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【MLB2024戦力分析】ミルウォーキー・ブルワーズ

今回は、ミルウォーキー・ブルワーズの戦力分析です。2023年はナ・リーグ中地区で優勝し、カウンセル監督は有終の美を飾りました。

ブルワーズの2023年成績はこちらをご参照ください↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

2024年開幕ロースター予想(野手)

スターティングラインナップ

  1. 【RF】ギャレット・ミッチェル*
  2. 【C】ウィリアム・コントレラス
  3. 【LF】クリスチャン・イエリッチ*
  4. 【1B】リース・ホスキンス
  5. 【SS】ウィリー・アダメス
  6. 【3B】サル・フレリック*
  7. 【DH】ゲイリー・サンチェス
  8. 【CF】ジャクソン・チョーリオ
  9. 【2B】ブライス・トゥラング *

*:左打ち #:両打ち 太字:新入団

控え野手

  1. 一塁・外野手:ジェイク・バウアーズ*
  2. 内野手:ジョーイ・オルティス
  3. 内野手:アンドリュー・モナステリオ 
  4. 外野手:ジョーイ・ウィーマー

+++++++++++++++++++++++++++++++++

  • 捕手:エリック・ハース
  • 内野手:オーウェン・ミラー

*:左打ち #:両打ち 太字:新入団

注目選手(野手)

野手で私が注目する選手は、以下の選手です。

ジャクソン・チョーリオ:MLBデビュー前の選手ですが、2023年12月に8年8,200万ドルという長期契約をしました。このように期待が大きい選手ですので、2024年はスタメンで起用されると思われます。

リース・ホスキンス:2023年はスプリングトレーニング中のケガで1シーズンを棒に振ってしまいました。2024年は復活のシーズンとなり、テレスの抜けた一塁を守ります。本来の力を発揮すれば、本塁打30本、OPS .850は打つでしょう。

ホスキンス 打撃成績
Year Age Tm G AB R H HR RBI SB BB SO BA OBP SLG OPS
2017 24 PHI 50 170 37 44 18 48 2 37 46 .259 .396 .618 1.014
2018 25 PHI 153 558 89 137 34 96 5 87 150 .246 .354 .496 .850
2019 26 PHI 160 570 86 129 29 85 2 116 173 .226 .364 .454 .819
2020 27 PHI 41 151 35 37 10 26 1 29 43 .245 .384 .503 .887
2021 28 PHI 107 389 64 96 27 71 3 47 108 .247 .334 .530 .864
2022 29 PHI 156 589 81 145 30 79 2 72 169 .246 .332 .462 .794
6 Yr     667 2427 392 588 148 405 15 388 689 .242 .353 .492 .846
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Generated 1/26/2024.

ギャレット・ミッチェル:ドラフト全体20位で指名され、UCLAから入団した未完の大器。パワーとスピードを併せ持ち、身体能力が高い選手です。2024年はレギュラーポジションを獲得することを期待しています。

ミッチェル 打撃成績
Year Age Tm G AB R H HR RBI SB BB SO BA OBP SLG OPS
2022 23 MIL 28 61 9 19 2 9 8 6 28 .311 .373 .459 .832
2023 24 MIL 19 65 10 16 3 7 1 7 26 .246 .315 .446 .761
2 Yr     47 126 19 35 5 16 9 13 54 .278 .343 .452 .795
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Generated 1/26/2024.
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主な入団・退団選手(野手)

野手の主な入団・退団選手は以下の通りです。

主な退団選手

  • ロウディ・テレス(内野手)FA
  • カルロス・サンタナ(内野手)FA
  • ブライアン・アンダーソン(内野手)FA
  • タイロン・テイラー(外野手)トレードでNYMへ
  • ジェシー・ウィンカー(外野手)FA
  • ビクター・カラティニ(捕手)FA

主な入団選手

  • リース・ホスキンス(内野手)FA
  • エリック・ハース(捕手)FA
  • ジェイク・バウアーズ(一塁・外野手)トレードでNYYから
  • ジョーイ・オルティス(内野手)トレードでBALから
  • ゲーリー・サンチェス(捕手)FA

総評(野手)

