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【MLB 2022年 レビュー】クリーブランド・ガーディアンズ

今回は、92勝70敗でア・リーグ中地区優勝のクリーブランド・ガーディアンズです。

2022年順位表

ア・リーグ中地区では2位CHIホワイトソックスに11ゲーム差をつけて地区優勝しました。テリー・フランコーナ監督が2013年からチームを率いて10年になりますが、4回目の優勝、6回目のプレーオフ進出となりました。開幕前の下馬評は、決して高くありませんでした。実際に前半戦は46勝44敗と2つの勝ち越しにとどまり、地区2位で折り返しました。TDL前にトレードで大きな補強をしなかったにもかかわらず、後半戦は46勝26敗と20も勝ち越して地区優勝を決めました。ポストシーズンでは、ワイルドカードシリーズを2勝0敗でTBレイズに勝ちましたが、ディビジョンシリーズでは3勝4敗とNYヤンキースに惜敗しました。

2022年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、得点 6位、打率 4位、出塁率 6位、OPS 7位と、チーム打撃はリーグ中ほどの成績でした。このチームの特色は、20盗塁前後の選手が5人もいて、チーム盗塁数はリーグ2位でした。

CLEガーディアンズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Austin Hedges 29 105 294 26 48 7 30 2 .163 .241 .248 .489
1B Josh Naylor* 25 122 449 47 115 20 79 6 .256 .319 .452 .771
2B Andres Gimenez* 23 146 491 66 146 17 69 20 .297 .371 .466 .837
SS Amed Rosario 26 153 637 86 180 11 71 18 .283 .312 .403 .715
3B Jose Ramirez# 29 157 601 90 168 29 126 20 .280 .355 .514 .869
LF Steven Kwan* 24 147 563 89 168 6 52 19 .298 .373 .400 .772
CF Myles Straw 27 152 535 72 118 0 32 21 .221 .291 .273 .564
RF Oscar Gonzalez 24 91 362 39 107 11 43 1 .296 .327 .461 .789
DH Franmil Reyes 26 70 263 24 56 9 28 2 .213 .254 .350 .603
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
IF Owen Miller 25 130 424 53 103 6 51 2 .243 .301 .351 .652
C Luke Maile 31 76 181 19 40 3 17 0 .221 .301 .326 .627
IF Ernie Clement 26 63 145 18 29 0 6 0 .200 .264 .221 .485
RF Oscar Mercado 27 54 120 17 25 4 16 2 .208 .244 .375 .619
LF Richie Palacios* 25 54 112 7 26 0 10 2 .232 .293 .286 .578
  Team Totals 26.0 162 5558 698 1410 127 662 119 .254 .316 .383 .699
  Rank in 15 AL teams     2 6 4 14   2 4 6 11 7
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

チームの中心打者はやはり、三塁のホセ・ラミレスです。4度目のシルバースラッガー賞を受賞しました。

ホセ・ラミレス↓↓↓

今年急成長したのは、二塁手のアンドレス・ジメネスで、チーム2位の打率、OPSを記録しました。もともと守備はよく、初のゴールドグラブ賞を受賞し、さらに今年は17本塁打を打ち、20盗塁も決めるなど、長打力も走力もあるところを見せました。

アンドレス・ジメネス↓↓↓

ルーキーのスティーブ・クワンは、チームトップの打率と出塁率を記録し、チームで2番目に多い89得点を挙げるなど、リードオフマンとしての役割を果たしました。さらに守備でもゴールドグラブ賞を受賞するなど、走攻守三拍子揃った活躍でした。

スティーブ・クワン↓↓↓

今年はゴールドグラブ賞に、センターのマイルズ・ストローと投手のシェーン・ビーバーも選出され、CLEから4人もゴールドグラブ賞受賞者が出ました。

マイルズ・ストロー↓↓↓

投手成績

投手成績は、ア・リーグ15チーム中、防御率・自責点・WHIPが4位、被打率が3位と、リーグ上位の成績でした。

CLEガーディアンズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Shane Bieber 27 13 8 2.88 31 31 0 200.0 70 64 198 132 2.87 1.040
SP Triston McKenzie 24 11 11 2.96 31 30 0 191.1 65 63 190 129 3.59 0.951
SP Cal Quantrill 27 15 5 3.38 32 32 0 186.1 78 70 128 113 4.12 1.208
SP Zach Plesac 27 3 12 4.31 25 24 0 131.2 74 63 100 89 4.45 1.322
SP Aaron Civale 27 5 6 4.92 20 20 0 97.0 58 53 98 78 3.87 1.186
SP Konnor Pilkington* 24 1 2 3.88 15 11 0 58.0 30 25 50 99 4.49 1.466
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Emmanuel Clase 24 3 4 1.36 77 0 42 72.2 18 11 77 281 1.98 0.729
RP Eli Morgan 26 5 3 3.38 50 1 0 66.2 29 25 72 113 3.58 0.885
RP Trevor Stephan 26 6 5 2.69 66 0 3 63.2 24 19 82 143 2.19 1.178
RP Sam Hentges* 25 3 2 2.32 57 0 1 62.0 17 16 72 165 2.48 0.968
RP Bryan Shaw 34 6 2 5.40 60 2 1 58.1 38 35 52 71 4.88 1.440
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Enyel De Los Santos 26 5 0 3.04 50 0 1 53.1 18 18 61 126 2.63 1.069
  Nick Sandlin 25 5 2 2.25 46 0 0 44.0 13 11 41 171 3.68 1.159
  James Karinchak 26 2 0 2.08 38 0 3 39.0 9 9 62 185 2.29 1.103
  Kirk McCarty* 26 4 3 4.54 13 2 0 37.2 23 19 26 85 6.64 1.327
  Team Totals 26.3 92 70 3.46 162 162 51 1456.0 634 560 1390 110 3.75 1.159
  Rank in 15 AL teams   3 12 4     2 1 5 4 5      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

先発投手では、シェーン・ビーバー、トリストン・マッケンジー、カル・クワントリルの3人が1年間ローテーションを守り、それぞれ13勝、11勝、15勝と二桁勝利をあげ、ビーバーとマッケンジーは、防御率2点台という成績を残しました。

GG賞のシェーン・ビーバー↓↓↓

救援投手は、クローザーのエマヌエル・クラセと、イーライ・モーガンサム・ヘンゲスの3人が、60イニング以上を投げて、WHIP 1.00未満と走者を許さない投球をしました。中でもエマヌエル・クラセは、3勝4敗42セーブをあげ、最多セーブのタイトルを獲得しました。

エマヌエル・クラセ↓↓↓

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前の上記ブログで、打撃成績はリーグ下位で、投手成績はビーバーがフルシーズン活躍すれば多少向上すると予想していました。実際には、投打ともにリーグ上位の成績を残し、予想もしていなかった地区優勝も果たしました。オフの補強も大きくなく、シーズン中のトレードもほとんど行われず、現有戦力だけで、開幕前の下馬評を覆す好成績を残したのは、フランコーナ監督の采配・選手起用によるものと言えるでしょう。フランコーナ監督は、3回目のManager of the Yearを受賞しました。

まとめ

投手・野手ともに、主力選手でFAになる選手はほとんどいません。捕手のヘッジスがFAですが、ズニーノを獲得し、捕手のポジションは埋まりました。また、一塁手のジョッシュ・ベルを獲得したので、長打力はアップするでしょう。2023年はこのチームがどんな進化をするのか楽しみです。

 

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