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【MLB 2024年 レビュー】アリゾナ・ダイヤモンドバックス

2024年レビュー ナ・リーグ ダイヤモンドバックス

今回は、ナ・リーグ西地区3位のアリゾナ・ダイヤモンドバックスです。

2024年順位表

今年は89勝73敗で、ナ・リーグ西地区の3位でした。今季は最終戦までポストシーズン進出をかけた試合が続きましたが、全く同じ勝敗数のアトランタ・ブレーブスとニューヨーク・メッツが、ワイルドカードでポストシーズンに進出し、両チームとの対戦成績で負け越していたダイヤモンドバックスが、ポストシーズン進出を逃す結果となりました。

2024年　ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、打率2位・出塁率1位・長打率1位・OPS 1位と、リーグトップクラスの成績でした。本塁打20本の打者が5人もいる重量打線で、得点数もナ・リーグトップと、申し分のない攻撃陣でした。

アリゾナ・ダイヤモンドバックス　打撃成績
Player Age Pos WAR G AB R H HR RBI SB BB SO BA OBP SLG OPS
Gabriel Moreno 24 C 2.6 97 305 39 81 5 45 3 41 52 .266 .353 .380 .734
Christian Walker 33 1B 2.6 130 479 72 120 26 84 2 55 133 .251 .335 .468 .803
Ketel Marte# 30 2B 6.8 136 504 93 147 36 95 7 65 106 .292 .372 .560 .932
Geraldo Perdomo# 24 SS 3.4 98 337 61 92 3 37 9 36 58 .273 .344 .374 .718
Eugenio Suárez 32 3B 3.1 158 571 90 146 30 101 2 49 176 .256 .319 .469 .788
Lourdes Gurriel Jr. 30 LF 2.1 133 513 72 143 18 75 7 29 101 .279 .322 .435 .757
Corbin Carroll* 23 CF 3.4 158 589 121 136 22 74 35 73 130 .231 .322 .428 .749
Jake McCarthy* 26 RF 1.7 142 442 66 126 8 56 25 31 78 .285 .349 .400 .749
Joc Pederson* 32 DH 2.9 132 367 62 101 23 64 7 55 105 .275 .393 .515 .908
Player Age Pos WAR G AB R H HR RBI SB BB SO BA OBP SLG OPS
Kevin Newman 30 MI 2.2 111 288 41 80 3 28 8 15 48 .278 .311 .375 .686
Randal Grichuk 32 DH 2.2 106 254 40 74 12 46 0 20 46 .291 .348 .528 .875
Blaze Alexander 25 MI 0.0 61 166 19 41 3 21 3 15 49 .247 .321 .343 .664
Josh Bell# 31 1B 0.3 41 140 24 39 5 22 0 17 32 .279 .361 .436 .796
Pavin Smith* 28 UT 0.6 60 137 26 37 9 36 1 18 31 .270 .348 .547 .896
José Herrera# 27 C -0.2 42 97 11 22 1 13 0 9 27 .227 .290 .320 .609
Alek Thomas* 24 CF 0.0 39 95 13 18 3 17 4 7 17 .189 .245 .358 .603
Team Totals     33.9 162 5522 886 1452 211 845 119 569 1265 .263 .337 .440 .777
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Generated 11/21/2024.

（青字太文字：シーズン中に他球団から移籍してきた選手）

（赤字斜体字：シーズン中に他球団に移籍した選手）

チームの野手の中で最もbWARが高いケーテル・マルテは、MVP候補3人のうちの1人に選出され、自身初となるシルバースラッガー賞も受賞しました。36本塁打・95打点は自己ベストの記録です。

ケーテル・マルテ↓↓↓

チームでもう1人30本塁打以上の打ったのは、シアトル・マリナーズから移籍１年目のエウヘニオ・スアレスです。30本塁打・101打点をあげ、打点はチームトップの成績。

エウヘニオ・スアレス↓↓↓

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チームで3番目に多い本塁打26本を打ったクリスチャン・ウォーカーは、守備の評価も高く、一塁手として3年連続でゴールドグラブ賞を受賞しました。

