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【MLB 2022年 レビュー】シアトル・マリナーズ

今回は、90勝72敗でア・リーグ西地区2位、ワイルドカードで21年ぶりにポストシーズンに進出したシアトル・マリナーズです。

2022年順位表

ア・リーグ西地区では首位HOUアストロズに16ゲーム差の2位でした。前半戦終了時点で、地区優勝は難しいと思われましたが、ワイルドカードでのプレーオフ進出に向けて、TDL前に補強をし、2001年の地区優勝以来21年ぶりのポストシーズン進出を果たしました。

2022年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、得点 8位、出塁率 7位、長打率 7位、OPS 6位と、チーム打撃はリーグ中ほどの成績でした。しかし打率はリーグ14位と下から2番目の成績で、それを四球による出塁と、本塁打などの長打でカバーしました。四球数はリーグ2位、本塁打数はリーグ5位という成績でした。

SEAマリナーズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Cal Raleigh# 25 119 370 46 78 27 63 1 .211 .284 .489 .774
1B Ty France 27 140 551 65 152 20 84 0 .276 .340 .437 .777
2B Adam Frazier* 30 156 541 61 129 3 42 11 .238 .301 .311 .612
SS J.P. Crawford* 27 145 518 57 126 6 42 3 .243 .339 .336 .675
3B Eugenio Suarez 30 150 543 76 128 31 87 0 .236 .332 .459 .791
LF Jesse Winker* 28 136 456 51 100 14 53 0 .219 .344 .344 .688
CF Julio Rodriguez 21 132 511 84 145 28 75 25 .284 .345 .509 .853
RF Mitch Haniger 31 57 224 31 55 11 34 0 .246 .308 .429 .736
DH Carlos Santana# 36 79 255 35 49 15 39 0 .192 .293 .400 .693
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
IF Abraham Toro# 25 109 324 36 60 10 35 2 .185 .239 .324 .563
UT Dylan Moore 29 104 205 41 46 6 24 21 .224 .368 .385 .753
OF Sam Haggerty# 28 83 176 29 45 5 23 13 .256 .335 .403 .738
OF Jarred Kelenic* 22 54 163 20 23 7 17 5 .141 .221 .313 .534
C Luis Torrens 26 55 151 13 34 3 15 0 .225 .283 .298 .581
RF Taylor Trammell* 24 43 102 15 20 4 10 2 .196 .284 .402 .686
  Team Totals 27.6 162 5375 690 1237 197 664 83 .230 .315 .390 .705
  Rank in 15 AL teams     14 8 14 5   7 14 7 7 6
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

このチームの打撃成績を代表するような、低打率ながら長打と四球が多い選手は、エウヘニオ・スアレスです。打率 .236ですが、出塁率は .332、本塁打31本、87打点の活躍でした。

エウヘニオ・スアレス↓↓↓

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そのスアレスと一緒に、オフにCINレッズからトレードで移籍してきたジェシー・ウィンカーも、本塁打は期待ほど打てませんでしたが、100安打に84四球と、打率 .219ながら出塁率 .344という成績を残しました。

ジェシー・ウィンカー↓↓↓

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捕手のカル・ローリーは、今年長打力を開花させました。打率こそ.211と低いですが、27本塁打を打つ活躍をし、25歳と若く、シーズンフル出場すれば、もっと多くの本塁打が期待できそうです。

カル・ローリー↓↓↓

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SEAで今年最も注目された野手は、やはりフリオ・ロドリゲスです。開幕前から新人王の期待が高かった選手で、28本塁打、25盗塁、チームトップの打率とOPSという成績を残し、期待通り走攻守に活躍し、ア・リーグの新人王を獲得しました。

フリオ・ロドリゲス↓↓↓

投手成績

投手成績はア・リーグ15チーム中、防御率・自責点・WHIPは5位、被打率は6位と、リーグ上位の成績でした。

SEAマリナーズ 投手成績
Rk Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
1 SP Robbie Ray* 30 12 12 3.71 32 32 0 189.0 80 78 212 100 4.17 1.190
2 SP Logan Gilbert 25 13 6 3.20 32 32 0 185.2 71 66 174 116 3.46 1.180
3 SP Marco Gonzales* 30 10 15 4.13 32 32 0 183.0 97 84 103 90 5.05 1.333
4 SP Chris Flexen 27 8 9 3.73 33 22 2 137.2 61 57 95 99 4.49 1.329
5 SP George Kirby 24 8 5 3.39 25 25 0 130.0 54 49 133 109 2.99 1.208
6 SP Luis Castillo 29 4 2 3.17 11 11 0 65.1 26 23 77 117 2.91 1.102
Rk Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
7 CL Paul Sewald 32 5 4 2.67 65 0 20 64.0 21 19 72 139 3.88 0.766
8 RP Penn Murfee 28 4 0 2.99 64 1 0 69.1 23 23 76 124 3.10 0.952
9 RP Andres Munoz 23 2 5 2.49 64 0 4 65.0 20 18 96 149 2.04 0.892
10 RP Diego Castillo 28 7 3 3.64 59 0 7 54.1 27 22 53 102 3.68 1.141
11 RP Erik Swanson 28 3 2 1.68 57 1 3 53.2 11 10 70 222 1.85 0.913
Rk Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
12   Matthew Festa 29 2 0 4.17 53 0 2 54.0 26 25 64 89 4.26 1.130
13   Matt Brash 24 4 4 4.44 39 5 0 50.2 25 25 62 84 3.51 1.559
14   Ryan Borucki* 28 2 0 4.26 21 0 0 19.0 9 9 13 88 5.59 1.211
    Team Totals 27.8 90 72 3.59 162 162 40 1447.0 623 577 1391 104 3.90 1.191
    Rank in 15 AL teams   5 11 5     8 4 4 5 4      
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Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

先発投手では、ロビー・レイローガン・ギルバートマルコ・ゴンザレスの3人がローテーションを1年間守り抜き、3人とも32試合に先発し、二桁勝利をあげました。シーズン終盤には、トレードで獲得したルイス・カスティーヨを先発に起用し、先発だったクリス・フレクセンをブルペンに入れることで、さらに投手力は向上しました。

チームトップ13勝のローガン・ギルバート↓↓↓

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ブルペン投手も安定していました。60試合以上投げたポール・シーウォールド、ペン・マーフィー、アンドレス・ムニョスの3人と、57試合登板のエリック・スワンソンを加えた4人全員が、WHIP 1.00未満という成績を残しました。中でもクローザーのポール・シーウォールドは、5勝4敗20セーブという成績こそ突出していませんが、WHIPは0.766、被打率 .146という成績は見事で、出塁を許さない投球を続けました。

ポール・シーウォールド↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

上の開幕前の予想ブログを見ると、野手は前年より成績向上するが、投手はシーウォールドの故障離脱で前年並みと書いていました。4月にシーウォールドは1週間程度故障者リスト入りしていましたが、それ以外に離脱することなく1年間活躍しました。ここが予想を外した原因です。

まとめ

今年野手は、ロドリゲス、ローリーの才能が開花し、彼らに加えて、ケレニック、トロ、フランスといった20代の選手がいますので、彼らが成長すると、得点能力も向上することが期待できます。投手は、カスティーヨと契約延長をしたことで、今年活躍した先発投手陣と救援投手陣が来年もチームに残る予定です。投打ともにア・リーグで上位にいく可能性があるチームです。

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