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【MLB 2022年 レビュー】シンシナティ・レッズ

今回は、62勝100敗でナ・リーグ中地区4位のシンシナティ・レッズです。

2022年順位表

今年は、ナ・リーグ中地区の4位ですが、勝率が同じで、ピッツバーグ・パイレーツも4位ですので、地区最下位という結果でした。

2022年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点は12位、打率10位、出塁率12位、OPS13位と、チーム打撃はリーグ下位という結果でした。前年と比べるとカステヤーノス、スアレス、ウィンカーといった長打を打てる主力野手が抜けたので仕方ありません。

CINレッズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Tyler Stephenson 25 50 166 24 53 6 35 1 .319 .372 .482 .854
1B Joey Votto* 38 91 322 31 66 11 41 0 .205 .319 .370 .689
2B Jonathan India 25 103 386 48 96 10 41 3 .249 .327 .378 .705
SS Kyle Farmer 31 145 526 58 134 14 78 4 .255 .315 .386 .701
3B Brandon Drury 29 92 350 62 96 20 59 2 .274 .335 .520 .855
LF Tommy Pham 34 91 340 57 81 11 39 7 .238 .320 .374 .694
CF Nick Senzel 27 110 373 45 86 5 25 8 .231 .296 .306 .601
RF Aristides Aquino 28 80 259 24 51 10 30 2 .197 .246 .363 .609
DH Mike Moustakas* 33 78 252 30 54 7 25 2 .214 .295 .345 .640
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
CI Donovan Solano 34 80 278 22 79 4 24 0 .284 .339 .385 .724
MI Matt Reynolds 31 92 244 31 60 3 23 5 .246 .320 .332 .652
OF TJ Friedl* 26 72 225 33 54 8 25 7 .240 .314 .436 .750
OF Jake Fraley* 27 68 216 33 56 12 28 4 .259 .344 .468 .812
OF Albert Almora 28 64 215 26 48 5 29 3 .223 .282 .349 .631
RF Tyler Naquin* 31 56 187 29 46 7 33 3 .246 .305 .444 .749
SS Jose Barrero 24 48 165 13 25 2 10 4 .152 .195 .206 .401
2B Alejo Lopez# 26 59 145 15 38 1 10 3 .262 .314 .331 .645
  Team Totals 29.5 162 5380 648 1264 156 618 58 .235 .304 .372 .676
  Rank in 15 NL teams     13 12 11 11   13 10 12 13 13
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/18/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

今年は期待に応えられなかった野手が多くいました。タイラー・スティーブンソン捕手は、故障で50試合しか出場できず、オフにバーンハートが抜けて、ただでさえ手薄な捕手陣のやり繰りが難しくなりました。ジョーイ・ボットは、年齢による衰えでしょう、自己ワーストの成績でした。長打が魅力のアキーノの成長を期待しましたが、本塁打10本止まり。前年新人王のインディアは、成績を落としてしまいました。前半戦を終えるとポストシーズン進出の可能性はなく、チームで唯一20本塁打を打っていたドルーリーが、TDL前にSDパドレスにトレードで放出されました。

そんなチーム状況のチームで、後半戦に活躍したのは、ジェイク・フレイリーです。オフにスアレスやウィンカーとのトレードで、SEAマリナーズから移籍してきた選手で、4月はスタメン起用されましたが、期待に応えられませんでした。しかし7月末に昇格すると、後半戦だけで11本塁打を打ち、OPSが.800を超えるなど、打撃成績が向上しました。来季はシーズン通しての活躍を期待したい選手です。

