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メジャーリーグ全30チームを網羅するように、メジャーリーグ移籍情報・順位予想・成績などをできるだけ公平な目線で書いています。

【MLB 2022年 レビュー】トロント・ブルージェイズ

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

このブログでは、10月下旬から30球団の2022年レビューを書いていますが、30球団もあると、3日に1回更新しても90日もかかるという事実に今更ながら気づきました。前年のようなロックアウトがなく、ストーブリーグも盛んで、FA移籍やトレードが活発に行われ、各球団の戦力が整いつつあるので、早く2023年シーズンのプレビューを書きたい気持ちに駆られています。30球団の2022年レビューが終わりましたら、レギュラーシーズン開始前までに、30球団の2023年プレビューを書くつもりです。

さて今回の2022年レビューは、92勝70敗でア・リーグ東地区2位だったトロント・ブルージェイズです。

2022年順位表

ア・リーグ中地区では首位NYヤンキースに7ゲーム差の2位、ワイルドカード争いでは勝率トップとなり、2年ぶりにポストシーズンに進出しました。2022年のシーズン前の評判では、ポストシーズン進出を予想されていました。しかし期待に応えられず、7月半ばまで、勝ち越しながらも地区3位から4位という順位で、首位NYヤンキースには大差をつけられていました。そのようなチーム成績でしたので、モントーヨ監督が7月13日に解雇されました。そして前半戦を3位で折り返すと、TDL前にトレードで積極的な補強をし、監督交代と相まって、後半戦は42勝27敗と15も勝ち越し、地区2位に浮上し、ポストシーズンに進出することができました。

2022年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、打率1位、出塁率 1位、長打率 1位、OPS 1位と、チーム打撃成績はリーグトップです。本塁打数はNYY,HOUに次ぐ3位で、得点数はNYYに次ぐ2位という成績でした。

TORブルージェイズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Alejandro Kirk 23 139 470 59 134 14 63 0 .285 .372 .415 .786
1B Vladimir Guerrero Jr. 23 160 638 90 175 32 97 8 .274 .339 .480 .818
2B Santiago Espinal 27 135 449 51 120 7 51 6 .267 .322 .370 .692
SS Bo Bichette 24 159 652 91 189 24 93 13 .290 .333 .469 .802
3B Matt Chapman 29 155 538 83 123 27 76 2 .229 .324 .433 .757
LF Lourdes Gurriel Jr. 28 121 453 52 132 5 52 3 .291 .343 .400 .743
CF George Springer 32 133 513 89 137 25 76 14 .267 .342 .472 .814
RF Teoscar Hernandez 29 131 499 71 133 25 77 6 .267 .316 .491 .807
DH Zack Collins* 27 26 72 7 14 4 10 0 .194 .266 .417 .682
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
OF Raimel Tapia* 28 128 411 47 109 7 52 8 .265 .292 .380 .672
IF Cavan Biggio* 27 97 257 43 52 6 24 2 .202 .318 .350 .668
C Danny Jansen 27 72 215 34 56 15 44 1 .260 .339 .516 .855
UT Whit Merrifield 33 44 121 19 34 5 16 1 .281 .323 .446 .769
  Team Totals 27.1 162 5555 775 1464 200 756 67 .264 .329 .431 .760
  Rank in 15 AL teams     3 2 1 3   11 1 1 1 1
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

本塁打32本のゲレーロ Jr. を筆頭に、本塁打20本以上が、チャップマン、スプリンガー、ヘルナンデス、ビシェットと5人もいて、打線に切れ目がない状態です。2022年は前年と違ってジョージ・スプリンガーが1年間通して活躍しました。スプリンガーは守備力が高く、rWARは、野手トップの4.0を記録しました。

ジョージ・スプリンガー↓↓↓

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今年成長したのは、捕手のアレハンドロ・カークです。規定打席に到達し、打率 .285、出塁率はチームトップの .372、OPS .786と素晴らしい打撃成績を残し、オールスターゲームにも選出され、シルバースラッガー賞も受賞しました。

