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【MLB移籍情報】ブルージェイズ、スプリンガー・イエーツと契約

今週、大物FA選手の契約がやっと動き出しました。トロント・ブルージェイズが、アストロズにいたスプリンガー外野手、パドレスの抑えイエーツ投手と契約しました。シカゴ・カブスにいたチャットウッド投手とも今週契約が成立し、今回は盛りだくさんですが、ブルージェイズの戦力補強について書いていきます。

 目次

  • スプリンガー獲得

31歳のスプリンガーと6年1億5千万ドルで契約しました。

↓↓↓スプリンガー↓↓↓

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スプリンガーの打撃は、デビュー以来OPSが.800を下回ることはほとんどなく、毎年安定して好成績を残しています。「サイン盗み」がなくなって、アルトゥーベ、ブレグマン、コレア、グリエルなどアストロズの主力打者は軒並み2020年の成績を落としていましたが、スプリンガーはその影響がありませんでした。

↓↓↓スプリンガーの成績↓↓↓

Standard Batting
Year Tm G AB HR RBI BA OBP SLG OPS
2014 HOU 78 295 20 51 .231 .336 .468 .804
2015 HOU 102 388 16 41 .276 .367 .459 .826
2016 HOU 162 644 29 82 .261 .359 .457 .815
2017 HOU 140 548 34 85 .283 .367 .522 .889
2018 HOU 140 544 22 71 .265 .346 .434 .780
2019 HOU 122 479 39 96 .292 .383 .591 .974
2020 HOU 51 189 14 32 .265 .359 .540 .899
7 Yr 7 Yr 795 3087 174 458 .270 .361 .491 .852

打撃もさることながら守備がいいので、ライトのヘルナンデスを指名打者にすることで、ブルージェイズの外野守備力も向上します。

↓↓↓スプリンガーの守備↓↓↓


Houston Astros - George Springer ULTIMATE Defensive Highlight Mix

  • 2021年スターティングラインナップ

スプリンガーを獲得したことで、野手のスターティングラインナップは揃ったと思います。2020年ブルージェイズの野手陣のうち、2021年もチームに残留する選手の成績一覧は以下の通りです。↓↓↓
Team Batting
Pos Name Age G AB HR RBI BA OBP SLG OPS
C Danny Jansen 25 43 120 6 20 .183 .313 .358 .671
1B Vladimir Guerrero Jr. 21 60 221 9 33 .262 .329 .462 .791
2B Cavan Biggio* 25 59 220 8 28 .250 .375 .432 .807
SS Bo Bichette 22 29 123 5 23 .301 .328 .512 .840
LF Lourdes Gurriel Jr. 26 57 208 11 33 .308 .348 .534 .882
CF Randal Grichuk 28 55 216 12 35 .273 .312 .481 .793
RF Teoscar Hernandez 27 50 190 16 34 .289 .340 .579 .919
DH Rowdy Tellez* 25 35 113 8 23 .283 .346 .540 .886
ライトにスプリンガーが入り、ライトのヘルナンデスがDHに、DHのテレスが一塁に、一塁のゲレーロが三塁にというように守備位置を変更すると、スターティングラインナップは確定します。三塁を守っいたトラビス・ショウが抜けるので、このようになると予想されます。2019年は三塁を守っていたゲレーロですが、2020年は太って動きがにぶくなったため一塁やDHで出場していたようです。まだ21歳と若いので、2021年は体を絞って三塁を担ってほしいです。
↓↓↓ゲレーロJr.↓↓↓
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  • イエーツ獲得

33歳のイエーツと550万ドル+インセンティブで1年契約をしました。
↓↓↓イエーツ↓↓↓

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2019年は41セーブを挙げていますが、2020年は肘の故障でほとんど投げていません。2017~2019年のような活躍が期待されます。

