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【MLB 2021年 レビュー】ニューヨーク・ヤンキース

今回は、ア・リーグ東地区3位のニューヨーク・ヤンキースです。ポストシーズンに進出するも、ALWCでBOSレッドソックスに敗れました。

2021年順位表

今年は、92勝70敗で、ア・リーグ東地区の3位でしたが、TORブルージェイズを1ゲーム差上回り、ポストシーズン進出を果たしました。2017年から5年連続でポストシーズンに進出です。

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2021年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ジャッジ、スタントン、サンチェス、ルメイユ、ボイトと、名前だけ上げると、最強打線のイメージですが、ア・リーグ15チーム中、得点10位、打率13位と、意外にも下位に位置していました。本塁打は多く、チーム222本塁打はア・リーグ3位と上位だったので、OPSが7位とリーグの中ほどに位置しています。それでも、チーム総得点がア・リーグ10位という結果でした。

NYヤンキース 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Gary Sanchez 28 117 383 54 78 23 54 0 .204 .307 .423 .730
1B Anthony Rizzo* 31 49 173 32 43 8 21 2 .249 .340 .428 .768
2B DJ LeMahieu 32 150 597 84 160 10 57 4 .268 .349 .362 .711
SS Gleyber Torres 24 127 459 50 119 9 51 14 .259 .331 .366 .697
3B Gio Urshela 29 116 420 42 112 14 49 1 .267 .301 .419 .720
LF Joey Gallo* 27 58 188 33 30 13 22 0 .160 .303 .404 .707
CF Brett Gardner* 37 140 387 47 86 10 39 4 .222 .327 .362 .689
RF Aaron Judge 29 148 550 89 158 39 98 6 .287 .373 .544 .916
DH Giancarlo Stanton 31 139 510 64 139 35 97 0 .273 .354 .516 .870
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
IF Rougned Odor* 27 102 322 42 65 15 39 0 .202 .286 .379 .665
1B Luke Voit 30 68 213 26 51 11 35 0 .239 .328 .437 .764
OF Clint Frazier 26 66 183 20 34 5 15 2 .186 .317 .317 .633
C Kyle Higashioka 31 67 193 20 35 10 29 0 .181 .246 .389 .635
LF Miguel Andujar 26 45 154 19 39 6 12 0 .253 .284 .383 .667
IF Tyler Wade* 26 103 127 31 34 0 5 17 .268 .354 .323 .677
CF Aaron Hicks# 31 32 108 13 21 4 14 0 .194 .294 .333 .627
  Team Totals 29.4 162 5331 711 1266 222 666 63 .237 .322 .407 .729
  Rank in 15 AL teams     15 10 13 3   10 13 5 7 7
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/30/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ野手

今年は、アーロン・ジャッジジャンカルロ・スタントンの中軸2人がは活躍しましたが、その周りを打つ打者の打率が低かったことが、チームの総得点が大きく増えなかった理由です。

アーロン・ジャッジは、2020年わずか28試合の出場でしたが、今年はケガでほとんど離脱することなく148試合に出場、規定打席にも達し、打率.287、39本塁打、98打点という成績で、オールスターにも選出されました。

アーロン・ジャッジ↓↓↓

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ジャンカルロ・スタントンは、2019年が18試合、2020年は23試合の出場と2年続けて活躍できていませんでしたが、今年は5月に半月ほど故障者リスト入りした程度で、139試合に出場し、規定打席にも達し、打率.273、35本塁打、97打点という成績で、2018年以来の本塁打30本以上の活躍でした。

ジャンカルロ・スタントン↓↓↓

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投手成績

チーム投手成績は、ア・リーグ15チーム中、防御率・自責点・WHIP・被打率の全てが3位と、上位に位置する成績でした。今年のヤンキースは、重量打線ではなく、投手陣の活躍でポストシーズン進出を果たしました。

