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【MLB 2023年 レビュー】クリーブランド・ガーディアンズ

2023年レビュー ア・リーグ ガーディアンズ

今回は、ア・リーグ中地区3位のクリーブランド・ガーディアンズです。

2023年順位表

名将フランコーナ監督が、2013年から11年チームを率いてきましたが、今年で退任が決まりました。11年のうち、4回の地区優勝、6回ポストシーズン進出を果たしてきました。

今年は開幕前の予想では優勝候補でしたが、76勝86敗で、ア・リーグ中地区の3位という結果に終わりました。

2023年　ア・リーグ順位表　(MLB公式サイトより)

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、打率は7位、盗塁3位と、比較的上位ですが、本塁打数がリーグ最下位の15位で、長打率が14位という結果、OPSと得点は12位とリーグ下位の成績となりました。俊足好打の選手は揃っていますが、長打力に欠けました。

CLEガーディアンズ　打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Bo Naylor* 23 67 198 33 47 11 32 5 .237 .339 .470 .809
1B Josh Naylor* 26 121 452 52 139 17 97 10 .308 .354 .489 .842
2B Andrés Giménez* 24 153 557 76 140 15 62 30 .251 .314 .399 .712
SS Amed Rosario 27 94 385 51 102 3 40 9 .265 .306 .369 .675
3B José Ramírez# 30 156 611 87 172 24 80 28 .282 .356 .475 .831
LF Steven Kwan* 25 158 638 93 171 5 54 21 .268 .340 .370 .710
CF Myles Straw 28 147 462 52 110 1 29 20 .238 .301 .297 .597
RF Will Brennan* 25 138 432 41 115 5 41 13 .266 .299 .356 .655
DH Josh Bell# 30 97 347 26 81 11 48 0 .233 .318 .383 .701
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
IF Gabriel Arias 23 122 315 36 66 10 26 3 .210 .275 .352 .628
RF Oscar Gonzalez 25 54 173 15 37 2 12 0 .214 .239 .312 .551
1B Kole Calhoun* 35 43 157 18 34 6 25 0 .217 .282 .376 .657
IF Tyler Freeman 24 64 153 20 37 4 18 5 .242 .295 .366 .661
OF Ramón Laureano 28 41 136 22 33 3 14 4 .243 .342 .382 .724
C Cam Gallagher 30 56 143 6 18 0 7 0 .126 .154 .168 .322
C Mike Zunino 32 42 124 11 22 3 11 0 .177 .271 .306 .578
UT David Fry 27 57 101 12 24 4 15 2 .238 .319 .416 .734
  Team Totals 26.8 162 5513 662 1379 124 622 151 .250 .313 .381 .695
  Rank in 15 AL teams     5 12 7 15   3 7 10 14 12
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 11/14/2023.

（青字太文字：シーズン中に他球団から移籍してきた選手）

（赤字斜体字：シーズン中に他球団に移籍した選手）

ホセ・ラミレスの24本がチーム最多本塁打と少し寂しい成績で、チーム本塁打数が124本とリーグ最下位の成績でした。そんな打線でしたが、長打力に期待のできるジョシュ&ボー・ネイラー兄弟がそれぞれ17本、8本の本塁打を打ち、規定打席不足ながらどちらもOPS .800を上回る成績を残しました。

ジョッシュ・ネイラーとボー・ネイラー↓↓↓

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アンドレス・ヒメネスは、俊足好打の内野手で、チームで3番目に多い本塁打15本を打ち、長打力もアップしました。定評のある内野守備は素晴らしく、2022年に続いて2年連続でゴールドグラブ賞を受賞し、今年はプラチナグラブ賞も受賞しました。

