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【MLB 2021年 レビュー】ロサンゼルス・エンゼルス

今回は、大谷翔平選手の所属するア・リーグ西地区4位のロサンゼルス・エンゼルスです。このチームは、チームの勝敗はさておき、大谷翔平の活躍が際立った1年でした。

大谷翔平MVP

大谷翔平選手が、満票でMVPを獲得しました。イチロー選手以来20年ぶりの日本人MVPです。

2021年順位表

今年は、77勝85敗で、ア・リーグ西地区の4位でした。2014年に地区優勝して以来、ポストシーズン進出を逃しています。勝率5割を超えたのも2015年が最後です。

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野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。大谷選手の本塁打数ばかり注目されていましたが、チーム全体としては、ア・リーグ15チーム中、得点8位、打率6位、OPS9位と、リーグ内では中ほどに位置していました。

LAエンゼルス 打撃成績
Rk Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
1 C Max Stassi 30 87 282 45 68 13 35 0 .241 .326 .426 .752
2 1B Jared Walsh* 27 144 530 70 147 29 98 2 .277 .340 .509 .850
3 2B David Fletcher 27 157 626 74 164 2 47 15 .262 .297 .324 .622
4 SS José Iglesias 31 114 424 57 110 8 41 5 .259 .295 .375 .670
5 3B Jack Mayfield 30 75 232 28 52 10 36 5 .224 .282 .414 .696
6 LF Justin Upton 33 89 318 47 67 17 41 4 .211 .296 .409 .705
7 CF Brandon Marsh* 23 70 236 27 60 2 19 6 .254 .317 .356 .673
8 RF Taylor Ward 27 65 208 33 52 8 33 1 .250 .332 .438 .769
9 DH Shohei Ohtani* 26 155 537 103 138 46 100 26 .257 .372 .592 .965
Rk Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
10 UT Phil Gosselin 32 104 345 40 90 7 47 4 .261 .314 .362 .676
11 OF Juan Lagares 32 112 309 39 73 6 38 1 .236 .266 .372 .638
12 3B Anthony Rendon 31 58 217 24 52 6 34 0 .240 .329 .382 .712
13 C Kurt Suzuki 37 72 219 17 49 6 16 0 .224 .294 .342 .636
14 SS Luis Rengifo# 24 54 174 22 35 6 18 1 .201 .246 .310 .556
15 UT Jose Rojas* 28 61 168 26 35 6 15 2 .208 .277 .399 .676
16 CF Mike Trout 29 36 117 23 39 8 18 2 .333 .466 .624 1.090
17 OF Jo Adell 22 35 130 17 32 4 26 2 .246 .295 .408 .703
18 1B Albert Pujols 41 24 86 9 17 5 12 1 .198 .250 .372 .622
    Team Totals 29.2 162 5437 723 1331 190 691 79 .245 .310 .407 .717
    Rank in 15 AL teams     5 8 7 11   8 6 9 7 9
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/21/2021.

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

注目する選手をピックアップすると、今年は、何といっても大谷翔平選手の活躍でしょう。シーズン中は大谷が本塁打を打ったか打たなかったかをチェックする毎日でした。本塁打46本、100打点、26盗塁という成績を残したものの、タイトルを捕れなかったのは残念でしたが、日本人がMLBで本塁打王争いをするようになるとは想像出来ませんでした。

大谷翔平↓↓↓

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ウォルシュがファーストに定着し、29本塁打、98打点と、DHの大谷と2人でエンゼルス打線の中核を担いました。この2人はオールスターにも選出されました。2人の影響で、一塁・DHという同じポジションのアルバート・プホルスはシーズン途中でLAドジャースに移籍することになりました。

ジャレッド・ウォルシュ↓↓↓

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投手成績

投手成績は、防御率・失点がア・リーグ15チーム中12位、WHIPはア・リーグ15チーム中で13位という下位の成績でした。ヒーニーがシーズン途中でNYヤンキースに移籍したこともあり、100イニング以上投げた投手は、二刀流の大谷だけで、専業の投手たちの不甲斐なさが目立ちました。

