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メジャーリーグ全30チームを網羅するように、メジャーリーグ移籍情報・順位予想・成績などをできるだけ公平な目線で書いています。

2021年トレードデッドライン(ナ・リーグ移籍情報)

トレードデッドラインが終了しましたので、ポストシーズン進出を狙っている買い手のチームを中心に、移籍情報をまとめてみました。

順位表(TDL直前)

ナ・リーグ

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ナ・リーグ順位表 7/29時点(MLB公式サイトより)

ポストシーズン進出を狙って買い手に回ったのは、東地区はATL,NYM,PHIの4球団、中地区CIN, MIL, STLの3球団、西地区はLAD, SD, SFの3球団の合計10球団です。

では、地区ごとに買い手に回ったチームの補強を見ていきましょう。

ナ・リーグ東地区

この地区は3位ATLブレーブスが勝率5割を下回っていますが、首位と4ゲーム差とまだまだ地区優勝が狙える位置にいます。そのため1位から3位までの、NYメッツ、PHIメッツ、ATLブレーブスの3球団が買い手に回りました。その3球団が獲得した主な選手は以下の通りです。

Name Pos 放出 獲得
リッチ・ヒル SP TB NYM
ハビエル・バエス INF CHC NYM
カイル・ギブソン SP TEX PHI
イアン・ケネディ RP TEX PHI
フレディ・ガルビス INF BAL PHI
リチャード・ロドリゲス RP PIT ATL
ホルヘ・ソレア OF KC ATL
アダム・デュバル OF MIN ATL
エディ・ロサリオ OF CLE ATL
ジョク・ピダーソン OF CHC ATL
スティーブン・ボート C ARI ATL


PHIフィリーズは、先発投手、救援投手、内野手をそれぞれ1人ずつ補強しました。先発投手は、ウィーラーとノラ以外に安定した投手が必要でした。救援投手は、数も質も足りないので補強が必要でした。内野手も、ショートのグレゴリウスの調子が悪いので補強が必要でした。その3ポジションを補強できたので良いトレードだったと思います。フィリーズは後半戦の対戦相手に恵まれているので、逆転優勝の可能性が十分に考えられます。
NYメッツは、先発投手のカラスコが戦列に復帰しましたが、デグローム、ピーターソンが故障者リスト入りし、ローテーションを回すためにリッチ・ヒルの獲得は絶対に必要でした。デグロームは9月までに復帰する可能性があり、シンダーガードがトミージョン手術明けでシーズン中に戻る可能性もありますので、それまでの間ヒルにはローテーションの穴を埋めてもらうという役割が期待されています。また、ショートのリンドーアが故障者リスト入りしたため、バエスはその穴を埋めるために補強しました。リンドーアが復帰しても、バエスはセカンドもサードも守れるので、長打の打てるバエスの獲得は、得点力アップに繋がります。メッツの補強は、あくまでも直近の故障者の穴埋めという印象です。

ATLブレーブスは、かなり思い切った補強をしました。ロドリゲスの補強でブルペン投手陣が安定します。捕手は必要でしたので、ボートの獲得は戦力アップに直結します。他の野手は、元々チームの得点能力も高いし、こんなに必要かなと思うくらい果敢に獲得しました。

PHIフィリーズとATLブレーブスが、しっかりとした補強をしたので、NYメッツは、故障者の復帰次第では、厳しい首位争いになる可能性があります。

ブレーブスは、スタメンのうち4人が新加入の選手↓↓↓

ナ・リーグ中地区

MILブルワーズ、CINレッズ、STLカージナルスの3球団が獲得した主な選手は以下の通りです。

Name Pos 放出 獲得
ジョン・カーティス RP MIA MIL
ダニエル・ノリス RP DET MIL
エドアルド・エスコバー OF ARI MIL
ロウディ・テレス INF TOR MIL
ルイス・セッサ RP NYY CIN
ジャスティン・ウィルソン RP NYY CIN
マイケル・ギブンズ RP COL CIN
ジョン・レスター SP WAS STL
JA ハップ SP MIN STL

MILブルワーズの投手陣は充実していますが、手堅く救援投手を2人補強して、さらに強化しました。テレスの獲得によって、ボーゲルバック、ヒウラと、低打率であえいでいる一塁手も補いました。また、内野の全てのポジションを守れるエスコバーを補強するなど、優勝を狙って積極的に動きました。

CINレッズは、課題の救援投手の補強をしましたが、ワイルドカードに入れる可能性があるので、必要最低限の補強といった印象です。

STLカージナルスも、ワイルドカード争いに残る可能性にかけて、ベテランの先発投手を2人獲得しました。先発投手がレスター、ハップ、ウェインライトで、捕手がモリーナと、大ベテランぞろいです。名前だけ聞くと、めっちゃ強そうです。

中地区は、ブルワーズがこのまま逃げ切りそうな予感がします。

ナ・リーグ西地区

ハイレベルな地区優勝争いをしている、SFジャイアンツ、LAドジャース、SDパドレスの3チームが獲得した主な選手は以下の通りです。

Name Pos 放出 獲得
トニー・ワトソン RP LAA SF
クリス・ブライアント INF CHC SF
マックス・シャーザー SP WAS LAD
ダニー・ダフィー SP KC LAD
ビリー・マッキニー OF NYM LAD
トレイ・ターナー INF WAS LAD
ダニエル・ハドソン RP WAS SD
ジェイク・マリスニック OF CHC SD
アダム・フレイジャー INF PIT SD

SFジャイアンツは、投手も野手も既に充実した戦力を保有しています。その中で内外野を守れるクリス・ブライアントを獲得したのは、誰かが故障した場合に、大きな意味を持ちます。

LAドジャースは、WASナショナルズからエースのシャーザーと、リードオフマンのターナーを獲得し、投手・野手ともに大きな戦力アップになりました。2人ともワールドシリーズの優勝経験があり、2年連続ワールドシリーズ優勝を視野に入れたトレードだと思います。

SDパドレスは、手堅く救援投手を1人補強し、故障者の発生が発生した場合に備えて、内外野を守れるフレイジャーを獲得して選手層を厚くしました。

2回に分けて、トレードについて書いてきましたが、ドジャースがナショナルズから2人の主力選手を獲得したトレードが、一番衝撃が大きかったです。その2人に限らず、ナショナルズは、主力選手の大半を放出してしまいましたが、大丈夫なのでしょうか。

次回からは、また日々の注目する試合を取り上げていきます。取り上げるチームは、優勝争いしているチーム主体になると思います。(大谷選手のいるLAエンゼルスは特別ですが)

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