NYヤンキース 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Gerrit Cole 30 16 8 3.23 30 30 0 181.1 69 65 243 133 2.92 1.059
SP Jordan Montgomery* 28 6 7 3.83 30 30 0 157.1 73 67 162 112 3.69 1.278
SP Jameson Taillon 29 8 6 4.30 29 29 0 144.1 73 69 140 100 4.43 1.206
SP Domingo German 28 4 5 4.58 22 18 0 98.1 52 50 98 94 4.31 1.180
SP Nestor Cortes Jr.* 26 2 3 2.90 22 14 0 93.0 32 30 103 148 3.78 1.075
SP Corey Kluber 35 5 3 3.83 16 16 0 80.0 37 34 82 112 3.85 1.338
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Aroldis Chapman* 33 6 4 3.36 61 0 30 56.1 23 21 97 128 3.99 1.314
RP Chad Green 30 10 7 3.12 67 0 6 83.2 32 29 99 138 3.59 0.884
RP Lucas Luetge* 34 4 2 2.74 57 1 1 72.1 30 22 78 157 2.84 1.134
RP Jonathan Loaisiga 26 9 4 2.17 57 0 5 70.2 19 17 69 199 2.58 1.019
RP Wandy Peralta* 29 3 3 2.95 46 1 3 42.2 19 14 35 146 4.39 1.313
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Michael King 26 2 4 3.55 22 6 0 63.1 29 25 62 121 3.86 1.279
  Luis Cessa 29 3 1 2.82 29 0 0 38.1 17 12 31 153 3.56 1.252
  Albert Abreu 25 2 0 5.15 28 0 1 36.2 21 21 35 84 5.90 1.255
  Andrew Heaney* 30 2 2 7.32 12 5 0 35.2 29 29 37 59 6.93 1.346
  Luis Gil 23 1 1 3.07 6 6 0 29.1 11 10 38 141 4.40 1.330
  Clay Holmes 28 5 2 1.61 25 0 0 28.0 8 5 34 270 2.10 0.786
  Joely Rodriguez* 29 1 0 2.84 21 0 0 19.0 8 6 17 154 3.01 1.421
  Zack Britton* 33 0 1 5.89 22 0 1 18.1 14 12 16 74 5.46 1.691
  Justin Wilson* 33 1 1 7.50 21 0 0 18.0 17 15 15 58 6.78 1.500
  Team Totals 29.1 92 70 3.74 162 162 47 1435.1 669 596 1569 115 3.90 1.209
  Rank in 15 AL teams   4 11 3     3 4 5 3 2      
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Generated 10/30/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

2021年ピックアップ投手

先発投手では、ゲリット・コールが、30試合に先発し、16勝8敗、防御率3.23、243奪三振と、期待通りにエースと言える活躍で16勝をあげ、最多勝のタイトルを獲得しました。

ゲリット・コール↓↓↓

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今年のブルペン投手陣は、クローザーのチャップマンはもちろんのこと、グリーンリットキーロアイシガと中継ぎ投手陣が獅子奮迅の活躍でした。ブルペン投手のチーム成績は、防御率3.56、WHIP 1.21という結果で、どちらもTBレイズに次ぐア・リーグ2位の成績でした。中でもチャド・グリーンは、63試合、83回2/3を投げ、10勝7敗6セーブと、中継ぎ投手ながら、二桁勝利をあげました。

チャド・グリーン↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

今年の結果は、開幕前の予想通りと言っていいでしょう。野手は、2020年首位打者のルメイユの打率が.268と若干物足りないですが、ジャッジとスタントンが、期待通りに1年通して活躍しました。投手は、中継ぎ投手リットキーが、期待以上に活躍し、ベテランの先発投手クルーバーも16試合先発で5勝3敗と、往年の成績ではありませんが、2019年の2勝、2020年の0勝と比べると、復調しました。

まとめ

NYヤンキースは、2017年から5年連続ポストシーズン進出を果たしています。過去20年を見ても、ポストシーズン進出を逃したのは、2008、13、14、16年の4回だけしかなく、そのいずれもがジョー・ジラルディ監督です。ジラルディは、2020年からPHIフィリーズの監督になりましたが、PHIフィリーズではまだポストシーズン進出を果たしていません。現監督のアーロン・ブーンは、2018年にNYヤンキースの監督に就任以来、毎年ポストシーズン進出を果たしていますので、今後もブーン監督に期待したいです。近年のMLBは、TBレイズ、CHIホワイトソックス、SFジャイアンツ、LAドジャースなど、ブルペン投手陣が良いチームが、ポストシーズン進出を決める傾向にあります。NYヤンキースは30歳を越えたブルペン投手が多いので、若手投手の成長に期待したいです。

 

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