メジャーリーグ ファン ブログ

メジャーリーグ全30チームを網羅するように、メジャーリーグ移籍情報・順位予想・成績などをできるだけ公平な目線で書いています。

【MLB 2022年 レビュー】ニューヨーク・ヤンキース

今回は、99勝63敗でア・リーグ東地区優勝のニューヨーク・ヤンキースです。

2022年順位表

前半戦終了時点で、64勝28敗、勝率 .696、2位に13ゲーム差をつけていたので、110勝やシーズン最多勝利も夢ではないと思っていました。ところが後半戦は35勝35敗の勝率5割で、終わってみたら100勝に届きませんでした。6年連続プレーオフ進出と、レギュラーシーズンで盤石の強さを誇りますが、チャンピオンシリーズでHOUアストロズに4連敗し、リーグ優勝できませんでした。松井秀喜選手のいた2009年以来、リーグ優勝から遠ざかっています。

2022年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、得点は1位、本塁打 1位、出塁率 2位、長打率 2位、OPS 2位と、チーム打撃成績は、リーグ1,2位の項目ばかりです。ジャッジの62本塁打が、チーム打撃成績に大きく貢献しています。

NYヤンキース 打撃成績
Rk Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
1 C Jose Trevino 29 115 335 39 83 11 43 2 .248 .283 .388 .671
2 1B Anthony Rizzo* 32 130 465 77 104 32 75 6 .224 .338 .480 .817
3 2B Gleyber Torres 25 140 526 73 135 24 76 10 .257 .310 .451 .761
4 SS Isiah Kiner-Falefa 27 142 483 66 126 4 48 22 .261 .314 .327 .642
5 3B Josh Donaldson 36 132 478 59 106 15 62 2 .222 .308 .374 .682
6 LF Aaron Hicks# 32 130 384 54 83 8 40 10 .216 .330 .313 .642
7 CF Aaron Judge 30 157 570 133 177 62 131 16 .311 .425 .686 1.111
8 RF Joey Gallo* 28 82 233 32 37 12 24 2 .159 .282 .339 .621
9 DH Giancarlo Stanton 32 110 398 53 84 31 78 0 .211 .297 .462 .759
Rk Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
10 IF DJ LeMahieu 33 125 467 74 122 12 46 4 .261 .357 .377 .734
11 C Kyle Higashioka 32 83 229 27 52 10 31 0 .227 .264 .389 .653
12 UT Marwin Gonzalez# 33 85 184 20 34 6 18 3 .185 .255 .321 .576
13 RF Oswaldo Cabrera# 23 44 154 21 38 6 19 3 .247 .312 .429 .740
14 DH Matt Carpenter* 36 47 128 28 39 15 37 0 .305 .412 .727 1.138
15 LF Andrew Benintendi* 27 33 114 14 29 2 12 4 .254 .331 .404 .734
16 LF Miguel Andujar 27 27 96 9 22 1 8 4 .229 .250 .281 .531
17 MI Oswald Peraza 22 18 49 8 15 1 2 2 .306 .404 .429 .832
18 CF Harrison Bader 28 14 46 3 10 0 9 2 .217 .245 .283 .528
    Team Totals 30.4 162 5422 807 1308 254 764 102 .241 .325 .426 .751
    Rank in 15 AL teams     10 1 8 1   4 8 2 2 2
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

チーム打撃成績が良かったので、今回のブログで取り上げたい野手が沢山いますが、その中から以下の4人選んでみました。

1人目は、ア・リーグ本塁打記録を塗り替えたアーロン・ジャッジです。MVP争いは、もっと大谷選手と競り合うかと思っていましたが、1位票の殆どがジャッジに入り、ジャッジの圧勝でした。

アーロン・ジャッジ↓↓↓

2人目は、プラチナムグラブ賞のホセ・トレビーノです。プラチナムグラブ賞の守備はもちろんのこと、11本塁打を打ち、打撃成績も期待に応えました。昨オフにMINへサンチェス捕手を放出し、その後TEXからトレビーノ捕手をトレードで獲得しました。まさにオフのトレードが大成功だった一例です。

ホセ・トレビーノ↓↓↓

3人目は、出場試合数が47試合ながら、不振から復活したベテランのマット・カーペンターです。15本塁打とOPS10割超えと、予想もしなかった好成績で、前半戦のヤンキース快進撃に貢献しました。

