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【MLB 2021年 レビュー】シカゴ・カブス

今回は、ナ・リーグ中地区4位のシカゴ・カブスです。

2021年順位表

今年は、71勝91敗で、ナ・リーグ中地区の4位。2014年以来、7年ぶりに勝率5割を下回る成績となりました。オールスター前の前半戦で44勝46敗と負け越すと、TDL前に野手の主力選手5人と、好成績のブルペン投手3人を放出し、再建モードに突入しました。その結果、後半戦は27勝45敗と大きく負け越し、最終的に4位に終わってしまいました。

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2021年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点11位、打率11位、OPS10位と、下位の成績でした。

CHIカブス 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Willson Contreras 29 128 413 61 98 21 57 5 .237 .340 .438 .778
1B Anthony Rizzo* 31 92 323 41 80 14 40 4 .248 .346 .446 .792
2B David Bote 28 97 291 32 58 8 35 0 .199 .276 .330 .606
SS Javier Baez 28 91 335 48 83 22 65 13 .248 .292 .484 .775
3B Patrick Wisdom 29 106 338 54 78 28 61 4 .231 .305 .518 .823
LF Joc Pederson* 29 73 256 35 59 11 39 2 .230 .300 .418 .718
CF Rafael Ortega* 30 103 296 44 86 11 33 12 .291 .360 .463 .823
RF Jason Heyward* 31 104 323 35 69 8 30 5 .214 .280 .347 .627
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
OF Ian Happ# 26 148 465 63 105 25 66 9 .226 .323 .434 .757
UT Kris Bryant 29 93 326 58 87 18 51 4 .267 .358 .503 .861
IF Matt Duffy 30 97 289 45 83 5 30 8 .287 .357 .381 .738
MI Sergio Alcantara# 24 89 220 30 45 5 17 3 .205 .303 .327 .630
1B Frank Schwindel 29 56 222 42 76 13 40 2 .342 .389 .613 1.002
2B Eric Sogard* 35 78 169 16 42 1 12 3 .249 .283 .314 .597
2B Nico Hoerner 24 44 149 13 45 0 16 5 .302 .382 .369 .751
CF Jake Marisnick 30 65 128 17 29 5 22 3 .227 .294 .438 .731
C Robinson Chirinos 37 45 97 13 22 5 15 0 .227 .324 .454 .778
  Team Totals 29.1 162 5306 705 1255 210 672 86 .237 .312 .407 .719
  Rank in 15 NL teams     14 11 12 5   4 11 12 9 10
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/24/2021.

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

リゾ、バエス、ブライアント、ピーダーソンという長距離打者4人と、マリスニックの合計5人をTDL前に放出しました。そのため後半戦は大きく負け越したものの、放出された彼らの代わりを務めたオールドルーキーたちが、来年に期待を持たせる活躍をしました。

29歳のフランク・シュウィンデルは、リゾが放出されるとファーストのレギュラーとして出場するようになり、才能が開花しました。8月と9月の2か月間に13本の本塁打を放ち、打率は3割5分近くを打ちました。7月にOAKアスレチックスからDFAされた選手とは思えない活躍ぶりでした。

フランク・シュウィンデル↓↓↓

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今年30歳になったパトリック・ウィズダムは、6月からサードのレギュラーに定着し、その影響でサードのブライアントは外野を守る機会が増え、7月末にはブライアントは、SFジャイアンツにトレードで放出されました。

パトリック・ウィズダム↓↓↓

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今年30歳のラファエル・オルテガは、100試合以上MLBに出場しているので、ルーキーではありませんが、毎年のようにチームが変わるジャーニーマンです。7月に外野のレギュラーに定着し、打率.291、11本塁打、12盗塁という成績を残しました。

