メジャーリーグ ファン ブログ

メジャーリーグ全30チームを網羅するように、メジャーリーグ移籍情報・順位予想・成績などをできるだけ公平な目線で書いています。

【MLB移籍情報】KCロイヤルズの補強

NYメッツ、SDパドレス、CHIホワイトソックス、TORブルージェイズの戦力補強が目立ちますが、他に地道に戦力補強をしているチームがないか移籍情報を見ていて目に留まったのがカンザスシティ・ロイヤルズです。今回は、カンザスシティ・ロイヤルズについて書いていきます。

目次

  • テイラー 獲得(FA)

ナショナルズからFAになっていたマイケル・テイラーを獲得しました。

直近2年は膝のけがもあり、2020年はナショナルズで第4の外野手という扱いで、レギュラーではありませんでした。下記のように、最近2年間は成績を落としています。

テイラー 成績
Year Age Tm G AB HR RBI SB BA OBP SLG OPS
2014 23 WSN 17 39 1 5 0 .205 .279 .359 .638
2015 24 WSN 138 472 14 63 16 .229 .282 .358 .640
2016 25 WSN 76 221 7 16 14 .231 .278 .376 .654
2017 26 WSN 118 399 19 53 17 .271 .320 .486 .806
2018 27 WSN 134 353 6 28 24 .227 .287 .357 .644
2019 28 WSN 53 88 1 3 6 .250 .305 .364 .669
2020 29 WSN 38 92 5 16 0 .196 .253 .424 .676
7 Yr 7 Yr 7 Yr 574 1664 53 184 77 .237 .291 .395 .686
テイラーは打撃に難がありますが、足が速く守備範囲の広い選手です。↓↓↓

ロイヤルズ本拠地のカウフマンスタジアムは、センター最深部が410ft(約125m)と外野の広い球場なので、外野手の守備力が求めらる球場です。(ちなみに私のブログのトップにある写真はカウフマンスタジアムです)

Embed from Getty Images

2015年に優勝した時は、センターに守備範囲の広いケインと、レフトにゴールドグラブ賞常連のゴードンがいましたが、ケインはブルワーズに移籍し、ゴードンは2020年限りで引退しました。

↓↓↓ホームラン性の当たりを捕るケイン↓↓↓

Embed from Getty Images

↓↓↓GG賞8回受賞のゴードン↓↓↓

外野守備範囲の広いテイラーの獲得は、ロイヤルズの弱点の補強になっています。

クリーブランド・インディアンスからFAとなっていたサンタナを獲得しました。

2020年のロイヤルズのチーム打撃成績は下記のとおりです。

打数 得点 安打 本塁打 打点 四球 打率 出塁率 長打率 OPS
1988 248 485 68 237 172 .244 .309 .402 .711
- 13位 6位 11位 13位 12位 8位 13位 10位 11位

上記の表の順位はア・リーグ15チーム中の順位で、安打数は6位、打率は8位と中間に位置していますが、四球が少なく、出塁率は13位、得点も13位と、得点能力が下位に沈んでいます。

次にサンタナの成績を見てみましょう。2020年のサンタナは、打率.199と自己ワーストですが、選球眼に優れ、四球が多いので出塁率は.349です。2020年は四球数がア・リーグトップです。サンタナは毎年四球で100回近く出塁しており、打率が悪い打撃不振の年でも安定した出塁率を記録しています。

サンタナ 成績
Year Age Tm G AB HR RBI BB SO BA OBP SLG OPS
2010 24 CLE 46 150 6 22 37 29 .260 .401 .467 .868
2011 25 CLE 155 552 27 79 97 133 .239 .351 .457 .808
2012 26 CLE 143 507 18 76 91 101 .252 .365 .420 .785
2013 27 CLE 154 541 20 74 93 110 .268 .377 .455 .832
2014 28 CLE 152 541 27 85 113 124 .231 .365 .427 .792
2015 29 CLE 154 550 19 85 108 122 .231 .357 .395 .752
2016 30 CLE 158 582 34 87 99 99 .259 .366 .498 .865
2017 31 CLE 154 571 23 79 88 94 .259 .363 .455 .818
2018 32 PHI 161 560 24 86 110 93 .229 .352 .414 .766
2019 33 CLE 158 573 34 93 108 108 .281 .397 .515 .911
2020 34 CLE 60 206 8 30 47 43 .199 .349 .350 .699
11 Y 11 Y 11 Y 1495 5333 240 796 991 1056 .248 .366 .446 .812

