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【MLB 2022年 レビュー】タンパベイ・レイズ

今回は、86勝76敗でア・リーグ東地区3位のタンパベイ・レイズです。

2022年順位表

ア・リーグ東地区では首位NYヤンキースに13ゲーム差の3位でした。ワイルドカード争いでは、BALオリオールズを3ゲーム差上回り、ポストシーズンに進出しました。しかし、CLEガーディアンズに敗れ、ALDSには進めませんでした。TBレイズは強豪が集うア・リーグ東地区に所属していますが、2019年から4年連続でポストシーズン進出を果たしています。

2022年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、得点は 11位、打率 9位、出塁率 9位、OPS 12位と、チーム打撃はリーグ下位の成績でした。チームの本塁打トップが20本で、二桁本塁打を打った選手が3人と少なく、長打力に欠ける打線でした。

TBレイズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Francisco Mejia# 26 93 289 32 70 6 31 0 .242 .264 .381 .645
1B Ji-Man Choi* 31 113 356 36 83 11 52 0 .233 .341 .388 .729
2B Brandon Lowe* 27 65 235 31 52 8 25 1 .221 .308 .383 .691
SS Taylor Walls# 25 142 407 53 70 8 33 10 .172 .268 .285 .553
3B Yandy Díaz 30 137 473 71 140 9 57 3 .296 .401 .423 .824
LF Randy Arozarena 27 153 586 72 154 20 89 32 .263 .327 .445 .773
CF Kevin Kiermaier* 32 63 206 28 47 7 22 6 .228 .281 .369 .649
RF Manuel Margot 27 89 336 36 92 4 47 7 .274 .325 .375 .700
DH Harold Ramirez 27 120 403 46 121 6 58 3 .300 .343 .404 .747
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
IF Isaac Paredes 23 111 331 48 68 20 45 0 .205 .304 .435 .740
SS Wander Franco# 21 83 314 46 87 6 33 8 .277 .328 .417 .746
OF Brett Phillips* 28 75 184 21 27 5 14 7 .147 .225 .250 .475
RF Josh Lowe* 24 52 181 24 40 2 13 3 .221 .284 .343 .627
LF David Peralta* 34 47 161 10 41 0 18 0 .255 .317 .335 .652
CF Jose Siri 26 56 166 35 40 4 14 8 .241 .292 .367 .660
2B Vidal Brujan# 24 52 147 13 24 3 16 5 .163 .228 .259 .487
C Christian Bethancourt 30 44 149 16 38 7 15 1 .255 .265 .436 .701
C Mike Zunino 31 36 115 7 17 5 16 0 .148 .195 .304 .499
  Team Totals 27.1 162 5412 666 1294 139 634 95 .239 .309 .377 .686
  Rank in 15 AL teams     11 11 10 11   5 9 9 13 12
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

野手で一番活躍が目立ったのは、昨年新人王を獲得したランディ・アロサレーナです。レギュラーを獲得して実質2年目の今年も、20本塁打を打ち、さらに今年は盗塁を32個も決める活躍をしました。

ランディ・アロサレーナ↓↓↓

そのアロサレーナを上回る rWARを記録したのが、ヤンディ・ディアスです。出塁率・OPSはチームトップの成績で、特に出塁率 .401は、ア・リーグ3位の成績でした。四球が多く出塁率が高いだけでなく、三振も年間60個とア・リーグ規定打席数達成者の中で3番目に少なく、優れたコンタクトヒッターです。

ヤンディ・ディアス↓↓↓

投手成績

投手成績はア・リーグ15チーム中、防御率 3位、失点3位、WHIP 3位、被打率3位と、上位の成績でした。ずば抜けた成績の先発投手やクローザーはいませんが、投手のやり繰りが上手く、チーム全体ではリーグ上位の成績を残しました。

TBレイズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Shane McClanahan* 25 12 8 2.54 28 28 0 166.1 52 47 194 142 3.00 0.926
SP Corey Kluber 36 10 10 4.34 31 31 0 164.0 82 79 139 84 3.57 1.213
SP Drew Rasmussen 26 11 7 2.84 28 28 0 146.0 51 46 125 128 3.26 1.041
SP Jeffrey Springs* 29 9 5 2.46 33 25 0 135.1 42 37 144 147 3.04 1.071
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Jason Adam 30 2 3 1.56 67 0 8 63.1 12 11 75 233 2.86 0.758
RP Colin Poche* 28 4 2 3.99 65 0 7 58.2 30 26 64 91 4.54 1.159
RP Shawn Armstrong 31 2 3 3.60 43 3 2 55.0 22 22 61 101 3.29 1.273
RP Brooks Raley* 34 1 2 2.68 60 0 6 53.2 19 16 61 136 2.74 0.969
RP Ryan Thompson 30 3 3 3.80 47 0 3 42.2 24 18 39 96 3.42 1.172
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Ryan Yarbrough* 30 3 8 4.50 20 9 0 80.0 44 40 61 81 4.77 1.375
  Jalen Beeks* 28 2 3 2.80 42 7 2 61.0 22 19 70 130 3.49 1.164
  Matt Wisler 29 3 3 2.25 39 5 1 44.0 18 11 35 162 4.25 1.000
  Josh Fleming* 26 2 5 6.43 10 3 0 35.0 36 25 29 57 4.43 1.886
  Ralph Garza 28 2 2 3.34 19 0 0 35.0 14 13 17 109 5.17 1.543
  Shane Baz 23 1 2 5.00 6 6 0 27.0 15 15 30 73 4.41 1.333
  J.P. Feyereisen 29 4 0 0.00 22 2 1 24.1 1 0 25   1.67 0.493
  Pete Fairbanks 28 0 0 1.13 24 0 8 24.0 3 3 38 327 0.86 0.667
  JT Chargois 31 2 0 2.42 21 3 0 22.1 7 6 17 152 4.28 0.940
  Calvin Faucher 26 2 3 5.48 22 0 1 21.1 16 13 21 67 5.13 1.688
  Andrew Kittredge 32 3 1 3.15 17 0 5 20.0 7 7 14 117 4.61 0.850
  Luis Patino 22 1 2 8.10 6 6 0 20.0 18 18 11 46 8.01 1.950
  Garrett Cleavinger* 28 1 0 2.41 13 0 0 18.2 5 5 25 153 1.77 0.643
  Team Totals 29.0 86 76 3.41 162 162 44 1435.2 614 544 1384 107 3.68 1.145
  Rank in 15 AL teams   6 10 3     7 8 3 3 7      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 11/11/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

クローザーが固定されませんでしたが、救援投手陣を臨機応変に、クローザー、中継ぎ、時にはオープナーとして起用し、ケビン・キャッシュ監督のやり繰りが上手く、チーム全体として、救援投手陣は機能しました。活躍が目立ったのは、先発投手の2人です。12勝8敗、防御率2.54のシェーン・マクラナハン投手は、投球イニング数を大きく上回る194奪三振を記録しました。9月前半の故障による離脱がなければ、200奪三振には間違いなく届き、サイヤング賞候補にも残れたと思います。

シェーン・マクラナハン↓↓↓

もう1人規定投球回数に達した先発投手は、コーリー・クルーバーです。2018年以来4年ぶりに規定投球回数に達しました。CLEインディアンス在籍時のように、200イニングを投げて、200奪三振をとるというような投球ではなかったものの、1年間ローテーションを守り、10勝10敗、防御率4.34と先発投手の役割を果たしました。

コーリー・クルーバー↓↓↓

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前の予想通りの結果となりました。打撃陣は長打力が落ちると予想していて、投手陣は絶対的なエースやクローザーはいないがキャッシュ監督のやり繰りで好成績を保つと予想しており、どちらもその通りの結果でした。地区3位でワイルドカードとという予想も当たりました。

mlbfan.hatenablog.com

まとめ

野手では、ワンダー・フランコアイザック・パレデスが成長し、本塁打や打点が増えると、来年は強力な打線になる予感がします。投手陣は、来年もキャッシュ監督の采配で、上位の成績を残すのは間違いないでしょう。キャッシュ監督がどうやって、オープナー、クローザー、中継ぎと、その選手に与える役割を判断しているのか、見極める方法を聞いてみたいです。

 

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