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【MLB2023戦力分析】フィラデルフィア・フィリーズ

今回は、2022年ナ・リーグ優勝のフィラデルフィア・フィリーズです。フィリーズの2022年成績はこちらをご参照ください↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

2023年開幕ロースター予想(野手)

スターティングラインナップ

  1. 【SS】T. ターナー 
  2. 【DH】シュワーバー*
  3. 【C】リアルミュート
  4. 【1B】D. ホール*
  5. 【RF】カステヤーノス
  6. 【2B】B. ストット*
  7. 【3B】ボーム
  8. 【LF】ケイブ*
  9. 【CF】マーシュ*

*:左打ち #:両打ち

控え野手

  1. 捕手:スタッブス*
  2. 内野手:E. ソーサ
  3. 内野手:J. ハリソン
  4. 内・外野手:C. クレメンス*

++++++++++++++++++++++++++++++

  • 外野手:ハーパー*(故障者リスト)
  • 内・外野手:ガスリー
  • 内野手:ホスキンス(故障者リスト)

注目選手(野手)

野手で私が注目する選手は、以下の選手です。

トレイ・ターナー:再びナショナルリーグ東地区に戻ってきます。セグラとグレゴリウスの二遊間が、ストットとターナーの二遊間に代わります。ターナーが加入することで、走攻守全てにおいて戦力アップとなるでしょう。

ターナー 打撃成績
Year Age Tm G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
2015 22 WSN 27 40 5 9 1 1 2 .225 .295 .325 .620
2016 23 WSN 73 307 53 105 13 40 33 .342 .370 .567 .937
2017 24 WSN 98 412 75 117 11 45 46 .284 .338 .451 .789
2018 25 WSN 162 664 103 180 19 73 43 .271 .344 .416 .760
2019 26 WSN 122 521 96 155 19 57 35 .298 .353 .497 .850
2020 27 WSN 59 233 46 78 12 41 12 .335 .394 .588 .982
2021 28 TOT 148 595 107 195 28 77 32 .328 .375 .536 .911
2021 28 WSN 96 388 66 125 18 49 21 .322 .369 .521 .890
2021 28 LAD 52 207 41 70 10 28 11 .338 .385 .565 .950
2022 29 LAD 160 652 101 194 21 100 27 .298 .343 .466 .809
8 Yr     849 3424 586 1033 124 434 230 .302 .355 .487 .842
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Generated 1/7/2023.

ブランドン・マーシュ:2022年シーズン途中にLAAから移籍し、チームのプレイオフ進出・優勝に貢献しました。2023年は更なる飛躍を期待したい選手です。ハーパーがTJ手術で復帰に時間がかかることが予想されます。その間は、外野とDHのポジションを、マーシュ、シュワーバー、カステヤーノス、ホールの4人が担うことになります。ハーパーの抜けた打撃力低下をカバーするにも、マーシュの成長に期待したいです。

マーシュ 打撃成績
Year Age Tm G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
2021 23 LAA 70 236 27 60 2 19 6 .254 .317 .356 .673
2022 24 TOT 134 424 49 104 11 52 10 .245 .295 .384 .679
2022 24 LAA 93 292 34 66 8 37 8 .226 .284 .353 .637
2022 24 PHI 41 132 15 38 3 15 2 .288 .319 .455 .773
2 Yr     204 660 76 164 13 71 16 .248 .303 .374 .677
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Generated 1/7/2023.

ハーパー手術のニュース↓↓↓

ホスキンスの故障は、チームにとって痛いです。今シーズン中の復帰は絶望的だそうで、FA前のシーズンなので、ホスキンス個人にとっても痛いです。

主な入団・退団選手(野手)

野手の主な入団・退団選手は以下の通りです。

主な退団選手

  • セグラ(内野手)FA
  • カマルゴ(内野手)FA
  • ビアリング(外野手)トレードでDETへ
  • メイトン(内野手)トレードでDETへ
  • グレゴリウス(内野手)FA
  • ヘレーラ(外野手)FA

主な入団選手

  • T. ターナー(内野手)FA
  • J. ケイブ(外野手)ウェーバー
  • J. ハリソン(内野手)FA

総評(野手)

2022年は、ナ・リーグ15チーム中、得点は5位、打率 4位、出塁率 5位、OPS 5位と、チーム打撃はリーグで上位の成績でした。ハーパーの手術による離脱は痛いですが、昨年もフルシーズンの活躍はできなかったので、後半戦に万全の状態で戻ってくれば問題ないでしょう。内野にセグラの代わりにターナーが入ることは大きな戦力アップです。ホスキンスのケガがあるので、プラマイゼロでしょう。昨年並みとしても、2023年もリーグ上位のチーム打撃成績は残すでしょう。

2023年開幕ロースター予想(投手)

先発ローテーション

  1. ウィーラー
  2. ノラ
  3. R. スアレス*
  4. ウォーカー
  5. ファルター*

*:左投げ 

ブルペン投手陣

  1. キンブレル(抑え)
  2. アルバラード*
  3. G. ソト*
  4. ドミンゲス
  5. ベラッティ
  6. ブログドン
  7. ストラム*
  8. ネルソン

