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【MLB2021】7月22日~25日(レギュラーシーズン)

オールスターゲームの日から1週間ほど海外出張しており、MLBを全く見ることができませんでした。久しぶりのブログ更新になります。今回は、7月22日~25日のシリーズで注目した試合やプレーを振り返ります。いよいよ後半戦に入り、トレードデッドラインも近づきますので、優勝争いをしているチームを取り上げることが多くなると思います。その中でも日本人選手が活躍した試合や、接戦の白熱した試合を中心に取り上げていきます。

目次

注目の試合

SF 5, LAD 3 (JUL.22 @LAD)

9回にドラマが待っていました。LAドジャースが3対1と2点リードで、9回表はクローザーのジャンセンが登板しました。この時点でドジャースファンは勝利を確信したことでしょう。ヤストレムスキーを三振、フローレスにヒットを打たれるものの、ディッカーソンを三振で、2アウト1塁になり、あと残り1アウトです。続くソラーノが二塁打、ボスラーが四球で、2アウト満塁となりました。そこでエストラーダがショートにゴロを打ち、ショートのテイラーが二塁に送球し、審判がアウトのコールをし、ゲーム終了と思われました。しかし、SFジャイアンツがチャレンジをし、セーフと判定が覆り、2対3の1点差に詰め寄り、なおも満塁となりました。これは一塁ランナーの好走塁です。

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そして続くバッターのラフは、三振と思われましたが、一塁塁審がハーフスイングを振っていないとみなし、押し出しの四球で3対3の同点となります。ビデオを見る限り、バットを振っています。ロバーツ監督は当然抗議しますが、判定覆らず、監督は退場となりました。

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まだ満塁の場面は続き、ウェイドがライトに打球を放ち、ドジャースのライトのマッキンリーは惜しくもキャッチできず、タイムリーヒットとなり、ジャイアンツが5対3と逆転しました。

最後の3つのプレーは、紙一重の差で、全てジャイアンツ有利に傾きました。ドジャース先発のビューラーが良かっただけに、ドジャースは惜しい試合を落としました。これでジャイアンツは、ドジャースとの4連戦を3勝1敗と勝ち越し、2位ドジャースとのゲーム差を3に広げました。来週も両チームの3連戦がありますので目が離せません。

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OAK 3, SEA 4 (JUL.23 @SEA)

菊池雄星が先発登板の試合です。SEAマリナーズにとって同地区2位のOAKアスレチックスは、ワイルドカードを狙うために負けられない相手です。

1回裏、ローリーのMLB初ホームランとトレンズのホームランで、3対0とリードします。

先発の菊池は、6回を投げて12奪三振。チャップマンとオルソンにホームランを打たれるなどして3失点しますが、クオリティスタートです。1試合12奪三振はキャリアハイの成績。しかし同点の時点で降板したため、勝利投手の権利は得られませんでした。

3対3の同点の7回裏に、マリナーズは、ワイルドピッチで1点を追加し、4対3と1点をリードして、9回を迎えました。9回表は、グレーブマンが無失点に抑えて10セーブ目。グレーブマンが6月後半からクローザーに定着し、安定したピッチングを披露しています。打線の弱いマリナーズにとっては、クローザーの安定は欠かせません。

 マリナーズは、2001年以来20年ぶりのプレーオフ進出ができるでしょうか?

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NYY 4, BOS 3 (JUL.24 @BOS)

首位のBOSレッドソックスに9ゲームも離されて、後がないNYヤンキースですが、敵地での4連戦に2連敗して迎えた3戦目で一矢報いました。
レッドソックスは3回までに3点を挙げ、先発イオバルディが7回までヤンキース打線を0点に抑えていました。

8回表、2アウト2塁からガードナーのタイムリーヒットで1点を返します。ここでレッドソックスは、投手をイオバルディからオッタビーノに交代しました。投球数が100球に達していたのでセオリー通りですが、この投手交代が裏目に出ました。スタントンの二塁打、オドーアの二塁打、トーレスのヒットで、ついにヤンキースが4対3と逆転しました。

9回表に、ヤンキースは、センターフライで一塁ランナーが三塁まで走る凡ミスをしてチャンスを潰します。こういうプレーは後々響くものです。

9回裏、4対3と1点差のまま、ヤンキースはクローザーのチャップマンが登板します。レッドソックスも粘りを見せ、2アウトから四球と二塁打で、2アウト2,3塁とチャンスを作りました。9回表の凡ミスがあったので、嫌な予感がしましたが、最後はチャップマンがヘルナンデスを三振に打ち取りゲームセット。

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これでヤンキースは、首位と8ゲーム差、ワイルドカード争いは3.5ゲーム差と、まだまだプレーオフ進出圏内です。

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LAA 2, MIN 1 (JUL.24 @MIN)

大谷翔平が二塁打2本を打ち、打撃が復調してきたようです。

この日ヒーローは、大谷ではなく、先発投手のサンドバルです。9回1アウトまでノーヒットノーランを続け、13奪三振と圧巻の投球でした。ネルソン・クルーズが移籍して、若干弱体化したMINツインズ打線とはいえ、素晴らしい投球でした。

クローザーのイグレシアスが打たれて、サンドバルに自責点が1点付きましたが、2対1で勝利しました。LAエンゼルスには珍しく、投手戦での勝利です。

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OAK 4, SEA 5 (JUL.24 @SEA)

