9月24日~26日の試合を振り返ります。ポストシーズン進出をかけた接戦の白熱した試合を中心に取り上げます。
目次
注目の試合
SEA 6, LAA 5 (SEP.24 @LAA)
ワイルドカードの座をかけて、2ゲーム差でNYヤンキースを追いかけているSEAマリナーズが接戦を制しました。
マリナーズは、4対4の同点で迎えた7回表、無死から死球でフレイリーが出塁し、続くクロフォードがセンター前ヒット。送球の間にフレイリーは3塁に進塁し、クロフォードも2塁に進塁します。こういった積極果敢な走塁があとでジワリと効いてきます。続くフランスは遊ゴロを打ちますが、フレイリーが本塁を狙い、悪送球の間に、フレイリーはホームインし、クロフォードは3塁に進塁。続くハニガーの中飛が犠牲フライとなり、さらに1点追加し、6対4と勝ち越し。
7回表は、死球、安打、内野ゴロ、外野フライと、たった1本のシングルヒットで、マリナーズは2点を取りました。
マリナーズは、7回裏に、ヒット2本と四球で、1点を失い、6対5と1点リードで、最終回の9回裏を迎えます。9回裏は、最近毎日のように投げているシーウォルドが、マウンドに上がります。一死ランナー無しで、大谷翔平を敬遠四球。1点を争うゲームなので仕方ないですが、ランナー無しでも敬遠されるのは、ホームラン王を争う大谷にはつらいです。この日マリナーズは、大谷を4回も四球で歩かせました。大谷が四球で出塁後、ゴセリンに二塁打を打たれ、ウォルシュを敬遠四球で歩かせ、一死満塁としますが、三振と内野ゴロで、0点に抑え、6対5でマリナーズが勝ちました。
Paul Sewald. Enough said. #SeaUsWald pic.twitter.com/TPNwI0cSkH
— Seattle Mariners (@Mariners) 2021年9月25日
これで6連勝とし、ワイルドカード2位を離されずに2ゲーム差で追いかけています。
PIT 6, PHI 8 (SEP.24 @LAA)
ナ・リーグ東地区首位を2ゲーム差で追いかける、PHIフィリーズが逆転勝利。
5対6とフィリーズが1点ビハインドで迎えた7回裏、グレゴリウスがライトスタンドに3ランホームランを放ち、8対6と逆転しました。
Didi done did it. #RingTheBell pic.twitter.com/amoBW05kkS
— Philadelphia Phillies (@Phillies) 2021年9月25日
ただ、フィリーズは、ブルペン投手陣があまり強力ではないので、ここから苦労します。8回表、中継ぎ投手のネリスが、安打と2四球で作った二死満塁のピンチを招きます。ジラルディ監督がマウンドに向かいますが、ネリスが胸を叩いて「俺に任せろ」というジェスチャーを見せます。そのまま続投し、強打者のケブライアン・ヘイズを投ゴロに抑えて、無失点で切り抜けました。
See you tomorrow?!https://t.co/OUVLf7MuzR pic.twitter.com/Hw2m4IZzba
— Philadelphia Phillies (@Phillies) 2021年9月25日
9回表は、クローザーのケネディが2人のランナーを出しながらも、無失点で抑えて、8対6で勝利。この日、ダブルヘッダーだった、首位ATLブレーブスが1勝1敗だったので、0.5ゲーム差を縮め、1.5ゲーム差に詰め寄りました。9月28日からの直接対決が待ち遠しいです。
NYY 5, BOS 3 (SEP.25 @BOS)
ワイルドカードの座を争うチーム同士の対戦。
1対2と、NYヤンキースが1点ビハインドで迎えた8回表、レッドソックスの投手ハウクが三振を2つとった後、四球を2つ与え、二死1,2塁とし、投手がヘルナンデスに交代します。リゾが死球で出塁して、二死満塁となり、スタントンがレフトスタンドに豪快な満塁ホームランで、5対2と逆転しました。
Let the boys be boys... SLAM. pic.twitter.com/rtdlOp23EU
— New York Yankees (@Yankees) 2021年9月25日
9回裏、ヤンキースのクローザーのチャップマンが、ダルベックにホームランを打たれて、5対3としますが、そのまま逃げ切って勝利。これで、ヤンキースとレッドソックスが、88勝67敗で並びました。追いかけてくるTORブルージェイズに2ゲーム差を付けました。
ATL 10, SD 8 (SEP.25 @SD)
ATLブレーブスは、この日の勝利で、2位フィリーズとの差を1.5ゲーム差のまま保ち、逆にSDパドレスは、この日の敗戦で、ポストシーズン進出を逃しました。
試合は、3対3の同点で迎えた5回裏、SDパドレスのマチャッドが満塁ホームランを打ち、7対3と、パドレスが4点をリードしました。
追いかけるATLブレーブスは、6回表、ピーダーソンの二塁打で1点を返し、ソレアが3ランホームランを放ち、7対7の同点に追いつきました。
Please leave your appreciation for @solerpower12 below this Tweet. Thank you.#ForTheA pic.twitter.com/ax59mJeh5K
— Atlanta Braves (@Braves) 2021年9月26日
6回裏に、パドレスは1点を入れ、8対7と再び勝ち越しますが、ATLブレーブスは、9回表、ロサリオのタイムリーヒットで、8対8と再び同点に追いつきます。
👏👏 @EddieRosario09 👏👏#ForTheA pic.twitter.com/sPerwlcvAL
— Atlanta Braves (@Braves) 2021年9月26日
延長10回表、ソレアが二塁打を打ち、ついに9対8と1点リード。
.@solerpower12 delivers again!#ForTheA pic.twitter.com/lnIJA11NnR
— Atlanta Braves (@Braves) 2021年9月26日
その後、アルビーズの犠飛も出て、10対8で勝利しました。
