メジャーリーグ　ファン　ブログ

メジャーリーグ全30チームを網羅するように、メジャーリーグ移籍情報・順位予想・成績などをできるだけ公平な目線で書いています。

【MLB移籍情報】SEAマリナーズの戦力補強

2020-21 移籍情報 ア・リーグ マリナーズ 日本人選手

マリナーズで2018年にノーヒット・ノーランを達成した、パクストンが戻ってきます。↓↓↓

ということで、本日は、シアトル・マリナーズの戦力補強について書いていきます。

目次

主な退団・FA選手

主な退団選手を列記すると以下のようになります。（下線は、マリナーズと再契約した選手）

  1. 救援投手　グレーブマン：FA　SEAマリナーズと再契約
  2. 救援投手　エドワーズJr.：FA　ATLブレーブスとマイナー契約
  3. 救援投手　B. ショウ：FA　CLEインディアンスとマイナー契約
  4. 救援投手　マギル：FA SEAマリナーズとマイナー契約
  5. 救援投手　ビスカイーノ：FA　NYメッツとマイナー契約
  6. 救援投手　平野佳寿：FA　日本球界へ復帰。オリックスと契約
  7. 内野手　ゴードン：FA　CINレッズとマイナー契約
  8. 内野手　ベッカム：FA　CHIホワイトソックスとマイナー契約
  9. 外野手　M. スミス：FA　NYメッツとマイナー契約
  10. 外野手　C. ゴンザレス：FA　契約未定
  11. 外野手　T. ロペス：DFA MILブルワーズが獲得
  12. 外野手　アービン：DFA CHIカブスが獲得

このリストを見ると、ロペスとアービンは12月にDFAにしているので、その時点で2021年の戦力と考えていません。グレーブマンと平野以外の退団する選手は、昨年主力として活躍できなかった選手ばかりです。グレーブマンとは再契約をしたので、補充という意味では、平野の抜けた、救援投手を1人が必要になるだけです。それ以外に獲得する選手は、純粋に戦力アップに繋がると言えます。

主な入団選手

主な入団選手を列記すると以下のようになります。

  1. 先発投手　パクストン：FA　NYヤンキースから
  2. 先発投手　フレクセン：FA　韓国プロ野球から
  3. 救援投手　モンテロ：トレードで、TEXレンジャーズから
  4. 救援投手　ミドルトン：FA　LAエンゼルスから

2月に契約したパクストン以外は、12月に契約やトレードが確定しており、12月中にほぼチーム作りが完了していたようです。野手は補強の必要がないのでしょう。獲得したのは、投手ばかりです。各選手の成績を見ていきましょう。

ジェームズ・パクストン

1年850万ドルで契約しました。 かつてマリナーズでノーヒットノーランを記録した選手なので大歓迎でしょう。

パクストン　投手成績
Year Age Tm W L ERA G IP SO WHIP
2013 24 SEA 3 0 1.50 4 24.0 21 0.917
2014 25 SEA 6 4 3.04 13 74.0 59 1.203
2015 26 SEA 3 4 3.90 13 67.0 56 1.433
2016 27 SEA 6 7 3.79 20 121.0 117 1.306
2017 28 SEA 12 5 2.98 24 136.0 156 1.103
2018 29 SEA 11 6 3.76 28 160.1 208 1.098
2019 30 NYY 15 6 3.82 29 150.2 186 1.281
2020 31 NYY 1 1 6.64 5 20.1 26 1.475
8 Yr 8 Yr 8 Yr 57 33 3.58 136 753.1 829 1.213
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Generated 2/15/2021.

フレクセン

韓国プロ野球からの復帰。2年475万ドルで契約。2020年の1年間韓国でプレーし、先発投手とし手活躍し、8勝を記録しています。

モンテロ

マイナークラスの投手とトレードで、TEXレンジャーズから獲得。クローザーを期待されています。

モンテロ　投手成績
Year Age Tm W L ERA G GS SV IP SO WHIP
2014 23 NYM 1 3 4.06 10 8 0 44.1 42 1.511
2015 24 NYM 0 1 4.50 5 1 0 10.0 13 1.400
2016 25 NYM 0 1 8.05 9 3 0 19.0 20 2.053
2017 26 NYM 5 11 5.52 34 18 0 119.0 114 1.748
2019 28 TEX 2 0 2.48 22 0 0 29.0 34 0.966
2020 29 TEX 0 1 4.08 17 0 8 17.2 19 1.019
6 Yr     8 17 4.93 97 30 8 239.0 242 1.565
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Generated 2/15/2021.

この成績を見ると、クローザーの経験は2020年だけなので、1年間通してできるでしょうか。

ミドルトン

 1年80万ドルで契約。

ミドルトン　投手成績
Year Age Tm W L ERA G SV IP SO WHIP
2017 23 LAA 6 1 3.86 64 3 58.1 63 1.337
2018 24 LAA 0 0 2.04 16 6 17.2 16 1.302
2019 25 LAA 0 0 1.17 11 0 7.2 6 1.435
2020 26 LAA 0 1 5.25 13 0 12.0 11 1.500
4 Yr     6 2 3.48 104 9 95.2 96 1.359
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Generated 2/15/2021.

