1とナショナルズに1点リードされたところで降板します。ナショナルズの先発シャーザーは、8回途中で投球数が109球となったところで降板します。この日は7回1/3を投げ被安打2、14奪三振で、失点はヒガシオカに打たれたソロホームランの1点でした。この日も2桁奪三振を記録し、通算100試合目の2桁奪三振となりました。

2対1でナショナルズが1点リードした状態で、9回裏にクローザーのハンドが登板します。ルメイユが四球、スタントンがサードゴロで1アウト、ジャッジがヒットで1アウト1,3塁となって、トーレスが打席に入ります。トーレスがライト前ヒットを打ち、ヤンキースが2対2の同点に追いつき、延長戦に入ります。

10回表、ヤンキースはクローザーのチャップマンが登板します。ナショナルズは、ノーアウト2塁からロブレスのヒットでノーアウト1,3塁となり、ターナーに犠牲フライが出て、3対2と1点リードします。 

10回裏、ナショナルズは9回に続きハンドが投げ続けますが、ノーアウト2塁から、先頭のフォードにヒットを打たれ、あっさりと3対3の同点となります。投手がフィネガンに交代し、この回は無失点に抑えます。

11回裏、ナショナルズは投手をレイニーに交代します。いきなり2つの四球でノーアウト満塁となります。そして9回裏に同点打を放ったトーレスが打席に入ります。トーレスは緩いサードゴロを打ち、これが内野安打となり、ヤンキースがサヨナラ勝ちしました。

9回裏の同点打と11回裏のサヨナラ打のトーレスもヒーローですが、3回裏にホームランを打ち、5投手を巧みにリードした、ヒガシオカの存在も大きかったです。

ヤンキースは、これで勝率5割を上回りました。

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PHI 7, ATL 8 (May.8 @ATL)

5月8日は、もう1試合延長サヨナラゲームがありました。9回裏、PHIフィリーズがATLブレーブスに3対1と2点リードして、クローザーのネリスが登板したところから試合が動きだします。ネリスは簡単に2アウトを取り、アドリアンサを四球で歩かせると、代打のサンドバルが打席に立ちます。ここで同点の2ランホームランが飛び出します。今季早くも4本目の代打ホームランです。今年サンドバルは、マイナー契約でスプリングトレーニングに参加しましたが、メジャー契約を勝ち取り開幕ロースターに残りました。厳しい状況からのスタートでしたので、ここまで勝負強い打撃をするとは想像していませんでした。

11回表はフィリーズが、メイトンの二塁打で1点先制しますが、11回裏、アドリアンサの内野安打を、フィリーズのグレゴリウスが一塁へ悪送球し、4対4の同点になります。

12回表、フィリーズはノーアウト満塁のチャンスで、ハーパーが打席に立ちます。ハーパーの打球はピッチャーゴロとなり、ダブルプレイかと思われましたが、焦った投手のウェブがホームへ悪送球して2点が入り、6対4となります。緊迫した試合では、焦りからエラーが発生して、それが試合を決めることになりがちです。

さらに、リアルミュートがヒットで1点追加し、7対4と3点リードします。

12回裏、フィリーズは投手をデロスサントスに交代します。四球とヒットでノーアウト満塁となって、続くコントレラスが、走者一掃の二塁打を放ち、7対7の同点に追いつきます。

続くパチェが、送りバントをしますが、投手がサードへ送球し、セーフとなり、ノーアウト1,3塁の状態となります。最後はアドリアンサがライトにヒットを放ち、8対7でブレーブスがサヨナラ勝ちしました。

ナ・リーグ東地区は、順位争いも接戦で、試合自体もこういった接戦が多く面白い地区です。 

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WAS 2, NYY 3 (May.9 @NYY)

