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メジャーリーグ全30チームを網羅するように、メジャーリーグ移籍情報・順位予想・成績などをできるだけ公平な目線で書いています。

【MLB 2022年 レビュー】シカゴ・ホワイトソックス

今回は、81勝81敗で勝率5割、ア・リーグ中地区2位のシカゴ・ホワイトソックスです。ホワイトソックスは、"MLB30球団ファン合同note" のメンバーとしての記事を書いているので、他のチームと比べて、多くの試合を見ているチームの一つです。

note.com

2022年順位表

ア・リーグ中地区では首位CLEガーディアンズに11ゲーム差の2位でした。9月20日~22日にあった首位CLEとの3連戦に入る前の段階で、4ゲーム差で追いかける状況でしたので、3連勝すれば地区優勝のチャンスがあるという状況でしたが、残念ながら3連敗し、ポストシーズン進出の道は閉ざされました。

2022年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、打率は3位と上位につけていますが、得点 9位、出塁率8位、長打率10位、OPS8位という成績で、長打力に欠けチーム打率の割に得点が伸びないシーズンでした。

CHIホワイトソックス 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Yasmani Grandal# 33 99 327 15 66 5 27 1 .202 .301 .269 .570
1B José Abreu 35 157 601 85 183 15 75 0 .304 .378 .446 .824
2B Josh Harrison 34 119 386 50 99 7 27 2 .256 .317 .370 .687
SS Tim Anderson 29 79 332 50 100 6 25 13 .301 .339 .395 .734
3B Yoan Moncada# 27 104 397 41 84 12 51 2 .212 .273 .353 .626
LF AJ Pollock 34 138 489 61 120 14 56 3 .245 .292 .389 .681
CF Luis Robert 24 98 380 54 108 12 56 11 .284 .319 .426 .746
RF Gavin Sheets* 26 124 377 34 91 15 53 0 .241 .295 .411 .706
DH Eloy Jiménez 25 84 292 40 86 16 54 0 .295 .358 .500 .858
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
UT Andrew Vaughn 24 134 510 60 138 17 76 0 .271 .321 .429 .750
2B Leury Garcia# 31 97 300 38 63 3 20 2 .210 .233 .267 .500
OF Adam Engel 30 119 245 32 55 2 17 12 .224 .269 .310 .579
C Seby Zavala 28 61 178 22 48 2 21 0 .270 .347 .382 .729
SS Elvis Andrus 33 43 181 25 49 9 28 11 .271 .309 .464 .773
3B Jake Burger 26 51 168 20 42 8 26 0 .250 .302 .458 .761
C Reese McGuire* 27 53 151 12 34 0 10 0 .225 .261 .285 .546
2B Romy Gonzalez 25 32 105 15 25 2 11 0 .238 .257 .352 .609
  Team Totals 29.4 162 5611 686 1435 149 654 58 .256 .310 .387 .698
  Rank in 15 AL teams     1 9 2 10   12 3 8 10 8
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/18/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

2022年は前年と比較し、ヤスマニ・グランダル、ヨアン・モンカダが大きく成績を落としました。それだけでなく、主力選手に故障が多かったシーズンでした。ティム・アンダーソン、エロイ・ヒメネス、ルイス・ロバートといった20代でチームの中心となる打者が1年通して活躍できませんでした。そんなシーズンでしたが、ベテランのホセ・アブレイユは、1年間大きなスランプもなく、長打力は落ちたものの、打率3割を記録しました。オフにFAになり、HOUアストロズへの移籍が決まりました。