2021年予想戦力（投手）

2020年マリナーズの主な投手のうち、2021年もチームに残留する選手の成績一覧です。↓↓↓
マリナーズ　投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP SO WHIP
SP Marco Gonzales* 28 7 2 3.10 11 11 0 69.2 64 0.947
SP Justus Sheffield* 24 4 3 3.58 10 10 0 55.1 48 1.301
SP Yusei Kikuchi* 29 2 4 5.17 9 9 0 47.0 47 1.298
SP Justin Dunn 24 4 1 4.34 10 10 0 45.2 38 1.358
SP Nick Margevicius* 24 2 3 4.57 10 7 0 41.1 36 1.258
RP Yohan Ramirez 25 0 0 2.61 16 0 3 20.2 26 1.403
RP Anthony Misiewicz* 25 0 2 4.05 21 0 0 20.0 25 1.300
RP Joey Gerber 23 1 1 4.02 17 0 0 15.2 6 1.149
RP  Kendall Graveman 29 1 3 5.79 11 2 0 18.2 15 1.232
RP  Ljay Newsome 23 0 1 5.17 5 4 0 15.2 9 1.340
RP  Brady Lail 26 0 0 4.80 7 0 0 15.0 11 1.267
RP Matt Magill 30 0 1 6.10 11 0 0 10.1 11 1.452
RP Casey Sadler 29 1 2 4.50 7 0 0 10.0 12 1.100
  Team Totals 26.5 27 33 5.03 60 60 15 516.2 469 1.378
  Rank in 15 AL teams   9 7 12     8 10 14  
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 2/15/2021.
 

先発ローテーション

2021年の先発ローテーションは以下のように予想されます。

  1. ゴンザレス（左）
  2. パクストン（左）
  3. 菊池雄星（左）
  4. シェフィールド（左）
  5. ダン
  6. フレクセン
  7. マーゲビチウス（左）

　先発候補が7人もいますので、2人がブルペンに回ることになります。全員が順当に活躍すれば、マーゲビチウスがブルペンに回ると思われます。先発ローテーションのポジション争いは熾烈です。菊池雄星投手は、1年目より2年目と成長していますが、今年は正念場でしょう。気がかりな点は、左投手ばかり集まっていることです。ア・リーグ西地区には、エンゼルスや、アストロズのように、右打ちの強打者が多いチームがあり、両チームとの対戦は注目です。

菊池雄星↓↓↓

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ブルペン投手陣

2人が先発から中継ぎに回れば、十分な人数がいます。

  1. モンテロ（クローザー）
  2. グレーブマン
  3. ラミレス
  4. ミセビッチ
  5. ミドルトン
  6. サドラー
  7. ブレナン
  8. ガーバー

誰かがケガや不調で離脱しても、カバーできるだけの人数が揃っています。 

2021年予想戦力（野手）

2020年マリナーズの主な野手のうち、2021年もチームに残留する選手の成績一覧です。↓↓↓
マリナーズ　打撃成績
Pos Name Age G AB HR RBI SB BA OBP SLG OPS
1B Evan White 24 54 182 8 26 1 .176 .252 .346 .599
2B Shed Long* 24 34 117 3 9 4 .171 .242 .291 .533
SS J.P. Crawford* 25 53 204 2 24 6 .255 .336 .338 .674
3B Kyle Seager* 32 60 203 9 40 5 .241 .355 .433 .788
LF Jose Marmolejos* 27 35 107 6 18 0 .206 .261 .411 .672
CF Kyle Lewis 24 58 206 11 28 5 .262 .364 .437 .801
RF Dylan Moore 27 38 137 8 17 12 .255 .358 .496 .855
DH Ty France 25 23 86 2 13 0 .302 .362 .453 .815
C Luis Torrens 24 18 59 1 6 0 .254 .323 .373 .696
  Sam Haggerty# 26 13 50 1 6 4 .260 .315 .400 .715
  Braden Bishop 26 12 30 0 4 1 .167 .242 .233 .476
  Jake Fraley* 25 7 26 0 0 2 .154 .241 .269 .511
  Donovan Walton* 26 5 13 0 3 0 .154 .214 .231 .445
  Team Totals 26.7 60 1929 60 244 50 .226 .309 .370 .678
  Rank in 15 AL teams     12 14   1 13 12 14 14
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Generated 2/15/2021.

30歳を超えているのは、サードのシーガーだけという、若手主体のチームです。若手選手の成長の可能性に期待します。それと、ミッチ・ハニガーがケガから復帰しますので、外野のポジション争いが激しくなり、ムーアにセカンドを守らせることもあるでしょう。そのような競争によっても、チーム力がアップすることを期待したいです。不安なところは、控え捕手です。

ミッチ・ハニガー↓↓↓

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まとめ

明らかに投手は選手が揃いました。2021年のマリナーズは、若手野手の成長がカギを握ります。今年こそは、2001年以来進んでいないポストシーズンに進出してほしいです。

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【MLB移籍情報】LAドジャース戦力補強

2020-21 移籍情報 ドジャース ナ・リーグ

SDパドレスのトレードが目立つストーブリーグですが、サイ・ヤング賞のバウアーと契約したことで、一気に戦力が充実した感じのするLAドジャースについて、今日は書いていこうと思います。

目次

主な退団・FA選手

主な退団選手を列記すると以下のようになります。

  1. 救援投手　マギー：FA　SFジャイアンツと契約
  2. 救援投手　トレイネン：FA　LAドジャースと再契約
  3. 救援投手　バエス：FA　HOUアストロズと契約
  4. 救援投手　ウッド：FA　SFジャイアンツと契約
  5. 救援投手　フローロ：トレードで、MIAマーリンズへ
  6. 救援投手　コラレック：トレードで、OAKアスレチックスへ
  7. 内野手　ターナー：FA　契約未定
  8. 内野手　ヘルナンデス：FA　BOSレッドソックスへ
  9. 外野手　ピダーソン：FA　CHIカブスへ

このリストを見ると、かなりの数の主力選手が抜けていきます。特に救援投手は数多く退団しています。補充のために獲得する必要があるのは、内野手2人、外野手1人、救援投手が5人です。今のところ、内野手はターナーと再契約をする意向ですが確定しておらず、野手で補強した選手は、コラレックのトレードで獲得した、控えの内野手のノイジーぐらいです。投手の獲得状況について見ていきましょう。

