今回は、7月5日~8日のシリーズで注目した試合やプレーを振り返ります。日本人選手が活躍した試合や、接戦の白熱した試合を中心に取り上げます。
目次
注目の試合
CLE 8, TB 9 (JUL.5 @TB)
どちらも地区2位で、首位との差を引き離されたくない立場にいるチーム同士の対決。白熱したシーソーゲームでした。
先制したのは、TBレイズ。ロウが、満塁ホームランで先制。
Thats a grand slam, Dawg pic.twitter.com/9wPAEBMKEc
— Tampa Bay Rays (@RaysBaseball) 2021年7月6日
レイズが4対0としますが、CLEインディアンスは6回までに8点をあげ、8対5と逆転します。中でも活躍したのは、DHのフランミル・レイエス。2019年には37本塁打の長距離打者で、6月はケガで戦列を離れていました。後半戦頑張って欲しい選手です。
We trailed 4-0.
— Cleveland Indians (@Indians) 2021年7月6日
We lead 8-5.#OurCLE pic.twitter.com/7j9hs1eRTX
攻撃だけでなく、守備でもインディアンスには光るプレーがありました。ライトのハロルド・ラミレスが、4回裏に2つのファインプレーで、 レイズの追加点を最小限に抑えました。これがインディアンスに勢いをつけ、5回・6回の反撃に繋がりました。
Right before the @Indians' game-tying, four-run rally in the 5th, Harold Ramírez made back-to-back outstanding catches to end the 4th.#OurCLE pic.twitter.com/6cOKYZSd77
— Bally Sports Cleveland (@BallySportsCLE) 2021年7月6日
対するレイズは、6回、7回に1点ずつを挙げ、8対7とインディアンスが1点リードで、9回裏を迎えます。インディアンスは、クローザーのクラセが登板しますが、レイズの新人フランコのタイムリーヒット、最後はディアスの内野ゴロで1点を挙げ、レイズが9対8でサヨナラ勝ち。
The Wanderkid ties it! pic.twitter.com/jL9MYXWs3u
— Tampa Bay Rays (@RaysBaseball) 2021年7月6日
Yandy walks it off! pic.twitter.com/9n0fH1faht
— Tampa Bay Rays (@RaysBaseball) 2021年7月6日
こういった接戦をものにするのがレイズです。一方のインディアンスは、7連敗で、首位のホワイトソックスが3連敗していて、追いつけるチャンスを逃してしまっています。
LAA 5, BOS 2 (JUL.6 @LAA)
大谷翔平が先発登板し、4勝目をあげました。
この日の大谷は、7回を投げ、被安打5、無四球、4奪三振、2失点と、クオリティスタートで、4勝目。大谷は四球でランナーを出さなければ、相手打者がそうそう簡単に得点ができません。
打者としては、4打数1安打1打点。ヒットは二塁打でした。
LAエンゼルスは、初回に、フレッチャーが20試合連続出塁となる二塁打で出塁し、続く大谷が、二塁打で1点を返し、その後、キャッチャーのスタッシがホームランで、2点追加し、初回に3点を挙げました。
Our battery has three RBI already tonight 😌 pic.twitter.com/9JipRAshuQ
— Los Angeles Angels (@Angels) 2021年7月7日
一方のBOSレッドソックスは、初回にマルティネスの犠飛で1点、6回にも、マルティネスがタイムリーヒットで1点をあげ、3対2とエンゼルスは1点差に追い上げられました。その場面で好守備がありました。センターのラガーレスが、ボガーツのホームラン性の当たりをジャンプ一番ナイスキャッチで、追加点を防ぎました。これは、大谷に勝利をもたらした大きなプレーでした。
That saved not Juan, but two runs. pic.twitter.com/q8pE62wIgR
— Los Angeles Angels (@Angels) 2021年7月7日
エンゼルスは6回裏に2点を追加し、5対2で勝利しました。
LAD6, MIA 8 (JUL.7 @MIA)
ホームランの打ち合いで、最後はサヨナラホームランで決着がついた試合です。
1回、2回に、クーパー、サンチェスのホームランで、MIAマーリンズが2対0とリードします。
Ya’ll want to see a Coop bomb? #JuntosMiami pic.twitter.com/neYzQXMkQc
— Miami Marlins (@Marlins) 2021年7月7日
Thanks for the pitch, Mitch. pic.twitter.com/GcBMfXDGiS
— Miami Marlins (@Marlins) 2021年7月7日
3回表に、今度はLAドジャースが`A.J.ポロック、ベッツがソロホームランを打ち、さらにターナーが3ランホームランを放ち、5点を取り、ドジャースが5対2と逆転します。
South Beach, JT bringin' the heat. pic.twitter.com/SCQ1LRKxEU
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2021年7月8日
3回裏にはアギラルの二塁打で1点、5回裏にはチザムの内野ゴロの間に1点と、着実に追い上げ、6回裏には、クーパーにこの日2本目のホームランが出て、5対5の同点に追いつきました。
...AGAIN? https://t.co/7f1Exd3mXC pic.twitter.com/h48BepYlFo
— Miami Marlins (@Marlins) 2021年7月8日
8回裏に、マーリンズがサンチェスのヒットで勝ち越しますが、9回表には、ドジャースのマッキンストリーがソロホームランを打ち、6対6と再び同点となります。
ZACH FOR THE TIE. pic.twitter.com/q9aShUVkLv
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2021年7月8日
9回裏、最後はアギラルが3ランホームランを打ってサヨナラ勝ち。
Please watch Jesús as he approaches home.
