メジャーリーグ ファン ブログ

メジャーリーグ全30チームを網羅するように、メジャーリーグ移籍情報・順位予想・成績などをできるだけ公平な目線で書いています。

【MLB 2023年 レビュー】サンディエゴ・パドレス

今回は、ナ・リーグ西地区3位のサンディエゴ・パドレスです。

2023年順位表

開幕前は優勝候補のチームでしたが、序盤からチームは波に乗れず、82勝80敗と勝率5割を辛うじて上回ったものの、ナ・リーグ西地区の3位となり、ポストシーズン進出を逃しました。

2023年 ナ・リーグ順位表(MLB公式サイトより)

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点6位、打率は11位ながら四球が1位で出塁率は2位、OPS6位と、打撃成績は全般的にナ・リーグでも上位の成績でした。

SDパドレス 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Gary Sánchez 30 72 234 33 51 19 46 0 .218 .292 .500 .792
1B Jake Cronenworth* 29 127 458 54 105 10 48 6 .229 .312 .378 .689
2B Ha-Seong Kim 27 152 538 84 140 17 60 38 .260 .351 .398 .749
SS Xander Bogaerts 30 155 596 83 170 19 58 19 .285 .350 .440 .790
3B Manny Machado 30 138 543 75 140 30 91 3 .258 .319 .462 .782
LF Juan Soto* 24 162 568 97 156 35 109 12 .275 .410 .519 .930
CF Trent Grisham* 26 153 469 67 93 13 50 15 .198 .315 .352 .666
RF Fernando Tatis Jr. 24 141 575 91 148 25 78 29 .257 .322 .449 .770
DH Matt Carpenter* 37 76 188 18 33 5 31 1 .176 .322 .319 .641
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Luis Campusano 24 49 163 27 52 7 30 0 .319 .356 .491 .847
2B Rougned Odor* 29 59 138 21 28 4 18 2 .203 .299 .355 .654
C Austin Nola 33 52 130 9 19 1 8 0 .146 .260 .192 .452
DH Nelson Cruz 42 49 143 9 35 5 23 1 .245 .283 .399 .681
IF Matthew Batten 28 43 120 19 31 2 11 2 .258 .355 .358 .713
1B Garrett Cooper 32 41 117 14 28 4 15 0 .239 .323 .402 .725
OF José Azocar 27 55 91 16 21 2 9 8 .231 .278 .363 .641
  Team Totals 28.4 162 5401 752 1316 205 719 137 .244 .329 .413 .742
  Rank in 15 NL teams     13 6 11 6   5 11 4 7 6
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 12/5/2023.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

今年はボガーツが加入し、タティスJr.は出場停止が解除され、ソトはフルシーズン寄与すると考えると、前年を上回る成績をあげだろうと予想していました。それぞれの選手は、期待に応える成績を残しました。その中でも、走攻守に活躍したのは、フェルナンド・タティスJr.です。フェルナンド・タティスJr.は、『走』では盗塁29個、『攻』では本塁打25本を打ち、20‐20を記録しました。『守』では、今年ライトに転向したばかりにもかかわらず、ゴールドグラブ賞のみならず、プラチナグラブ賞も受賞しました。ナ・リーグのプラチナグラブ賞は、2017年から6年連続でノーラン・アレナドが受賞していましたが、今年は7年ぶりに受賞者が変りました。

