2月半ばから始めた戦力分析も、あとア・リーグ東地区5球団を残すだけになりました。開幕までに、何とか30球団の戦力分析が終わると思っています。しかし、海外出張で非常に通信環境の悪いところに来ており、戦力分析が終わらない可能性があります。順位予想のアンケートも、ありがたいことに、250件も投票をいただいており、開幕前までにまとめようと思っています。しかしながら、もし投稿がしばらくなかったら、事情をお察しいただきたく、よろしくお願いします。
さて、今回は、昨年ア・リーグ東地区4位のボルチモア・オリオールズです。オリオールズの2020年成績はこちらをご参照ください↓↓↓
2021年開幕ロースター予想(野手)
スターティングラインナップ
- (中)マリンズ*
- (指)マンシーニ
- (右)サンタンダー#
- (一)マウントキャッスル
- (捕)シスコ*
- (左)ヘイズ
- (三)M. フランコ
- (遊)ガルビス#
- (二)Y. サンチェス#
*:左打ち #:両打ち
控え野手
- 捕手:セルビーノ
- 内・外野:バライカ
- 内野手:ルイーズ*
- 外野手:D.J. スチュワート*
注目選手(野手)
野手で私が注目する選手は、以下の選手です。
トレイ・マンシーニ:昨年のスプリングトレーニング中に、大腸がんであることが判り、昨年は闘病に専念し、今年から復帰します。守備の負担を考え、当面DHでの出場になることが予想されます。スプリングトレーニングでは、まだホームランがありませんが、順調にヒットを重ねています。今年のカムバック賞NO.1候補です。
Year | Age | Tm | G | AB | H | HR | RBI | BA | OBP | SLG | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | 24 | BAL | 5 | 14 | 5 | 3 | 5 | .357 | .400 | 1.071 | 1.471 |
2017 | 25 | BAL | 147 | 543 | 159 | 24 | 78 | .293 | .338 | .488 | .826 |
2018 | 26 | BAL | 156 | 582 | 141 | 24 | 58 | .242 | .299 | .416 | .715 |
2019 | 27 | BAL | 154 | 602 | 175 | 35 | 97 | .291 | .364 | .535 | .899 |
4 Yr | 462 | 1741 | 480 | 86 | 238 | .276 | .335 | .485 | .819 |
Trey Mancini's RETURN Receives a Standing Ovation From Fans 👏 Baltimore Orioles
主な入団・退団選手(野手)
野手の主な入団・退団選手は以下の通りです。
主な退団選手
- イグレシアス(内野手)トレードでLAAへ
- H. アルベルト(内野手)FA
- R. ヌネェス(内野手)FA
主な入団選手
- ガルビス(内野手)FA
- フランコ(内野手)FA
- Y. サンチェス(内野手)CWSからウェーバー公示
総評(野手)
上記のように、今年は内野手がガラリと変わりました。入れ替わった選手を見ると、戦力的には昨年と同じレベルです。今年のメンバーは、ロースター入り選手の中で30歳を超えているのは、ガルビス1人だけという若いチームです。マンシーニが病み上がりでなければ、彼が中心打者となるのですが、他に目立った選手がいないのが残念です。昨年は、得点数がア・リーグ15チーム中8位、OPSも7位と、打撃成績は中位に位置しており、悪くない成績でした。今年もア・リーグで昨年同様の成績は残すでしょう。
2021年開幕ロースター予想(投手)
先発ローテーション
- ミーンズ*
- エイキン*
- クレマー
- ロペス
- M. ハービー
*:左投げ
ブルペン投手陣
- スコット
- C. バルデス
- テイト
- レイキンス
- サルサー
- フライ
- S. アームストロング
- T. ウェルズ
*:左投げ
注目選手(投手)
注目する選手は、以下のベテラン2投手です。
マット・ハービー:NYメッツ時代、トミー・ジョン手術前の彼は、いずれエースになると思われる存在感を示していました。トミー・ジョン手術後の2015年も、素晴らしいピッチングで、メッツをリーグ優勝に導きました。当時はデグロムより良い投手になると思っていました。しかし、彼の栄光はそこまででした。2015年はメッツがWSまで勝ち進み、投球数が増えて手術後にきちんと休ませられなかったことも、成績下降の要因の一つだと思いますが、素行の悪さというのも原因の一つでしょう。ここ数年は、毎年チームが代わり、成績は下降の一途です。今年のオリオールズは先発投手の選手層が薄いので、ローテーション入りする可能性は高いです。マンシーニとカムバック賞を争うような活躍をすれば、チーム成績は向上するでしょう。
Year | Age | Tm | W | L | ERA | G | GS | IP | SO | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | 23 | NYM | 3 | 5 | 2.73 | 10 | 10 | 59.1 | 70 | 1.146 |
2013 | 24 | NYM | 9 | 5 | 2.27 | 26 | 26 | 178.1 | 191 | 0.931 |