主な入団選手

主な入団選手を列記すると以下のようになります。

  1. 先発投手　バウアー：FA　CINレッズから
  2. 救援投手　ケインリー：FA　NYヤンキースから ＊TJ手術明け
  3. 救援投手　クネイブル：トレードで、MILブルワーズから
  4. 救援投手　ベシア：トレードで、MIAマーリンズから
  5. 内野手　ノイジー：トレードで、OAKアスレチックスから

この中から、数名ピックアップしてみます。

  • トレバー・バウアー↓↓↓

 3年1億200万ドルで契約しました。2020年のサイ・ヤング賞投手ですから期待大です。

バウワー　投手成績
Year Age Tm W L ERA G IP SO WHIP
2012 21 ARI 1 2 6.06 4 16.1 17 1.653
2013 22 CLE 1 2 5.29 4 17.0 11 1.824
2014 23 CLE 5 8 4.18 26 153.0 143 1.379
2015 24 CLE 11 12 4.55 31 176.0 170 1.313
2016 25 CLE 12 8 4.26 35 190.0 168 1.311
2017 26 CLE 17 9 4.19 32 176.1 196 1.367
2018 27 CLE 12 6 2.21 28 175.1 221 1.089
2019 28 TOT 11 13 4.48 34 213.0 253 1.249
2019 28 CLE 9 8 3.79 24 156.2 185 1.213
2019 28 CIN 2 5 6.39 10 56.1 68 1.349
2020 29 CIN 5 4 1.73 11 73.0 100 0.795
9 Yr     75 64 3.90 205 1190.0 1279 1.265
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Generated 2/13/2021.
成績については、いうまでもなく、この写真見ただけで期待大です。↓↓↓

バウワー投手獲得の印象が強かったのですが、今オフのドジャースはそれほど積極的にトレードやFA選手の獲得はしていませんでした。ブログを書いていて、あらためて気づかされました。

  • コーリー・クネイブル↓↓↓

クネイブル　投手成績
Year Age Tm W L ERA G SV IP SO WHIP
2014 22 DET 0 0 6.23 8 0 8.2 11 1.615
2015 23 MIL 0 0 3.22 48 0 50.1 58 1.212
2016 24 MIL 1 4 4.68 35 2 32.2 38 1.469
2017 25 MIL 1 4 1.78 76 39 76.0 126 1.158
2018 26 MIL 4 3 3.58 57 16 55.1 88 1.084
2020 28 MIL 0 0 6.08 15 0 13.1 15 1.725
6 Yr     6 11 3.31 239 57 236.1 336 1.244
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Generated 2/13/2021.

クネイブル投手はブルワーズから、金銭あるいは後日指名選手というトレードで、結局マイナー級の選手とトレードで獲得しました。39セーブを挙げた全盛期の頃の投球へ復活が期待されます。

　5人も抜けた救援投手陣には、ケインリー、クネイブル、ベシアの3人を獲得しましたが、ケインリーはトミー・ジョン手術明けで2021年は全休します。先発にバウワーが加わることで、先発から救援に転向させられる投手がいるため、救援投手の数は増えます。それでも、マギーやバエスなど中継ぎの主力選手が抜けた穴をカバーするには足りないような印象です。先発ローテーションとブルペン投手陣がどのようなメンバーになるのか、昨年の成績表を参考に見ていきましょう。

2021年予想戦力（投手）

2020年ドジャースの主な投手のうち、2021年もチームに残留する選手の成績一覧です。↓↓↓
2020年　ドジャース　投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP SO WHIP
SP Clayton Kershaw* 32 6 2 2.16 10 10 0 58.1 62 0.840
SP Dustin May 22 3 1 2.57 12 10 0 56.0 44 1.089
SP Julio Urias* 23 3 0 3.27 11 10 0 55.0 45 1.145
SP Tony Gonsolin 26 2 2 2.31 9 8 0 46.2 46 0.836
SP Walker Buehler 25 1 0 3.44 8 8 0 36.2 42 0.955
CL Kenley Jansen 32 3 1 3.33 27 0 11 24.1 33 1.151
RP Blake Treinen 32 3 3 3.86 27 0 1 25.2 22 1.208
RP Brusdar Graterol 21 1 2 3.09 23 2 0 23.1 13 0.900
RP Victor Gonzalez* 24 3 0 1.33 15 1 0 20.1 23 0.738
RP Caleb Ferguson* 23 2 1 2.89 21 1 0 18.2 27 1.018
RP Dennis Santana 24 1 2 5.29 12 0 0 17.0 18 1.294
RP  Scott Alexander* 30 2 0 2.92 13 0 0 12.1 9 1.459
RP Joe Kelly 32 0 0 1.80 12 1 0 10.0 9 1.500
RP Mitch White 25 1 0 0.00 2 0 0 3.0 2 0.667
  Team Totals 27.2 43 17 3.02 60 60 15 538.2 517 1.056
  Rank in 15 NL teams   1 15 1     4 1 9  
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Generated 2/13/2021.
昨年は、カーショー、メイ、ウリアス、ゴンソリン、ビューラーの5人の先発ローテーションでした。このメンバーに、先発のバウワーが移籍し、プライスが復帰して加わると、先発ローテーションとブルペン投手陣がどうなるのか見ていきましょう。（上表のSPは先発、CLはクローザー、RPはリリーフ投手です）
デイビッド・プライス（BOSレッドソックス時代）↓↓↓
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先発ローテーション