LAエンゼルス 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Shohei Ohtani 26 9 2 3.18 23 23 0 130.1 48 46 156 141 3.52 1.090
SP Jose Suarez* 23 8 8 3.75 23 14 0 98.1 45 41 85 119 4.12 1.231
SP Andrew Heaney* 30 6 7 5.27 18 18 0 94.0 56 55 113 85 4.06 1.309
SP Alex Cobb 33 8 3 3.76 18 18 0 93.1 46 39 98 119 2.92 1.264
SP Dylan Bundy 28 2 9 6.06 23 19 0 90.2 64 61 84 74 5.51 1.357
SP Patrick Sandoval* 24 3 6 3.62 17 14 1 87.0 38 35 94 124 4.03 1.207
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Raisel Iglesias 31 7 5 2.57 65 0 34 70.0 25 20 103 174 2.83 0.929
RP Mike Mayers 29 5 5 3.84 72 2 2 75.0 32 32 90 117 3.84 1.293
RP Steve Cishek 35 0 2 3.42 74 0 0 68.1 32 26 64 131 3.74 1.493
RP Junior Guerra 36 5 2 6.06 41 1 0 65.1 45 44 61 74 4.75 1.730
RP Alex Claudio* 29 1 2 5.51 41 0 1 32.2 22 20 30 82 5.10 1.592
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Griffin Canning 25 5 4 5.60 14 13 0 62.2 41 39 62 80 5.48 1.484
  Jaime Barria 24 2 4 4.61 13 11 0 56.2 29 29 35 97 4.88 1.571
  Jose Quintana* 32 0 3 6.75 24 10 0 53.1 45 40 73 66 4.31 1.781
  Tony Watson* 36 3 3 4.64 36 0 0 33.0 18 17 25 97 4.11 1.182
  Aaron Slegers 28 2 2 6.97 29 0 0 31.0 24 24 25 65 5.62 1.871
  Chris Rodriguez 22 2 1 3.64 15 2 0 29.2 14 12 29 124 3.14 1.449
  Andrew Wantz 25 1 0 4.94 21 0 0 27.1 17 15 38 91 4.30 1.244
  Jose Quijada* 25 0 2 4.56 26 0 0 25.2 14 13 38 99 3.09 1.364
  Team Totals 28.2 77 85 4.69 162 162 39 1421.2 804 741 1453 96 4.25 1.382
  Rank in 15 AL teams   10 5 12     8 7 12 12 7      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/21/2021.

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

先発投手で最も活躍したのは、二刀流の大谷翔平選手。打者として本塁打王争いをしながら、投手として、9勝をあげ、156奪三振と、異次元の活躍でした。

大谷翔平↓↓↓

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先発投手は大谷選手以外、不甲斐なさが目立ちましたが、ブルペン投手は活躍しました。特にクローザーのイグレシアスは期待に応え、34セーブとア・リーグ2位のセーブ数をあげました。チームの勝利数が77勝ですから、勝利の44%にイグレシアスが貢献したことになります。

ライセル・イグレシアス↓↓↓

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中継ぎでは、マイク・メイヤーズが、72試合、75イニングを投げ、1年間フルに活躍しました。

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前は、大谷翔平がここまで二刀流で大活躍するとは予想していませんでした。良い方に予想が外れました。野手では、トラウトとレンドンの長期離脱が痛かったです。投手では、キンタナが期待を大きく裏切りました。

まとめ

毎年、投手力を整備するべきと、各方面から言われていても、何故か優秀な投手を獲得できていません。打線は、トラウトとレンドンが復帰して、大谷とウォルシュが今年と同様の成績を残せば、リーグ最強打線になることは間違いありません。トラウト、大谷という球界の宝が所属している間に、投手力を整備して、ポストシーズン進出を果たして欲しいです。

 

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