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【MLB 2022年 レビュー】ロサンゼルス・エンゼルス

今回は、73勝89敗でア・リーグ西地区3位のロサンゼルス・エンゼルスです。

2022年順位表

ア・リーグ西地区で首位HOUアストロズに33ゲーム差の3位という結果でした。2016年以降7年連続で勝率5割を下回っていて、2014年の地区優勝以来、ポストシーズン進出からも遠ざかっています。5月下旬までは、首位のHOUに1ゲーム差くらいで追いかけていましたが、5月から6月にかけて14連敗すると、もはや優勝争いに加わる力はありませんでした。その連敗中にマドン監督が解任されましたが、監督を交代しても、優勝争いはもちろんのこと、ワイルドカード争いにも加わることはできませんでした。

2022年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、打率12位、OPS11位、チーム得点数は13位と下位の成績でした。40本塁打のトラウトと、34本塁打の大谷を擁し、本塁打数はリーグ6位ですが、得点数がリーグ13位という成績でしたので、効率の悪い攻撃だったと言えるでしょう。

LAエンゼルス 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Max Stassi 31 102 333 32 60 9 30 0 .180 .267 .303 .571
1B Jared Walsh* 28 118 423 41 91 15 44 2 .215 .269 .374 .642
2B Luis Rengifo# 25 127 489 45 129 17 52 6 .264 .294 .429 .724
SS Andrew Velazquez# 27 125 322 37 63 9 28 17 .196 .236 .304 .540
3B Anthony Rendon 32 47 166 15 38 5 24 2 .229 .326 .380 .706
LF Brandon Marsh* 24 93 292 34 66 8 37 8 .226 .284 .353 .637
CF Mike Trout 30 119 438 85 124 40 80 1 .283 .369 .630 .999
RF Taylor Ward 28 135 495 73 139 23 65 5 .281 .360 .473 .833
DH Shohei Ohtani* 27 157 586 90 160 34 95 11 .273 .356 .519 .875
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
LF Jo Adell 23 88 268 22 60 8 27 4 .224 .264 .373 .637
3B Matt Duffy 31 77 228 14 57 2 16 0 .250 .308 .311 .619
MI David Fletcher 28 61 216 20 55 2 17 1 .255 .288 .333 .621
2B Tyler Wade* 27 67 147 22 32 1 8 8 .218 .272 .272 .544
C Kurt Suzuki 38 51 139 10 25 4 15 0 .180 .266 .295 .561
1B Mike Ford* 29 28 91 8 21 3 5 0 .231 .293 .374 .667
CF Magneuris Sierra* 26 45 91 7 15 0 5 6 .165 .200 .242 .442
  Team Totals 28.0 162 5423 623 1265 190 600 77 .233 .297 .390 .687
  Rank in 15 AL teams     9 13 12 6   10 12 13 7 11
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/18/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

野手で目立った活躍をしたのは、ショートのアンドリュー・ベラスケスです。打率こそ2割未満ですが、守備が抜群に上手く、何度もファインプレイを見せてくれました。来年は打撃成績の向上を期待しています。

アンドリュー・ベラスケス↓↓↓

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大谷翔平選手は、本塁打数こそ前年を下回りましたが、34本塁打・95打点を記録し、投打に大活躍しました。規定打席数と規定投球回数の両方を達成するという史上初の快挙を成し遂げました。

大谷翔平↓↓↓

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マイク・トラウトは、故障で119試合の出場にとどまり規定打席数に足りませんでしたが、40本塁打を打ちました。来季は全試合出場して、ジャッジと年間最多本塁打を争って欲しいです。

マイク・トラウト↓↓↓

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投手成績

チーム投手成績は、防御率と自責点はリーグ6位、WHIPはリーグ7位・被打率はリーグ3位と、意外にもア・リーグ15チーム中、上位から中位に位置する成績でした。大谷選手を始めとした先発投手陣の活躍によって、前年よりチーム投手成績は向上しました。

