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2024年8月 メジャーリーグ 現地観戦記

今回は、2024年8月のアメリカ旅行で観戦したミルウォーキー・ブルワーズの本拠地での2試合とシカゴ・ホワイトソックスの本拠地での1試合の観戦記をアップします。今回のアメリカ旅行は、3試合もメジャーリーグ観戦をする野球一色の旅行となりました。

目次

アメリカンファミリー・フィールド (American Family Field)

ミルウォーキーのアメリカンファミリー・フィールドは、2回目の訪問です。前回2002年に訪問した時の球場名は、ミラー・パーク(Miller Park)でした。今回22年ぶりの訪問で、現在はアメリカンファミリー・フィールド(American Family Field)に名称が変わっています。以前撮った写真と見比べてみると、外観は球場名の看板が変っている程度の変化です。

ミラー・パーク(2002年)

アメリカンファミリー・フィールド(2024年)

アメリカンファミリー・フィールドは開閉式ドームで、22年前も今回も、屋根が開いた状態での試合開催でした。

中に入ってみると、バックスクリーンが22年前と比較すると大きなサイズのものに変わり、右サイドにもサブスクリーンが設置されていました。いつからスクリーンが大きくなったのか、いつサブスクリーンが設置されたのかは、調べ切れていませんが、2014年にMLB機構がチャレンジ制度(ビデオ判定)の導入をしたことが大きな要因です。チャレンジをして判定を待っている間、その瞬間をとらえたリプレイ映像を流すため、大画面が必要になりました。

ミラー・パーク内部(2002年)

アメリカンファミリー・フィールド(2024年)

以前と変わっていないのは、球団マスコットのバーニー・ブリュワーが、ブリュワーズ選手がホームランを打った時に滑り降りる滑り台です。また、6回裏に行われるソーセージ・レースも、当時と変わっていません。

滑り台

ソーセージレース

8月11日 シンシナティ・レッズ vs ミルウォーキー・ブルワーズ

さて試合ですが、シカゴ・オヘア空港到着の翌日に、シンシナティ・レッズ戦を観戦しました。シカゴで試合を見てから、ミルウォーキーに移動しようと思ったのですが、何故か8月11日日曜日にシカゴでは試合がなく、11日日曜日にミルウォーキー、12日月曜日にシカゴ(ホワイトソックス)で試合を見るスケジュールで、チケットを予約しました。

球場売店

球場について、まずはチームストアを訪問。やはり優勝争いしているチームは、ファンも多く賑わっています。日本では売っていないようなウェアや帽子が沢山あり、結局、帽子2つと、パーカー、半袖シャツを購入し、締めて$228.75(約34,300円)。

その後、昼食にホットドック2つとコーラ(土産用カップ入り・サイズ大)を購入。合計で$34.66(約5,200円)。1ドル=150円で計算すると、日本の球場の価格の1.5倍から2倍の価格です。

座席・チケット

駐車場と座席は、事前にStub Hubで予約しました。価格は手数料込で以下の通り。

  • 駐車場:$42.23(約6,300円)
  • チケット2席:$126.90(約19,000円)

今回購入したのは、セクション118の席を2席。1人1万円未満で、バックネット裏の1回席でメジャーリーグの試合を見れたのは、お得感があります。しかし駐車場代は、PREFERREDという一般駐車場より便利な所を選んだとはいえ、6,000円超えとは、思いのほか高かったです。

座席イメージ

試合展開 CIN 4, MIL 3 (Aug.11)

この試合で最も見たかった選手は、シンシナティ・レッズのエリー・デラクルーズ内野手。5ツールプレイヤーで、足は速く・肩も強く、打撃もパワーありと、次代を担うプレーヤーとして注目している選手です。この日の成績は4打数・1安打・3三振、守備では1失策。盗塁は見られませんでしたが、初回にライト前ヒットを打ちました。

エリー・デラクルーズ

デラクルーズ ライト前ヒット(1回表)

試合は、2回裏にブルワーズのジョーイ・オルティスの本塁打で2点を先制。恒例のバーニー・ブルワーが滑り台を滑ります。

4回表に、レッズがエスピナルのタイムリーヒットで2対2の同点に追いついた後、タイラー・スティーブンソンのソロ本塁打で、3対2とレッズがリード。

6回裏に、ブルワーズはアダメスのタイムリーで再び3対3の同点に。

7回表に、レッズのスペンサー・スティアーが犠飛で1点を追加し、4対3とリードし、これが決勝点。

スペンサー・スティアー 犠飛

最後は、アレクシス・ディアスが抑えて、レッズが4対3で勝利。ディアスは23セーブ目をあげました。

アレクシス・ディアス

シーソーゲームで、非常に面白いゲームでした。

ただ、残念だったのは、試合の最後にバックスクリーンの電光掲示板が故障で、スコアボードが全く見えなくなってしまいました。

故障中のバックスクリーン電光掲示板

シンシナティ・レッズ 勝利のハイタッチ

ギャランティード・レイト・フィールド (Guaranteed Rate Field)

