メジャーリーグ ファン ブログ

メジャーリーグ全30チームを網羅するように、メジャーリーグ移籍情報・順位予想・成績などをできるだけ公平な目線で書いています。

【MLB 2021年 レビュー】オークランド・アスレチックス

今回は、ア・リーグ西地区3位のオークランド・アスレチックスです。

2021年順位表

今年は、86勝76敗で、ア・リーグ西地区の3位でした。9月に入ると、NYY, BOS, SEA, TORとワイルドカード争いが激しくなりましたが、その大事なシーズン最後の9月に、12勝15敗と負け越してしまい、ポストシーズン進出を逃しました。また、同じ西地区のSEAマリナーズとの対戦成績が、4勝15敗と大きく負け越したことも、地区3位に終わった要因の一つです。

f:id:supertommy:20211006100304p:plain

2021年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、得点6位、出塁率7位、OPS 8位と、ア・リーグで中ほどの成績でした。打率はリーグ11位と低く、主砲のマット・オルソン以外は、レギュラー選手が軒並み2割5分未満の打率で、確実性にかけました。

OAKアスレチックス 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB SO BA OBP SLG OPS
C Sean Murphy 26 119 393 47 85 17 59 0 114 .216 .306 .405 .710
1B Matt Olson* 27 156 565 101 153 39 111 4 113 .271 .371 .540 .911
2B Jed Lowrie# 37 139 457 55 112 14 69 0 108 .245 .318 .398 .717
SS Elvis Andrus 32 146 497 60 121 3 37 12 81 .243 .294 .320 .614
3B Matt Chapman 28 151 529 75 111 27 72 3 202 .210 .314 .403 .716
LF Mark Canha 32 141 519 93 120 17 61 12 128 .231 .358 .387 .746
CF Ramon Laureano 26 88 341 43 84 14 39 12 98 .246 .317 .443 .760
RF Seth Brown* 28 111 281 43 60 20 48 4 89 .214 .274 .480 .754
DH Mitch Moreland* 35 81 229 28 52 10 30 0 58 .227 .286 .415 .701
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB SO BA OBP SLG OPS
UT Tony Kemp* 29 131 330 54 92 8 37 8 51 .279 .382 .418 .800
CF Starling Marte 32 56 234 37 73 5 30 25 42 .312 .355 .462 .816
RF Chad Pinder 29 75 214 30 52 6 27 1 62 .243 .300 .411 .712
2B Josh Harrison 33 48 185 19 47 2 22 4 25 .254 .296 .341 .637
RF Stephen Piscotty 30 72 173 14 38 5 16 1 48 .220 .282 .353 .635
C Yan Gomes 33 40 131 19 29 5 17 0 31 .221 .264 .366 .631
  Team Totals 30.1 162 5395 743 1283 199 698 88 1349 .238 .316 .406 .722
  Rank in 15 AL teams     10 6 11 8   4 4 11 7 10 8
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/27/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ野手

マット・オルソンが、打率.271、39本塁打、111打点と自己ベストの成績をあげました。2020年は打率2割を下回る成績でしたが、見事に復活し、今年は初のオールスターにも選ばれました。

マット・オルソン↓↓↓

Embed from Getty Images

 

スターリング・マルテは、打率が低く確実性にかける打線にテコ入れするために、MIAマーリンズから7月末にトレードで獲得しました。移籍後は、56試合で、打率 .312、5本塁打、30打点、25盗塁、37得点、OPS .816と期待に応える活躍をしました。長打力のあるオルソンの前の2番を打ち、チームの得点力向上に貢献しました。2021年の盗塁数は、移籍前のMIAで22個、OAKで25個の47個をあげ、MLBトップの数字だったのですが、ア・リーグトップは、KCのメリフィールドの40個、ナ・リーグトップは、WASとLADで活躍したトレイ・ターナーの32個と、ア・リーグでも、ナ・リーグでも、最多盗塁のタイトルを逃す結果となってしまいました。

スターリング・マルテ↓↓↓

Embed from Getty Images

 

