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【MLB 2022年 レビュー】ミルウォーキー・ブルワーズ

今回は、86勝76敗でナ・リーグ中地区2位のミルウォーキー・ブルワーズです。

2022年順位表

オールスターゲーム前までは、地区首位だったミルウォーキー・ブルワーズでしたが、首位STLカージナルスに7ゲーム差の2位に終わり、ポストシーズン進出も逃しました。

2022年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点は6位ですが、打率10位、出塁率 7位、OPS 6位と、チーム打撃はリーグ中ほどの成績でした。この成績は、私にとっては意外でした。投手が頑張っているけれど、打てなくて勝てないとチームという印象を勝手に持っていましたが、チーム得点数はPHIフィリーズに次ぐリーグ6位ですから、決して打てないチームではありませんでした。

MILブルワーズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Victor Caratini# 28 95 272 26 54 9 34 0 .199 .300 .342 .642
1B Rowdy Tellez* 27 153 529 67 116 35 89 2 .219 .306 .461 .767
2B Kolten Wong* 31 134 430 65 108 15 47 17 .251 .339 .430 .770
SS Willy Adames 26 139 563 83 134 31 98 8 .238 .298 .458 .756
3B Jace Peterson* 32 112 288 44 68 8 34 12 .236 .316 .382 .698
LF Christian Yelich* 30 154 575 99 145 14 57 19 .252 .355 .383 .738
CF Tyrone Taylor 28 120 373 49 87 17 51 3 .233 .286 .442 .729
RF Hunter Renfroe 30 125 474 62 121 29 72 1 .255 .315 .492 .807
DH Andrew McCutchen 35 134 515 66 122 17 69 8 .237 .316 .384 .700
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
IF Luis Urias 25 119 406 54 97 16 47 1 .239 .335 .404 .739
C Omar Narvaez* 30 84 262 21 54 4 23 0 .206 .292 .305 .597
1B Keston Hiura 25 80 234 34 53 14 32 5 .226 .316 .449 .765
3B Mike Brosseau 28 69 141 15 36 6 23 2 .255 .344 .418 .762
CF Lorenzo Cain 36 43 145 17 26 1 9 2 .179 .231 .234 .465
  Team Totals 29.2 162 5417 725 1271 219 703 96 .235 .315 .409 .724
  Rank in 15 NL teams     10 6 10 2   6 10 7 6 6
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/18/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

今年のMILには、ずば抜けて本塁打が多い選手がいたわけではありませんが、9人が二桁本塁打を記録するなど、どの打順でも本塁打が出るような攻撃陣でした。なかでも二遊間のコルトン・ウォンウィリー・アダメスの活躍が目立ちました。コルトン・ウォンは、1試合3本塁打を打った試合もあり、自己最多の15本塁打を打ちました。元々守備に定評のある選手ですが、MILに移籍してから本塁打数が増えた印象です。

コルトン・ウォン↓↓↓

昨シーズン途中にTBレイズから移籍してきたウィリー・アダメスが、自己最多の31本塁打98打点を記録しました。

ウィリー・アダメス↓↓↓

投手成績

投手成績は、防御率 6位、WHIP 5位、被打率 3位と、ナ・リーグ15チーム中、上位の成績でした。

MILブルワーズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Corbin Burnes 27 12 8 2.94 33 33 0 202.0 73 66 243 134 3.14 0.965
SP Eric Lauer* 27 11 7 3.69 29 29 0 158.2 71 65 157 107 4.50 1.223
SP Brandon Woodruff 29 13 4 3.05 27 27 0 153.1 56 52 190 129 3.08 1.070
SP Aaron Ashby* 24 2 10 4.44 27 19 1 107.1 62 53 126 89 4.06 1.425
SP Adrian Houser 29 6 10 4.73 22 21 0 102.2 66 54 69 83 4.21 1.461
SP Freddy Peralta 26 4 4 3.58 18 17 0 78.0 31 31 86 110 3.06 1.038
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Josh Hader* 28 1 4 4.24 37 0 29 34.0 16 16 59 94 3.47 1.118
RP Brent Suter* 32 5 3 3.78 54 0 0 66.2 32 28 53 105 4.40 1.200
RP Hoby Milner* 31 3 3 3.76 67 0 0 64.2 29 27 64 105 3.16 1.175
RP Brad Boxberger 34 4 3 2.95 70 0 1 64.0 23 21 68 134 3.57 1.234
RP Devin Williams 27 6 4 1.93 65 0 15 60.2 17 13 96 205 2.01 1.005
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Jason Alexander 29 2 3 5.40 18 11 0 71.2 47 43 46 73 5.35 1.619
  Trevor Gott 29 3 4 4.14 45 0 0 45.2 25 21 44 96 4.45 1.029
  Peter Strzelecki 27 2 1 2.83 30 0 1 35.0 13 11 40 141 2.94 1.229
  Jandel Gustave 29 2 0 3.86 27 0 0 28.0 13 12 27 103 4.43 1.286
  Luis Perdomo 29 3 0 3.80 14 0 0 23.2 10 10 12 105 4.80 1.141
  Trevor Kelley 29 1 0 6.08 18 0 0 23.2 17 16 23 66 6.41 1.437
  Matt Bush 36 0 2 4.30 25 1 2 23.0 15 11 29 93 5.16 1.043
  Taylor Rogers* 31 3 3 5.48 24 0 3 23.0 16 14 36 73 5.07 1.304
  Team Totals 28.4 86 76 3.83 162 162 52 1446.0 688 615 1530 104 3.92 1.216
  Rank in 15 NL teams   7 9 6     2 3 8 7 3      
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Generated 10/18/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

投手陣では、バーンズウッドラフの先発2本柱が頑張りました。2人とも投球イニング数を上回る三振を奪う成績を残しました。バーンズは243奪三振で、ナ・リーグの最多奪三振のタイトルを獲得しました。誤算だったのは、クローザーのジョッシュ・ヘイダーです。過去にWHIPが1.00を上回ることがなかったヘイダーですが、今年は1.00を超え、防御率も4点台と悪化したため、TDL前にSDパドレスにトレードで放出されました。代わりにSDパドレスから移籍したロジャースも、防御率5点台という成績で、補強になりませんでした。

コービン・バーンズ↓↓↓

ブランドン・ウッドラフ↓↓↓

ジョッシュ・ヘイダー↓↓↓

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

野手は、これほど本塁打を打つとは想定していなかったので、良い方の誤算でした。投手では、絶対安定と思っていたクローザーのヘイダーが打ち込まれる試合が突然増えたのが誤算でした。開幕から6月5日まで19試合連続無失点を記録し、防御率0.00でしたが、7月は投げるたびに打ち込まれ、防御率は4点台になり、ついにはSDパドレスにトレードに出されてしまいました。ヘイダーとのトレードで獲得したロジャースも防御率5点台と冴えない成績で、後半戦の失速は、救援投手陣の不振が原因と言っていいでしょう。

まとめ

野手では捕手の補強が必要です。また、イエリッチが全盛期の力を取り戻し、ヒウラも以前のような打撃成績に戻って、一塁あるいはDHに固定されるようになれば盤石です。投手は、クローザーと中継ぎといったブルペン投手陣の再整備が課題です。

 

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