8月12日はシカゴに移動し、シカゴ・ホワイトソックスの本拠地のギャランティード・レイト・フィールドを訪問しました。ここでの観戦は今回で3回目です。初めての現地観戦は2002年で、当時はコミスキー・パークという球場名でした。前回2016年に訪問した時の球場名は、USセルラー・フィールド(US Cellular Field)でした。そして今回8年ぶりの訪問で、現在はギャランティード・レイト・フィールド(Guaranteed Rate Field)に名称が変わっています。

下に訪問した時に撮影した球場内部の写真を掲載しました。2002年の頃と比べると、こちらの球場もバックスクリーンの電光掲示板が大きくなりました。また両サイドにあるサブスクリーンも、画像が表示されるタイプのものに変わっています。

コミスキーパーク(2002年)

USセルラー・フィールド(2016年)

ギャランティード・レイト・フィールド(2024年)

2016年と2024年でバックスクリーンの電光掲示板に変化はありませんが、電光掲示板の表示内容は変わりました。下に両方の電光掲示板の写真を掲載します。

2016年当時は、守備側・攻撃側ともに打順が1番から9番まで表示され、守備位置は文字で表記されていました。
それに対し、2024年のものは、攻撃側のチームの打順だけが1番から9番まで表示されています。守備側は、打順が1番から9番まで表示されずに、次のイニングで迎える打者3人のみの表示です。その一方、守備のポジションは、文字情報だけでなく、選手名が守備位置の図に示されています。さらに、選手の紹介が、出身地、出身校、MLBデビュー、生年月日、身長、体重など、詳しく書かれるようになりました。

上:2016年 下:2024年

下のNoteにも、観戦記を書きましたので、こちらもよろしくお願いします。

note.com

8月12日 ニューヨーク・ヤンキース vs シカゴ・ホワイトソックス

歴史的な敗戦数を重ねているホワイトソックスですが、この日の対戦相手は、人気のニューヨーク・ヤンキースでしたので、観客は22,815人も入りました。ヤンキースファンとホワイトソックスファンの数は、半分半分くらいのように感じました。

球場売店

球場に到着して、まずはチームストアを訪問。店内は2階にレディースとキッズ、1階にメンズとセール品が販売されていました。日本では販売されていないようなウェアや帽子がたくさん売っていて、ついつい財布のひもが緩みがちになります。

今回購入したのは下の商品です。黒地に白でSOXというオーソドックスなホワイトソックスのジャケットや帽子は持っているので、違うデザインのものが欲しかったので大満足です。

  • レトロデザインの帽子 $34.99 +10.25%TAX
  • アロハ風半袖シャツ $74.99 +10.25%TAX

購入した帽子とシャツ

また、前日にアメリカンファミリー・フィールドに訪問したことで、球場内の飲食物が高いことがわかっていたので、この日は水のペットボトルを持ち込みました。開封していない水のペットボトルは持ち込み可能です。バックポリシーが厳しく、飲料水などを持ち込む場合は、手で持つか、下の写真のような中身の見える透明なバックに入れれば、持ち込み可能です。

バックポリシーに合ったバック

ギャランティード・レイト・フィールドは、ミルウォーキーの球場よりも飲食物の値段が高く、以下のような価格でした。

  • ハンバーガー:$14.49(2,173円)
  • チキンサンドイッチ:$14.49(2,173円)
  • 生ビール(国産):$12.49(1,873円)
  • ペットボトル入り飲料:$6.99(1,048円)

座席・チケット

駐車場と座席は、事前にStub Hubで予約しました。価格は手数料込で以下の通り。

  • 駐車場:$38.08(約5,700円)
  • チケット:$164.33(約24,500円)

今回購入したのは、BOX136の席を2席。ピッチャーマウンドも打席も良く見える座席でした。

座席からのビュー

試合展開 NYY 2, CWS 12 (Aug.12)

前日までのホワイトソックスの今季勝敗数は、28勝91敗・勝率.235という打率並みの低い勝率。相手が東地区首位争いをしているヤンキースということもあり、勝ち試合を見られる可能性はかなり低いと期待せずに行ったのですが、意外にも12対2と大量得点で勝利。12得点、18安打は今季最多で、8月8日に就任したサイズモア監督代行に、初勝利をもたらす試合となりました。