クリスチャン・ウォーカー↓↓↓

投手成績

投手成績は、防御率とWHIPは、ナ・リーグ15チーム中13位、被打率14位、奪三振数13位と、リーグ下位の成績でした。

アリゾナ・ダイヤモンドバックス　投手成績
Player Age Pos WAR W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
Brandon Pfaadt 25 SP 0.5 11 10 4.71 32 32 0 181.2 183 95 42 185 89 3.61 1.239
Ryne Nelson 26 SP 1.7 10 6 4.24 28 25 1 150.2 155 71 34 126 99 3.74 1.254
Zac Gallen 28 SP 2.7 14 6 3.65 28 28 0 148.0 133 60 54 156 115 3.38 1.264
Jordan Montgomery* 31 SP -1.4 8 7 6.23 25 21 1 117.0 149 81 44 83 67 4.48 1.650
Slade Cecconi 25 SP -1.1 2 7 6.66 20 13 0 77.0 92 57 17 64 63 5.02 1.416
Merrill Kelly 35 SP 1.0 5 1 4.03 13 13 0 73.2 67 33 19 63 104 4.25 1.167
Player Age Pos WAR W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
Paul Sewald 34 CL 0.2 1 2 4.31 42 0 16 39.2 35 19 10 43 98 3.95 1.134
Justin Martínez 22 RP 2.0 5 6 2.48 64 0 8 72.2 59 20 36 91 170 2.59 1.307
Kevin Ginkel 30 RP 0.8 8 3 3.21 72 0 5 70.0 69 25 15 77 131 2.85 1.200
Ryan Thompson 32 RP 1.0 7 5 3.26 67 0 2 66.1 64 24 15 52 129 3.30 1.191
Joe Mantiply* 33 RP 0.5 6 2 3.92 75 2 1 59.2 52 26 18 53 107 2.51 1.173
Player Age Pos WAR W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
Bryce Jarvis 26   0.8 1 2 3.19 44 0 0 59.1 52 21 33 38 132 5.12 1.433
Eduardo Rodríguez* 31   0.2 3 4 5.04 10 10 0 50.0 56 28 19 47 84 4.57 1.500
Tommy Henry* 26   -0.8 2 3 7.04 9 7 0 38.1 49 30 18 30 60 6.38 1.748
Scott McGough 34   -1.1 1 3 7.44 26 2 0 32.2 34 27 21 25 57 6.04 1.684
Yilber Díaz 23   0.3 1 1 3.81 7 4 0 28.1 27 12 12 19 111 4.47 1.376
Logan Allen* 27   -0.1 0 1 5.46 12 0 1 28.0 32 17 10 21 77 4.35 1.500
A.J. Puk* 29   1.3 0 1 1.32 30 0 2 27.1 15 4 5 43 322 1.63 0.732
Team Totals     6.2 89 73 4.63 162 162 38 1443.1 1468 742 481 1313 91 4.09 1.350
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Generated 11/21/2024.

（青字太文字：シーズン中に他球団から移籍してきた選手）

（赤字斜体字：シーズン中に他球団に移籍した選手）

先発投手陣では、ブランドン・ファート、ライン・ネルソン、ザック・ガレンの3人が、1年間ローテーションを守り、二桁勝利をあげました。ブランドン・ファートとライン・ネルソンの2人は、自身初となる二桁勝利をあげました。3年連続二桁勝利をしているエースのザック・ガレンは、投手陣で最も高いbWAR2.7を記録し、防御率3点台と安定していました。

ブランドン・ファート↓↓↓

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ライン・ネルソン↓↓↓

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ザック・ガレン↓↓↓

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救援投手陣を見ると、クローザーのポール・シーウォルドが、4月は故障で離脱し、5月・6月は活躍したものの、7月に入ると打たれる試合が目立つようになりました。そのため、8月には中継ぎで活躍していたジャスティン・マルティネスをクローザーに指名し、8セーブをあげました。

ジャスティン・マルティネス↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

mlbfan.hatenablog.com

開幕前の予想では、打撃成績はリーグ上位の成績と予想通りの結果でした。投手成績は、移籍してきたジョーダン・モンゴメリーやエドゥアルド・ロドリゲスの活躍を期待し、リーグ中ほどと予想していましたが、その2人がそれぞれ防御率6点台・5点台という期待外れだったため、リーグ下位の成績になりました。順位予想では、ナ・西地区2位でワイルドカードでプレイオフ進出を予想していましたが、投手成績が予想外に悪かったため、予想を外してしまいました。

総括

今季のダイヤモンドバックスは、打高投低という成績でした。また、前半戦の４月・5月は負け越しており、シーズン後半に挽回を図ったシーズンでした。前半戦の打撃陣を見ると、本塁打30本のエウヘニオ・スアレスが5月までは本塁打4本どまりで、前年の新人王のコービン・キャロルは、5月末の段階で打率2割を下回るなど、前半戦は主力選手の不調が原因で勝率をあげることができませんでした。2人とも後半は挽回し、チーム全体としてもリーグトップクラスの打撃成績を残しました。打線は強力ですので、来季は投手陣の補強が課題です。

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