2021年の先発ローテーションは、下記のツイッターのように予想されます。↓↓↓

この4人に、昨年コロナで全休したデビッド・プライスが加わり、5人のローテーションとなります。そうすると、メイとゴンソリン（あるいはウリアス）がブルペンに回ることになるでしょう。デーブ・ロバーツ監督は、毎年のようにシーズン終盤になると先発・中継投手のやり繰りをしていますので、うまく機能するでしょう。層の厚い先発投手陣です。

ブルペン投手陣

2人が先発から中継ぎに回れば、十分な人数がいます。

まず、クローザーは今年もジャンセンで確定でしょう。↓↓↓

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ワールドシリーズでは、今一つでしたが、大丈夫しょう。 

中継ぎ陣は、以下の通りです。（※は左投手）

  1. トレイネン
  2. メイ
  3. ゴンソリン
  4. グラテロル
  5. ゴンザレス※
  6. ファーガソン※
  7. アレクサンダー※
  8. クネイブル
  9. ケリー 

このように、右・左のバランスも良く、人数も十分いますので、昨年のようにチーム全体でリーグトップの防御率になることも十分可能です。

（参照：2020年成績↓↓↓）

mlbfan.hatenablog.com

まとめ

野手は、ターナーの契約次第です。投手はバウワーを獲得したことと、プライスが復帰することで、先発ローテーションに余裕ができ、それがブルペン投手陣の強化につながります。先発ローテーションに、カーショー、プライス、バウアーと3人のサイ・ヤング賞投手が並ぶのは圧巻です。ブルペンが昨年より少し弱体化した印象はありますが、先発投手陣は強化されていますので、投手力は前年同様トップクラスの成績を残すでしょう。おそらくナ・リーグ西地区は、LAドジャースとSDパドレスの二強が他3チームを引き離して、ポストシーズンに進出すると思います。

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【MLB移籍情報】テキサス・レンジャーズの戦力補強（投手編）

2020-21 移籍情報 ア・リーグ レンジャース

今日は前回の続きでテキサス・レンジャーズの投手陣について書いていきます。前回ブログ↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

 目次

主な退団選手（投手）

主な退団選手を列記すると以下のようになります。

  1. 先発　リン：トレードでCHIホワイトソックスへ
  2. 救援　モンテロ：トレードでSEAマリナーズへ
  3. 救援　チャベス：FA　契約未定
  4. 先発　クルーバー：FA　NYヤンキースと契約
  5. 救援　ガルシア：FA　NYヤンキースとマイナー契約

先発のリンは、昨年のチーム勝ち頭で、リーグ最多の投球回数を投げたエースです。救援のモンテロは、昨年チームトップの８セーブを挙げたクローザーです。このようにチームの主力選手２人をトレードで放出していることから、テキサス・レンジャーズが完全に再建モードに入っていることがよくわかります。チャベス、クルーバー、ガルシアの3人は、2020年はほとんど活躍していなかったので、補充がなくても戦力ダウンにはなりません。こうしてみると、レンジャーズに絶対必要な補強ポイントは、先発投手とクローザーです。さらにチーム全体の戦力の底上げも必要になります。

（参照）2020年レンジャーズ成績↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

主な入団選手（投手） 

主な入団選手を列記すると以下のようになります。

  1. 先発　ダニング：トレードでCHIホワイトソックスから
  2. 先発　有原：FA（ポスティング）で日本ハムから
  3. 先発　フォルテネービッチ：FA　COLロッキーズから

救援投手は補充がありません。先発はローテーションに必要な5人以上を集めましたので、ローテーションの座をチーム内で競争することになります。上記3人の成績を見ていきましょう。

  • デーン・ダニング↓↓↓

ダニング　投手成績
Year Age Tm W L ERA G GS IP SO WHIP
2020 25 CHW 2 0 3.97 7 7 34.0 35 1.118
1 Yr     2 0 3.97 7 7 34.0 35 1.118
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 2/12/2021.

ダニングは、2020年に初めてメジャーで登板し、7試合に先発して2勝をあげました。これから先発投手として活躍が期待される26歳です。長い目でみると、エースのリンを放出して若いダニングを獲得したトレードは、レンジャーズにとって良い結果になると思います。

  • 有原航平↓↓↓

日本ハムからポスティングシステムでTEXレンジャーズに入団するのは、ダルビッシュと同じ流れです。有原投手は、先発ローテーションに入ることが確実でしょう。
  • マイク・フォルテネービッチ↓↓↓ 

フォルテネービッチ　投手成績
Year Age Tm W L ERA G GS IP SO WHIP
2014 22 HOU 0 1 5.30 16 0 18.2 14 1.607
2015 23 ATL 4 6 5.71 18 15 86.2 77 1.627
2016 24 ATL 9 5 4.31 22 22 123.1 111 1.297
2017 25 ATL 10 13 4.79 29 28 154.0 143 1.481
2018 26 ATL 13 10 2.85 31 31 183.0 202 1.082
2019 27 ATL 8 6 4.54 21 21 117.0 105 1.248
2020 28 ATL 0 1 16.20 1 1 3.1 3 2.400
7 Yr     44 42 4.33 138 118 686.0 655 1.328
Generated 2/12/2021.