↓↓↓イエーツの成績↓↓↓
Standard Pitching
Year Tm ERA G SV IP ER SO WHIP
2014 TBR 3.75 37 1 36.0 15 42 1.333
2015 TBR 7.97 20 0 20.1 18 21 1.475
2016 NYY 5.23 41 0 41.1 24 50 1.452
2017 TOT 3.97 62 1 56.2 25 88 1.112
2017 LAA 18.00 1 0 1.0 2 1 2.000
2017 SDP 3.72 61 1 55.2 23 87 1.096
2018 SDP 2.14 65 12 63.0 15 90 0.921
2019 SDP 1.19 60 41 60.2 8 101 0.890
2020 SDP 12.46 6 2 4.1 6 8 2.538
7 Yr 7 Yr 3.54 291 57 282.1 111 400 1.148
  • チャットウッド獲得

シカゴ・カブスからFAになったチャットウッドと、300万ドル+インセンティブで1年契約をしました。

チャットウッドは先発も中継ぎもどちらも可能な投手です。 

↓↓↓チャットウッドの成績↓↓↓

Standard Pitching
Year Tm W L ERA G GS IP ER SO WHIP
2011 LAA 6 11 4.75 27 25 142.0 75 74 1.669
2012 COL 5 6 5.43 19 12 64.2 39 41 1.655
2013 COL 8 5 3.15 20 20 111.1 39 66 1.428
2014 COL 1 0 4.50 4 4 24.0 12 20 1.208
2016 COL 12 9 3.87 27 27 158.0 68 117 1.373
2017 COL 8 15 4.69 33 25 147.2 77 120 1.442
2018 CHC 4 6 5.30 24 20 103.2 61 85 1.804
2019 CHC 5 3 3.76 38 5 76.2 32 74 1.330
2020 CHC 2 2 5.30 5 5 18.2 11 25 1.661
9 Yr 9 Yr 51 57 4.40 197 143 846.2 414 622 1.514
シカゴ・カブスに入団するまでは先発投手として活躍していましたが、カブスでは3年間で67試合に登板して30先発と、先発・中継ぎの両方の役割を担っていました。ブルージェイズでは中継ぎで起用されると思われますが、先発投手がケガや不調で不足した場合には先発ローテーションにも回せるチーム事情に合致した良い選手を獲得しました。
2020年ブルージェイズブルペン投手陣のうち、2021年もチームに残留する選手の成績一覧が以下の通りです。↓↓↓
Team Pitching
Name Age ERA G SV IP ER SO WHIP
Rafael Dolis 32 1.50 24 5 24.0 4 31 1.250
A.J. Cole 28 3.09 24 1 23.1 8 20 1.200
Ryan Borucki* 26 2.70 21 0 16.2 5 21 1.440
Tom Hatch 25 2.73 17 0 26.1 8 23 1.177
Shun Yamaguchi 32 8.06 17 0 25.2 23 26 1.753
Anthony Kay* 25 5.14 13 0 21.0 12 22 1.714
クローザーの座は、ドリスとイエーツが争うことになりそうです。
↓↓↓元阪神のご存じドリス↓↓↓
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  • 2021年先発ローテーション

予想される先発ローテーションは以下の通りです。表には2020年の成績を記載しました。
 ↓↓↓2021年先発ローテーション予想↓↓↓
名前 年齢 勝利数 先発試合数 イニング 防御率 WHIP
リュウ 33 5 12 67.0 2.69 1.15
レイ 28 2 11 51.2 6.62 1.90
ストリップリング 30 3 9 49.1 5.84 1.50
ロアーク 33 2 11 47.2 6.80 1.74
ピアーソン 23 1 4 18.0 6.00 1.50
リュウがエースで、23歳のピアーソンは若いので成長が期待されます。
↓↓↓リュウ↓↓↓
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↓↓↓ピアーソン↓↓↓
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しかし、それ以外の3人は、ちょっと心許ない感じがします。場合によっては、チャットウッドが先発に回る可能性があります。個人的には防御率8点台と昨年苦しい成績だった山口投手を先発にするのもアリだと思います。
先発に回れば、こういう天を仰ぐシーンが減るかも?↓↓↓
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投手は十分ではないような気がしますが、チャットウッドを獲得して、アンソニーカストロ投手をDFAしたところを見ると、これで投手の補強は終了なのかもしれません。野手は控えが足りない感じで、もう少し補強が必要そうです。

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