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【MLB 2021年 レビュー】マイアミ・マーリンズ

今回は、ナ・リーグ東地区4位のマイアミ・マーリンズです。

2021年順位表

今年は、67勝95敗で、ナ・リーグ東地区の4位でした。マーリンズは、TDL前にレギュラークラスの外野手を挙ってトレードに出しましたが、それ以上にWASナショナルズが主力選手を大放出して、WASが後半戦失速したため、マーリンズは最下位を免れました。

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野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点14位、打率14位、OPS15位と、完全に力不足でした。ポストシーズン進出の可能性が低かったため、シーズン途中で、デュバル、マルテ、ディカーソンと、3人のレギュラー外野手を放出してしまいました。そのような中で、期待できる若手選手が出てきました。

MIAマーリンズ 打撃成績
Rk Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
1 C Jorge Alfaro 28 92 295 22 72 4 30 8 .244 .283 .342 .625
2 1B Jesus Aguilar 31 131 449 49 117 22 93 0 .261 .329 .459 .788
3 2B Jazz Chisholm* 23 124 464 70 115 18 53 23 .248 .303 .425 .728
4 SS Miguel Rojas 32 132 495 66 131 9 48 13 .265 .322 .392 .713
5 3B Brian Anderson 28 67 233 24 58 7 28 5 .249 .337 .378 .715
6 LF Corey Dickerson* 32 63 205 27 54 2 14 2 .263 .324 .380 .705
7 CF Starling Marte 32 64 233 52 71 7 25 22 .305 .405 .451 .856
8 RF Adam Duvall 32 91 314 41 72 22 68 5 .229 .277 .478 .755
Rk Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
9 OF Lewis Brinson 27 89 274 24 62 9 33 1 .226 .263 .376 .639
10 IF Isan Diaz* 25 89 238 25 46 4 17 1 .193 .293 .282 .575
11 IF Jon Berti 31 85 233 35 49 4 19 8 .210 .311 .313 .624
12 OF Jesus Sanchez* 23 64 227 27 57 14 36 0 .251 .319 .489 .808
13 RF Garrett Cooper 30 71 215 30 61 9 33 1 .284 .380 .465 .845
14 CF Magneuris Sierra* 25 123 209 27 48 0 5 11 .230 .281 .268 .549
15 C Sandy Leon# 32 83 202 15 37 4 14 0 .183 .237 .267 .505
16 OF Bryan De La Cruz 24 58 199 17 59 5 19 1 .296 .356 .427 .783
17 IF Joe Panik* 30 53 122 8 21 1 7 2 .172 .241 .221 .462
18 1B Lewin Diaz* 24 40 122 16 25 8 13 0 .205 .242 .451 .693
19 C Alex Jackson 25 42 108 11 17 3 12 0 .157 .260 .278 .538
    Team Totals 28.2 162 5348 623 1244 158 594 106 .233 .298 .372 .671
    Rank in 15 NL teams     12 14 14 13   2 14 15 14 15
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Generated 10/20/2021.

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

シーズン序盤から、ジャズ・チザムが、バーティに代わりセカンドのレギュラーポジションを確保しました。三振が多く粗削りながら、18本塁打と長打力もあり、23盗塁と足も速い選手です。23歳と若く、これからの成長も期待できます。

ジャズ・チザム↓↓↓

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3人のレギュラー外野手放出後は、ヘスース・サンチェスが、デュバルに代わる長距離打者として活躍し、後半戦だけで14本塁打を打ち、来年以降の活躍が期待できます。サンチェスも23歳です。

ヘスース・サンチェス↓↓↓

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抑えのガルシア投手とのトレードで獲得したブライアン・デラクルスが、8月からスタメンで起用されることが多くなり、長打力のあるところを見せていました。但し、実力を見極めるには試合数が少ないです。来年どうなるか注目したい選手です。

ブライアン・デラクルス↓↓↓

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投手成績

投手成績は防御率・自責点はナ・リーグ15チーム中6位、WHIPは7位、被打率は8位と、ナ・リーグの中で中位の成績を収めました。中でもブルペン投手陣は優れており、ブルペン投手陣の防御率とWHIPは、SF, LAD, SDのナ・リーグ西地区3強チームに次ぐ成績でした。

MIAマーリンズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Sandy Alcantara 25 9 15 3.19 33 33 0 205.2 85 73 201 131 3.42 1.075
SP Trevor Rogers* 23 7 8 2.64 25 25 0 133.0 46 39 157 158 2.55 1.150
SP Pablo Lopez 25 5 5 3.07 20 20 0 102.2 37 35 115 136 3.29 1.120
SP Zach Thompson 27 3 7 3.24 26 14 0 75.0 35 27 66 129 3.69 1.213
SP Jesus Luzardo* 23 4 5 6.44 12 12 0 57.1 41 41 58 65 5.07 1.605
SP Elieser Hernandez 26 1 3 4.18 11 11 0 51.2 26 24 53 100 5.38 1.316
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Dylan Floro 30 6 6 2.81 68 0 15 64.0 25 20 62 149 2.81 1.219
RP Anthony Bass 33 3 9 3.82 70 1 0 61.1 33 26 58 110 4.93 1.288
RP Anthony Bender 26 3 2 2.79 60 1 3 61.1 22 19 71 150 3.19 1.060
RP Richard Bleier* 34 3 2 2.95 68 0 0 58.0 20 19 44 142 3.01 0.983
RP Zach Pop 24 1 0 4.12 50 0 0 54.2 29 25 51 102 3.77 1.427
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Ross Detwiler* 35 2 1 4.96 46 5 0 45.1 26 25 56 85 4.45 1.235
  John Curtiss 28 3 1 2.48 35 2 0 40.0 13 11 40 170 3.22 1.075
  Yimi Garcia 30 3 7 3.47 39 0 15 36.1 18 14 35 121 4.19 1.211
  Jordan Holloway 25 2 3 4.00 13 4 0 36.0 19 16 36 105 4.42 1.361
  Steven Okert* 29 3 1 2.75 34 0 0 36.0 12 11 40 153 4.34 1.028
  Nick Neidert 24 1 2 4.54 8 7 0 35.2 18 18 21 93 5.81 1.514
  Adam Cimber 30 1 2 2.88 33 0 0 34.1 14 11 21 146 3.34 1.194
  Braxton Garrett* 23 1 2 5.03 8 7 0 34.0 20 19 32 84 4.38 1.824
  Cody Poteet 26 2 3 4.99 7 7 0 30.2 17 17 32 84 5.62 1.337
  Paul Campbell 25 2 3 6.41 16 1 0 26.2 24 19 26 66 5.01 1.575
  Edward Cabrera 23 0 3 5.81 7 7 0 26.1 20 17 28 73 6.63 1.633
  Team Totals 26.6 67 95 3.96 162 162 33 1415.0 701 622 1381 106 4.01 1.280
  Rank in 15 NL teams   12 4 6     12 9 7 6 9      
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Generated 10/20/2021.

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

シーズン通してみると、ブルペン投手陣の成績は良かったのですが、シーズン開始早々は、ブルペン投手、特に抑えのアンソニー・バスが苦しみました。当初クローザーを担うと思われていたアンソニー・バスですが、4月上旬のTBレイズ戦、NYメッツ戦で次々とサヨナラ負けや、逆転を許す投球を繰り返し、中継ぎに回ることになりました。中継ぎに回ると、本来の実力を発揮し、シーズン中に離脱することなく、70試合に登板し、防御率3点台と、立派な成績を収めました。

アンソニー・バス↓↓↓

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バスの代わりにクローザーを担ったのが、イーミ・ガルシアですが、TDL前にトレードで出され、後半戦はディラン・フローロがクローザーを担いました。フローロも、シーズン中に離脱することなく、68試合に登板し、防御率2点台と、素晴らしい成績を収めました。

ディラン・フローロ↓↓↓

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先発ローテーションでは、サンディ・アルカンタラが、唯一規定投球回数に達しました。二桁勝利はできませんでしたが、201奪三振、防御率3点台は、チームのエースの成績です。

サンディ・アルカンタラ↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

投打ともに、中心選手になるだろうと予想した選手に誤算がありました。

野手では、サードのブライアン・アンダーソンが、2020年まで3年連続で規定打席をクリアしており、OPSが2年連続.800を上回っていたので、中心打者としての活躍を期待していましたが、開幕当初は調子が上がらず、シーズン中盤には肩の故障で離脱するなど、67試合の出場にとどまりました。

投手では、2020年のポストシーズンで、ダルビッシュ有と投げ合った、シクスト・サンチェスの活躍を期待したのですが、シーズン中に肩の手術を受けるなど、故障のため、今シーズンは全く投げれませんでした。

まとめ

2020年は短縮シーズンながら、勝率5割を超えてポストシーズンに進出しましたが、今年はまたもや勝率5割以下に逆戻りしてしまいました。投手は、シクスト・サンチェスが復帰すれば、東地区の4球団と互角に戦えそうな戦力になりそうです。あとは、打撃陣です。長打力のある若手の成長に期待したいです。

 

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