ATLブレーブスからFAになっていたフォルテネービッチと契約しました。本来2桁勝利をする実力のある投手で、まだ20代ですし、今年は復活を期待します。

2021年先発ローテーション予想

2020年レンジャーズの先発投手のうち、2021年もチームに残留する主な成績一覧は以下の通りです。↓↓↓

2020年　TEXレンジャーズ　先発投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS IP SO WHIP
SP Kyle Gibson 32 2 6 5.35 12 12 67.1 58 1.530
SP Jordan Lyles 29 1 6 7.02 12 9 57.2 36 1.561
SP Kolby Allard* 22 0 6 7.75 11 8 33.2 32 1.515
SP Kyle Cody 25 1 1 1.59 8 5 22.2 18 1.235
  Team Totals 28.9 22 38 5.02 60 60 516.2 489 1.384
  Rank in 15 AL teams   15 1 11     10 12  
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上記の表を見ると、50イニング以上投げた投手は２人とも防御率が5点を上回っていて不安定な成績です。防御率1点台のコディは5試合しか先発していないので、シーズン通しての活躍は未知数です。上記の4人と、移籍のダニング、有原、フォルテネービッチの7人が先発ローテーションを争うことになります。打撃陣同様、競い合うことによる戦力アップと、若手の成長に期待するということになります。さらに、韓国プロ野球から、左腕のヤン・ヒョンジョンを獲得する動きもあるようです。左腕の先発は昨年０勝のアラードしかいないので、ヤン・ヒョンジョンと契約するのではないでしょうか。

（2月13日追記：この記事書いたすぐ後で、ヤン・ヒョンジョンとマイナー契約が決まりました）↓↓↓

2021年ブルペン投手陣予想

2020年レンジャーズの救援豆腐のうち、2021年もチームに残留する主な選手の成績一覧は以下の通りです。↓↓↓ 

2020年　TEXレンジャーズ　救援投手成績
Pos Name Age W L ERA G SV IP WHIP
RP Jonathan Hernandez 23 5 1 2.90 27 0 31.0 1.032
RP Jimmy Herget 26 1 0 3.20 20 0 19.2 1.373
RP  Wes Benjamin* 26 2 1 4.84 8 0 22.1 1.388
RP  Taylor Hearn* 25 0 0 3.63 14 0 17.1 1.385
RP  Brett Martin* 25 1 1 1.84 15 0 14.2 1.159
RP Joely Rodriguez* 28 0 0 2.13 12 0 12.2 1.026
RP  John King* 25 1 0 6.10 6 0 10.1 1.645
RP  Jose Leclerc 26 0 0 4.50 2 1 2.0 2.000
  Team Totals 28.9 22 38 5.02 60 10 516.2 1.384
  Rank in 15 AL teams   15 1 11   15 10  
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Generated 2/12/2021.

一応、クローザー候補は、2018年・19年と2年連続で2桁セーブを記録したルクラークだと想定されます。ルクラーク↓↓↓

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ブルペン投手陣も先発陣同様に人数は揃っていて、防御率もWHIPも、それほど悪くありません。先発候補は7人いるので、ローテーションから外れる2人はブルペン投手陣に加わります。そうすると、十分な戦力が揃っているようにも思いますが、2020年に20イニング以上を投げた投手が2人しかいませんので、シーズン通して活躍できるかどうかは疑問です。人数が揃っていて、全員が20代なので、先発投手陣同様、競い合うことによる戦力アップと、若手の成長に期待するということになります。

まとめ

野手も投手も、主軸となる選手に欠け、「復活に期待」「成長に期待」という期待値頼みの選手が多い印象です。つまり、2021年は優勝争いに加わるにはまだ実力不足という印象を受けます。日本人の視点で見ると、有原が加わったので、大谷翔平のいる同地区のエンゼルスとの対戦は多く、同地区マリナーズの菊池と投げあう可能性もあります。おそらくNHK-BSでも放送されるでしょうから、そういう意味で注目のチームです。

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【MLB移籍情報】テキサス・レンジャーズの戦力補強（野手編）

2020-21 移籍情報 ア・リーグ レンジャース

先日は、アンドラスをトレードで獲得したオークランド・アスレチックスについて書きました。↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

今日はその続きとして、アンドラスを交換要員として、かつての本塁打王デービスを獲得したテキサス・レンジャーズについて書いていきます。

 目次

  • 主な退団選手（野手）

主な退団選手を列記すると以下のようになります。

  1. 外野手　秋 信守：FA　契約未定
  2. 捕手　マシス：FA　契約未定
  3. 内野手　アンドラス：トレードでOAKアスレチックスへ
  4. 内野手　ディートリック：FA　契約未定

退団選手から考えると、ショートとDHのレギュラークラス、捕手と内野手の控え選手が、それぞれ1人ずつ必要になります。昨年は打率・出塁率・長打率・OPSのすべてがア・リーグ最下位と、チーム打撃成績がかなり悪かったので、退団した選手の補充だけでなく、さらなる戦力アップをする必要があります。

2020年レンジャーズ成績↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

  • 主な入団選手（野手） 

主な入団選手を列記すると以下のようになります。

  1. 外野手　デービス：トレードでOAKアスレチックスから
  2. 捕手　ハイム：トレードでOAKアスレチックスから
  3. 外野手　ダール：FA　COLロッキーズから
  4. 内野手　ネイト・ロウ：トレードでTBレイズから
  5. 外野手　デシールズ：FA　マイナー契約　CLEインディアンスから
  6. 内野手　カルバーソン：FA　マイナー契約　ATLブレーブスから

必要な人数は補充したようです。しかしロウとデシールズ以外は、2020年のfWARが0以下と、獲得したほぼ全員が2020年は活躍していないので、戦力アップになるのか否か未知数です。上記から数名をピックアップして成績を見ていきましょう。

