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【MLB 2022年 レビュー】コロラド・ロッキーズ

今回は、68勝94敗でナ・リーグ西地区5位のコロラド・ロッキーズです。

2022年順位表

2019年から4年連続の負け越しで、ポストシーズン進出からも遠ざかっています。2017、2018年のポストシーズン進出していた頃にレギュラーだったルメイユ、アレナド、ストーリーといったチームの中心選手が次々と移籍していきました。残っているのはブラックモンくらいで、そのブラックモンも年齢による衰えは否めませんので、この結果も仕方がないでしょう。

2022年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、打率3位、出塁率7位、OPS7位と、チーム打撃は割と好成績でした。打者有利の球場の影響でしょう。

COLロッキーズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Elias Diaz 31 105 351 29 80 9 51 0 .228 .281 .368 .648
1B C.J. Cron 32 150 575 79 148 29 102 0 .257 .315 .468 .783
2B Brendan Rodgers 25 137 527 72 140 13 63 0 .266 .325 .408 .733
SS José Iglesias 32 118 439 48 128 3 47 2 .292 .328 .380 .708
3B Ryan McMahon* 27 153 529 67 130 20 67 7 .246 .327 .414 .741
LF Sam Hilliard* 28 70 174 26 32 2 14 5 .184 .280 .264 .544
CF Yonathan Daza 28 113 372 56 112 2 34 0 .301 .349 .384 .733
RF Randal Grichuk 30 140 506 60 131 19 73 4 .259 .299 .425 .724
DH Charlie Blackmon* 35 135 530 60 140 16 78 4 .264 .314 .419 .733
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
UT Connor Joe 29 111 404 56 96 7 28 6 .238 .338 .359 .697
UT Garrett Hampson 27 90 199 29 42 2 15 12 .211 .287 .307 .594
C Brian Serven 27 62 187 19 38 6 16 0 .203 .261 .332 .593
CI Elehuris Montero 23 53 176 21 41 6 20 0 .233 .270 .432 .702
LF Kris Bryant 30 42 160 28 49 5 14 0 .306 .376 .475 .851
MI Alan Trejo 26 35 118 15 32 4 17 1 .271 .312 .424 .736
UT Michael Toglia# 23 31 111 10 24 2 12 1 .216 .275 .378 .653
  Team Totals 29.2 162 5540 698 1408 149 669 45 .254 .315 .398 .713
  Rank in 15 NL teams     1 10 3 13   15 3 7 7 7
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/18/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

前年と比べて、ショートのストーリーがFA移籍したことが、チームとしてはマイナス要因でした。イグレシアスがショートに入り、ポジションとしてはカバーできましたが、打撃成績がかなり違います。それでも、クリス・ブライアントを獲得したので、チーム全体の打力はカバーできるかと予想していましたが、ブライアントは故障続きで、4月と7月の2か月しか活躍できず、42試合の出場にとどまってしまったのが誤算でした。

ホセ・イグレシアス↓↓↓

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クリス・ブライアント↓↓↓

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そんなチーム状況でしたが、光る存在だったのは二塁手のブレンダン・ロジャースです。自身初めて規定打席に到達し、セカンドの守備はリーグトップクラスの上手さです。ダブルプレイの参加数はリーグ断トツトップの99個と、その守備によりチーム内でのrWARはトップの4.4です。

ブレンダン・ロジャース↓↓↓

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投手成績

投手成績は防御率・自責点・WHIP・被打率の全てが、ナ・リーグ15チーム中15位と、最下位の成績でした。

COLロッキーズ 投手成績
Rk Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
1 SP German Marquez 27 9 13 5.00 31 31 0 181.2 109 101 150 93 4.71 1.365
2 SP Kyle Freeland* 29 9 11 4.53 31 31 0 174.2 96 88 131 103 4.21 1.408
3 SP Chad Kuhl 29 6 11 5.72 27 27 0 137.0 91 87 110 82 5.26 1.555
4 SP Austin Gomber* 28 5 7 5.56 33 17 0 124.2 80 77 95 84 4.54 1.372
5 SP Ryan Feltner 25 4 9 5.83 20 19 0 97.1 65 63 84 80 4.76 1.408
6 SP Antonio Senzatela 27 3 7 5.07 19 19 0 92.1 56 52 54 92 4.06 1.690
Rk Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
7 CL Daniel Bard 37 6 4 1.79 57 0 34 60.1 15 12 69 262 2.86 0.994
8 RP Carlos Estevez 29 4 4 3.47 62 0 2 57.0 27 22 54 135 4.08 1.175
9 RP Alex Colome 33 2 7 5.74 53 0 4 47.0 36 30 32 82 4.54 1.681
10 RP Robert Stephenson 29 2 1 6.04 45 0 0 44.2 34 30 37 78 4.66 1.478
11 RP Lucas Gilbreath* 26 2 0 4.19 47 0 0 43.0 22 20 49 112 3.53 1.465
Rk Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
12   Jose Urena 30 3 8 5.14 17 17 0 89.1 57 51 60 91 4.53 1.567
13   Jake Bird 26 2 4 4.91 38 0 0 47.2 29 26 42 96 4.96 1.427
14   Jhoulys Chacin 34 4 2 7.61 35 0 0 47.1 44 40 37 62 4.93 1.606
15   Ty Blach* 31 1 0 5.89 24 1 1 44.1 29 29 29 80 3.86 1.398
16   Justin Lawrence 27 3 1 5.70 38 0 1 42.2 27 27 48 82 3.39 1.547
    Team Totals 28.7 68 94 5.07 162 162 43 1425.1 873 803 1187 92 4.38 1.442
    Rank in 15 NL teams   12 4 15     5 12 15 15 14      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/18/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

17試合以上先発登板した投手が7人いますが、カイル・フリーランド以外の6人が防御率5点台では試合が作れません。そんな投壊状態のチーム状況の中、一人気を吐いたのがベテランクローザーのダニエル・バードです。57試合に登板し、6勝4敗34セーブ、防御率1.79、WHIP 0.994という成績でした。

ダニエル・バード↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前の予想でも、投手は前年よりも成績は下降すると予想していましたので、その点は予想通りでした。しかし打撃面では、ストーリーが抜けた穴はクリス・ブライアントがカバーすると予想していましたが、これが誤算でした。高地のデンバーでプレイするため打球が飛びやすく、投手成績が下位なのは仕方ないにしても、それをカバーするだけの打撃成績をあげられないと、チームの勝率は上がっていきません。

まとめ

ロッキーズは、打ち勝つ野球で優勝を目指すチームです。しかし打者有利の球場でプレイしていながら、本塁打20本以上は、クロンマクマホンの2人だけと、今年は少し寂しい成績でした。特に外野手では、ブラックモンに力の衰えが見えるので、彼に代わる選手の出現が求められます。投手については、安定した先発投手2人は必要でしょう。さらにクローザーもバードの年齢が、来年38歳になりますので、後継者の育成が課題と、課題だらけといった印象です。

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