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大谷5勝目 & 37号ホームラン【MLB2021】7月26日~29日(レギュラーシーズン)

今回は、7月26日~29日のシリーズで注目した試合やプレーを振り返ります。日本人選手が活躍した試合や、接戦の白熱した試合を中心に取り上げます。

目次

注目の試合

WAS 5, PHI 6 (JUL.26 @PHI)

今年は勝率5割前後を行ったり来たりしているPHIフィリーズです。勝率5割前後でも、東地区首位のNYメッツとゲーム差を大きく離されずに追いかけています。この日は、大逆転勝利でした。首位争いをしているチームは粘りが違います。

4対0とWASナショナルズが4点リードして迎えた6回裏、フィリーズはホスキンスが3ランホームランを打ち、4対3と1点差に詰め寄りました。

ナショナルズは、9回表に1点を追加して5対3と2点差となり、9回裏はクローザーのハンドをマウンドに送りました。 先頭のセグラが二塁打で出塁し、続くリアルミュートは三振、ハーパーは四球で出塁して、1アウト1,2塁で、打席にはマカッチェン。マカッチェンが、ライトスタンドへ逆転サヨナラとなる3ランホームラン。

この試合を終えて、フィリーズは、首位メッツに3.5ゲーム差。そのメッツは、デグロムが故障者リスト入りするなど、万全な体制ではありません。さらにメッツは、NYヤンキース、BOSレッドソックス、LAドジャース、SFジャイアンツといった、優勝争いをしている強豪チームとの対戦が数多く残っています。一方のフィリーズは、PITパイレーツ、ARIダイヤモンドバックスと7試合ずつ、COLロッキーズと4試合、BALオリオールズと3試合予定されており、優勝争いから完全に脱落したチームとの対戦が多く、日程的に恵まれています。 このように、フィリーズの逆転優勝の可能性が高いと考えられますので、フィリーズがTDLでどんなトレードをするか注目しています。

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HOU 8, SEA 11 (JUL.26 @SEA)

最近はSEAマリナーズの試合を取り上げる機会が増えました。そのくらい、SEAマリナーズの躍進が目に留まります。この日も見事な逆転勝利でした。

1回表に、HOUアストロズがタッカーの3ランホームランなどで、6点を先取しました。

初回に6点も取られたら、意気消沈して逆転しにくいものです。アストロズは4,5回に1点ずつを加え、マリナーズは4回裏に3点を返して、8対3とアストロズ5点リードの状態で、5回裏を迎えました。そこで、マリナーズの生え抜きカイル・シーガーが、3ランホームランを放ち、8対6と2点差に詰め寄りました。

6回裏には、ロングJrのタイムリーヒットで、8対7と、ついに1点差にまで迫りました。

8回の裏、ヒットと2つの四球で、2アウト満塁の場面で、ムーアが逆転満塁ホームランを放ち、11対8と大逆転しました。

これでマリナーズは、西地区首位のアストロズに6ゲーム差、ワイルドカード争いでは、OAKアスレチックスに1ゲーム差と、プレーオフ進出の確率が高くなってきました。

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JUL.26 大活躍の日本人選手

大谷翔平 LAA 5勝目

大谷翔平が先発登板し、7回を1失点で、5勝目をマーク。打者としても2番バッターとして出場し、4打数1安打1打点。シーズン14個目となる盗塁も決めました。投げて、打って、走って、大車輪の活躍です。

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LAD 1, SF 2 (JUN.27 @SF)

ナ・リーグ西地区の首位対決。ミスが命取りになりました。

ナ・リーグでチーム防御率1位がLAドジャース、2位がSFジャイアンツ。チームOPSは1位がSFジャイアンツ、2位がLAドジャースと、ナ・リーグ全体でも1,2を争うチーム同士の対決です。

この日は、ドジャース先発のウリアスと、ジャイアンツ先発のウェッブがともに好投し、投手戦となりました。

ドジャースは、5回表マッキニーのタイムリーヒットで、1対0と先制。

ジャイアンツは、6回裏ポージーのタイムリーヒットで、1対1の同点に。

試合を決めたプレーは、8回にありました。1アウト1,2塁で、ジャイアンツのラフがセカンドゴロを打ちました。ゴロを取ったセカンドのマンシーが1塁ランナーにタッチに行きますが、タッチできず、一塁手のベリンジャーに送球しフォースアウトに。ベリンジャーは、三塁を狙った2塁ランナーをアウトにしようと三塁へ送球しますが、これが大きく逸れて悪送球。その間にランナーがホームに還り、2対1とジャイアンツが勝ち越し。これが決勝点。痛いミスでした。

9回表を、マギーが抑えて、21セーブ目。7回から、左腕ガルシア、右下手投げのロジャース 、左腕マギーと1イニングずつ0点に抑え、盤石の試合は運びで勝利しました。この3人にアルバレスを加えた4人が、完璧なブルペン投手陣を支えています。