  • クリス・デービス↓↓↓

デービス　打撃成績
Year Age Tm G AB HR RBI BA OBP SLG OPS
2013 25 MIL 56 136 11 27 .279 .353 .596 .949
2014 26 MIL 144 501 22 69 .244 .299 .457 .756
2015 27 MIL 121 392 27 66 .247 .323 .505 .828
2016 28 OAK 150 555 42 102 .247 .307 .524 .831
2017 29 OAK 153 566 43 110 .247 .336 .528 .864
2018 30 OAK 151 576 48 123 .247 .326 .549 .874
2019 31 OAK 133 481 23 73 .220 .293 .387 .679
2020 32 OAK 30 85 2 10 .200 .303 .329 .632
8 Yr     938 3292 218 580 .243 .316 .495 .810
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DHでありながら、2019年・20年と連続してOPS.700を下回る成績では、チームへの貢献度は低くなります。2016年から18年まで3年連続40本塁打以上を打った時の打撃に復調できれば、DHでスタメンで出場するでしょう。

ダール　打撃成績
Year Age Tm G AB HR RBI BA OBP SLG OPS
2016 22 COL 63 222 7 24 .315 .359 .500 .859
2018 24 COL 77 249 16 48 .273 .325 .534 .859
2019 25 COL 100 374 15 61 .302 .353 .524 .877
2020 26 COL 24 93 0 9 .183 .222 .247 .470
4 Yr     264 938 38 142 .286 .334 .494 .828
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Generated 2/10/2021.
ダールとは1年270万ドルで契約をしました。彼の成績を見ると規定打席に達したことがなく、レギュラーを期待できるのか疑問ですが、2020年12月と早々に契約を結んでいるので、チームは彼の活躍を確信して契約したのだ思います。まだ26歳と若いのでブレークを期待しましょう。
  • ネイト・ロウ↓↓↓
ロウ　打撃成績
Year Age Tm G AB HR RBI BA OBP SLG OPS
2019 23 TBR 50 152 7 19 .263 .325 .454 .779
2020 24 TBR 21 67 4 11 .224 .316 .433 .749
2 Yr     71 219 11 30 .251 .322 .447 .770
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Generated 2/10/2021.
ロウをTBレイズからトレードで獲得しました。ロウの守備位置はファーストになると思われます。彼も規定打席に達したことはありませんが、まだ25歳と若いのでブレークに期待しましょう。 
デシールズ　打撃成績
Year Age Tm G AB HR RBI SB BA OBP SLG OPS
2015 22 TEX 121 425 2 37 25 .261 .344 .374 .718
2016 23 TEX 74 182 4 13 8 .209 .275 .313 .588
2017 24 TEX 120 376 6 22 29 .269 .347 .367 .714
2018 25 TEX 106 334 2 22 20 .216 .310 .281 .591
2019 26 TEX 118 357 4 32 24 .249 .325 .347 .672
2020 27 CLE 37 107 0 7 3 .252 .310 .318 .628
6 Yr     576 1781 18 133 109 .246 .326 .340 .666
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2019年までレンジャーズの外野の一角を守っていたデライノ・デシールズが復帰します。マイナー契約ですが、2019年までのレンジャーズでの成績を見ると活躍が期待できそうです。

  • 2021年野手スタメン・ベンチ予想

2020年レンジャーズの野手陣のうち、2021年もチームに残留する主な選手の成績一覧は以下の通りです。↓↓↓

2020年　レンジャーズ　打撃成績
Pos Name Age G AB HR RBI SB BA OBP SLG OPS
1B Ronald Guzman* 25 26 78 4 9 1 .244 .314 .436 .750
2B Rougned Odor* 26 38 138 10 30 0 .167 .209 .413 .623
3B Isiah Kiner-Falefa 25 58 211 3 10 8 .280 .329 .370 .699
LF Nick Solak 25 58 209 2 23 7 .268 .326 .344 .671
CF Leody Taveras# 21 33 119 4 6 8 .227 .308 .395 .703
RF Joey Gallo* 26 57 193 10 26 2 .181 .301 .378 .679
DH Willie Calhoun* 25 29 100 1 13 0 .190 .231 .260 .491
C Jose Trevino 27 24 76 2 9 0 .250 .280 .434 .715
  Team Totals 27.5 60 1936 62 204 49 .217 .285 .364 .648
  Rank in 15 AL teams     11 12   2 15 15 15 15
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上の表に記載している守備位置は、昨年の主な守備位置ですが、2021年はコンバートがいくつか予想されます。

  1. ファースト：グーズマンと移籍のネイト・ロウが争う
  2. セカンド：スラックが、レフトからコンバート
  3. サード：オドーアが、セカンドからコンバート
  4. ショート：カイナーファレファが、サードからコンバート
  5. 外野・DH：タベラス、ギャロ、カルフーンと移籍のデービス、ダールが争う
こうしてみると、人数は揃っているので、レギュラー獲得に向けて選手が競い合うことで戦力アップするのが理想です。ただ、昨年成績の悪かった打線に加わえて、新戦力にも絶対的な力のある選手がいないので、優勝争いに絡むのは難しいかもしれません。レギュラー候補は、デービスを除くとほぼ全員25歳前後と若いので、若手選手の成長に期待しましょう。
次回、レンジャーズの投手陣について書こうと思います。

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【MLB移籍情報】OAKアスレチックス戦力補強

2020-21 移籍情報 ア・リーグ アスレチックス

ほとんど選手獲得の動きのなかったオークランド・アスレチックスですが、先週テキサス・レンジャーズとトレードを行い、ようやく動き出したようなので、今日は、OAKアスレチックスの戦力補強について書いていきます。

目次

  • 主な退団・FA選手

主な退団選手を列記すると以下のようになります。

  1. 内野手　セミエン：FA　TORブルージェイズと契約
  2. 内野手　ラステラ：FA　SFジャイアンツと契約
  3. 外野手　グロスマン：FA　DETタイガースと契約
  4. 先発投手　ファイアーズ：FA OAKアスレチックスと再契約
  5. 先発投手　マイナー：FA　KCロイヤルズと契約
  6. 救援投手　ヘンドリックス：FA　CHIホワイトソックスと契約
  7. 救援投手　ソリア：FA　ARIダイヤモンドバックスと契約
  8. 救援投手　ペティット：FA　契約未定
  9. 救援投手　マクファーランド：FA　契約未定

