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【MLB 2022年 レビュー】セントルイス・カージナルス

今回は、93勝64敗でナ・リーグ中地区優勝のセントルイス・カージナルスです。

2022年順位表

前半戦終了時点では、MILブルワーズと首位を激しく争っていましたが、後半戦に入ると43勝25敗と18も勝ち越し、最終的には2位MILに7ゲーム差をつけて地区優勝しました。モリーナとプホルスの引退シーズンに、地区優勝で花を添えました。残念ながらポストシーズンは、ワイルドカード戦でPHIフィリーズにあえなく2連敗で敗退してしまいました。

2022年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点 3位、打率 6位、出塁率 3位、OPS 3位と、チーム打撃はリーグ上位の成績でした。

STLカージナルス 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Andrew Knizner 27 96 260 28 56 4 25 0 .215 .301 .300 .601
1B Paul Goldschmidt 34 151 561 106 178 35 115 7 .317 .404 .578 .981
2B Nolan Gorman* 22 89 283 44 64 14 35 1 .226 .300 .420 .721
SS Tommy Edman# 27 153 577 95 153 13 57 32 .265 .324 .400 .725
3B Nolan Arenado 31 148 557 73 163 30 103 5 .293 .358 .533 .891
LF Tyler O'Neill 27 96 334 56 76 14 58 14 .228 .308 .392 .700
CF Harrison Bader 28 72 246 35 63 5 21 15 .256 .303 .370 .673
RF Lars Nootbaar* 24 108 290 53 66 14 40 4 .228 .340 .448 .788
DH Albert Pujols 42 109 307 42 83 24 68 1 .270 .345 .550 .895
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
OF Dylan Carlson# 23 128 432 56 102 8 42 5 .236 .316 .380 .695
UT Brendan Donovan* 25 126 391 64 110 5 45 2 .281 .394 .379 .773
LF Corey Dickerson* 33 96 281 28 75 6 36 0 .267 .300 .399 .698
OF Juan Yepez 24 76 253 27 64 12 30 0 .253 .296 .447 .742
C Yadier Molina 39 78 262 19 56 5 24 2 .214 .233 .302 .535
SS Paul DeJong 28 77 210 19 33 6 25 3 .157 .245 .286 .530
SS Edmundo Sosa 26 53 122 17 23 0 8 3 .189 .244 .270 .515
  Team Totals 28.9 162 5496 772 1386 197 739 95 .252 .325 .420 .745
  Rank in 15 NL teams     4 3 6 5   7 6 3 4 3
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

STLでは、一塁のポール・ゴールドシュミット、三塁のノーラン・アレナドの2人が、打撃・守備の両方で、大活躍でした。2人とも生え抜きの選手ではなく、移籍してきた選手ですが、もうSTLカージナルスのチームの顔という存在となっています。2人ともシルバースラッガー賞を受賞し、ゴールドシュミットはMVPを、アレナドはゴールドグラブ賞と6年連続でプラチナムグラブ賞も受賞しました。

ポール・ゴールドシュミット↓↓↓

ノーラン・アレナド↓↓↓

新人のブレンダン・ドノバンは、二塁、三塁、外野をそれぞれ30試合以上守るユーティリティプレーヤーとして活躍し、今季新設されたゴールドグラブ賞のユーティリティプレーヤー部門で、GG賞を獲得しました。

ブレンダン・ドノバン↓↓↓

今年は、何といっても引退年のアルバート・プホルスが、期待以上の24本塁打を放ち、通算本塁打数を703本に伸ばしました。自身の活躍で地区優勝を果たし、有終の美を飾りました。

アルバート・プホルス↓↓↓

投手成績

投手成績は、ナ・リーグ15チーム中、防御率・失点・自責点は 4位、WHIPは8位、被打率は9位という成績でした。防御率という点ではリーグ上位の成績で、走者を塁に出すという視点ではリーグ中ほどに位置する成績でした。したがって走者を塁に出しながらも、粘り強く失点を防いだと言っていいでしょう。