ジェイク・フレイリー↓↓↓

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投手成績

投手成績は、ナ・リーグ15チーム中、防御率と自責点は13位、WHIP12位、被打率11位と、下位に位置する成績でした。

CINレッズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Hunter Greene 22 5 13 4.44 24 24 0 125.2 64 62 164 101 4.37 1.210
SP Graham Ashcraft 24 5 6 4.89 19 19 0 105.0 61 57 71 92 4.21 1.419
SP Tyler Mahle 27 5 7 4.40 19 19 0 104.1 53 51 114 102 3.60 1.246
SP Nick Lodolo* 24 4 7 3.66 19 19 0 103.1 44 42 131 122 3.90 1.248
SP Mike Minor* 34 4 12 6.06 19 19 0 98.0 72 66 76 74 6.18 1.633
SP Luis Castillo 29 4 4 2.86 14 14 0 85.0 30 27 90 157 3.20 1.071
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Alexis Diaz 25 7 3 1.84 59 0 10 63.2 18 13 83 244 3.32 0.958
RP Luis Cessa 30 4 4 4.57 46 10 0 80.2 44 41 59 98 5.02 1.289
RP Hunter Strickland 33 3 3 4.91 66 0 7 62.1 37 34 60 91 4.78 1.508
RP Joel Kuhnel 27 2 3 6.36 53 0 1 58.0 41 41 56 71 3.96 1.397
RP Reiver Sanmartin* 26 4 4 6.32 45 4 0 57.0 43 40 47 71 4.81 1.667
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Buck Farmer 31 2 2 3.83 44 0 2 47.0 21 20 54 117 3.03 1.298
  Jeff Hoffman 29 2 0 3.83 35 1 0 44.2 22 19 45 117 4.30 1.410
  Dauri Moreta 26 0 2 5.40 35 1 1 38.1 24 23 39 83 5.80 1.174
  Vladimir Gutiérrez 26 1 6 7.61 10 8 0 36.2 31 31 29 59 6.82 1.909
  Art Warren 29 2 3 6.50 39 0 3 36.0 29 26 40 69 5.06 1.639
  Ian Gibaut 28 1 2 4.67 33 0 1 34.2 18 18 48 96 3.03 1.615
  Connor Overton 28 1 0 2.73 6 4 0 33.0 10 10 14 165 3.66 0.970
  Justin Dunn 26 1 3 6.10 7 7 0 31.0 21 21 21 74 8.31 1.581
  Team Totals 27.6 62 100 4.86 162 162 31 1423.1 815 768 1414 93 4.59 1.390
  Rank in 15 NL teams   13 2 13     14 13 12 13 8      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/21/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

先発投手では、シーズン中にトレードされたタイラー・マーリールイス・カスティーヨが、勝ち星こそ少なかったものの、それぞれクォリティースタートを9回、10回記録するなど中心的存在でした。
若手選手で光っていたのは、先発投手のハンター・グリーン、ニック・ロドロの2人と、クローザーのアレクシス・ディアスです。

ハンター・グリーンは、時速100マイルを超える速球を投げる本格派右腕。4月16日のドジャース戦では、敗戦投手となりながらも、1試合に39球も100マイル超えのボールを投げ、MLB新記録を樹立。勝ち星こそ5勝ですが、奪三振率も高く、来年以降が楽しみな選手です。

ハンター・グリーン↓↓↓

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ニック・ロドロは、2019年ドラフト1巡目で指名された24歳の左腕。チームの先発投手では、ハンターに次ぐ奪三振率を誇り、103回1/3を投げ131奪三振と、イニング数を上回る三振を奪いました。

ニック・ロドロ↓↓↓

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救援投手では、クローザーのアレクシス・ディアスに注目です。彼はNYメッツのクローザー、エドウィン・ディアスの弟で、今年は兄弟で同日にセーブをあげるという記録を作りました。セーブ数は10個ながらも、59試合に登板し、防御率1点台、WHIPが1.00未満、イニング数を上回る三振数と、救援投手として見事な成績を収めました。

アレクシス・ディアス↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前には、投手も野手も主力選手が移籍し、2022年は厳しいシーズンになるだろうと考え、中地区4位と予想してしていました。予想通り、野手の主力が抜けたためにチーム打撃成績は下降し、先発投手の主力が抜けたため、チーム投手成績も下降しました。また、クローザーが固定できないと予想していましたが、クローザーにはアレクシス・ディアスが起用されましたので、その点は予想が外れました。

まとめ

投手陣は、先発のグリーン、ロドロ、クローザーのディアスと若手選手が台頭してきました。来季は野手陣の若手選手の台頭と、オフには長打力のある選手のFAでの獲得に期待したいです。

 

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