— Miami Marlins (@Marlins) 2021年7月8日
BIG MOOD. #JuntosMiami pic.twitter.com/V6bLUFlM5d
東地区最下位のマーリンズが3連勝しました。ここまで来たら明日も勝って4連勝スイープを期待してしまいましたが、4連勝とはいきませんでした。
JUL.7 大活躍の選手
大谷翔平 LAA
松井秀喜の記録を上回り、日本人MLB選手の年間最多ホームランとなる32号を打ちました。NHKがニュース速報で伝えるほどのビッグニュースでした。まだオールスターゲーム前の前半戦でこれだけ打ったので、年間60本以上を狙えるペースです。
With his 32nd home run, Shohei Ohtani now holds the record for most home runs in a single season by a Japanese-born player! pic.twitter.com/pCpUQkX3XF
— Los Angeles Angels (@Angels) 2021年7月7日
ジェイコブ・デグロム NYM
通算1,500奪三振を記録。史上2番目に早い198試合目の先発で通算1,500奪三振を達成しました。史上1番早い達成は、ダルビッシュ有で197試合目でした。
Strikeout No. 1⃣,5⃣0⃣0⃣ for deGrom! 🔥 pic.twitter.com/6nItdO2fVu
— New York Mets (@Mets) 2021年7月7日
WAS 8, SD 9 (JUL.8 @SD)
SDパドレス先発がダルビッシュ有、WASナショナルズ先発がシャーザーと、投手戦の予感がした試合でしたが、打ち合いの試合となりました。
この日のダルビッシュは、先頭打者のターナーにホームランを打たれ、3回6失点で降板しました。
Todea is July 8th, 2021.@MLB All-Star Trea Turner is on pace for 30 HR and 34 SB.@treavturner // #NATITUDE pic.twitter.com/5eLsLxPULK
— Washington Nationals (@Nationals) 2021年7月9日
ナショナルズのターナーは、4回表にもホームランを打ち、8対0とナショナルズが大きくリードします。
しかし4回裏、パドレスの反撃が始まりました。 タティスJr.のホームランを皮切りに、投手のカマレナが、なんとシャーザーから打ったプロ初ヒットが満塁ホームランとなり、8対6とし、その後タティスJr.のタイムリーヒットもでて、8対7とパドレスが1点差にまで詰め寄りました。
In our opinion this should be worth more than one run. pic.twitter.com/dwK6l8UE9c
— San Diego Padres (@Padres) 2021年7月9日
This isn't just a grand slam.
— San Diego Padres (@Padres) 2021年7月9日
And it isn't just a grand slam BY A PITCHER.
It's a grand slam, BY A PITCHER, FOR HIS FIRST CAREER HIT.#SlamDiego pic.twitter.com/goraKjGanH
そしてついに6回裏、ファムのセンターオーバー二塁打で、8対8の同点に追いつきます。
Fire us all the way up @TphamLV 🔥🔥#HungryForMore pic.twitter.com/NpnVfu2q1Z
— San Diego Padres (@Padres) 2021年7月9日
9回表、ナショナルズのベルが打った打球は、あわや二塁打と思われれる当たりを、パドレスのクローネンワースがジャンピングキャッチ。
The father of all Crone Zones!#HungryForMore pic.twitter.com/8w1xxigaEx
— San Diego Padres (@Padres) 2021年7月9日
これで流れは完全にパドレスに傾き、9回裏、グリシャムのヒットで、9対8とパドレスがサヨナラ勝ちしました。
Nine unanswered runs on the way to a [W]alkoff!#PadresWin #HungryForMore pic.twitter.com/6HxgrnDqdk
— San Diego Padres (@Padres) 2021年7月9日
パドレスが、8点差を大逆転した試合でした。
順位(7月8日時点)
アメリカンリーグ:
①東地区:TBレイズが4連勝で、BOSレッドソックスに2.5ゲーム差にまで接近してきました。
②中地区:2位のCLEインディアンスが連敗を9で止めましたが、首位CHIホワイトソックスとのゲーム差が7.5にまで開いてしまいました。
③西地区:菊池選手所属のSEAマリナーズと、大谷選手所属のLAエンゼルスは、勝ち越していますが、首位アストロズとの差がなかなか縮まりません。
ナショナルリーグ:
①東地区:相変わらず、NYメッツが唯一勝ち越しているチームで、首位をキープ。2位以下が一進一退で首位との差が縮まりません。
②中地区:CHIカブスが連敗を11で止めましたが、3位に順位を後退させました。MILブルワーズが独走態勢になりつつあります。
③西地区:上位3チームのハイレベルな争いが、非常に面白い地区です。3チームともポストシーズン進出して欲しいです。
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