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【MLB 2023年 レビュー】ニューヨーク・メッツ

今回は、ナ・リーグ東地区4位のニューヨーク・メッツです。

2023年順位表

今年は74勝87敗で、ナ・リーグ東地区の4位でした。前年は101勝をあげていて、オフの選手補強も積極的だったので、コンテンダーとして期待値が高かったにもかかわらず、勝率5割を下回る結果に終わりました。TDL前には主力野手のマルテ、カナ、ファムを放出し、投手では先発の柱となるシャーザー、バーランダーに加えて、クローザーのロバートソンも放出するなど、完全に売り手に回り、再建モードに転換しました。

2023年 ナ・リーグ順位表(MLB公式サイトより)

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、本塁打数が4位でした。46本塁打のピート・アロンソと31本塁打のリンドーアの2人がけん引しました。その一方、打率はリーグ14位、出塁率は10位、得点数は11位と長打力はあったものの、総得点数はリーグ下位の成績でした。

NYメッツ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Francisco Alvarez 21 123 382 51 80 25 63 2 .209 .284 .437 .721
1B Pete Alonso 28 154 568 92 123 46 118 4 .217 .318 .504 .821
2B Jeff McNeil* 31 156 585 75 158 10 55 10 .270 .333 .378 .711
SS Francisco Lindor# 29 160 602 108 153 31 98 31 .254 .336 .470 .806
3B Brett Baty* 23 108 353 41 75 9 34 2 .212 .275 .323 .598
LF Mark Canha 34 89 257 28 63 6 29 7 .245 .343 .381 .725
CF Brandon Nimmo* 30 152 592 89 162 24 68 3 .274 .363 .466 .829
RF Starling Marte 34 86 315 38 78 5 28 24 .248 .301 .324 .625
DH Daniel Vogelbach* 30 104 275 33 64 13 48 0 .233 .339 .404 .742
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
LF Tommy Pham 35 79 231 29 62 10 36 11 .268 .348 .472 .820
DH Mark Vientos 23 65 218 19 46 9 22 1 .211 .253 .367 .620
RF DJ Stewart* 29 58 160 21 39 11 26 1 .244 .333 .506 .840
C Omar Narváez* 31 49 128 12 27 2 7 0 .211 .283 .297 .580
OF Rafael Ortega* 32 47 114 16 25 1 8 6 .219 .341 .272 .613
2B Luis Guillorme* 28 54 107 12 24 1 9 0 .224 .288 .327 .615
3B Eduardo Escobar# 34 40 110 15 26 4 16 2 .236 .286 .409 .695
2B Ronny Mauricio# 22 26 101 11 25 2 9 7 .248 .296 .347 .643
  Team Totals 29.0 162 5363 717 1276 215 692 118 .238 .316 .407 .723
  Rank in 15 NL teams     15 11 14 4   9 14 10 9 9
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 11/13/2023.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

今年はシーズン中に、カナ、マルテ、ファム、エスコバーなどレギュラークラスの選手を放出し、再建モードに入りました。そのようなチーム状況の中、フランシスコ・リンドーアが、31本塁打と31盗塁と、自身初の30‐30を記録し、CLEインディアンス在籍時の2018年以来となる3度目のシルバースラッガー賞を受賞しました。

フランシスコ・リンドーア↓↓↓

若手の選手では、捕手のフランシスコ・アルバレスが、ここぞという場面での本塁打が印象深いだけでなく、年間で25本塁打を打ち、レギュラーポジションを、同じベネズエラ出身のオマー・ナルバレスから奪いました。