STLカージナルス 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Miles Mikolas 33 12 13 3.29 33 32 0 202.1 81 74 153 116 3.87 1.033
SP Adam Wainwright 40 11 12 3.71 32 32 0 191.2 80 79 143 103 3.66 1.283
SP Dakota Hudson 27 8 7 4.45 27 26 0 139.2 71 69 78 86 4.34 1.446
SP Jordan Montgomery* 29 6 3 3.11 11 11 0 63.2 24 22 61 123 3.08 1.084
SP Jose Quintana* 33 3 2 2.01 12 12 0 62.2 18 14 48 191 2.60 1.117
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Ryan Helsley 27 9 1 1.25 54 0 19 64.2 11 9 94 306 2.34 0.742
RP Andre Pallante 23 6 5 3.17 47 10 0 108.0 39 38 73 121 3.98 1.417
RP Jordan Hicks 25 3 6 4.84 35 8 0 61.1 33 33 63 79 4.17 1.321
RP Giovanny Gallegos 30 3 6 3.05 57 0 14 59.0 23 20 73 126 2.88 1.017
RP Genesis Cabrera* 25 4 2 4.63 39 0 1 44.2 24 23 32 83 5.62 1.321
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Jake Woodford 25 4 0 2.23 27 1 0 48.1 13 12 24 172 3.13 1.117
  Steven Matz* 31 5 3 5.25 15 10 0 48.0 28 28 54 73 3.78 1.250
  Jack Flaherty 26 2 1 4.25 9 8 0 36.0 18 17 33 91 4.97 1.611
  Matthew Liberatore* 22 2 2 5.97 9 7 0 34.2 23 23 28 65 5.02 1.731
  Zack Thompson* 24 1 1 2.08 22 1 1 34.2 9 8 27 186 3.89 0.981
  T.J. McFarland* 33 0 0 6.61 28 0 0 32.2 26 24 16 58 5.32 1.622
  Packy Naughton* 26 0 2 4.78 26 3 1 32.0 17 17 31 81 3.14 1.438
  Team Totals 29.7 93 69 3.79 162 162 37 1435.2 637 605 1177 101 3.94 1.270
  Rank in 15 NL teams   4 12 4     11 8 4 4 15      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

先発投手は、復活したマイコラスとベテランのウェインライト、3番手でハドソンの3人が活躍しました。あと2人ローテーションに足りなかったので、TDL前にモンゴメリーキンタナを獲得し、その2人が後半戦だけで9勝の活躍。この2人を獲得したトレードが地区優勝に大きく貢献しました。

ジョーダン・モンゴメリー↓↓↓

ホセ・キンタナ↓↓↓

救援投手は、シーズン当初はガジェゴスがクローザーを担っていましたが、5月後半からライアン・ヘルズリーが主にクローザーを任されるようになり、9勝1敗19セーブという成績を残しました。WHIP 0.742、防御率 1.25と、走者も失点もほとんど許さない投球でチームの勝利に貢献しました。9月には1イニングを三者連続三球三振に抑える、イマキュレートイニングを達成しました。

ライアン・ヘルズリー↓↓↓

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前の上記のブログでは、打撃は前年より若干よくなる程度で、投手は先発投手に不安が残り、救援投手はレイエスの出遅れが心配と予想していました。打撃は予想以上の成績で、リーグ上位の成績を残しました。先発投手は、前半戦を何とかやり繰りし、後半戦はトレードで獲得した2人が活躍しました。救援投手は、ヘルズリーがオールスターゲームにも選出される大活躍で、クローザーを担うまで成長し、チームをけん引しました。このように、投打ともに予想が良い方に外れました。

まとめ

2022年は、モリーナとプホルスの引退の年でしたが、2人とも活躍し、地区優勝を決め、有終の美を飾りました。モリーナのリードが投手の力を引き出していた部分もあるので、引退したモリーナの抜けた捕手が、2023年の課題でしたが、CHIカブスからFAのコントレラスを獲得しました。

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