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【MLB2021】9月17日~19日(レギュラーシーズン)

9月17日~19日のシリーズで注目した試合やプレーを振り返ります。日本人選手が活躍した試合や、ポストシーズン進出をかけた接戦の白熱した試合を中心に取り上げます。

目次

注目の試合

DET 4, TB 7 (SEP.17 @TB)

延長戦の末、TBレイズがサヨナラ勝ちしたゲームです。

4対1とDETタイガースが3点リードして迎えた9回裏、タイガースはクローザーのソトがマウンドに上がります。チームトップの18セーブをあげている投手ですが、この日はピリッとしません。ヒット2本と四球でノーアウト満塁とし、1アウトも取れずに、フルマーに交代しました。そのフルマーから、レイズのディアスがセンター前タイムリーヒットで、2点を取り、4対3とし、尚もノーアウト1,2塁とします。ワイルドピッチがあり、2塁ランナーが3塁に進塁し、アロサレーナの犠牲フライで、土壇場で4対4の同点として、延長戦に入ります。

延長10回裏、フィリップスが3ランホームランを放ち、サヨナラ勝ち。

レイズは、着実に地区優勝に向かっています。地区優勝へのマジックナンバーは6。

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ARI 3, HOU 4 (SEP.17 @HOU)

延長10回にドラマがあった試合です。

6回2アウトまで、ARIダイヤモンドバックスの先発バンガーナーに、ノーヒットに抑えられていましたが、HOUアストロズのアルトゥーベが、ノーヒットノーランを打ち破る2ランホームランをレフトスタンドに放ち、2対1と逆転しました。

8回に2対2の同点となり、試合は延長戦に。

10回表、ダイヤモンドバックスが1点をあげ、3対2と1点リードします。

10回裏、アストロズは、メイヤーズのヒットで同点に追いつくと、その後満塁とし、マコーミックが死球を受けて、押し出しサヨナラ勝ち。

この勝利で、地区優勝へのマジックナンバーは9。

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ATL 5, SF 6 (SEP.17 @SF)

ナ・リーグ東地区1位と西地区1位の対決。ポストシーズンの前哨戦です。9回に試合が大きく動きました。

SFジャイアンツが4対2と2点リードで迎えた9回表、右下手投げのロジャースがマウンドに立ちました。ATLブレーブスは、右打者のライリー、デュバルがヒットで出塁し、逆に左打者のロサリオがアウトになり、1アウト1,2塁で、打席には右打者のダノー。ダノーが3ランホームランを打ち、5対4と逆転しました。

9回裏、ブレーブスのクローザーのスミスが簡単に2アウトを取ります。しかし、ジャイアンツの代打ソラーノが、起死回生のホームランをレフトスタンドに運び、9回裏2アウトの土壇場で、5対5の同点とします。

延長11回裏、ブレーブスのウェッブが、セカンドへの牽制球を悪送球し、ランナーが3塁に進塁すると、2つの敬遠四球で満塁とします。満塁のチャンスで、ジャイアンツは、代打に投手のゴーズマンを起用します。これが当たって、ライトへ外野フライを打ち、これが決勝の犠牲フライとなり、6対5でサヨナラ勝ち。

ナ・リーグ東地区首位のブレーブスは、これで2位に2ゲーム差。西地区のジャイアンツも首位ですが、2位ドジャースと2ゲーム差に。今週末は、負けられない両チームの戦いに注目です。

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SEP.17 注目の選手

ゲレーロJr. TOR 46号ホームラン

ペレスに1本差、大谷に2本差をつける、ア・リーグ単独トップとなる46号ホームラン。

大谷とのMVP争いも、どちらに軍配が上がるでしょうか。TORブルージェイズがポストシーズン進出を果たせば、ゲレーロJr.の可能性が高まります。また三冠王を取れば、ゲレーロJr.の可能性がさらに一段と高くなります。たとえそうなったとしても、大谷は10勝&ホームラン王となれば、大谷がMVPになるのではないでしょうか。大谷選手には、是非ホームラン王を取ってもらいたいです。

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グレゴリウス PHI ファインプレイ

PHIフィリーズのショート、グレゴリウスが、ダイビングしてゴロを止め、バックトスでセカンドに送球してアウトに。セカンドのセグラも見事にキャッチ。ピンチを救う見事なファインプレイでした。

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SD 3, STL 3 (SEP.18 @STL)

ナ・リーグのポストシーズン進出をかけたチーム同士の対決。

SDパドレスの先発はダルビッシュ。この日のダルビッシュは、素晴らしい投球内容でした。7イニングを投げて、被安打3、9奪三振、無失点と完璧にSTLカージナルス打線を抑えました。

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対するSTLカージナルスの先発は、ウェインライト。ベテラン同士の対決になりました。ウェインライトは、6イニングを投げて、7安打を打たれながらも2失点で、クオリティスタートでした。ウェインライトを支えたのは、カージナルスの守備陣です。