2015 | 26 | NYM | 13 | 8 | 2.71 | 29 | 29 | 189.1 | 188 | 1.019 |
2016 | 27 | NYM | 4 | 10 | 4.86 | 17 | 17 | 92.2 | 76 | 1.468 |
2017 | 28 | NYM | 5 | 7 | 6.70 | 19 | 18 | 92.2 | 67 | 1.694 |
2018 | 29 | TOT | 7 | 9 | 4.94 | 32 | 28 | 155.0 | 131 | 1.303 |
2019 | 30 | LAA | 3 | 5 | 7.09 | 12 | 12 | 59.2 | 39 | 1.542 |
2020 | 31 | KCR | 0 | 3 | 11.57 | 7 | 4 | 11.2 | 10 | 2.743 |
8 Yr | 8 Yr | 8 Yr | 44 | 52 | 4.14 | 152 | 144 | 838.2 | 772 | 1.247 |
フェリックス・ヘルナンデス:開幕はマイナーでスタートすることが確定していますが、シーズン中にMLBに昇格して、引退前にもう一花咲かせてほしい。
Year | Age | Tm | W | L | ERA | G | GS | IP | SO | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2005 | 19 | SEA | 4 | 4 | 2.67 | 12 | 12 | 84.1 | 77 | 0.996 |
2006 | 20 | SEA | 12 | 14 | 4.52 | 31 | 31 | 191.0 | 176 | 1.335 |
2007 | 21 | SEA | 14 | 7 | 3.92 | 30 | 30 | 190.1 | 165 | 1.377 |
2008 | 22 | SEA | 9 | 11 | 3.45 | 31 | 31 | 200.2 | 175 | 1.385 |
2009 | 23 | SEA | 19 | 5 | 2.49 | 34 | 34 | 238.2 | 217 | 1.135 |
2010 | 24 | SEA | 13 | 12 | 2.27 | 34 | 34 | 249.2 | 232 | 1.057 |
2011 | 25 | SEA | 14 | 14 | 3.47 | 33 | 33 | 233.2 | 222 | 1.220 |
2012 | 26 | SEA | 13 | 9 | 3.06 | 33 | 33 | 232.0 | 223 | 1.142 |
2013 | 27 | SEA | 12 | 10 | 3.04 | 31 | 31 | 204.1 | 216 | 1.131 |
2014 | 28 | SEA | 15 | 6 | 2.14 | 34 | 34 | 236.0 | 248 | 0.915 |
2015 | 29 | SEA | 18 | 9 | 3.53 | 31 | 31 | 201.2 | 191 | 1.180 |
2016 | 30 | SEA | 11 | 8 | 3.82 | 25 | 25 | 153.1 | 122 | 1.324 |
2017 | 31 | SEA | 6 | 5 | 4.36 | 16 | 16 | 86.2 | 78 | 1.292 |
2018 | 32 | SEA | 8 | 14 | 5.55 | 29 | 28 | 155.2 | 125 | 1.400 |
2019 | 33 | SEA | 1 | 8 | 6.40 | 15 | 15 | 71.2 | 57 | 1.535 |
15 Y | 169 | 136 | 3.42 | 419 | 418 | 2729.2 | 2524 | 1.206 |
主な入団・退団選手(投手)
投手の主な入団・退団選手は以下の通りです。
主な退団選手
- ウォジェハウスキー(先発)FA
- カッブ(先発)トレードでLAAへ
主な入団選手
- M. ハービー(先発)FA マイナー契約
- F. ヘルナンデス救援)FA マイナー契約
総評(投手)
先発投手は、2人のローテーション投手が退団し、新戦力の2人はマイナー契約です。ヘルナンデスは、マイナーリーグでのスタートが確定しています。救援投手はほとんど昨年とメンバーの変化がありません。また、クローザーを誰が担うのか確定していません。こう考えると、今年は、昨年より戦力ダウンとなりそうです。昨年は、チーム防御率がナ・リーグ15チーム中9位、WHIPが7位と、中位に位置しました。今年は、先発が見劣りし、クローザーが確定していないので、ア・リーグ内で下位の成績になると予想しています。
順位予想アンケート
公式戦開幕前に、順位予想をする予定です。ブログの読者の皆様に、地区ごとの優勝チームを予想して頂くアンケートを実施中です。アンケート集計結果は公式戦開幕前にブログで発表する予定です。
アメリカンリーグ東地区で優勝すると思うチームへ、投票をお願いいたします。
アンケート詳細
- 2021年3月26日まで投票を受け付けます。
- おひとり様、何度でも投票可能です。
- ただし、1時間に2回以上、同一の方が投票できない設定にしてあります。
- 同一の方が、毎日1票入れていただくことは可能です。
投票していただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。