ロイヤルズにとって、サンタナのように選球眼に優れ四球を選んで出塁するタイプの選手の獲得も、弱点補強になっています。 

↓↓↓四球を選んで出塁するサンタナ↓↓↓

Embed from Getty Images

  • マイク・マイナー獲得(FA)

アスレチックスからFAとなったマイナーを獲得しました。2016・17年にロイヤルズに在籍し、2017年は手術明けのシーズンだったこともあり、中継ぎ・抑えとして活躍していました。

2020年はレンジャーズとアスレチックスで先発投手として活躍し、1勝5敗、防御率5.56とあまり芳しくないように見えますが、WHIPは1.24とそれほど悪くない成績です。2021年ロイヤルズの先発は1人足りなかったので、マイナーの獲得は必要な補強でした。

マイナー 成績
Year Age Tm W L ERA G SV IP SO WHIP
2010 22 ATL 3 2 5.98 9 0 40.2 43 1.574
2011 23 ATL 5 3 4.14 15 0 82.2 77 1.488
2012 24 ATL 11 10 4.12 30 0 179.1 145 1.154
2013 25 ATL 13 9 3.21 32 0 204.2 181 1.090
2014 26 ATL 6 12 4.77 25 0 145.1 120 1.438
2017 29 KCR 6 6 2.55 65 6 77.2 88 1.017
2018 30 TEX 12 8 4.18 28 0 157.0 132 1.121
2019 31 TEX 14 10 3.59 32 0 208.1 200 1.238
2020 32 TOT 1 6 5.56 12 0 56.2 62 1.235
9 Yr 9 Yr 9 Yr 71 66 3.98 248 6 1152.1 1048 1.223
  • 2021年先発ローテーション

2020年ロイヤルズ先発4投手↓↓↓

2020年 ロイヤルズ先発
Name Age W L ERA GS IP SO WHIP
Brady Singer 23 4 5 4.06 12 64.1 61 1.166
Danny Duffy* 31 4 4 4.95 11 56.1 57 1.331
Brad Keller 24 5 3 2.47 9 54.2 35 1.024
Kris Bubic* 22 1 6 4.32 10 50.0 49 1.480

上記の4人にマイナーが加わります。昨年は60試合のシーズンで、5人全員50イニング以上を投げており、先発としては及第点の成績を上げています。これで2021年の先発ローテーションも確定しました。

救援陣では、FAになっていたホランドと再契約をしました。

おそらく今年のブルペンは、2020年とほぼ同じメンバーになります。

2020年救援投手陣
Name Age W L ERA G SV IP SO WHIP
Scott Barlow 27 2 1 4.20 32 2 30.0 39 1.200
Greg Holland 34 3 0 1.91 28 6 28.1 31 0.953
Josh Staumont 26 2 1 2.45 26 0 25.2 37 1.403
Tyler Zuber 25 1 2 4.09 23 0 22.0 30 1.591
Kyle Zimmer 28 1 0 1.57 16 0 23.0 26 1.043
Jake Newberry 25 1 0 4.09 20 1 22.0 24 1.455
Jesse Hahn 30 1 0 0.52 18 3 17.1 19 0.692

防御率4点台の投手や、WHIP1.40以上の投手もいますが、7人の投手を揃えており十分なブルペン投手陣が形成されています。コロラドアリゾナ時代に成績を落としていたホランドでしたが、ロイヤルズに戻ってきた昨年は防御率1.91、WHIP0.95と復調しました。ホランドはロイヤルズの水が肌に合うのかもしれません。そして2015年優勝時にホランドとともに救援投手陣の柱だったウェイド・デービスとマイナー契約をしました。↓↓↓

デービスもホランドと同じ35歳。コロラドでは成績を落としましたが、ロイヤルズに戻ったら復活するかもしれません。

こうしてみていくと、投手も野手も、ロイヤルズは堅実な補強をしています。

↓応援お願いします↓

にほんブログ村 野球ブログ MLB・メジャーリーグへ
にほんブログ村

こちらのランキングにも参加してます。ぽちっとクリックお願いします。

 ↓↓↓↓↓↓↓↓


メジャーリーグ人気ブログランキング

↓↓↓2020年のカンザスシティ・ロイヤルズの成績↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com