++++++++++++++++++

  • ユエルマン
  • C. サンチェス*

*:左投げ

注目選手(投手)

注目する選手は、以下の投手です。

タイユアン・ウォーカー:同地区ライバルのNYメッツからFAで移籍します。これで先発投手4人は確定しました。ハイレベルなナ・リーグ東地区ですが、ウォーカーの加入により、地区優勝を狙えるだけの先発ローテーションを形成しつつあります。

ウォーカー 投手成績
Year Age Tm W L ERA G GS IP R ER BB SO ERA+ FIP WHIP
2013 20 SEA 1 0 3.60 3 3 15.0 7 6 4 12 105 2.25 1.000
2014 21 SEA 2 3 2.61 8 5 38.0 12 11 18 34 141 3.68 1.289
2015 22 SEA 11 8 4.56 29 29 169.2 92 86 40 157 84 4.07 1.196
2016 23 SEA 8 11 4.22 25 25 134.1 75 63 37 119 96 4.99 1.236
2017 24 ARI 9 9 3.49 28 28 157.1 76 61 61 146 135 4.04 1.328
2018 25 ARI 0 0 3.46 3 3 13.0 5 5 5 9 124 3.93 1.538
2019 26 ARI 0 0 0.00 1 1 1.0 0 0 0 1   1.21 1.000
2020 27 TOT 4 3 2.70 11 11 53.1 23 16 19 50 162 4.56 1.163
2020 27 SEA 2 2 4.00 5 5 27.0 13 12 8 25 108 4.97 1.074
2020 27 TOR 2 1 1.37 6 6 26.1 10 4 11 25 325 4.14 1.253
2021 28 NYM 7 11 4.47 30 29 159.0 84 79 55 146 90 4.57 1.182
2022 29 NYM 12 5 3.49 29 29 157.1 63 61 45 132 111 3.65 1.195
10 Y     54 50 3.89 167 163 898.0 437 388 284 806 105 4.19 1.226
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Generated 1/7/2023.

クレイグ・キンブレル:フィリーズの弱点だったクローザーに、キンブレルを獲得しました。キンブレルの獲得により、フィリーズのブルペン投手陣はかなり安定するでしょう。気になるのは年齢です。CHIカブス在籍時の不振からは脱却しましたが、昨年のWHIPは1.317と、クローザーとして決して優秀な成績ではありません。実績と経験の豊富な投手ですので、チームのブルペン投手陣への好影響を期待したいです。

キンブレル 投手成績
Year Age Tm W L ERA G SV IP ER BB SO ERA+ FIP WHIP
2010 22 ATL 4 0 0.44 21 1 20.2 1 16 40 914 1.53 1.210
2011 23 ATL 4 3 2.10 79 46 77.0 18 32 127 183 1.52 1.039
2012 24 ATL 3 1 1.01 63 42 62.2 7 14 116 399 0.78 0.654
2013 25 ATL 4 3 1.21 68 50 67.0 9 20 98 311 1.93 0.881
2014 26 ATL 0 3 1.61 63 47 61.2 11 26 95 223 1.83 0.908
2015 27 SDP 4 2 2.58 61 39 59.1 17 22 87 145 2.68 1.045
2016 28 BOS 2 6 3.40 57 31 53.0 20 30 83 132 2.92 1.094
2017 29 BOS 5 0 1.43 67 35 69.0 11 14 126 319 1.42 0.681
2018 30 BOS 5 1 2.74 63 42 62.1 19 31 96 161 3.13 0.995
2019 31 CHC 0 4 6.53 23 13 20.2 15 12 30 68 8.00 1.597
2020 32 CHC 0 1 5.28 18 2 15.1 9 12 28 87 3.97 1.435
2021 33 TOT 4 5 2.26 63 24 59.2 15 23 100 191 2.43 0.905
2022 34 LAD 6 7 3.75 63 22 60.0 25 28 72 112 3.23 1.317
13 Y     41 36 2.31 709 394 688.1 177 280 1098 177 2.34 0.985
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Generated 1/7/2023.

主な入団・退団選手(投手)

投手の主な入団・退団選手は以下の通りです。

主な退団選手

  • エフリン(先発)FA
  • ギブソン(先発)FA
  • シンダーガード(先発)FA
  • クネイブル(救援)FA
  • ハンド(救援)FA
  • ロバートソン(救援)FA

主な入団選手

  • ウォーカー(先発)FA
  • キンブレル(救援)FA
  • ストラム(救援)FA
  • G. ソト(救援)トレードでDETから
  • ユエルメン(救援)トレードでCHCから

総評(投手)

2022年の投手成績は、ナ・リーグ15チーム中、防御率と自責点は9位、WHIP 6位、被打率 8位と、リーグで中ほどの成績でした。フィリーズは、ウィーラー、ノラ、スアレス、ウォーカーと、4人の先発投手がしっかりしているので、救援投手の出来次第で成績が左右されます。そこにキンブレルが加入し、さらにストラムやソトなどの左腕の中継ぎ投手を獲得し、ブルペン投手陣が強化されました。したがって、投手成績は向上すると予想しています。

 

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