今回は、ナショナルリーグ西地区で、ロックアウト前までに契約がまとまった有力選手の移籍情報を取り上げたいと思います。
目次
ナショナルリーグ 西地区
一覧表↓↓↓
Name | Pos | 元 | 新 |
---|---|---|---|
ジョーダン・ルプロウ | OF | TB | ARI |
マーク・マランソン | RP | SD | ARI |
ダニエル・ハドソン | RP | SD | LAD |
アンドリュー・ヒーニー | SP | NYY | LAD |
ホルヘ・アルファロ | C | MIA | SD |
ロベルト・スアレス | RP | 阪神 | SD |
ルイス・ガルシア | RP | STL | SD |
ニック・マルチネス | SP | ソフトバンク | SD |
アレックス・カッブ | SP | LAA | SF |
SDパドレスが、日本プロ野球で活躍していたスアレスとマルチネスを獲得しました。NL西地区はあまり目立った補強をしたチームがありません。
では、都市名アルファベット順に、チームごとに見ていきましょう。
アリゾナ・ダイヤモンドバックス
今年37歳になるベテランの救援投手マランソンと2年契約を結びました。2021年は、自身2回目のナ・リーグ最多セーブのタイトルを獲得するなど、年齢を感じさせない活躍をしました。
The #Dbacks agreed to terms with pitcher Mark Melancon on a 2-year contract with a mutual option for 2024.
— Arizona Diamondbacks (@Dbacks) 2021年12月1日
Welcome to the D-backs arm barn, @Mark_Melancon_! pic.twitter.com/t9cXjP6yfj
TBレイズからトレードで、ジョーダン・ルプロウ外野手を獲得しました。伸び悩んでいる選手ですが、ARIダイヤモンドバックスでは、出場機会に恵まれそうですので、花を咲かせて欲しいところです。
The #Dbacks acquired outfielder Jordan Luplow from the Rays for infielder Ronny Simon.
— Arizona Diamondbacks (@Dbacks) 2021年11月26日
In a corresponding move, Brett de Geus was designated for assignment. pic.twitter.com/s5KiJ1iCbI
2020年から連続最下位のARIダイヤモンドバックスですが、今のところ積極的な補強はしていません。チーム再建には時間がかかりそうです。
コロラド・ロッキーズ
COLロッキーズは、先発投手のジョン・グレイがFAで退団しました。ショートのトレバー・ストーリーもFAで、クオリファイオファーを拒否されたので、ショートも補強しなければなりません。しかし、今のところ目立った補強がありません。
ロサンゼルス・ドジャース
FAの先発投手アンドリュー・ヒーニーと契約しました。
Welcome, @Heandog8! pic.twitter.com/8Rpu8P6edL
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2021年11月11日
FAの救援投手ダニエル・ハドソンと契約しました。2022年で35歳になるベテランの投手で、2018年にはLAドジャースでプレイした経験もあり、古巣への復帰です。
Welcome back, Daniel! pic.twitter.com/hwViphB2hG
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2021年12月1日
ショートのコーリー・シーガーがFAで抜けましたが、トレイ・ターナーや、クリス・テイラーで、ショートのポジションはカバーできますし、FAで抜けた投手のマックス・シャーザーやクネイブルも、現行メンバーでカバーできる感じがします。
First-round pick. Rookie of the Year. World Series MVP. Champion. Thank you @coreyseager_5 for all of the unforgettable memories. Best of luck in Texas. pic.twitter.com/rkhpDjuJyK
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2021年12月1日
Thank you, @Max_Scherzer! Best of luck in New York. pic.twitter.com/bkc0gDApws
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) 2021年12月1日
注目したいのは、FAになったクレイトン・カーショウやケンリー・ジャンセンと契約するか否かです。上記のように、先発投手のヒーニーと救援投手のハドソンと契約しましたので、カーショウとジャンセンがドジャースを離れても戦力としては、そこそこ十分だと思います。ただ、カーショウとジャンセンは、ドジャース一筋でチームの顔ですので、引き続きドジャースでプレイして欲しいと思います。
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サンディエゴ・パドレス
MIAマーリンズとのトレードで、アルファロ捕手を獲得しました。
Marlins Attempting To Trade Jorge Alfaro https://t.co/cbaq3Nj9g8 pic.twitter.com/XMKkRUyM3d
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) 2021年11月30日
STLカージナルスからFAになった救援投手のルイス・ガルシアを獲得しました。
The #Padres have signed RHP Luis García to a two-year contract.