アンドレス・ヒメネス↓↓↓

投手成績

投手成績は防御率・自責点が、ア・リーグ15チーム中7位、WHIPは10位と、リーグ中ほどの成績でした。

CLEガーディアンズ　投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
SP Tanner Bibee 24 10 4 2.98 25 25 0 142.0 122 47 45 141 140 3.52 1.176
SP Shane Bieber 28 6 6 3.80 21 21 0 128.0 124 54 34 107 110 3.87 1.234
SP Logan Allen* 24 7 8 3.81 24 24 0 125.1 127 53 48 119 109 4.19 1.396
SP Cal Quantrill 28 4 7 5.24 19 19 0 99.2 111 58 35 58 80 4.79 1.465
SP Gavin Williams 23 3 5 3.29 16 16 0 82.0 66 30 37 81 127 4.05 1.256
SP Aaron Civale 28 5 2 2.34 13 13 0 77.0 58 20 22 58 178 3.53 1.039
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
CL Emmanuel Clase 25 3 9 3.22 75 0 44 72.2 68 26 16 64 130 2.91 1.156
RP Trevor Stephan 27 7 7 4.06 71 0 2 68.2 63 31 26 75 103 3.56 1.296
RP Eli Morgan 27 5 2 4.01 61 0 1 67.1 73 30 24 75 104 3.88 1.441
RP Enyel De Los Santos 27 5 2 3.29 70 0 0 65.2 50 24 25 62 127 3.48 1.142
RP Nick Sandlin 26 5 5 3.75 61 0 0 60.0 38 25 24 66 111 4.96 1.033
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
  Xzavion Curry 24 3 4 4.07 41 9 0 95.0 98 43 30 67 102 4.50 1.347
  Sam Hentges* 26 3 2 3.61 56 0 0 52.1 53 21 18 56 116 2.64 1.357
  Hunter Gaddis 25 2 1 4.50 11 7 0 42.0 41 21 14 24 93 5.26 1.310
  James Karinchak 27 2 5 3.23 44 0 0 39.0 24 14 28 52 130 4.97 1.333
  Peyton Battenfield 25 0 5 5.19 7 6 0 34.2 34 20 12 27 81 5.36 1.327
  Noah Syndergaard 30 1 2 5.40 6 6 0 33.1 33 20 10 18 78 7.34 1.290
  Lucas Giolito 28 1 4 7.04 6 6 0 30.2 30 24 16 39 60 6.94 1.500
  Team Totals 26.1 76 86 3.96 162 162 47 1444.0 1352 635 534 1311 105 4.21 1.306
  Rank in 15 AL teams   11 5 7     3 6 10 7 10 13      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 11/14/2023.

（青字太文字：シーズン中に他球団から移籍してきた選手）

（赤字斜体字：シーズン中に他球団に移籍した選手）

先発投手で規定投球回数に達した選手が1人もおらず、シーズン終盤にシンダーガードやジオリトといった実績のある先発投手を獲得して、ローテーションの立て直しを試みましたが、ポストシーズン進出は果たせませんでした。そのような先発投手陣中で活躍したのが、ルーキーのタナー・バイビーです。新人王こそ逃しましたが、4月26日のCOLロッキーズ戦に、初先発初勝利をあげると、1年間ローテーションを守り、10勝、防御率2.98という好成績を収めました。

タナー・バイビー↓↓↓

救援投手では、エマヌエル・クラセが2021年から3年連続で70試合以上の登板をし、2023年は44セーブを挙げ、2年連続で最多セーブのタイトルを獲得しました。2020年にステロイド剤の使用で1年を棒に振りましたが、その後は3年連続で見事な成績を収め、球界を代表するクローザーに成長しました。

エマヌエル・クラセ↓↓↓

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前の予想では、地区優勝した前年から選手の入れ替えが少ないので、打力、投手力ともにリーグ上位の成績を予想していましたが、どちらも2023年は低下する結果となりました。

まとめ

来季から監督がステファン・ボートに代わります。名捕手として知られる彼がどのような采配を振るうのか楽しみです。彼はOAKアスレチックスで引退する時に、チームメートから愛されていて、人柄の良さが報道されていました。そんなボート新監督に代わる来季は、チームの躍進に期待したいです。

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