ラファエル・オルテガ↓↓↓

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投手成績

投手成績は防御率・自責点・WHIPの全てが、ナ・リーグ15チーム中で13位と、下から3番目の成績でした。

CHIカブス 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Kyle Hendricks 31 14 7 4.77 32 32 0 181.0 101 96 131 89 4.89 1.348
SP Zach Davies 28 6 12 5.78 32 32 0 148.0 99 95 114 74 5.45 1.601
SP Adbert Alzolay 26 5 13 4.58 29 21 1 125.2 66 64 128 93 4.65 1.162
SP Alec Mills 29 6 7 5.07 32 20 1 119.0 75 67 87 84 4.49 1.437
SP Jake Arrieta 35 5 11 6.88 20 20 0 86.1 75 66 74 62 6.11 1.761
SP Trevor Williams 29 4 2 5.06 13 12 0 58.2 37 33 61 84 4.53 1.534
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Craig Kimbrel 33 2 3 0.49 39 0 23 36.2 6 2 64 874 1.10 0.709
RP Rex Brothers* 33 3 2 5.26 57 0 1 53.0 31 31 75 81 4.87 1.434
RP Ryan Tepera 33 0 2 2.91 43 0 1 43.1 14 14 50 147 2.80 0.785
RP Dan Winkler 31 1 3 5.22 47 0 0 39.2 24 23 40 82 5.74 1.563
RP Andrew Chafin* 31 0 2 2.06 43 0 0 39.1 9 9 37 208 2.69 0.839
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Justin Steele* 25 4 4 4.26 20 9 0 57.0 29 27 59 100 5.52 1.351
  Keegan Thompson 26 3 3 3.38 32 6 1 53.1 22 20 55 127 5.16 1.481
  Adrian Sampson 29 1 2 2.80 10 5 0 35.1 15 11 28 153 5.72 1.075
  Dillon Maples 29 1 0 2.59 28 0 0 31.1 10 9 40 166 4.61 1.277
  Tommy Nance 30 1 1 7.22 27 0 0 28.2 23 23 30 60 5.02 1.326
  Codi Heuer 24 3 3 3.14 25 0 2 28.2 12 10 17 137 4.36 1.151
  Michael Rucker 27 0 0 6.99 20 0 1 28.1 25 22 30 62 4.72 1.518
  Adam Morgan* 31 2 1 4.26 34 0 2 25.1 15 12 28 101 5.58 1.342
  Team Totals 29.2 71 91 4.87 162 162 40 1412.2 839 765 1358 88 4.88 1.403
  Rank in 15 NL teams   11 5 13     8 10 14 13 10      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/24/2021.

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

前半戦は、ブルペン投手陣が活躍し、キンブレル、テペラ、チェイフィンの3人がWHIP1.00未満の成績を収めましたが、彼らは全員TDL前にトレードされました。そうなると、後半戦の勝率が悪いのも納得です。

先発では、ヘンドリックスデイビーズの2人が1年間ローテーションを守りました。しかし、デイビーズは6勝止まりで、防御率も5点台と期待した成績は残せませんでした。ヘンドリックスは、シーズン通して安定した投球を披露しました。

カイル・ヘンドリックス↓↓↓

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期待の若手アルゾレイが、勝ち星は5勝ながら、防御率4.58、WHIP1.162というチームの先発ローテーションではトップの成績をおさめました。速球とカーブを主体に奪三振数はイニング数を上回る投球をし、投球内容は期待に応えるものでした。

アドバート・アルゾレイ↓↓↓

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古巣復帰のジェイク・アリエッタには、往年の活躍を期待しましたが、残念ながら5勝にとどまり、防御率は6点を超えるような投球でしたので、8月には自由契約で放出されてしまいました。シーズン終盤は、SDパドレスとマイナー契約しました。

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

投手陣では、デイビーズ、アリエッタが誤算でした。野手は、主力選手5人が放出されては、この成績も仕方ありません。

まとめ

野手は、フランク・シュウィンデル、パトリック・ウィズダム、ラファエル・オルテガ、イアン・ハップが、今年の後半戦の活躍を来シーズンも継続できたら、強力打線になります。チームの浮沈は、投手の補強に掛かっています。先発もブルペンもどちらも補強が必要なので、一筋縄ではいかないでしょう。

 

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