トレードデッドラインが終了しましたので、ポストシーズン進出を狙っている買い手のチームを中心に、移籍情報をまとめてみました。
順位表(TDL直前)
ア・リーグ
ポストシーズン進出を狙って買い手に回ったのは、東地区はBOS,TB,NYY, TORの4球団、中地区はCWSのみ、西地区はHOU, OAK, SEAの3球団の合計8球団です。この順位表では、TORがワイルドカードに4.5ゲーム差で最も離れています。CLEは5.5ゲーム差で、主力選手を放出して売り手に回りました。勝率5割のLAAも、先発ヒーニーを放出するなど、売り手に回っています。ゲーム差が5以上離されると、今シーズンより、来シーズンを目指した方が得策と考えるのかもしれません。残り試合が60試合を切っていますので、5ゲーム差の逆転は難しいと考えるのが自然です。
では、地区ごとに買い手に回ったチームの補強を見ていきましょう。
ア・リーグ東地区
BOSレッドソックス、NYヤンキース、TBレイズ、TORブルージェイズが獲得した主な選手は以下の通りです。
Name | Pos | 放出 | 獲得 |
---|---|---|---|
ハンセル・ロブレス | RP | MIN | BOS |
カイル・シュワーバー | OF | WAS | BOS |
アンドリュー・ヒーニー | SP | LAA | NYY |
ジョエリー・ロドリゲス | RP | TEX | NYY |
クレイ・ホームズ | RP | PIT | NYY |
ジョーイ・ギャロ | OF | TEX | NYY |
アンソニー・リゾ | INF | CHC | NYY |
ショーン・アームストロング | RP | BAL | TB |
ジョーダン・ルプロウ | OF | CLE | TB |
ネルソン・クルーズ | DH | MIN | TB |
ホセ・べリオス | SP | MIN | TOR |
ブラッド・ハンド | RP | WAS | TOR |
ホアキム・ソリア | RP | ARI | TOR |
トレバー・リチャーズ | RP | MIL | TOR |
思い切ったのは、NYヤンキースです。首位と8.5ゲーム差、ワイルドカードでも3.5ゲーム差もありながら、ギャロとリゾという長距離打者を獲得しました。ア・リーグで下位から2番目の得点力不足を解消しようという意図が感じられます。先発投手もヒーニーをLAエンゼルスから獲得しました。
TORブルージェイズは、得点能力が高いので、余剰戦力だったテレスを放出し、投手を4人補強しました。
TBレイズは、先発のリッチ・ヒルと、救援のカスティーヨを放出しながら、クルーズという強打者を補強するなど、非常にうまいトレードを敢行しました。
BOSレッドソックスは、一塁手が必要なので、アンソニー・リゾを取りたいところでしたが、ヤンキースが獲得したため、シュワーバーに落ち着いたのではないかと思います。ヤンキースは、レッドソックスのトレードを邪魔したとも言えます。
そういった点からも、私はヤンキースが東地区でトレードの最も成功したチームだと思います。ポストシーズン争いは、どうなるでしょうか。
The Rizzo Show continues in the Bronx. @ARizzo44 👊 pic.twitter.com/rwv6ehvJDY
— New York Yankees (@Yankees) 2021年7月30日
Joey G. hits NYC.
— New York Yankees (@Yankees) 2021年7月29日
Welcome aboard, @JoeyGallo24. pic.twitter.com/G6T5P35jQq
Welcome to the big 🍎, Andrew! pic.twitter.com/tAEPlmagBk
— New York Yankees (@Yankees) 2021年7月30日
Welcome to the squad, Clay! pic.twitter.com/kPDjjtT84w
— New York Yankees (@Yankees) 2021年7月27日
ア・リーグ中地区
CHIホワイトソックスが獲得した主な選手は以下の通りです。
Name | Pos | 放出 | 獲得 |
---|---|---|---|
クレイグ・キンブレル | RP | CHC | CWS |
ライアン・テペラ | RP | CHC | CWS |
シーザー・ヘルナンデス | INF | CLE | CWS |
救援投手と二塁手を獲得し、必要な選手を獲得しました。特に救援投手はキンブレルを獲得し、ブルペンの戦力が大幅にアップしました。
— Chicago White Sox (@whitesox) 2021年7月30日
この地区は、ホワイトソックス以外は、売り手に回りましたので、無風地区で、地区優勝はホワイトソックスに確定でしょう。
ア・リーグ西地区
HOUアストロズ、OAKアスレチックス、SEAマリナーズが獲得した主な選手は以下の通りです。
Name | Pos | 放出 | 獲得 |
---|---|---|---|
フィル・マトン | RP | CLE | HOU |
イーミ・ガルシア | RP | MIA | HOU |
ケンドール・グレーブマン | RP | SEA | HOU |
ラファエル・モンテロ | RP | SEA | HOU |
アンドリュー・チェイフィン | RP | CHC | OAK |
スターリン・マルテ | OF | MIA | OAK |
ジョッシュ・ハリソン | INF | WAS | OAK |
ヤン・ゴームズ | C | WAS | OAK |
タイラー・アンダーソン | SP | PIT | SEA |
ジョー・スミス | RP | HOU | SEA |
ディエゴ・カスティーヨ | RP | TB | SEA |
エイブラハム・トロ | INF | HOU | SEA |
HOUアストロズは、得点能力が高く、先発投手も充実していますが、抑えのプレスリー以外の救援投手陣が弱点でした。そのため、救援投手4人を補強しました。的確な戦力補強です。
SEAマリナーズは、グレーブマンとモンテロをHOUアストロズに放出し、代わりにスミスとカスティーヨを補強しました。グレーブマンの放出は疑問を感じます。この救援投手のトレードが、どういう結果になるか注目したいです。先発投手のアンダーソンは、ダンとシェフィールドが故障者リスト入りしているので、そのカバーになります。また、トロの獲得は、打率ア・リーグ最下位というマリナーズ打線の戦力アップになるでしょう。
OAKアスレチックスは、積極的に戦力補強しました。 投手力が高いチームですが、チェイフィンを獲得し、盤石な投手陣を形成しました。課題の打線には、マルテ、ゴームズ、ハリソンの3人を獲得し、戦力アップを図りました。
西地区では、アスレチックスの補強が目立ちます。
Welcome to the Green & Gold, @Starlingmart! pic.twitter.com/SD5LREd8Xa
— Oakland A's (@Athletics) 2021年7月29日
— Oakland A's (@Athletics) 2021年7月30日
次回は、ナ・リーグのトレードについて、書いてみようと思っています。
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