2023年は、ナ・リーグ15チーム中、打率12位、出塁率9位、長打率14位、OPS 14位、本塁打数12位と、多くの打撃指標でリーグ下位の成績でした。しかし、得点数はリーグ8位とリーグでも中ほどの成績で、効率の良い攻撃ができていました。大きな戦力補強はないですが、成長途上の若手選手が多く、その伸びしろを考えると、2024年はリーグ中ほどくらいの打撃成績になると予想しています。

2024年開幕ロースター予想(投手)

先発ローテーション

  1. フレディ・ペラルタ
  2. ウェイド・マイリー
  3. ジェイコブ・ジュニス
  4. コリン・レイ
  5. DL・ホール

+++++++++++++++++++++++++++

  • ブランドン・ウッドラフ(先発)(故障者リスト)

*:左投げ 太字:新入団

ブルペン投手陣

  1. トレバー・メギル(抑え)
  2. ジョエル・パヤンプス
  3. アブナー・ウリーベ
  4. ホビー・ミルナー*
  5. テイラー・クラーク
  6. ブライス・ウィルソン
  7. ブライアン・ハドソン*
  8. ジョー・ロス

+++++++++++++++++++++++++++

  • エルビス・ペゲーロ(救援)
  • デビン・ウィリアムズ(救援)(故障者リスト)

*:左投げ 太字:新入団

注目選手(投手)

MILの注目選手は、以下の選手です。

デビン・ウィリアムズ:2023年に自身2度目の最優秀救援投手賞を受賞しました。ジョシュ・ヘイダーが移籍後は、クローザーとして安定した成績を残しています。2024年も安定したピッチングで、僅差のゲームを多くものにするでしょう。

ウィリアムズ 投手成績
Year Age Tm W L ERA G SV IP H ER BB SO ERA+ FIP WHIP
2019 24 MIL 0 0 3.95 13 0 13.2 18 6 6 14 115 4.82 1.756
2020 25 MIL 4 1 0.33 22 0 27.0 8 1 9 53 1375 0.86 0.630
2021 26 MIL 8 2 2.50 58 3 54.0 36 15 28 87 166 2.82 1.185
2022 27 MIL 6 4 1.93 65 15 60.2 31 13 30 96 209 2.01 1.005
2023 28 MIL 8 3 1.53 61 36 58.2 26 10 28 87 282 2.66 0.920
5 Yr     26 10 1.89 219 54 214.0 119 45 101 337 224 2.42 1.028
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Generated 1/26/2024.

2024年3月14日更新:よもやの故障で3か月不在になりそうです。これは痛い。

主な入団・退団選手(投手)

投手の主な入団・退団選手は以下の通りです。

主な退団選手

  • エイドリアン・ハウザー(先発)トレードでNYMへ
  • エリック・ラウアー(先発)FA
  • フリオ・テヘラン(先発)FA
  • アンドリュー・チェイフィン(救援)FA
  • コービン・バーンズ(先発)FA

主な入団選手

  • ジョー・ロス(先発)FA
  • テイラー・クラーク(救援)トレードでKCから
  • DL・ホール(先発)トレードでBALから
  • ジェイコブ・ジュニス(先発)FA

総評(投手)

2023年は、防御率・自責点・被安打数・WHIPが、ナ・リーグ15チーム中トップの成績でした。地区優勝は、投手力で勝ち取ったと言える成績です。特によかったのはブルペン投手陣で、デビン・ウィリアムズ、ブライス・ウィルソン、ジョエル・パヤンプス、ホビー・ミルナーの4人は60イニング以上投げて、防御率が1点台あるいは2点台、WHIPは1.00前後と、全員甲乙つけがたく、素晴らしい成績でした。救援投手陣は前年とほぼ同じです。先発投手はバーンズ、ハウザー、ラウアー、テヘランの4人が退団します。トレードなどで4投手を獲得したものの、戦力ダウンは否めません。前年より成績は下がるものの、安定したリリーフ投手陣が支え、リーグ上位~中位の成績は残すと予想しています。

2024年3月14日更新:クローザーのウィリアムズが故障で3か月不在になるため、投手成績はリーグ中ほどの成績と予想します。

2024年コーチ陣

2024年は、パット・マーフィーが、ベンチコーチから監督に就任します。2016年からブルワーズのコーチをしているので、選手・チームを知り尽くしています。

かつてMILの二塁手で活躍したリッキー・ウィークス Jr.が、助監督としてコーチ陣に加わります。将来の監督就任に向けた起用だと思われます。

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