20年ぶりのプレーオフ進出に向けて、SEAマリナーズが頑張っています。

この日のヒーローは、ミッチ・ハニガー選手です。

3対1とOAKアスレチックスにリードされて迎えた3回裏、ハニガーがソロホームランを打ち、3対2と追い上げました。

5回裏にも、ハニガーが2ランホームランを打ち、4対3とマリナーズが逆転しました。

アスレチックスも、7回表にガルシアのホームランで、4対4の同点に追いつきました。

同点で迎えた9回裏、 2アウト満塁という最高の場面で、打席にはハニガー。ホームランを期待しましたが、最後はワイルドピッチでサヨナラ勝ち。

マリナーズは7投手を継投して、1点差の勝利。打撃力の弱いマリナーズですが、何とか投手をやり繰りして、この日のような勝利を重ねると、プレーオフ進出も見えてきそうです。

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TB 2, CLE 3 (JUL.25 @CLE)

東地区の首位争いをしているTBレイズと、何とかプレーオフ進出争いに踏みとどまりたいCLEインディアンスの試合です。

1対1と同点の6回表、MINツインズからTBレイズに移籍したばかりの新戦力、ネルソン・クルーズがホームランを打ち、レイズが2対1とリードしました。クルーズの加入は、得点力の大幅アップが期待できるトレードです。

一方のインディアンスは、中堅手ジマーの背走しながらのジャンピングキャッチや、右翼手メルカドのダイビングキャッチなどのファインプレーで、何とか8回までレイズ打線を2失点に抑えてきました。

8回裏に、インディアンス打線は、ラミレスのタイムリーヒットで同点とし、ブラッドリーの犠牲フライで、3対2と勝ち越しました。

最後は、クローザーのクラセが抑えて勝利。首位と9ゲーム差、ワイルドカード争いも5ゲーム差と少し苦しい状況ですが、何とか踏みとどまりました。 

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TOR 4, NYM 5 (JUL.25 @NYM)

ナ・リーグ東地区首位のNYメッツと、ワイルドカード争いに踏みとどまりたいTORブルージェイズの試合です。

メッツの先発は、TBレイズから移籍したばかりのリッチ・ヒルで、勝利投手にはなれなかったものの、5回を3失点とゲームを作りました。先発左腕のピーターソンが離脱したので、左腕のヒルの加入は大きな戦力アップです。

メッツは、捕手のニドが相手のスキを見逃さない素晴らしいプレーを見せてくれました。

ブルージェイズが6回表に3点を入れ、3対1とリードしましたが、直後の6回裏、メッツはアロンソのホームランで3対3の同点に追いつきました。

攻撃は続き、マクニールの二塁打で5対3と勝ち越しました。 

ブルージェイズは8回表に1点を返すものの、9回表はメッツのクローザー、ディアスが登板し、ゲレーロJr.に四球を与えたものの、スプリンガー、セミエン、ビシェットという中軸打者から3三振を奪いゲームセット。

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OAK 3, SEA 4 (JUL.25 @SEA)

この日も1点差の試合でした。

4対3と、SEAマリナーズが1点リードで迎えた9回表、この日はステッケンライダーが登板しました。1アウト1塁から三遊間にヒットを打たれますが、レフトのバウアーズが三塁にストライク送球し、三塁を狙った一塁ランナーのチャップマンをタッチアウトに。これで2アウト1塁とピンチを脱し、1点差で勝利しました。

この試合を終えて、マリナーズはワイルドカード争いに1.5ゲーム差とプレーオフ進出が現実味を帯びてきました。トレードデッドラインまでに、強力な打者を獲得をしたいところです。

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NYY 4, BOS 5 (JUL.25 @BOS)

NYヤンキースにとっては天国から地獄といった試合展開でした。

7回までヤンキース先発のヘルマンは、10三振を奪い、ノーヒットノーランを続けていました。8回表には追加点も挙げ、ヤンキースが4対0とリードしました。

8回裏、ヘルマンは、ベルドゥーゴに二塁打を打たれ、ノーヒットが止まり、交代します。交代したロアイシガ、続くブリットンがBOSレッドソックス打線を止められませんでした。一気に5得点で、5対4と逆転しました。

BOSレッドソックスにとっては、単独首位に立つ貴重な勝利で、NYヤンキースにとっては、首位との差が9ゲームにも開いた痛い敗戦となりました。

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順位(7月25日時点)

アメリカンリーグ:

①東地区:BOSレッドソックスが単独首位に立ちました。TBレイズは、ネルソン・クルーズを獲得したので、かなり戦力アップしました。NYヤンキースとTORブルージェイズは、ワイルドカード争いも厳しい状況になってきました。

②中地区:首位CHIホワイトソックスが、2位に9ゲーム差と大きくリード。地区優勝は盤石でしょう。

③西地区:首位HOUアストロズが、頭一つ抜け出しています。3位のSEAマリナーズが、OAKアスレチックスに1.5ゲーム差に迫り、ワイルドカード争いが混とんとしてきました。

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ア・リーグ順位表 7/25時点(MLB公式サイトより)

ナショナルリーグ:

①東地区:相変わらず、NYメッツが唯一勝ち越しているチームで、首位をキープ。2位以下が一進一退で首位との差が縮まりません。2位以下は勝率5割前後なので、ワイルドカード争いより、東地区首位を争うしかない状況です。

②中地区:MILブルワーズが首位をガッチリキープ。2位のCINレッズは、ワイルドカード争いでも5.5ゲーム差です。これ以上離されてはいけません。

③西地区:上位3チームのハイレベルな争いが、非常に面白い地区です。最後まで、この3チームの争いは続きそうです。トレードデッドラインに向けた、新戦力加入によっては、どこが首位になってもおかしくない状況です。

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ナ・リーグ順位表 7/25時点(MLB公式サイトより)

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