NYヤンキースは、この日もサヨナラ勝ちで、2試合連続のサヨナラ勝ちです。

6回裏、昨日サヨナラ打のトーレスのソロホームランで、NYヤンキースが2対0とリードします。

7回表、すぐにWASナショナルズがシュワーバーの2ランホームランで同点に追いつきます。

最後は、両チームのクローザー対決となります。9回表はヤンキースのクローザー、チャップマンが、カストロにヒットを打たれるものの無失点に抑えました。9回裏はナショナルズのクローザー、ハンドが登板し、いきなり四球2つでノーアウト1,2塁とし、ワンアウトは奪うものの、スタントンが三遊間のヒットを打ち、ヤンキースがサヨナラ勝ちしました。 

この試合を終えて、ヤンキースは、ア・リーグ東地区2位にまで浮上してきました。 

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ARI 2, NYM 4 (May.9 @NYM)

NYメッツの先発はデグロム。この日は、1回先発を飛ばして、4月28日以来の先発でした。立ち上がり3人で抑え、2回はライトの頭を超える鋭い当たりを、コンフォルトがジャンプ一番、ナイスキャッチします。

デグロムはこの日、バットでも貢献します。3回裏、マッキャンがヒットで出塁すると、セーフティバントを試み、相手のエラーも絡んで、ノーアウト1,3塁とします。

その後、リンドーアの犠牲フライと、コンフォルトのヒットで2点先制します。コンフォルトのファインプレーもあり、デグロムは4回まで5奪三振で1人のランナーも出さないピッチング。ところが5回表に、デグロムのピッチングに変化が起こります。3つの四球と二塁打で1点を失います。なんとかウォーカーを三振に打ち取り、5回表は終わります。次の6回表ウォームアップの投球で、何か異変に気が付いたマッキャン捕手、監督、トレーナーがマウンドにいき、降板してしまいます。ケガの程度が心配ですが、長期間休まれるわけにはいかないほど絶対的な存在の投手ですので、この降板が大きな故障になる前の早めの処置であればいいのですが。もう1回先発登板を飛ばすぐらいで復帰できることを祈っています。

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試合は、8回から登板したディアスが抑えて、NYメッツがARIダイヤモンドバックスに4対2で勝利しました。 

この試合を終えて、NYメッツは、2位のフィリーズに1ゲーム差のナ・リーグ東地区1位となりました。

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MIA 2, ARI 5 (May.10 @ARI)

随所にダイヤモンドバックスのファインプレーが見られる試合でした。ゴールドグラブ賞2回受賞しているショートのニック・アーメドが、2つのファインプレーを魅せました。1つ目は、緩いショートゴロを、素手で取ってすぐさま一塁に送球し、間一髪アウトに。0.1秒でも無駄があったらアウトにできないようなプレーでした。

2つ目は、折れたバットが、ボールと一緒に、守っているところの真正面に飛んでくるのですが、冷静にボールを処理し、バットも冷静に避けて、ショートゴロで打ち取りました。

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9回裏2アウトで、取れなければホームランになる大飛球を、ライトのスミスがジャンプ一番捕球してゲームセット。

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順位(5月10日時点)

アメリカンリーグは、東地区のNYヤンキースがジワリと順位を上げ、とうとう2位に浮上しました。オリオールズだけが負け越し、失点も多い状態です。中地区は、CHIホワイトソックスが1位になり、得失点差が両リーグトップと、本来の力を発揮しています。その一方KCロイヤルズが、同地区のインディアンスとホワイトソックスにスイープされ首位から陥落しました。西地区は、首位のOAKアスレチックスも失点の方が得点より多い状態で、ずば抜けて強いチームがない状態で、混戦が続くと思われます。

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ア・リーグ順位表 5/11時点(MLB公式サイトより)

ナショナルリーグは、東地区のNYメッツが5連勝で1位に。この地区も得点が失点を上回っているのは、MIAマーリンズだけで、そのマーリンズは負け越していて、これといった強いチームがいません。中地区は、PITパイレーツが予想通り最下位に落ち着きそうな成績になってきましたが、その他4チームは混戦となりそうです。西地区は、実力的には、SFジャイアンツ、SDパドレス、LAドジャースの3強ですが、ドジャースが、わずか1勝しか勝ち越しておらず、少し不甲斐ない成績となっています。

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ナ・リーグ順位表 5/11時点(MLB公式サイトより)

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