LAエンゼルス 投手成績
Rk Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
1 SP Shohei Ohtani 27 15 9 2.33 28 28 0 166.0 45 43 219 172 2.40 1.012
2 SP Patrick Sandoval* 25 6 9 2.91 27 27 0 148.2 56 48 151 138 3.09 1.339
3 SP Reid Detmers* 22 7 6 3.77 25 25 0 129.0 56 54 122 107 3.79 1.209
4 SP Jose Suarez* 24 8 8 3.96 22 20 0 109.0 49 48 103 101 3.91 1.248
5 SP Michael Lorenzen 30 8 6 4.24 18 18 0 97.2 48 46 85 95 4.31 1.280
6 SP Noah Syndergaard 29 5 8 3.83 15 15 0 80.0 36 34 64 105 3.95 1.213
Rk Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
7 CL Raisel Iglesias 32 2 6 4.04 39 0 16 35.2 18 16 48 100 3.17 1.065
8 RP Jimmy Herget 28 2 1 2.48 49 1 9 69.0 20 19 63 162 2.82 0.913
9 RP Aaron Loup* 34 0 5 3.84 65 0 1 58.2 38 25 52 105 3.76 1.295
10 RP Ryan Tepera 34 5 4 3.61 59 0 6 57.1 27 23 47 112 4.21 1.081
11 RP Andrew Wantz 26 2 1 3.22 42 1 0 50.1 19 18 52 125 4.48 1.152
Rk Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
12   Jaime Barria 25 3 3 2.61 35 1 0 79.1 29 23 54 154 4.39 1.034
13   Mike Mayers 30 1 1 5.68 24 3 0 50.2 35 32 45 71 6.37 1.382
14   Jose Quijada* 26 0 5 3.98 42 0 3 40.2 19 18 52 101 3.85 1.131
15   Tucker Davidson* 26 1 5 6.87 8 8 0 36.2 28 28 23 59 6.30 1.664
16   Oliver Ortega 25 1 3 3.71 27 0 1 34.0 18 14 33 109 4.76 1.471
    Team Totals 27.0 73 89 3.77 162 162 38 1435.2 668 601 1383 107 3.96 1.241
    Rank in 15 AL teams   11 5 6     10 8 6 6 8      
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Generated 10/18/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

今年の大谷翔平は、TJ手術明けの心配がなくなり、躍動感あふれる投球をしていました。打者として30本以上本塁打を打ち、投手としてもチームトップの15勝、防御率2点台、奪三振200個超えという前人未到の活躍でした。野茂選手がLAドジャースで活躍するまでは、日本人選手がMLBで活躍するだけでも夢のようでしたが、大谷選手はMLB史上でも見たことのない成績を残しています。二度とこのような選手は現れないのかもしれません。年齢的には今から3~5年くらいが選手としてのピークだと思いますので、来年も投打両方で好成績を期待したいです。

大谷翔平↓↓↓

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期待の左腕、パトリック・サンドバルが、規定投球回数不足ながらも、27試合に先発して防御率2点台、6勝をあげました。

パトリック・サンドバル

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22歳のリード・デトマースが、5月にTBレイズ戦でノーヒットノーランを達成しました。この1試合だけでなく、25試合に先発して7勝と、1シーズン通して活躍し、来年更なる飛躍が期待できる成績を収めました。

リード・デトマース↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

投手は前年よりは良いと思いましたが、大谷選手だけでなく、先発投手陣が予想外に活躍しました。しかし野手は、レンドンの欠場が多く、トラウトも1年間通して活躍できなかったりと、ケガに悩まされ、打撃成績が低迷しました。開幕前の予想では、投手力に不安があるものの、打撃でカバーしてワイルドカードでポストシーズンに出場すると予想していましたが、投打ともに予想は当たらず、ポストシーズン進出も逃しました。大谷選手がいるので、一番試合を見ているチームなのですが、私の予想は全く当たりませんでした。

まとめ

野手は、レンドントラウトが故障しなければ、来年こそ優れた打線になると思います。投手は、先発投手が揃った感じがしますので、後はクローザーをオフにFAで獲得できれば、かなり面白いチームになりそうです。大谷翔平マイク・トラウトという稀にみる才能を持つ選手が2人を擁するチームですので、プレーオフ進出して、彼らには是非ワールドシリーズで活躍してもらいたいと願っています。

 

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