今回は、ナ・リーグ中地区2位のセントルイス・カージナルスです。
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2020年順位表
今年はコロナ禍で試合の延期・ダブルヘッダーが多々あり、試合数も58試合と60試合を消化できない難しい環境でした。そのような環境下、優勝を逃したものの、勝率は5割を超えプレーオフに進出しました。カージナルスは監督が代わっても選手が入れ替わっても常に安定した強さがあり、2008年から10年以上にわたり勝率5割以上をキープしています。（黄色ハイライトは、プレーオフ進出チーム）
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野手成績
チーム打撃成績を見ていきましょう。得点・長打率・OPSが、ナ・リーグ15チーム中14位と打撃は低迷しました。
| 打数 | 得点 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1752 | 240 | 410 | 51 | 231 | 18 | .234 | .323 | .371 | .694 |
| - | 14位 | 14位 | 15位 | 14位 | 13位 | 11位 | 8位 | 14位 | 14位 |
主なスターティングラインナップは以下の通りです。
| 打順 | 名前 | 守備位置 | 打率 | 打点 | 本塁打 | OPS |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | ウォン | 二 | .265 | 16 | 1 | .676 |
| 2 | エドマン | 右 | .250 | 26 | 5 | .685 |
| 3 | ゴールドシュミット | 一 | .304 | 21 | 6 | .883 |
| 4 | ミラー | 指 | .232 | 25 | 7 | .807 |
| 5 | デヨング | 遊 | .250 | 25 | 3 | .670 |
| 6 | モリーナ | 捕 | .262 | 16 | 4 | .662 |
| 7 | カーペンター | 三 | .186 | 24 | 4 | .640 |
| 8 | オニール | 左 | .173 | 19 | 7 | .621 |
| 9 | ベイダー | 中 | .226 | 11 | 4 | .779 |
58試合しか試合がなかったとはいえ、ミラーとオニールの７本がチームの本塁打トップで二桁打った人がいないというのは、長打力のなさを象徴しています。スターティングラインナップに1割台の打者が2人もいるのも貧打線を象徴しています。打力は低いチームですが、守備力の優れている選手が多く、オニールとウオンはゴールドグラブ賞を取りました。
The 𝓓𝓔𝓕𝓔𝓝𝓢𝓘𝓥𝓔 𝓔𝓧𝓒𝓔𝓛𝓛𝓔𝓝𝓒𝓔 continues...
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) 2020年11月4日
The #STLCards have now won 91 Rawlings Gold Glove Awards, the most of ANY team in @MLB. pic.twitter.com/TdckSFbBuf
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投手成績
投手成績は防御率・失点・自責点・WHIP・被打率がナ・リーグで2～5位と好成績でした。今年は投手力でプレーオフ進出を果たしました。もう少し打線がよければ優勝を狙えました。
| 完封 | セーブ | 失点 | 自責点 | 被本塁打 | 与四球 | 奪三振 | WHIP | 被打率 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 3.90 | 2 | 13 | 229 | 205 | 69 | 204 | 464 | 1.23 | 0.216 |
| 4位 | 11位 | 6位 | 2位 | 2位 | 4位 | 6位 | 13位 | 5位 | 3位 |
個人投手成績も見ていきましょう。主な先発・救援投手は以下の通りです。
| 名前 | 勝利数 | 先発試合数 | イニング | 防御率 | WHIP | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 先発 | ウェインライト | 5 | 10 | 65.2 | 3.15 | 1.05 |
| フラハーティ | 4 | 9 | 40.1 | 4.91 | 1.21 | |
| ハドソン | 3 | 8 | 39.0 | 2.77 | 1.00 | |
| ポンセデレオン | 1 | 8 | 32.2 | 4.96 | 1.32 | |
| キム | 3 | 7 | 39.0 | 1.62 | 1.03 |
| 名前 | セーブ | 登板試合数 | イニング | 防御率 | WHIP | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 救援 | ゴンバー | 0 | 14 | 29.0 | 1.86 | 1.17 |
| カブレラ | 1 | 19 | 22.1 | 2.42 | 1.16 | |
| ウェッブ | 1 | 21 | 21.2 | 2.08 | 1.11 | |
| ウッドフォード | 0 | 12 | 21.0 | 5.57 | 1.19 | |
| レイエス | 1 | 15 | 19.2 | 3.20 | 1.42 | |
| ガジェゴス | 4 | 16 | 15.0 | 3.60 | 0.87 | |
| ガント | 0 | 17 | 15.0 | 2.40 | 1.07 | |
| ミラー | 4 | 16 | 13.0 | 2.77 | 1.08 |
先発は、ウエインライト・フラハーティ・ハドソンの3人が安定していました。韓国プロ野球からポスティングシステムで新加入したキムがシーズン終盤素晴らしいピッチングを披露しました。来年は開幕から活躍が期待されます。
Which September pitching performance was the most dominant?#STLCards | @NationalPro
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) 2020年9月30日
救援陣の多くがWHIP1.20未満、防御率も3点台を超える者は少なく、チーム全体として素晴らしい成績でした。少ない得点を救援陣が守って勝ち越したシーズンでした。
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まとめ
2004年からカージナルス一筋で活躍し、今年2千本安打を放ったベテランの捕手のモリーナがFAになります。
TFW you get your 2,000th hit 😊 pic.twitter.com/8dn5yiTwPJ
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) 2020年9月25日
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) 2020年10月1日
2005年からカージナルス一筋で活躍している、先発のアダム・ウェインライトもFAになります。
Legends belong in October. pic.twitter.com/Z5rVLWa8MM
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) 2020年10月1日
来年も、ウェインライトーモリーナのベテランバッテリーを見たいですね。このコンビが見れなくなってしまうのでしょうか。
Cool interview here with my brother from another mother @Yadimolina04 @KyleMcClellan46 does a really good job leading this discussion. Check it out! https://t.co/TR7QNwUnkn
— Adam Wainwright (@UncleCharlie50) 2020年11月14日
次は、ナ・リーグ中地区3位のシンシナティ・レッズです。