— San Diego Padres (@Padres) 2021年12月1日
Details: https://t.co/hwtx5dtLjf pic.twitter.com/hfUdcy74GO
また、阪神タイガースから2年連続最多セーブのロベルト・スアレスを獲得しました。
The #Padres have signed RHP Robert Suarez to a one-year contract.
— San Diego Padres (@Padres) 2021年12月2日
Details: https://t.co/jX6CofjyEH pic.twitter.com/cFbNU6UmYw
この2人の獲得で、マランソンがFAで抜けた穴は埋まりました。
さらに、日本プロ野球のソフトバンク・ホークスにいた、先発投手のニック・マルチネスと4年契約をしました。
Padres To Sign Nick Martinez To Four-Year Deal https://t.co/52duMfcxlD pic.twitter.com/xpekF1fRb4
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) 2021年12月2日
今オフに補強した選手に、大物選手はいないですが、今年もSDパドレスは積極的な補強をしています。
SDパドレスで、一番の補強は、監督にボブ・メルビンを招聘したことでしょう。
Lead the way, Bob. pic.twitter.com/fIiXSS6rMs
— San Diego Padres (@Padres) 2021年11月3日
18年のMLB監督経験で、7回ポストシーズン進出を果たしています。特にOAKアスレチックスでは、3回の地区優勝、3回のワイルドカードという結果を残した監督です。
あと、野手ではレギュラークラスの選手は揃っていますが、控えの層が薄いので、その補強が必要になります。
サンフランシスコ・ジャイアンツ
LAエンゼルスからFAになった先発投手のアレックス・コブを獲得しました。
The #SFGiants and right-handed pitcher Alex Cobb have agreed to terms on a two-year Major League contract. pic.twitter.com/Cn3hnLZt2A
— SFGiants (@SFGiants) 2021年12月1日
2017年以来二桁勝利から遠ざかっていますが、SFジャイアンツで復活できるでしょうか。
Year | Age | Tm | W | L | ERA | G | GS | IP | ER | BB | SO | WHIP |
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2011 | 23 | TBR | 3 | 2 | 3.42 | 9 | 9 | 52.2 | 20 | 21 | 37 | 1.329 |
2012 | 24 | TBR | 11 | 9 | 4.03 | 23 | 23 | 136.1 | 61 | 40 | 106 | 1.247 |
2013 | 25 | TBR | 11 | 3 | 2.76 | 22 | 22 | 143.1 | 44 | 45 | 134 | 1.151 |
2014 | 26 | TBR | 10 | 9 | 2.87 | 27 | 27 | 166.1 | 53 | 47 | 149 | 1.136 |
2016 | 28 | TBR | 1 | 2 | 8.59 | 5 | 5 | 22.0 | 21 | 7 | 16 | 1.773 |
2017 | 29 | TBR | 12 | 10 | 3.66 | 29 | 29 | 179.1 | 73 | 44 | 128 | 1.221 |
2018 | 30 | BAL | 5 | 15 | 4.90 | 28 | 28 | 152.1 | 83 | 43 | 102 | 1.411 |
2019 | 31 | BAL | 0 | 2 | 10.95 | 3 | 3 | 12.1 | 15 | 2 | 8 | 1.865 |
2020 | 32 | BAL | 2 | 5 | 4.30 | 10 | 10 | 52.1 | 25 | 18 | 38 | 1.338 |
2021 | 33 | LAA | 8 | 3 | 3.76 | 18 | 18 | 93.1 | 39 | 33 | 98 | 1.264 |
10 Y | 10 Y | 10 Y | 63 | 60 | 3.87 | 174 | 174 | 1010.1 | 434 | 300 | 816 | 1.265 |
とにもかくにも、SFジャイアンツは、バスター・ポージーが引退したので、キャッチャーをどうするかが、重要な補強ポイントです。