試合終了後、花火が打ち上げられ、バックスクリーン上の風車には”SOX WIN”の文字が光っていました。歴史的敗戦数を重ねているチームとはいえ、実際に勝利する試合をライブで見ると、今季の91敗を忘れてしまうほど嬉しくなり、より一層応援したくなるものです。

試合後の花火

再びアメリカンファミリー・フィールド (American Family Field)

アメリカに向けて出発するまで、野球観戦は8月11日と12日の2日間の予定で、チケットもその2日間しかとっていませんでしたが、8月11日にミルウォーキーを訪問した時に、8月13日からロサンゼルス・ドジャースがミルウォーキーで三連戦を戦うことに、遅ればせながら気がつき、チケットを予約し、13日に再びミルウォーキーに戻ることにしました。

8月13日 ロサンゼルス・ドジャース vs ミルウォーキー・ブルワーズ

これまでの2試合では、日本人観客の姿はほとんど見られませんでしたが、特に座った席が三塁側(ドジャース側)のベンチの上だったこともあり、OHTANIのユニフォームやドジャーブルーのシャツを着た観客が多く、さらに夏休みということもあり、多くの日本人が応援に来ていました。やはり大谷翔平選手のいるドジャース戦です。

座席・チケット

駐車場と座席は、事前にStub Hubで予約しました。価格は手数料込で以下の通り。

  • 駐車場:$37.69(約5,600円)
  • チケット:$154.88(約23,200円)

今回購入したのは、セクション122の席を2席。左打者の大谷選手が打席に立った時正面に見えるように三塁側の席を選び、なおかつドジャースのダグアウトが三塁側なので、ダグアウトに戻ってくるドジャースの選手が良く見えるようにと、ダグアウトの上に当たる席を予約しました。眺めは下のような感じでした。

座席からのビュー

試合展開 LAD 7, MIL 2 (Aug.13)

この試合で最も見たかった選手は、もちろん大谷翔平選手。幸運にも37号本塁打を見ることができました。

大谷翔平 37号本塁打

試合は、ドジャースがスミス、大谷、ラックス、パヘスの4本塁打など合計13安打を打ち、7対2でドジャースが勝利しました。

試合結果を映すバックスクリーンの電光掲示板

この日も残念だったのは、7回くらいからバックスクリーンの電光掲示板が故障し、スコアボードや、ビデオ映像が全く見えなくなってしまいました。上の写真は試合後の電光掲示板を撮影したものです。文字情報は写っていますが、画像がありません。これは少し改善した状態で、試合中の7回以降は、ずっと下の写真のような状況でした。

故障中のバックスクリーン電光掲示板

9回表からようやく、スコアなどの文字情報が出るようになりました。

スコア表示が戻った電光掲示板

これはデジタル化の弊害でもあります。シカゴのリグレーフィールドなどは、近年までマニュアルのスコアボードで運用されていましたが、そこもチャレンジ制度が導入されると、映像が映るタイプのものに変更しました。しかし今回のように故障をしてしまうと、システムが回復するまでどうしようもありません。とはいえ、スマホでチェックすれば、スコアは見れるので、特に問題はないのですが。

また、球場によって電光掲示版に表示する内容に違いがあります。シカゴ・ホワイトソックスでは、スタットキャストのデータを活用して、下の写真のように、本塁打の飛距離などを映していました。

本塁打 打球データ @ギャランティード・レイト・フィールド

また、どちらの球場も、他球場の経過や結果は、イニングの間に少し映すだけで常に確認することはできません。ヒューストン・アストロズの球場は、レフトの外野壁に常に表示されていました。特にポストシーズンを争っているライバルチームの結果は気になるので、他球場の経過が表示された方が好ましいです。とはいえ、途中経過についても、スマホがあればいつでもチェックできるから、要らないのかもしれませんが。そういうことも考慮して、現在のスタイルになっているのかもしれません。

他球場の結果 @アメリカンファミリー・フィールド

観戦を終えて

今回の旅行では、久しぶりにアメリカを訪問して、物価高と円安の影響を痛感しました。たしかにチケット代、飲食費、宿泊費など円換算すると高いと感じましたが、ライブでメジャーリーグを見られる感動に代わるものはありません。特にシカゴ・ホワイトソックス戦で感じたのですが、歴史的な敗戦数を重ねていても、現地で観戦して選手やシカゴのファンの方々と同じ空間で勝利の喜びを共有するというのは、何にも代えられないものだと思いました。またミルウォーキーでは、応援している大谷翔平選手の活躍、しかもホームランをライブで見れたのは最高でした。どこのチームに所属している選手でも、日本人選手の活躍は嬉しいものです。

今回のブログは、長くなってしまいました。お付き合いいただきありがとうございました。

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