マット・カーペンター↓↓↓

4人目は、内野でも外野でもファインプレイを連発した、オズワルド・カブレラです。身体能力の高い若手選手で、今後の成長が楽しみな選手です。

オズワルド・カブレラ↓↓↓

投手成績

投手成績は防御率・自責点・WHIP・被打率の全てが、ア・リーグ15チーム中2位の成績でした。チーム投手成績の殆どの項目は、ア・リーグではHOUアストロズが1位でした。

NYヤンキース 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Gerrit Cole 31 13 8 3.50 33 33 0 200.2 81 78 257 111 3.47 1.017
SP Jameson Taillon 30 14 5 3.91 32 32 0 177.1 78 77 151 100 3.94 1.128
SP Nestor Cortes* 27 12 4 2.44 28 28 0 158.1 44 43 163 159 3.13 0.922
SP Jordan Montgomery* 29 3 3 3.69 21 21 0 114.2 48 47 97 106 3.91 1.099
SP Luis Severino 28 7 3 3.18 19 19 0 102.0 37 36 112 123 3.70 1.000
SP Domingo German 29 2 5 3.61 15 14 0 72.1 31 29 58 108 4.44 1.161
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Clay Holmes 29 7 4 2.54 62 0 20 63.2 21 18 65 154 2.85 1.021
RP Lucas Luetge* 35 4 4 2.67 50 0 2 57.1 19 17 60 147 3.03 1.395
RP Wandy Peralta* 30 3 4 2.72 56 0 4 56.1 19 17 47 144 2.86 1.047
RP Jonathan Loaisiga 27 2 3 4.13 50 0 2 48.0 25 22 37 95 3.57 1.292
RP Aroldis Chapman* 34 4 4 4.46 43 0 9 36.1 18 18 43 88 4.57 1.431
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Clarke Schmidt 26 5 5 3.12 29 3 2 57.2 23 20 56 125 3.60 1.197
  Michael King 27 6 3 2.29 34 0 1 51.0 15 13 66 171 2.23 1.000
  Ron Marinaccio 26 1 0 2.05 40 0 0 44.0 12 10 56 192 3.20 1.045
  Frankie Montas 29 1 3 6.35 8 8 0 39.2 28 28 33 62 4.93 1.538
  Miguel Castro 27 5 0 4.03 34 0 0 29.0 16 13 31 98 3.84 1.448
  Albert Abreu 26 2 2 3.16 22 0 0 25.2 10 9 26 125 2.92 1.208
  JP Sears* 26 3 0 2.05 7 2 0 22.0 5 5 15 193 3.16 0.864
  Lou Trivino 30 1 2 1.66 25 0 1 21.2 6 4 22 238 3.34 1.292
  Team Totals 29.1 99 63 3.30 162 162 47 1451.2 567 532 1459 119 3.56 1.117
  Rank in 15 AL teams   2 14 2     4 2 2 2 2      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/19/2022.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

先発投手で今年急成長したのは、変則左腕のネスター・コーテズ選手です。規定投球回数不足ながら、12勝4敗、防御率 2.44、WHIP 0.922という好成績で、オールスターゲームにも選出されました。

ネスター・コーテズ↓↓↓

Embed from Getty Images

ブルペン投手では、チャップマンに代わって、クレイ・ホームズがクローザーを務め、7勝4敗20セーブを記録しました。

クレイ・ホームズ↓↓↓

Embed from Getty Images

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前の上記のブログでも、投打ともにリーグ上位の成績をあげると予想していましたが、地区優勝するとは予想していませんでした。特に今年は、アーロン・ジャッジの62本塁打が光りました。彼のこの成績があったからこそ、チームの得点数が向上し、前半戦の独走に繋がったのだと思います。

まとめ

NYYにはシーズンオフにFAになる主力選手が沢山います。如何に引き留められるか、あるいはFAで抜けた穴をカバーする選手を獲得できるかが焦点でした。特にジャッジとリゾについては、移籍となるとその戦力をカバーするのは大変でしたので、この2人と契約できたのは、シーズンオフの成果です。

↓応援お願いします↓

にほんブログ村 野球ブログ MLB・メジャーリーグへ
にほんブログ村

こちらのランキングにも参加してます。ぽちっとクリックお願いします。

 ↓↓↓↓↓↓↓↓


メジャーリーグ人気ブログランキング