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【MLB 2022年 レビュー】ニューヨーク・メッツ

なるべく週に2回更新してきましたが、年末は多忙でブログ更新が滞ってしまいました。

さて今回は、101勝61敗でナ・リーグ東地区2位のニューヨーク・メッツです。今年は100勝を超えましたが、残念ながら地区優勝とはいかず、ワイルドカードでプレーオフに進出しました。2016年以来6年ぶりのプレーオフ進出でした。

2022年順位表

ナ・リーグ東地区では首位ATLブレーブスとNYメッツが101勝61敗で同率でしたが、直接対決でATLが10勝9敗と勝ち越したため、NYメッツが2位という結果になりました。ワイルドカードで出場したポストシーズンは、ワイルドカードシリーズでSDパドレスに1勝2敗で敗れました。9月下旬にATLブレーブスに追いつかれるまでは、地区首位をキープしていたので、シーズン最後の10月だけ寂しい結果となりました。

2022年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点 3位、打率 1位、出塁率 2位、OPS 4位と、チーム打撃はリーグ上位の成績でした。

NYメッツ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Tomás Nido 28 98 284 31 68 3 28 0 .239 .276 .324 .600
1B Pete Alonso 27 160 597 95 162 40 131 5 .271 .352 .518 .869
2B Jeff McNeil* 30 148 533 73 174 9 62 4 .326 .382 .454 .836
SS Francisco Lindor# 28 161 630 98 170 26 107 16 .270 .339 .449 .788
3B Eduardo Escobar# 33 136 495 58 119 20 69 0 .240 .295 .430 .726
LF Mark Canha 33 140 462 71 123 13 61 3 .266 .367 .403 .770
CF Brandon Nimmo* 29 151 580 102 159 16 64 3 .274 .367 .433 .800
RF Starling Marte 33 118 466 76 136 16 63 18 .292 .347 .468 .814
DH Daniel Vogelbach* 29 55 149 18 38 6 25 0 .255 .393 .436 .830
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
IF Luis Guillorme* 27 102 297 33 81 2 17 1 .273 .351 .340 .691
DH J.D. Davis 29 66 181 26 43 4 21 1 .238 .324 .359 .683
C James McCann 32 61 174 19 34 3 18 3 .195 .257 .282 .538
1B Dominic Smith* 27 58 134 11 26 0 17 0 .194 .276 .284 .560
OF Tyler Naquin* 31 49 123 18 25 4 13 1 .203 .246 .390 .636
UT Darin Ruf 35 28 66 6 10 0 7 0 .152 .216 .197 .413
  Team Totals 29.8 162 5489 772 1422 171 735 62 .259 .332 .412 .744
  Rank in 15 NL teams     6 3 1 8   12 1 2 5 4
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

首位打者のタイトルを獲得したジェフ・マクニールの活躍が目立ちました。それだけでなく、規定打席に到達した選手で、打率 .270以上が5人もいて、チーム全体で高打率を記録しました。

ジェフ・マクニール↓↓↓

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今年のNYMは、首位打者のマクニールだけでなく、打率7位のマルテ、出塁率5位のニモ、6位のカナと、出塁率の高い打者が揃いました。その打線に40本塁打のピート・アロンソが4番に座り、131打点をあげて、初の打点王のタイトルを獲得しました。

ピート・アロンソ↓↓↓

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他には、移籍1年目の昨年は不振だったフランシスコ・リンドーアが、打率 .270、26本塁打、16盗塁と、本来の打撃成績を取り戻し、自信初の100打点超えとなる107打点を記録しました。