フランシスコ・アルバレス↓↓↓

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投手成績

投手成績をみると、防御率・自責点はナ・リーグ15チーム中9位、WHIPは10位と、下位の成績でした。

NYメッツ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP ER BB SO ERA+ FIP WHIP
SP Kodai Senga 30 12 7 2.98 29 29 0 166.1 55 77 202 142 3.63 1.220
SP Tylor Megill 27 9 8 4.70 25 25 0 126.1 66 58 105 90 4.96 1.575
SP David Peterson* 27 3 8 5.03 27 21 0 111.0 62 50 128 84 4.34 1.568
SP Max Scherzer 38 9 4 4.01 19 19 0 107.2 48 30 121 105 4.70 1.189
SP Justin Verlander 40 6 5 3.15 16 16 0 94.1 33 31 81 134 3.80 1.145
SP Carlos Carrasco 36 3 8 6.80 20 20 0 90.0 68 38 66 62 5.86 1.700
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP ER BB SO ERA+ FIP WHIP
CL David Robertson 38 4 2 2.05 40 0 14 44.0 10 13 48 207 3.57 1.000
RP Adam Ottavino 37 1 7 3.21 66 0 12 61.2 22 29 62 132 4.52 1.216
RP Drew Smith 29 4 6 4.15 62 0 3 56.1 26 29 60 102 4.55 1.402
RP Brooks Raley* 35 1 2 2.80 66 0 3 54.2 17 25 61 151 3.68 1.262
RP Jeff Brigham 31 1 3 5.26 37 0 0 37.2 22 18 42 81 5.96 1.168
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP ER BB SO ERA+ FIP WHIP
  José Quintana* 34 3 6 3.57 13 13 0 75.2 30 24 60 118 3.52 1.308
  Joey Lucchesi* 30 4 0 2.89 9 9 0 46.2 15 17 32 147 4.22 1.307
  José Butto 25 1 4 3.64 9 7 0 42.0 17 23 38 117 4.02 1.333
  Grant Hartwig 25 5 2 4.84 28 0 0 35.1 19 15 30 88 4.44 1.387
  Dominic Leone 31 1 3 4.40 31 0 0 30.2 15 11 33 97 5.24 1.239
  Trevor Gott 30 0 2 4.34 34 0 1 29.0 14 11 30 98 3.43 1.414
  Stephen Nogosek 28 0 1 5.61 13 0 0 25.2 16 14 25 76 6.22 1.636
  Phil Bickford 27 3 2 4.62 25 0 1 25.1 13 13 28 92 4.60 1.342
  Tommy Hunter 36 0 1 6.85 14 0 0 23.2 18 5 20 62 5.75 1.394
  Team Totals 31.8 75 87 4.30 162 162 34 1416.1 676 595 1397 99 4.47 1.360
  Rank in 15 NL teams   12 4 9     14 14 9 13 6      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 11/13/2023.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

今年はシーズン中に、シャーザー、バーランダー、ロバートソンといった先発・救援の中心選手を放出し、打者と同様に投手も再建モードに入りました。そのような投手陣でしたが、ソフトバンク・ホークスから移籍の千賀滉大投手が孤軍奮闘し、12勝7敗、防御率2.98という見事な成績を、MLB1年目から残しました。

千賀滉大↓↓↓

救援投手陣は、WBCでのケガで1シーズンを棒に振ったクローザーのエドウィン・ディアスを不在をカバーするために、38歳のデービッド・ロバートソン、37歳のアダム・オッタビーノ、35歳のブルックス・ラリーなど、ベテラン投手が活躍をしました。

アダム・オッタビーノ↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

野手は前年と選手が変らないので、上位の成績を残すと予想していましたが、シーズン中に放出した、マルテやエスコバーは、OPSが.700以下と打撃成績が低迷したした影響で、得点能力は前年より下がりました。投手陣は、WBCにおけるケガで、クローザーのディアスを欠いたことが誤算でした。

まとめ

野手は、ニモ(中)、リンドーア(遊)、マクニール(二)、アルバレス(捕)と、センターラインは実績のある選手で固まり、40本塁打が確実なアロンソ(一)もいて、野手はシーズンオフの補強次第で、コンテンダーになれる可能性が十分にあります。投手では、千賀滉大の活躍は明るい材料ですが、彼に続く先発投手の確保が、今オフの課題です。

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