【MLB2021戦力分析】マイアミ・マーリンズ - メジャーリーグ　ファン　ブログ

今回は、昨年ナ・リーグ`東地区2位でポストシーズン進出を果たしたマイアミ・マーリンズです。2020年成績はこちらをご参照ください↓↓↓

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2021年開幕ロースター予想（野手）
- スターティングラインナップ
- 控え野手
2021年開幕ロースター予想（投手）
- 先発ローテーション
- ブルペン投手陣
順位予想アンケート

2021年開幕ロースター予想（野手）

スターティングラインナップ

（左）ディッカーソン*
（中）S. マルテ
（一）アギラル
（三）B. アンダーソン
（右）デュバル
（遊）ロハス
（二）バーティ
（捕）アルファーロ

*:左打ち　#:両打ち

控え野手

捕手：ウォーラック
外野・一塁：クーパー
内・外野：I. ディアス*
外野手：シエラ*

私が注目する選手は、以下の2選手です。

ブライアン・アンダーソン：マーリンズの中心打者に成長しました。今年もアンダーソンがOPS.800以上打てば、打線に活気が出ます。

アンダーソン　打撃成績
Year	Age	Tm	G	AB	HR	RBI	BA	OBP	SLG	OPS
2017	24	MIA	25	84	0	8	.262	.337	.369	.706
2018	25	MIA	156	590	11	65	.273	.357	.400	.757
2019	26	MIA	126	459	20	66	.261	.342	.468	.811
2020	27	MIA	59	200	11	38	.255	.345	.465	.810
4 Yr			366	1333	42	177	.266	.349	.431	.780

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ギャレット・クーパー：やむを得ずクーパーを控えに入れましたが、クーパーが、ファーストのアギラルや、ライトのデュバルからレギュラーの座を奪いとる活躍をすると、チームの打撃成績は自ずと向上するでしょう。

クーパー　打撃成績
Year	Age	Tm	G	AB	HR	RBI	BA	OBP	SLG	OPS
2017	26	NYY	13	43	0	6	.326	.333	.488	.822
2018	27	MIA	14	33	0	2	.212	.316	.242	.558
2019	28	MIA	107	381	15	50	.281	.344	.446	.791
2020	29	MIA	34	120	6	20	.283	.353	.500	.853
4 Yr			168	577	21	78	.281	.344	.449	.793

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野手の主な入団・退団選手は以下の通りです。

主な退団選手

ジョイス（外野手）FA
セルベーリ（控え捕手）引退

主な入団選手

デュバル（外野手）FA
レオン（控え捕手）FA マイナー契約

退団して空いたポジションに、ピッタリと新戦力を補充しました。昨年のマーリンズは、得点がナ・リーグ15チーム中11位、OPSは12位と下位に位置する成績でした。補強した選手を見ると、あまり大きな戦力アップは期待できそうにありません。あえて言えば、スターリン・マルテは昨年シーズン途中加入で、今年はフルシーズン戦うので、それが戦力アップの要素です。競争によって個々の選手の成績が向上することを期待します。

2021年開幕ロースター予想（投手）

先発ローテーション

P. ロペス
S. サンチェス
アルカンタラ
E. ヘルナンデス
T. ロジャース*

*:左投げ　

先発ローテーション全員が、2021年シーズン開幕時25歳以下と、若い投手ばかりのローテーションです。成長が見込め、ポテンシャルのある先発投手陣です。中でも注目する選手は、S. サンチェス（22歳）です。

シクスト・サンチェス：昨年ポストシーズンで、カブスのダルビッシュと投げ合った試合が印象に残っています。100マイル近いフォーシームを投げ、チェンジアップなどの変化球も優れている投手です。今年の活躍を大いに期待しています。

Cubs Yu Darvish + Marlins Sixto Sanchez duel in epic showdown in Wild Card round Game 2!

ブルペン投手陣

バス（抑え）
Y. ガルシア
フローロ
ブレイアー*
カーティス
ホイト
シンバー
ギャレット*
ナイダート

*:左投げ

ブルペン投手陣の注目選手は、元日本ハムのアンソニー・バス選手*1です。

アンソニー・バス：日本プロ野球からMLB復帰後、徐々に成績が向上し、30歳を過ぎてからの方が成績が良く、ここ2年続けて素晴らしい実績を残しました。今年は、マーリンズのクローザーとして定着することを期待しています。

バス　投手成績
Year	Age	Tm	W	L	ERA	G	SV	IP	SO	WHIP
2011	23	SDP	2	0	1.68	27	0	48.1	24	1.283
2012	24	SDP	2	8	4.73	24	1	97.0	80	1.320
2013	25	SDP	0	0	5.36	24	0	42.0	31	1.690
2014	26	HOU	1	1	6.33	21	2	27.0	7	1.444
2015	27	TEX	0	0	4.50	33	0	64.0	45	1.344

2017	29	TEX	0	0	14.29	2	0	5.2	1	2.471
2018	30	CHC	0	0	2.93	16	0	15.1	14	1.370
2019	31	SEA	2	4	3.56	44	5	48.0	43	0.979
2020	32	TOR	2	3	3.51	26	7	25.2	21	1.013
9 Yr			9	16	4.32	217	15	373.0	266	1.324

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投手は昨年とかなり入れ替わりがあります。投手の主な入団・退団選手は以下の通りです。

主な退団選手

ヤマモト（先発）トレードでメッツへ
ウレーニャ（先発）FA
ボックスバーガー（救援）FA
キンツラー（救援）FA
スタネック（救援）FA
ビンセント（救援）FA

主な入団選手

バス（救援）FA
デトワイラー（救援）FA
フローロ（救援）トレードでドジャースから
カーティス（救援）トレードでレイズから
シンバー（救援）トレードでインディアンスから

先発は2人退団していますが、現有戦力の25歳以下の若手投手でローテーションが組めるので、成長のポテンシャルを考えると、昨年より若干戦力アップと言っていいでしょう。ブルペンは、退団した人数分、FAやトレードで新戦力を補強しました。昨年と同レベルの戦力は維持できたと思います。昨年は、チーム防御率がナ・リーグ15チーム中11位、WHIPが12位と下位に位置しました。投手陣全体としては、昨年より若干戦力アップといったところです。

今年のマーリンズは、野手・投手ともに昨年から大した戦力アップはしていません。ただ、昨年は得点263、失点304と失点の方が41点も多いのに、31勝29敗と勝ち越して、ワイルドカードでポストシーズン進出を果たしました。今年も同様に、僅差のゲームで勝ち星を重ねれば、昨年同様ポストシーズン進出も可能です。昨年Manager of the Yearを獲得したマティングリー監督の腕の見せ所です。