このリストを見ると、獲得する必要があるのは、内野手2人、外野手1人、先発投手1人、救援投手4人となります。このように8人も補強が必要ですが、FAの契約はあまり進んでおらず、FAで獲得したのは先発投手のファイヤーズと再契約しただけです。

  • 主な入団選手

あまり補強が進んでいない中、先週TEXレンジャーズとトレードがありました。↓↓↓

トレードの詳細は以下の通りです。

アスレチックス獲得：アンドラス内野手、ガルシア捕手、＋金銭

レンジャーズ獲得：デービス外野手、ハイム捕手、アッカー投手

セミエンの抜けたショートにアンドラスが入ることで穴が埋まりました。また交換要員となったデービスは2018年の本塁打王ですが、昨年は2本塁打と成績が低迷し、しかもアスレチックスには外野手・DH候補が十分いることから、トレード交換要員に最適でした。

獲得したアンドラスの成績はこちらです↓↓↓

アンドラス　打撃成績
Year Age Tm G AB HR RBI SB BA OBP SLG OPS
2009 20 TEX 145 480 6 40 33 .267 .329 .373 .702
2010 21 TEX 148 588 0 35 32 .265 .342 .301 .643
2011 22 TEX 150 587 5 60 37 .279 .347 .361 .708
2012 23 TEX 158 629 3 62 21 .286 .349 .378 .727
2013 24 TEX 156 620 4 67 42 .271 .328 .331 .659
2014 25 TEX 157 619 2 41 27 .263 .314 .333 .647
2015 26 TEX 160 596 7 62 25 .258 .309 .357 .667
2016 27 TEX 147 506 8 69 24 .302 .362 .439 .800
2017 28 TEX 158 643 20 88 25 .297 .337 .471 .808
2018 29 TEX 97 395 6 33 5 .256 .308 .367 .675
2019 30 TEX 147 600 12 72 31 .275 .313 .393 .707
2020 31 TEX 29 103 3 7 3 .194 .252 .330 .582
12 Y     1652 6366 76 636 305 .274 .330 .372 .702
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Generated 2/9/2021.

アンドラスは、セミエンより長打力は劣りますが、走力は上回る成績で、2020年を除いて毎年堅実な成績を残している選手です。まだ今年32歳ですので復調するでしょう。ベネズエラ出身のアンドラス・オドーアによる二遊間コンビが見れなくなるのは少し残念です。

アンドラス（左）・オドーア（右）↓↓↓

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これでショートのポジションは確定しました。
もう一人救援投手として、PITパイレーツからターリー投手を金銭トレードで獲得しました。これで中継ぎ投手が1人補強されました。

ターリー　投手成績
Year Age Tm W L ERA G IP SO WHIP
2017 27 MIN 0 2 11.21 10 17.2 13 2.151
2020 30 PIT 0 3 4.98 25 21.2 20 1.108
2 Yr 2 Yr 2 Yr 0 5 7.78 35 39.1 33 1.576
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Generated 2/9/2021.
こう見てくると、今年のアスレチックスは上記のアンドラスとターリーくらいしか補強していないのです。FAで抜けた選手の穴埋めだけでも、まだ内野手1人、外野手1人、先発投手1人、救援投手3人が足りていません。特にヘンドリックスが抜けたので、クローザー候補が絶対に必要ですが、現有戦力でどのような布陣になるのか整理してみます。

  • 2021年予想戦力（野手）

2020年アスレチックスの主な野手のうち、2021年もチームに残留する選手の成績一覧です。↓↓↓

2020年　アスレチックス　打撃成績
Pos Name Age G AB HR RBI BA OBP SLG OPS
C Sean Murphy 25 43 116 7 14 .233 .364 .457 .821
1B Matt Olson* 26 60 210 14 42 .195 .310 .424 .734
2B Tony Kemp* 28 49 93 0 4 .247 .363 .301 .664
3B Matt Chapman 27 37 142 10 25 .232 .276 .535 .812
CF Ramon Laureano 25 54 183 6 25 .213 .338 .366 .704
RF Stephen Piscotty 29 45 159 5 29 .226 .271 .358 .629
LF Mark Canha 31 59 191 5 33 .246 .387 .408 .795
  Vimael Machin* 26 24 63 0 0 .206 .296 .238 .534
DH Chad Pinder 28 24 56 2 8 .232 .295 .393 .688
  Team Totals 28.1 60 1908 71 264 .225 .322 .396 .718
  Rank in 15 AL teams     14 9   14 7 12 10
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Generated 2/9/2021.