投手成績

チーム投手成績は、ア・リーグ15球団中、防御率6位、失点6位、WHIP 6位、被打率7位と、ア・リーグで中ほどの成績でした。防御率やWHIPでは、中ほどの成績ですが、後半戦のブルペン投手陣は、数字以上に打ち込まれた印象があります。Fan Graphsのデータによると、ブルペン投手陣の今シーズン通算WARは1.2で、ア・リーグ15球団で、最下位の成績でした。昨年の最優秀救援投手のヘンドリックスがFAで抜けた影響が大きく出ました。

OAKアスレチックス 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Frankie Montas 28 13 9 3.37 32 32 0 187.0 79 70 207 121 3.37 1.182
SP Sean Manaea* 29 11 10 3.91 32 32 0 179.1 79 78 194 104 3.66 1.227
SP Cole Irvin* 27 10 15 4.24 32 32 0 178.1 94 84 125 96 4.30 1.329
SP Chris Bassitt 32 12 4 3.15 27 27 0 157.1 55 55 159 130 3.34 1.055
SP James Kaprielian 27 8 5 4.07 24 21 0 119.1 55 54 123 100 4.33 1.223
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Lou Trivino 29 7 8 3.18 71 0 22 73.2 32 26 67 129 3.78 1.249
RP Yusmeiro Petit 36 8 3 3.92 78 0 2 78.0 35 34 37 104 4.72 1.038
RP Deolis Guerra 32 4 1 4.11 53 0 0 65.2 34 30 62 99 3.96 1.112
RP Sergio Romo 38 1 1 4.67 66 0 3 61.2 33 32 60 88 4.24 1.249
RP Jake Diekman* 34 3 3 3.86 67 0 7 60.2 29 26 83 106 4.46 1.335
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Burch Smith 31 1 1 5.40 31 0 0 43.1 27 26 28 76 4.21 1.385
  Paul Blackburn 27 1 4 5.87 9 9 0 38.1 26 25 26 70 5.47 1.617
  Jesus Luzardo* 23 2 4 6.87 13 6 0 38.0 32 29 40 60 6.09 1.632
  Andrew Chafin* 31 2 2 1.53 28 0 5 29.1 5 5 27 268 3.37 1.057
  J.B. Wendelken 28 2 1 4.32 26 0 0 25.0 15 12 26 96 3.69 1.680
  Team Totals 29.8 86 76 4.02 162 162 39 1433.0 687 640 1332 102 4.10 1.257
  Rank in 15 AL teams   8 8 6     8 5 6 6 10      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/27/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ投手

モンタス、マネイア、アービン、バシットら先発投手陣は、シーズンを通して、ローテーションをほとんど崩さずに働きました。モンタス、マネイア、アービンの3人は規定投球回数に達しました。

チームトップ13勝のモンタス↓↓↓

Embed from Getty Images

 

7月末にCHIカブスから移籍してきたチェイフィンは、シーズン残り約60試合の半分ちかい28試合に登板し、防御率1.53、2勝2敗5セーブの成績をあげました。移籍当初は中継ぎで活躍しましたが、8月後半にクローザーのトリビーノが調子を落とすと、クローザーを任されることが増え、5セーブをあげました。

アンドリュー・チェイフィン↓↓↓

Embed from Getty Images

 

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

野手も投手も、昨オフにFAで抜けた主力選手の穴を埋めることができませんでした。野手は、セミエン抜けたショートにアンドラスでは、流石に役不足です。投手は、最優秀救援投手のヘンドリックスの代わりに、FAで獲得したローゼンタールをクローザーにする予定でしたが、股関節の手術で、今シーズンは1回も登板することなく終わってしまいました。さらに野手で誤算だったのは、サードのチャップマンです。27本塁打は打ったものの、打率 .211、202三振では、クリーンナップを打つ打者としては確実性が足りません。

まとめ

今年は、ポストシーズン進出を逃しましたが、2012年にボブ・メルビン監督が就任してからは、10年間で6回のポストシーズン進出を果たしました。そのボブ・メルビン監督は、今年で退団しますが、先発投手は揃っていて、長打力のある打線は得点力もありますので、ブルペン投手を揃えれば、優勝できる力は十分にあります。

ボブ・メルビン監督↓↓↓

Embed from Getty Images

 

↓応援お願いします↓

にほんブログ村 野球ブログ MLB・メジャーリーグへ
にほんブログ村

こちらのランキングにも参加してます。ぽちっとクリックお願いします。

 ↓↓↓↓↓↓↓↓


メジャーリーグ人気ブログランキング