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JUL.27 大活躍の日本人選手

大谷翔平 LAA 36号ホームラン

大谷翔平が36号ホームランを打ち、2位に4本差を付けました。なおエンゼルスは3対12でCOLロッキーズに敗れました。

NYY 3, TB 1 (JUL.28 @TB)

プレーオフ進出のためには、一つでも多く勝ちたいNYヤンキース。勝率5割を超えるチームが4チームもある東地区の戦いは熾烈です。

この日は、TBレイズ、NYヤンキースともに、投手がしっかり抑え、1対1の同点のまま延長戦に入りました。延長10回表、ノーアウト1,2塁の場面で、ヤンキースのジャッジが二遊間にタイムリーヒットで、1点を勝ち越し、ワイルドピッチでさらに1点を追加して、3対1となりました。

10回裏は、チャップマンが登板し、四球を出してランナー1,2塁としますが、ロウ、クルーズというレイズの強打者2人を三振に打ち取り2アウト。最後の打者メヒアが、ポップフライを打ちあげました。ところが、ファーストのルメイユが危うく落球しそうになりヒヤッとしましたが、地面スレスレで捕球しゲームセット。

ヤンキースはこの日こそ勝利したものの、厳しい状況が続きます。

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ATL 1, NYM 2 (JUL.28 @NYM)

優勝争いが熾烈な、ナ・リーグ東地区の試合です。

3回裏に、NYメッツはマクニールのタイムリーヒットで、1点を先制しました。

6回表、ATLブレーブスは、ライリーのホームランで1対1の同点に追いつきました。

7回裏、メッツは、代打のドルーリーがソロホームランを打ち、2対1と勝ち越しました。ドルーリーは2試合連続のホームランです。

8回表、ノーアウト1,2塁のピンチを、ループ、ファミリアと繋いで、ブレーブスのフリーマン、ライリー、スワンソンの3,4,5番を打ち取り、0点に抑えました。

9回表、抑えのディアスが登板しますが、先頭打者のアルモンテに二塁打を打たれました。1アウト後、アドリアンサにライト前ヒットを打たれ、あわや同点と思われましたが、ライトのコンフォートが、ホームへストライク送球し、二塁ランナーのアルモンテがタッチアウトに。後続も抑えて、2対1でメッツが勝利。コンフォートのスーパーファインプレーでした。

メッツは、他地区の対戦で、NYY, BOS, LAD, SFと強豪チームとの対戦を沢山残しています。そのため、ナ・リーグ東地区の同地区対決は落とせない状況です。勝率は低いながらも、首位争いの激しいナ・リーグ東地区から目が離せません。 

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JUL.28 大活躍の日本人選手

大谷翔平 LAA 37号ホームラン

大谷翔平が2試合連続のホームランで、37号ホームラン。2位に5本差で独走態勢となってきました。チームも8対7でCOLロッキーズに勝利。

LAD 0, SF 5 (JUL.29 @LAD)

先発クエトが、5回2/3を被安打4、与四球2、5奪三振、無失点に抑え、その後を、4投手(ガルシア、レオン、ロジャース、マギー)が1安打も許さず、完封勝利。SFジャイアンツは、投手陣が完璧です。ドジャースは、TDLで大物選手を取りそうです。この2チームの対決は3試合しか残っていません。さて地区優勝はどうなるでしょう。

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順位(7月29日時点)

アメリカンリーグ:

①東地区:NYヤンキースとTORブルージェイズは、ワイルドカード争いも厳しい状況ですが、特にヤンキースはTDLに向けて積極的に動いています。どうなるでしょうか。

②中地区:首位CHIホワイトソックスは負けが込んでいますが、2位に8ゲーム差と大きくリード。この地区の首位は変わらないでしょう。

③西地区:SEAマリナーズが、ワイルドカード争いで頑張っています。マリナーズは、HOUアストロズ、OAKアスレチックスとの直接対決が、8・9月に組まれていますので、逆転もあり得ます。

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ア・リーグ順位表 7/29時点(MLB公式サイトより)

ナショナルリーグ:

①東地区:相変わらず、NYメッツが唯一勝ち越しているチームで、首位をキープ。2位のPHIフィリーズが、最近の試合で大逆転勝利をしていて、面白い存在です。

②中地区:MILブルワーズ、CINレッズともに3連勝で、ゲーム差は変わらず。2位のCINレッズは、ワイルドカード争いでも5.0ゲーム差です。これ以上離されてはいけません。

③西地区:上位3チームのハイレベルな争いが、非常に面白い地区です。SFジャイアンツが、LAドジャースとの3連戦を2勝1敗と勝ち越して頭一つ抜け出しました。しかし、トレードデッドラインに向けた新戦力加入によっては、どこが首位になってもおかしくない状況です。

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ナ・リーグ順位表 7/29時点(MLB公式サイトより)

次回は、TDLのトレードについて、書いてみようと思っています。

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