上の表に、ショートのアンドラスが加わりますので、レギュラーのポジションは固まりました。ベンチの控え選手の数を考えると、もう少し戦力が必要です。アスレチックスは投手力で昨年地区優勝をしたチームなので、投手力の方がより重要です。

  • 2021年予想戦力（投手）

　2020年アスレチックスの主な投手のうち、2021年もチームに残留する選手の成績一覧です。↓↓↓
2020年　アスレチックス　投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP SO WHIP
SP Chris Bassitt 31 5 2 2.29 11 11 0 63.0 55 1.159
SP Mike Fiers 35 6 3 4.58 11 11 0 59.0 37 1.373
SP Jesus Luzardo* 22 3 2 4.12 12 9 0 59.0 59 1.271
SP Sean Manaea* 28 4 3 4.50 11 11 0 54.0 45 1.204
SP Frankie Montas 27 3 5 5.60 11 11 0 53.0 60 1.509
RP J.B. Wendelken 27 1 1 1.80 21 0 0 25.0 31 1.120
RP Lou Trivino 28 0 0 3.86 20 0 0 23.1 26 1.114
RP  Jake Diekman* 33 2 0 0.42 21 0 0 21.1 31 0.938
RP  Jordan Weems 27 0 0 3.21 9 0 0 14.0 18 1.214
RP  Burch Smith 30 2 0 2.25 6 0 1 12.0 13 0.667
  Team Totals 29.6 36 24 3.77 60 60 17 515.1 506 1.234
  Rank in 15 AL teams   2 13 4     4 12 11  
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Generated 2/9/2021.
　先発は5人そろっていて、ほぼ2020年と同じメンバーなので問題ないでしょう。しかし救援投手陣は足りていません。上記の表にターリーを加えても6人ですので、2人の補強、あるいは若手の台頭が必要です。また、誰がヘンドリックスの代わりにクローザーを担うのかを、スプリングトレーニングで見極める必要があります。

  • コラレック獲得（2月13日追記）

救援投手のコラレックをLAドジャースとのトレードで獲得しました。

トレード概要は以下の通りです。

アスレチックス獲得：コラレック投手、トーマス投手

ドジャース獲得：ノイジー内野手、バーランド投手

コラレック　投手成績
Year Age Tm W L ERA G SV IP SO WHIP
2017 28 TBR 1 0 6.48 12 0 8.1 4 1.560
2018 29 TBR 1 0 3.93 31 2 34.1 19 1.252
2019 30 TOT 6 3 3.27 80 1 55.0 45 1.164
2020 31 LAD 3 0 0.95 20 1 19.0 13 0.789
4 Yr 4 Yr 4 Yr 11 3 3.32 143 4 116.2 81 1.157
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Generated 2/13/2021.

信頼できる左の中継ぎを獲得できたので、非常にいいトレードだと思います。ブルペンの左投げ投手はディークマンと2人になりました。ぜいたくを言えば、あともう1人ブルペン投手を補強したいところです。

  • ペティット、ロモ獲得（2月15日追記）

　救援投手のペティットと1年255万ドルで再契約し、ロモと1年225万ドルで契約。上の段で、あと1人救援投手を補強したいと書きましたが、実績のあるベテラン2人と契約したので、これでブルペン投手は人数が揃いました。

両者の成績は以下の通りです。

ペティット　投手成績
Year Age Tm W L ERA G GS SV IP SO WHIP
2006 21 FLA 1 1 9.57 15 1 0 26.1 20 2.089
2007 22 ARI 3 4 4.58 14 10 0 57.0 40 1.333
2008 23 ARI 3 5 4.31 19 8 0 56.1 42 1.047
2009 24 ARI 3 10 5.82 23 17 0 89.2 74 1.517
2012 27 SFG 0 0 3.86 1 1 0 4.2 1 2.357
2013 28 SFG 4 1 3.56 8 7 0 48.0 47 1.188
2014 29 SFG 5 5 3.69 39 12 0 117.0 133 1.017
2015 30 SFG 1 1 3.67 42 1 1 76.0 59 1.184
2016 31 WSN 3 5 4.50 36 1 1 62.0 49 1.323
2017 32 LAA 5 2 2.76 60 1 4 91.1 101 0.953
2018 33 OAK 7 3 3.00 74 0 0 93.0 76 1.011
2019 34 OAK 5 3 2.71 80 0 0 83.0 71 0.807
2020 35 OAK 2 1 1.66 26 0 0 21.2 17 1.108
13 Y 13 Y 13 Y 42 41 3.93 437 59 6 826.0 730 1.159
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Generated 2/15/2021.
ロモ　投手成績
Year Age Tm Lg W L ERA G GS SV IP SO WHIP
2008 25 SFG NL 3 1 2.12 29 0 0 34.0 33 0.706
2009 26 SFG NL 5 2 3.97 45 0 2 34.0 41 1.206
2010 27 SFG NL 5 3 2.18 68 0 0 62.0 70 0.968
2011 28 SFG NL 3 1 1.50 65 0 1 48.0 70 0.708
2012 29 SFG NL 4 2 1.79 69 0 14 55.1 63 0.849
2013 30 SFG NL 5 8 2.54 65 0 38 60.1 58 1.077
2014 31 SFG NL 6 4 3.72 64 0 23 58.0 59 0.948
2015 32 SFG NL 0 5 2.98 70 0 2 57.1 71 1.064
2016 33 SFG NL 1 0 2.64 40 0 4 30.2 33 1.076
2017 34 TOT MLB 3 1 3.56 55 0 0 55.2 59 1.096
2018 35 TBR AL 3 4 4.14 73 5 25 67.1 75 1.262
2019 36 TOT MLB 2 1 3.43 65 0 20 60.1 60 1.110
2020 37 MIN AL 1 2 4.05 24 0 5 20.0 23 1.150
13 Y 13 Y 13 Y 13 Y 41 34 2.95 732 5 134 643.0 715 1.020
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 2/15/2021.
スプリングトレーニング直前に、必要な選手を揃えました。大型補強をしなくても、戦力を充実させるあたりが、アスレチックスらしさです。

  • まとめ

　投手力で地区優勝したアスレチックスですが、肝心のブルペン投手陣が揃っていませんので、昨年より戦力が劣るでしょう。そうだとするとアストロズもエンゼルスも地区優勝争いに絡みそうです。マリナーズは20代の若手野手が大半を占めているので、選手の成長が期待でき、戦力アップすると考えられます。これら4チームでア・リーグ西地区は大混戦になりそうです。

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