アレハンドロ・カーク↓↓↓

投手成績

投手成績はア・リーグ15チーム中、防御率・自責点は7位、WHIP 6位、被打率 9位と、リーグ中ほどの成績でした。

TORブルージェイズ 投手成績
Rk Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
1 SP Alek Manoah 24 16 7 2.24 31 31 0 196.2 55 49 180 174 3.35 0.992
2 SP Kevin Gausman 31 12 10 3.35 31 31 0 174.2 72 65 205 116 2.38 1.237
3 SP Jose Berrios 28 12 7 5.23 32 32 0 172.0 103 100 149 74 4.55 1.419
4 SP Ross Stripling 32 10 4 3.01 32 24 1 134.1 49 45 111 129 3.11 1.020
5 SP Yusei Kikuchi* 31 6 7 5.19 32 20 1 100.2 67 58 124 75 5.62 1.500
Rk Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
6 CL Jordan Romano 29 5 4 2.11 63 0 36 64.0 18 15 73 185 2.82 1.016
7 RP Adam Cimber 31 10 6 2.80 77 0 4 70.2 28 22 58 139 3.47 1.118
8 RP Trevor Richards 29 3 2 5.34 62 4 0 64.0 41 38 82 73 4.07 1.438
9 RP David Phelps 35 0 2 2.83 65 1 1 63.2 22 20 64 138 3.16 1.304
10 RP Tim Mayza* 30 8 1 3.14 63 0 2 48.2 19 17 44 125 3.98 1.110
Rk Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
11   Yimi Garcia 31 4 5 3.10 61 0 1 61.0 26 21 58 126 3.47 1.049
12   Trent Thornton 28 0 2 4.11 32 0 0 46.0 21 21 37 95 4.66 1.239
13   Mitch White 27 0 5 7.74 10 8 0 43.0 37 37 31 51 3.76 1.744
14   Hyun Jin Ryu* 35 2 0 5.67 6 6 0 27.0 17 17 16 70 4.78 1.333
15   Julian Merryweather 30 0 3 6.75 26 1 0 26.2 20 20 23 58 4.35 1.425
16   Anthony Bass 34 2 0 1.75 28 0 0 25.2 5 5 28 225 4.63 1.130
    Team Totals 29.4 92 70 3.87 162 162 46 1441.1 679 620 1390 101 3.85 1.235
    Rank in 15 AL teams   3 12 7     5 6 7 7 5      
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Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

先発投手は、昨年のサイヤング賞投手ロビー・レイが抜けましたが、アレク・マノア、ケビン・ゴーズマン、ホセ・べリオスの3人が、規定投球回数に達し、それぞれ16勝、12勝、12勝と1年間ローテーションを守る活躍をしました。中でもアレク・マノアは、勝利数リーグ3位、防御率リーグ3位、WHIP リーグ4位というリーグトップクラスの成績を収め、ロビー・レイの抜けた穴をカバーしました。先発ローテーションの一角を期待されて、SEAから移籍した菊池雄星は打ち込まれるゲームが多く、シーズン途中でブルペンに回ることになりました。

アレク・マノア↓↓↓

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救援投手では、クローザーのジョーダン・ロマーノが36セーブをあげる活躍で、シーズン前半は、彼の活躍で1点差ゲームを多くものにしました。オールスターゲームにも選出されました。

ジョーダン・ロマーノ↓↓↓

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

上記の開幕前のブログでは、チーム打撃はリーグ上位の成績で、投手は、レイ、マッツの抜けた穴を、ゴーズマンと菊池がカバーすると予想していました。残念ながら菊池は予想通りには活躍できませんでした。

まとめ

今オフは、主力選手のFA移籍が少ないので、2023年も打撃成績は好成績を維持しそうです。地区優勝を狙うには、先発・救援ともにコマが足りないので、投手の補強が必要です。

 

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