フランシスコ・リンドーア↓↓↓

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投手成績

投手成績はナ・リーグ15チーム中、防御率 3位、WHIP 2位、被打率 5位と、リーグ上位の成績でした。

NYメッツ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Chris Bassitt 33 15 9 3.42 30 30 0 181.2 71 69 167 113 3.66 1.145
SP Taijuan Walker 29 12 5 3.49 29 29 0 157.1 63 61 132 111 3.65 1.195
SP Carlos Carrasco 35 15 7 3.97 29 29 0 152.0 71 67 152 97 3.53 1.329
SP Max Scherzer 37 11 5 2.29 23 23 0 145.1 39 37 173 169 2.62 0.908
SP David Peterson* 26 7 5 3.83 28 19 0 105.2 50 45 126 101 3.64 1.334
SP Jacob deGrom 34 5 4 3.08 11 11 0 64.1 22 22 102 126 2.13 0.746
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Edwin Díaz 28 3 1 1.31 61 0 32 62.0 9 9 118 297 0.90 0.839
RP Adam Ottavino 36 6 3 2.06 66 0 3 65.2 15 15 79 188 2.85 0.975
RP Seth Lugo 32 3 2 3.60 62 0 3 65.0 26 26 69 108 3.76 1.169
RP Joely Rodriguez* 30 2 4 4.47 55 0 0 50.1 28 25 57 87 3.23 1.351
RP Drew Smith 28 3 3 3.33 44 0 0 46.0 17 17 53 117 4.33 1.152
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Trevor Williams 30 3 5 3.21 30 9 1 89.2 34 32 84 120 3.88 1.227
  Tylor Megill 26 4 2 5.13 15 9 0 47.1 27 27 51 76 3.77 1.246
  Chasen Shreve* 31 1 1 6.49 25 0 0 26.1 19 19 29 60 5.01 1.405
  Trevor May 32 2 0 5.04 26 0 1 25.0 14 14 30 78 3.87 1.440
  Team Totals 31.4 101 61 3.57 162 162 41 1438.2 606 570 1565 108 3.51 1.183
  Rank in 15 NL teams   2 13 3     8 6 2 3 1      
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Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

先発投手では、マックス・シャーザージェイコブ・デグロームの2人は、故障者リスト入りした時期があり、規定投球回数に達しませんでしたが、WHIP 1.00未満、投球回数を上回る奪三振数と、圧巻の投球をしました。シーズン通してローテーションを守ったバシット、ウォーカー、カラスコの3投手は、それぞれ15勝、12勝、15勝の勝ち星を記録し、防御率も3点台と1年間安定した投球でチームを支えました。

マックス・シャーザー↓↓↓

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ジェイコブ・デグローム↓↓↓

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救援投手では、何といってもクローザーのエドウィン・ディアスです。3勝1敗32セーブ、防御率 1.31を記録しました。2019年にSEAマリナーズからNYメッツに移籍してから、成績を落とした印象でしたが、今年は2019年にSEAで57セーブを記録した年と同じような圧倒的な投球をしていました。奪三振率は2019年を上回る成績でした。また、今年のディアスは、登板する時のトランペットの登場曲が話題になりました。

エドウィン・ディアス登場曲↓↓↓


www.youtube.com

中継ぎ投手で活躍したオッタビーノルーゴロドリゲスがFAになるので、中継ぎ投手の獲得が今オフの課題です。そのうちオッタビーノは、NYMと再契約しました。

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

上記の開幕前のブログでは、マルテ、エスコバー、カナと積極的に補強したので、2022年の打撃成績はリーグでも上位クラスとなると予想していて、野手については予想通りになりました。投手については、2022年は前年よりは若干向上する程度だと予想していて、デグロム、シャーザー、バシット、ウォーカー、カラスコの先発投手5人がケガ無く過ごせたら、素晴らしいシーズンになると予想していました。案の定、ケガによる離脱はありましたが、投手力は前年よりは向上しました。順位予想も、下のブログの通り、地区2位、ワイルドカードでプレーオフ進出と予想しており、これも予想通りでした。

mlbfan.hatenablog.com

今季は地区2位でしたが、バック・ショーウォルター監督が4回目のManager of the Yearを受賞しました。NYY, TEX, BAL, NYMと4回とも違うチームで受賞というところが凄いです。

まとめ

今オフは、デグローム、バシット、ウォーカー、ニモなど、多数の主力選手がFAになりますので、積極的な補強や、引き留めが必要になります。FAのクローザー、エドウィン・ディアスを引き留めたのは良かったです。ケガが多いニモと高額・長期間の再契約はリスクが高いという意見もありますが、個人的には出塁率の高いニモとの再契約を好意的に受け止めています。基本的にスティーブ・コーエンは、太っ腹のオーナーですので、バーランダーとの契約など、金額を気にせず着々と優秀な選手を補強しています。デグロームには、NYメッツ一筋で選手生命を全うして欲しかったのですが、TEXレンジャーズとの契約が決まりました。

 

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