この日打点を挙げた選手を見ると、ピーダーソン、ソレア、ロサリオ等、TDL前のトレードで獲得した野手の活躍が目立ちます。ケガでアクーニャJr.が離脱した時には、ATLブレーブスの得点力は落ちると思われましたが、ピーダーソン、ソレア、ロサリオ、デュバルといった選手を思い切って補強して、後半戦は格段に得点力が上がりました。
SEP.25 注目の選手
大谷翔平 LAA 1試合2本の三塁打
残念ながらホームランはでませんでしたが、1試合に2本の三塁打。
STL 7, COL 5 (SEP.26 @COL)
STLカージナルスが16連勝。ポストシーズン進出へマジック1です。
ゴールドシュミットのホームランで、1対0と先制。
Goldy gone 464 ft. to dead center! pic.twitter.com/QGUAAnYhc7
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) 2021年9月26日
その後、CHIカブスに2点を返され、1対2となりますが、8回表二死から、ベイダーのホームランで、2対2の同点に。
AY BAY BADER
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) 2021年9月26日
🤟🤟 pic.twitter.com/V2J3nVJIy2
9回表には、2四球とヒットで満塁の後、暴投や内野ゴロの間に2点を追加し、4対2と勝ち越しました。
9回裏には、サードフライを、名手アレナドが足を滑らせて、捕球できないエラーもありました。さらに、そのプレイが、インフィールドフライか、ダブルプレイかで抗議となり、監督の退場もありましたが、なんとか無失点で切り抜け、カージナルスが16連勝としました。
NYY 6, BOS 3 (SEP.26 @BOS)
ワイルドカード1,2位を争う両チームの対戦。サンデーナイトゲームに相応しい、白熱したシーソーゲームになりました。
試合序盤は、ルメイユが攻守に活躍しました。3回裏、レフト線二塁打となりそうな当たりを捕って、ファウルグランドから一塁へ大遠投して、サードゴロにしました。
DJ ➡️ Rizzo = Out. pic.twitter.com/E8PBJPOOL4
— New York Yankees (@Yankees) 2021年9月27日
5回表、ヤンキースが1対1の同点に追いついた直後、ルメイユがライト前タイムリーヒットで、2対1と勝ち越し。
DJ turn it up 🦾 pic.twitter.com/ihSKg1RaSe
— New York Yankees (@Yankees) 2021年9月27日
5回裏、ルメイユが三塁線の鋭いゴロを捕り、5‐4‐3のダブルプレイ。
He is The Machine. pic.twitter.com/SLokeEdMJB
— New York Yankees (@Yankees) 2021年9月27日
7回裏、BOSレッドソックスがバスケスの犠飛で2対2の同点に追いついた後、シュワーバーが打ったサードファウルフライを、名手ルメイユが落球。アウトを免れたシュワーバーは、次はレフトにフライを打ちあげ、アウトかと思われましたがが、それを今度はギャロが落球し、BOSレッドソックスが3対2と勝ち越しました。
こうなると、流れはBOSレッドソックスにいくところですが、8回表、ジャッジが一死2,3塁のチャンスで二塁打を放ち、4対3とヤンキースが逆転します。
The Judge. For the lead. pic.twitter.com/at3IM9OmeG
— New York Yankees (@Yankees) 2021年9月27日
そしてスタントンが、レフトへ特大の2ランホームランを放ち、6対3と試合を決定づけました。
Ladies and gentlemen, Big G has left the building. pic.twitter.com/leXl5sI4YV
— New York Yankees (@Yankees) 2021年9月27日
これでヤンキースは、レッドソックを敵地で3連勝スイープし、ワイルドカード1位の座につきました。しかし、ヤンキースの後を、それぞれ1ゲーム差ずつの差でBOS,TOR,SEA,OAKと続いていますので、まだヤンキースは安穏としていられません。
SEP.26 注目の選手
大谷翔平 LAA 7回10奪三振
LAAの大谷翔平が、7イニングを投げて10奪三振、1失点の好投でしたが、後続のブルペン投手がSEAマリナーズに勝ち越しを許し、勝利投手にはなれませんでした。シーズン最後の同じくSEAマリナーズ戦で、10勝目をかけて先発ということになりそうです。
順位(9月26日時点)
アメリカンリーグ:
①東地区:9月25日に、TBレイズの2年連続地区優勝が決定。
②中地区:9月23日に、CHIホワイトソックスの地区優勝が決定。
③西地区:首位HOUアストロズは、地区優勝へマジック2。
④ワイルドカード:最後まで、ワイルドカード2つの座を、どの球団が獲得するか全く分かりません。NYY, BOS, TOR, SEA, OAKの東地区3チームと西地区2チームの計5チームが激しく争っています。東地区のNYYとTORが直接対決があり、ここで趨勢が決まるでしょう。BOSは、BALとWASという下位チームとの対戦なので有利です。 西地区のSEAとOAKも3連戦があり、どちらかが3連勝すれば、そのチームにワイルドカードのチャンスがありますが、勝敗を分け合うようだと、東地区の2チームにチャンスは奪われるでしょう。
ナショナルリーグ:
①東地区:首位ATLブレーブスは、2位のPHIフィリーズに2.5ゲーム差。9月28日~30日の直接対決3連戦で、PHIフィリーズが3連勝すれば逆転しますが、どうなるでしょうか。
②中地区:9月26日に、MILブルワーズの地区優勝が決定。
③西地区:9月26日現在、SFジャイアンツが2ゲーム差でリード。最後まで分かりません。
④ワイルドカード:STLカージナルスが16連勝で、マジック1。
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