1回表、セカンドのエドマンが、ライト前ヒットになりそうな当たりを、ダイビングして止めるファインプレイ。

パドレスのカラティーニが、ライトのカールソンの頭上を越えた当たりを打ちましたが、カールソンは、ライトフェンスに跳ね返った打球を捕球するやいなや、セカンドにストライク送球し、カラティーニはセカンドベースで、タッチアウトに。7回表ノーアウトで出たファインプレイでした。

8回裏、投手がダルビッシュから、パガンに交代すると、カージナルス打線に火がつきました。ベイダーの二塁打とエドマンの犠牲フライで1点を返し、2対1に。続いてゴールドシュミットが四球で出塁すると、オニールがレフトスタンドに2ランホームランを放ち、3対2と逆転しました。

ブッシュスタジアムは、大盛り上がり。カーテンコールが起きました。

カージナルスは7連勝。ワイルドカード争いで、CINレッズに2ゲーム差リード。シーズン終盤の大事なところで7連勝するあたりは、さすが名門球団です。反対にSDパドレスは、2.5ゲーム差に離されました。SDパドレスは、開幕前は期待値が高かったのですが、巻き返せるでしょうか。

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BAL 6, BOS 8 (SEP.19 @BOS)

澤村投手が5勝目を挙げ、この勝利でBOSレッドソックスがワイルドカード争いを一歩リードしました。

試合序盤は、レッドソックスが、JDマルティネスのホームランなどで、5対3と2点リードしていました。

ところが、7回表、レッドソックスのウィットロックが、先頭打者を四球で歩かせたところで、トレーナーと一緒に監督がベンチから出てきて、澤村に交代します。ウィットロックに何か異常があったと思われますが、突然の交代で準備不足だった澤村は、2人続けて四球を与え、ノーアウト満塁のピンチを作り、オリオールズのマンシーニに走者一掃のタイムリー二塁打をうたれ、3点を失い、6対5と、BALオリオールズに逆転されました。

その後、澤村は2人を連続三振に打ち取り、6対5とオリオールズが1点リードの状態でマウンドを降ります。

7回裏、レッドソックスは、4本の長短打で、3点を取って、8対6と逆転しました。

これで澤村が勝利投手となり5勝目。レッドソックスは5連勝。ワイルドカード争いを1ゲームリードしました。

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SEP.19 注目の選手

大谷翔平 LAA 8回10奪三振

2番投手で先発出場した大谷翔平が、8イニングを10奪三振という見事な投球。打者としては、ヒットがなかったものの、2四球で出塁しました。9回裏にLAエンゼルスが2対2の同点に追いついて敗戦は免れたものの、OAKアスレチックスが延長10回に勝ち越して、エンゼルスは敗戦。残念ながら10勝目は達成できず、次回に持ち越しです。

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ロサリオ ATL サイクルヒット

大事な試合でサイクルヒットを達成しました。この日の勝利で、ALTブレーブスは、4連敗をストップさせました。ナ・リーグ東地区首位争いに大きく貢献。ホームランは、貴重なダメ押し点となりました。

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順位(9月19日時点)

アメリカンリーグ:

①東地区:首位TBレイズの地区優勝は確実です。

②中地区:首位ホワイトソックスの地区優勝も確実です。

③西地区:首位HOUアストロズの地区優勝も確実です。

④ワイルドカード:地区優勝は3地区とも確実と言っていいですが、ワイルドカード争いは激しいです。WC2つの座を、BOS, TOR, NYY, OAK, SEAの東地区3チームと西地区2チームの計5チームが激しく争っています。BOS, TORがリードしていて、NYYは連敗で、ワイルドカード2位の位置まで、1.5ゲーム差と差が広がりました。OAKは、2.0ゲーム差に詰め寄りましたが、SEAは4.0ゲーム差。SEAは、かなり厳しい状況です。OAKは、東地区の3チームが星を潰しあうと、浮上する可能性は十分にあります。

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ア・リーグ順位表 9/19時点(MLB公式サイトより)

ナショナルリーグ:

①東地区:2位のPHIフィリーズが、首位ATLブレーブスに2.0ゲーム差まで追い上げてきました。このまま3ゲーム差以内に保って、9月末の直接対決を迎えて欲しいです。

②中地区:9月18日に首位MILブルワーズのポストシーズン進出が確定。地区優勝へのマジックナンバーは3。

③西地区:ポストシーズン進出を決めた、SFジャイアンツとLAドジャース。どちらが地区優勝するでしょうか。9月19日現在、SFジャイアンツが1ゲーム差でリード。

④ワイルドカード:WC2位の座を、STL, CIN, PHI, SDの4チームが争っています。STLカージナルスが、ワイルドカードの座を争うCIN, NYM, SDに8連勝して、CINに3.0ゲーム差をつけました。こういう大事な時期に、ライバルチームに連勝するあたりが、名門球団たる所以です。

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ナ・リーグ順位表 9/19時点(MLB公式サイトより)

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