フェルナンド・タティスJr.↓↓↓

投手成績

投手成績は防御率・自責点が、ナ・リーグ15チーム中2位、奪三振数は4位、WHIPは4位と、上位の成績でした。

SDパドレス 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
SP Blake Snell* 30 14 9 2.25 32 32 0 180.0 115 45 99 234 182 3.44 1.189
SP Seth Lugo 33 8 7 3.57 26 26 0 146.1 140 58 36 140 115 3.83 1.203
SP Yu Darvish 36 8 10 4.56 24 24 0 136.1 134 69 43 141 90 4.03 1.298
SP Michael Wacha 31 14 4 3.22 24 24 0 134.1 113 48 43 124 127 3.89 1.161
SP Joe Musgrove 30 10 3 3.05 17 17 0 97.1 90 33 21 97 134 3.52 1.140
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
CL Josh Hader* 29 2 3 1.28 61 0 33 56.1 32 8 30 85 321 2.69 1.101
RP Nick Martinez 32 6 4 3.43 63 9 1 110.1 99 42 40 106 119 3.92 1.260
RP Luis García 36 2 3 4.07 61 0 0 59.2 59 27 24 53 101 4.29 1.391
RP Steven Wilson 28 1 2 3.91 52 0 0 53.0 35 23 27 57 105 4.52 1.170
RP Tom Cosgrove* 27 1 2 1.75 54 0 1 51.1 31 10 19 44 234 3.70 0.974
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
  Pedro Avila 26 2 2 3.22 14 6 0 50.1 43 18 25 54 128 3.67 1.351
  Brent Honeywell Jr. 28 2 4 4.05 36 0 0 46.2 44 21 20 42 101 5.23 1.371
  Ryan Weathers* 23 1 6 6.25 12 10 0 44.2 55 31 17 29 66 5.78 1.612
  Tim Hill* 33 1 4 5.48 48 0 0 44.1 59 27 14 26 75 5.49 1.647
  Matt Waldron 26 1 3 4.35 8 6 0 41.1 39 20 12 31 94 5.46 1.234
  Scott Barlow 30 0 2 3.07 25 0 0 29.1 23 10 12 32 135 3.15 1.193
  Robert Suarez 32 4 3 4.23 26 0 0 27.2 15 13 10 24 98 4.48 0.904
  Rich Hill* 43 1 4 8.23 10 5 0 27.1 36 25 11 25 50 6.77 1.720
  Ray Kerr* 28 1 1 4.33 22 0 0 27.0 25 13 9 35 95 4.18 1.259
  Drew Carlton 27 2 1 4.35 11 0 0 20.2 18 10 6 18 95 3.79 1.161
  Team Totals 30.8 82 80 3.73 162 162 36 1441.0 1270 598 557 1445 110 4.14 1.268
  Rank in 15 NL teams   8 7 2     11 4 2 2 10 4      
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 12/5/2023.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

先発投手では、ブレイク・スネルが、自身2度目のサイヤング賞を受賞しました。与四球数が99個とリーグワーストですが、荒れ球を活かして、防御率1位、被打率1位、234奪三振を記録しました。

ブレイク・スネル↓↓↓

NYメッツでは中継ぎ投手だったセス・ルーゴは、今季SDパドレスに移籍すると先発ローテーションに入り、26試合に先発し、防御率3点台、8勝7敗という成績を残しました。

セス・ルーゴ↓↓↓

Embed from Getty Images

救援投手では、クローザーのジョシュ・ヘイダーが、防御率5点台だった昨季の不振から脱却し、61試合に登板し、33セーブ、防御率1.28、WHIP1.101という成績を残しました。

ジョシュ・ヘイダー↓↓↓

Embed from Getty Images

救援投手のニック・マルティネスは、先発としても9試合に登板し、63試合に出場し、110イニングを投げるフル回転の活躍をしました。防御率3点台、WHIP1.26、6勝4敗という成績でした。

ニック・マルティネス↓↓↓

Embed from Getty Images

これらの投手の活躍でチームの投手成績は、ナ・リーグ上位でしたが、残念なことに上記4人は、シーズン終了後に全員FAとなりました。

開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前の私の予想は、投打ともにリーグ上位の成績で、ナ・リーグ西地区1位という予想でした。実際に投打ともにリーグ上位の成績で、得失点差が+106点と、ATLとLADに次ぐ成績だったのですが、延長戦は2勝12敗、1点差ゲームは9勝23敗と接戦に弱く、得失点差-15点のARIダイヤモンドバックスの後塵を拝する結果となりました。

まとめ

今季はクローザーのジョシュ・ヘイダーが防御率1点台、33セーブの好成績をあげたにもかかわらず、接戦を勝ちきれませんでした。来季は、2019年にSTLカージナルスを優勝に導き、最優秀監督賞を受賞したマイク・シルト監督に後退しますので、戦い方に変化があることを期待したいです。来季の戦力補強としては、野手は今季活躍した選手が殆ど残留予定で、今年レギュラーを固定できなかった捕手とDHの補強が課題です。また、ソトの抜けたが外野の補強も必要です。投手は今季活躍した選手がFAで離脱します。先発・救援投手ともに立て直しが必要です。

↓応援お願いします↓

にほんブログ村 野球ブログ MLB・メジャーリーグへ
にほんブログ村

こちらのランキングにも参加してます。ぽちっとクリックお願いします。

 ↓↓↓↓↓↓↓↓


メジャーリーグ人気ブログランキング