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【MLB 2022年 レビュー】ワシントン・ナショナルズ

2022年レギュラーシーズンが終了しましたので、今回から、1球団ずつレギュラーシーズンの成績を振り返りたいと思います。ナ・リーグとア・リーグを交互に、勝率の低い順に書いてまいります。初回の今回は、ナ・リーグ東地区5位のワシントン・ナショナルズです。

2022年順位表

今年は55勝107敗で、ナ・リーグ東地区の最下位でした。3年前の2019年にワールドシリーズ優勝した翌年から3年連続で東地区最下位です。

2022年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点は13位、本塁打数15位と、長打力に欠け、得点数も少ないという成績でした。

WASナショナルズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Keibert Ruiz# 23 112 394 33 99 7 36 6 .251 .313 .360 .673
1B Josh Bell# 29 103 375 52 113 14 57 0 .301 .384 .493 .877
2B Cesar Hernandez# 32 147 560 64 139 1 34 10 .248 .311 .318 .629
SS Luis Garcia* 22 93 360 29 99 7 45 3 .275 .295 .408 .704
3B Maikel Franco 29 103 371 31 85 9 39 1 .229 .255 .342 .597
LF Yadiel Hernández* 34 94 305 30 82 9 41 2 .269 .312 .410 .722
CF Victor Robles 25 132 366 42 82 6 33 15 .224 .273 .311 .584
RF Juan Soto* 23 101 342 62 84 21 46 6 .246 .408 .485 .894
DH Nelson Cruz 41 124 448 50 105 10 64 4 .234 .313 .337 .651
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
OF Lane Thomas 26 146 498 62 120 17 52 8 .241 .301 .404 .705
UT Joey Meneses 30 56 222 33 72 13 34 1 .324 .367 .563 .930
DH Luke Voit 31 53 202 17 46 9 21 0 .228 .295 .381 .676
3B Ildemaro Vargas# 30 53 186 15 52 3 19 3 .280 .308 .398 .706
SS CJ Abrams* 21 44 159 17 41 0 10 6 .258 .276 .327 .603
C Riley Adams 26 48 142 14 25 5 10 0 .176 .245 .310 .555
SS Alcides Escobar 35 40 124 12 27 0 8 1 .218 .260 .282 .542
LF Alex Call 27 35 102 16 25 5 13 3 .245 .330 .441 .772
  Team Totals 28.8 162 5434 603 1351 136 579 75 .249 .310 .377 .688
  Rank in 15 NL teams     8 13 7 15   10 7 11 12 12
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/17/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

上表の赤字斜体字が、シーズン中に他球団に移籍した選手ですが、ソトベルという2人の長距離打者をTDL前にトレードで放出するなど、チームは完全に再建モードですので、勝てないのも仕方ありません。

そんなチーム状況でしたが、長打力を発揮したのはレーン・トーマスジョーイ・メネセスの2人です。

レーン・トーマスは、2021年シーズン中にSTLからジョン・レスター投手とのトレードで獲得した選手で、自身初めて規定打席数に到達し17本塁打を打ちました。また今季は外野の3ポジションを満遍なく守りました。

レーン・トーマス↓↓↓

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ジョーイ・メネセスは、30歳のオールドルーキーで、8月にMLBに昇格すると13本塁打を打ち、56試合の出場ながら、打率 .324、出塁率 .367、長打率 .563、OPS .930という好成績を残しました。来季はシーズンを通して同じような活躍を期待したいです。

ジョーイ. メネセス↓↓↓

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足の速いセンターのビクター・ロブレス、守備力のあるセカンドのルイス・ガルシアといった若手選手に、レギュラーポジション定着を期待していましたが、規定打席に到達できませんでした。

投手成績

投手成績は防御率・自責点が、ナ・リーグ15チーム中14位と、下位の成績でした。

WASナショナルズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Patrick Corbin* 32 6 19 6.31 31 31 0 152.2 119 107 128 62 4.84 1.697
SP Josiah Gray 24 7 10 5.02 28 28 0 148.2 84 83 154 78 5.86 1.359
SP Erick Fedde 29 6 13 5.81 27 27 0 127.0 84 82 94 67 5.15 1.630
SP Anibal Sanchez 38 4 6 4.28 14 14 0 69.1 34 33 48 91 5.77 1.269
SP Joan Adon 23 1 12 7.10 14 14 0 64.2 53 51 55 55 5.11 1.778
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Tanner Rainey 29 1 3 3.30 29 0 12 30.0 16 11 36 119 4.18 1.300
RP Erasmo Ramirez 32 4 2 2.92 60 2 0 86.1 31 28 61 134 4.05 1.077
RP Kyle Finnegan 30 6 4 3.51 66 0 11 66.2 28 26 70 112 3.76 1.140
RP Steve Cishek 36 1 4 4.21 69 0 1 66.1 33 31 74 93 4.85 1.221
RP Carl Edwards Jr. 30 6 3 2.76 57 0 2 62.0 22 19 56 142 4.24 1.226
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Paolo Espino 35 0 9 4.84 42 19 0 113.1 64 61 92 81 4.93 1.368
  Andres Machado 29 2 0 3.34 51 0 0 59.1 32 22 46 117 4.51 1.365
  Cory Abbott 26 0 5 5.25 16 9 0 48.0 30 28 45 75 6.36 1.438
  Victor Arano 27 1 1 4.50 43 0 1 42.0 30 21 44 87 3.71 1.405
  Jordan Weems 29 0 1 5.22 32 0 0 39.2 24 23 41 75 4.25 1.185
  Hunter Harvey 27 2 1 2.52 38 0 0 39.1 12 11 45 156 2.07 1.144
  Aaron Sanchez 29 3 3 8.33 7 7 0 31.1 30 29 16 47 5.44 1.755
  Team Totals 29.7 55 107 5.00 162 162 28 1411.2 855 785 1220 79 4.98 1.436
  Rank in 15 NL teams   15 1 14     15 15 14 14 12      
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Generated 10/17/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

先発投手では、ストラスバーグの戦列復帰を期待していましたが叶わず、今年もパトリック・コービン1人に頑張ってもらう形となりました。そのコービンも防御率6.31という成績に終わりました。先発投手は、投壊と言っていい成績でした。

パトリック・コービン↓↓↓

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救援投手では、前半戦クローザーを担ったのは、タナー・レイニー、レイニーが戦列を離れると、後半戦は、カイル・フィネガンがクローザーを担いました。今年は、ジャーニーマンのエラスモ・ラミレスが、シーズン通して離脱することなく活躍し、60試合、86イニングを投げるフル回転の活躍。しかし若手選手で安定した投球をする投手がなかなか現れません。

エラスモ・ラミレス↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前の予想通り、投手も野手も戦力が足りませんでした。3年連続地区最下位も致し方ありません。

まとめ

2021年にも主力野手4人、主力投手4人の合計8人がシーズン途中でトレードされましたが、2022年もフアン・ソト、ジョッシュ・ベルといった長打力のある選手をトレードで放出し、再建モードというか解体モードです。特に投手はどうやって戦力を作っていくのか、オフの補強と、若手の成長に注目したいです。

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