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メジャーリーグ全30チームを網羅するように、メジャーリーグ移籍情報・順位予想・成績などをできるだけ公平な目線で書いています。

2021年トレードデッドライン(ア・リーグ移籍情報)

トレードデッドラインが終了しましたので、ポストシーズン進出を狙っている買い手のチームを中心に、移籍情報をまとめてみました。

順位表(TDL直前)

ア・リーグ

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ア・リーグ順位表 7/29時点(MLB公式サイトより)

ポストシーズン進出を狙って買い手に回ったのは、東地区はBOS,TB,NYY, TORの4球団、中地区はCWSのみ、西地区はHOU, OAK, SEAの3球団の合計8球団です。この順位表では、TORがワイルドカードに4.5ゲーム差で最も離れています。CLEは5.5ゲーム差で、主力選手を放出して売り手に回りました。勝率5割のLAAも、先発ヒーニーを放出するなど、売り手に回っています。ゲーム差が5以上離されると、今シーズンより、来シーズンを目指した方が得策と考えるのかもしれません。残り試合が60試合を切っていますので、5ゲーム差の逆転は難しいと考えるのが自然です。

では、地区ごとに買い手に回ったチームの補強を見ていきましょう。

ア・リーグ東地区

BOSレッドソックス、NYヤンキース、TBレイズ、TORブルージェイズが獲得した主な選手は以下の通りです。

Name Pos 放出 獲得
ハンセル・ロブレス RP MIN BOS
カイル・シュワーバー OF WAS BOS
アンドリュー・ヒーニー SP LAA NYY
ジョエリー・ロドリゲス RP TEX NYY
クレイ・ホームズ RP PIT NYY
ジョーイ・ギャロ OF TEX NYY
アンソニー・リゾ INF CHC NYY
ショーン・アームストロング RP BAL TB
ジョーダン・ルプロウ OF CLE TB
ネルソン・クルーズ DH MIN TB
ホセ・べリオス SP MIN TOR
ブラッド・ハンド RP WAS TOR
ホアキム・ソリア RP ARI TOR
トレバー・リチャーズ RP MIL TOR

思い切ったのは、NYヤンキースです。首位と8.5ゲーム差、ワイルドカードでも3.5ゲーム差もありながら、ギャロとリゾという長距離打者を獲得しました。ア・リーグで下位から2番目の得点力不足を解消しようという意図が感じられます。先発投手もヒーニーをLAエンゼルスから獲得しました。
TORブルージェイズは、得点能力が高いので、余剰戦力だったテレスを放出し、投手を4人補強しました。
TBレイズは、先発のリッチ・ヒルと、救援のカスティーヨを放出しながら、クルーズという強打者を補強するなど、非常にうまいトレードを敢行しました。
BOSレッドソックスは、一塁手が必要なので、アンソニー・リゾを取りたいところでしたが、ヤンキースが獲得したため、シュワーバーに落ち着いたのではないかと思います。ヤンキースは、レッドソックスのトレードを邪魔したとも言えます。
そういった点からも、私はヤンキースが東地区でトレードの最も成功したチームだと思います。ポストシーズン争いは、どうなるでしょうか。

ア・リーグ中地区

CHIホワイトソックスが獲得した主な選手は以下の通りです。

Name Pos 放出 獲得
クレイグ・キンブレル RP CHC CWS
ライアン・テペラ RP CHC CWS
シーザー・ヘルナンデス INF CLE CWS

救援投手と二塁手を獲得し、必要な選手を獲得しました。特に救援投手はキンブレルを獲得し、ブルペンの戦力が大幅にアップしました。

この地区は、ホワイトソックス以外は、売り手に回りましたので、無風地区で、地区優勝はホワイトソックスに確定でしょう。

ア・リーグ西地区

HOUアストロズ、OAKアスレチックス、SEAマリナーズが獲得した主な選手は以下の通りです。

Name Pos 放出 獲得
フィル・マトン RP CLE HOU
イーミ・ガルシア RP MIA HOU
ケンドール・グレーブマン RP SEA HOU
ラファエル・モンテロ RP SEA HOU
アンドリュー・チェイフィン RP CHC OAK
スターリン・マルテ OF MIA OAK
ジョッシュ・ハリソン INF WAS OAK
ヤン・ゴームズ C WAS OAK
タイラー・アンダーソン SP PIT SEA
ジョー・スミス RP HOU SEA
ディエゴ・カスティーヨ RP TB SEA
エイブラハム・トロ INF HOU SEA

HOUアストロズは、得点能力が高く、先発投手も充実していますが、抑えのプレスリー以外の救援投手陣が弱点でした。そのため、救援投手4人を補強しました。的確な戦力補強です。

SEAマリナーズは、グレーブマンとモンテロをHOUアストロズに放出し、代わりにスミスとカスティーヨを補強しました。グレーブマンの放出は疑問を感じます。この救援投手のトレードが、どういう結果になるか注目したいです。先発投手のアンダーソンは、ダンとシェフィールドが故障者リスト入りしているので、そのカバーになります。また、トロの獲得は、打率ア・リーグ最下位というマリナーズ打線の戦力アップになるでしょう。

OAKアスレチックスは、積極的に戦力補強しました。 投手力が高いチームですが、チェイフィンを獲得し、盤石な投手陣を形成しました。課題の打線には、マルテ、ゴームズ、ハリソンの3人を獲得し、戦力アップを図りました。

西地区では、アスレチックスの補強が目立ちます。

次回は、ナ・リーグのトレードについて、書いてみようと思っています。

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