ホセ・アブレイユ↓↓↓

投手成績

投手成績は、ア・リーグ15チーム中、防御率 8位、自責点・WHIP 9位、被打率 7位と、中ほどの成績でした。

CHIホワイトソックス 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Dylan Cease 26 14 8 2.20 32 32 0 184.0 55 45 227 180 3.10 1.109
SP Lucas Giolito 27 11 9 4.90 30 30 0 161.2 92 88 177 81 4.06 1.435
SP Johnny Cueto 36 8 10 3.35 25 24 0 158.1 66 59 102 118 3.80 1.225
SP Lance Lynn 35 8 7 3.99 21 21 0 121.2 65 54 124 99 3.82 1.142
SP Michael Kopech 26 5 9 3.54 25 25 0 119.1 53 47 105 112 4.50 1.190
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Liam Hendriks 33 4 4 2.81 58 0 37 57.2 22 18 85 142 2.68 1.040
RP Reynaldo Lopez 28 6 4 2.76 61 1 0 65.1 24 20 63 145 1.93 0.949
RP Kendall Graveman 31 3 4 3.18 65 0 6 65.0 29 23 66 125 3.42 1.400
RP Jose Ruiz 27 1 0 4.60 63 0 0 60.2 32 31 68 87 4.43 1.418
RP Matt Foster 27 1 2 4.40 48 0 1 45.0 25 22 42 91 4.11 1.333
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Vince Velasquez 30 3 3 4.78 27 9 0 75.1 42 40 69 83 4.25 1.235
  Davis Martin 25 3 6 4.83 14 9 0 63.1 36 34 48 82 4.28 1.295
  Tanner Banks* 30 2 0 3.06 35 0 0 53.0 25 18 49 131 3.57 1.132
  Jimmy Lambert 27 1 2 3.26 42 2 0 47.0 18 17 45 123 3.90 1.362
  Joe Kelly 34 1 3 6.08 43 1 1 37.0 26 25 53 66 3.06 1.595
  Dallas Keuchel* 34 2 5 7.88 8 8 0 32.0 33 28 20 51 6.18 2.156
  Aaron Bummer* 28 2 1 2.36 32 0 2 26.2 11 7 30 170 3.19 1.500
  Team Totals 29.6 81 81 3.92 162 162 48 1447.2 717 631 1450 101 3.81 1.288
  Rank in 15 AL teams   8 8 8     3 3 11 8 3      
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Generated 10/18/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

総じていうと、先発投手は健闘しましたが、救援投手は期待を下回る成績でした。
先発投手では、エースのディラン・シーズの活躍とベテランのジョニー・クエトの活躍が目立ちました。ディラン・シーズは、主要タイトルこそ獲得できませんが、6月・7月と月間MVPを2回受賞し、防御率、奪三振数、被打率はリーグ2位とリーグトップクラスの成績を収めました。

ディラン・シーズ↓↓↓

ジョニー・クエトは、開幕直後にマイナー契約し、5月にMLBに昇格すると、24試合に先発し、勝ち星こそ8勝止まりですが、18回クォリティースタートを記録するなど安定した投球をしました。

ジョニー・クエト↓↓↓

救援投手では、リアム・ヘンドリックスがリーグ2位の37セーブを記録しました。先発した1試合を除いて、基本的に今季はブルペンに回ったレイナルド・ロペスが、61試合に登板し、WHIP 0.949という安定した登板をしました。しかし、この2人以外の救援投手は、登板してすぐに走者を出したり、ピンチに登板して得点を許したりするシーンが多く見られるなど、今シーズンは信頼感に欠けるブルペン投手陣でした。

リアム・ヘンドリックス↓↓↓

レイナルド・ロペス↓↓↓

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前には、かなり得点能力の高い打線と期待していましたが、アンダーソン、ヒメネス、ロバートの戦線離脱、グランダル、モンカダの不振で、迫力のない打線となってしまいました。投手も、先発ランス・リンのケガ、カイケルの不振、ブルペン投手陣の不振といったあたりが誤算でした。こういったことで、開幕前は地区優勝を予想していましたが、期待を裏切る結果となりました。

まとめ

頼みのホセ・アブレイユがFAでチームを去りますが、後継者としては、アンドリュー・ボーンギャビン・シーツなど、候補者は揃っています。ただ、今年のようにケガ人が続出しては、来季も厳しい状況でしょう。投手では、先発のジオリトコペックの更なる成長に期待したいです。

 

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