メジャーリーグ ファン ブログ

メジャーリーグ全30チームを網羅するように、メジャーリーグ移籍情報・順位予想・成績などをできるだけ公平な目線で書いています。

【MLB 2021年 レビュー】フィラデルフィア・フィリーズ

今回は、ナ・リーグ東地区2位のフィラデルフィア・フィリーズです。

2021年順位表

今年は、82勝80敗で、ナ・リーグ東地区の2位でした。8月上旬にNYメッツに3連勝し、一時は地区首位に立ちましたが、最後はブレーブスに6.5ゲーム差をつけられ、ポストシーズン進出を逃しました。2011年に地区優勝したのを最後に、10年連続でポストシーズン進出を逃しています。

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2021年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点 7位、打率9位、OPS 7位という成績で、リーグトップのOPSを誇るブライス・ハーパーがいますが、チーム成績としては、リーグの中ほどに位置していました。

PHIフィリーズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C J.T. Realmuto 30 134 476 64 125 17 73 13 .263 .343 .439 .782
1B Rhys Hoskins 28 107 389 64 96 27 71 3 .247 .334 .530 .864
2B Jean Segura 31 131 514 76 149 14 58 9 .290 .348 .436 .784
SS Didi Gregorius* 31 103 368 35 77 13 54 3 .209 .270 .370 .639
3B Alec Bohm 24 115 380 46 94 7 47 4 .247 .305 .342 .647
LF Andrew McCutchen 34 144 482 78 107 27 80 6 .222 .334 .444 .778
CF Odubel Herrera* 29 124 450 59 117 13 51 6 .260 .310 .416 .726
RF Bryce Harper* 28 141 488 101 151 35 84 13 .309 .429 .615 1.044
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
1B Brad Miller* 31 140 331 53 75 20 49 3 .227 .321 .453 .774
IF Ronald Torreyes 28 111 318 30 77 7 41 2 .242 .286 .346 .632
C Andrew Knapp# 29 62 145 13 22 2 11 0 .152 .215 .214 .429
CF Travis Jankowski* 30 76 131 24 33 1 10 5 .252 .364 .351 .715
MI Nick Maton* 24 52 117 16 30 2 14 2 .256 .323 .385 .708
IF Freddy Galvis# 31 32 107 17 24 5 14 0 .224 .292 .393 .684
UT Luke Williams 24 58 98 8 24 1 6 2 .245 .315 .316 .631
  Team Totals 29.3 162 5366 734 1288 198 700 77 .240 .318 .408 .726
  Rank in 15 NL teams     8 7 10 6   6 9 7 8 7
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/27/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ野手

貢献度No.1の野手は、MVPのブライス・ハーパーです。長打率 .615、OPS 1.044は、ナ・リーグトップ。打率 .309、本塁打35本、打点84という成績で、打点84はリーグ24位で、他の成績が良いだけに、若干物足りない数字です。

ブライス・ハーパー↓↓↓

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ハーパーは、自身2度目のハンク・アーロン賞を受賞↓↓↓

ハーパーは、自身2度目のMVPも受賞↓↓↓

チームではハーパーに次いで長打力のあるリース・ホスキンス。今年は、打率 .247、本塁打27本、打点71、OPS .864という成績でした。故障により8月はわずか7試合の出場、9月は全試合欠場したため、規定打席には達しませんでした。優勝争いの大事な場面でホスキンスが欠場したことは、ポストシーズン進出を逃した要因の一つと言えるでしょう。

リース・ホスキンス↓↓↓

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投手成績

チーム投手成績は、ナ・リーグ15チーム中、防御率9位、失点9位、WHIP 8位、被打率9位と、チーム打撃成績同様、ナ・リーグの中ほどに位置する成績でした。

PHIフィリーズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Zack Wheeler 31 14 10 2.78 32 32 0 213.1 72 66 247 150 2.59 1.008
SP Aaron Nola 28 9 9 4.63 32 32 0 180.2 95 93 223 90 3.37 1.129
SP Zach Eflin 27 4 7 4.17 18 18 0 105.2 52 49 99 100 3.68 1.249
SP Vince Velasquez 29 3 6 5.95 21 17 0 81.2 55 54 85 70 5.59 1.482
SP Matt Moore* 32 2 4 6.29 24 13 0 73.0 54 51 63 67 5.76 1.589
SP Kyle Gibson 33 4 6 5.09 12 11 0 69.0 40 39 61 82 4.04 1.290
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Hector Neris 32 4 7 3.63 74 0 12 74.1 34 30 98 115 4.08 1.170
RP Connor Brogdon 26 5 4 3.43 56 1 1 57.2 27 22 50 122 3.78 1.127
RP Jose Alvarado* 26 7 1 4.20 64 0 5 55.2 30 26 68 100 4.80 1.599
RP Archie Bradley 28 7 3 3.71 53 0 2 51.0 24 21 40 113 4.35 1.431
RP Sam Coonrod 28 2 2 4.04 42 2 2 42.1 21 19 48 104 3.71 1.323
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Ranger Suarez* 25 8 5 1.36 39 12 4 106.0 20 16 107 308 2.72 1.000
  Chase Anderson 33 2 4 6.75 14 9 0 48.0 36 36 35 62 5.86 1.479
  Bailey Falter* 24 2 1 5.61 22 1 0 33.2 21 21 34 75 3.79 1.188
  Brandon Kintzler 36 2 1 6.37 29 1 0 29.2 23 21 22 66 5.66 1.787
  Spencer Howard 24 0 2 5.72 11 7 0 28.1 19 18 31 74 4.02 1.482
  Enyel De Los Santos 25 1 1 6.75 26 0 0 28.0 28 21 42 62 5.24 1.714
  David Hale 33 0 2 6.41 17 1 0 26.2 20 19 21 66 5.16 1.463
  Ian Kennedy 36 3 1 4.13 23 0 10 24.0 12 11 27 102 6.21 1.167
  Team Totals 28.9 82 80 4.39 162 162 36 1418.2 745 692 1480 96 4.15 1.290
  Rank in 15 NL teams   7 9 9     10 6 9 9 5      
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Generated 10/27/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ投手

貢献度No.1の投手は、サイヤング賞有力候補のザック・ウィーラーです。32試合先発し、200イニング以上投げて、14勝10敗、防御率2.78、247奪三振という成績でした。ハーパーがMVP、ウィーラーがサイヤング賞と、両方のアワードがフィリーズから選出される可能性があります。

ザック・ウィーラー↓↓↓

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もう1人、200奪三振以上を挙げたのが、アーロン・ノラです。ウィーラーと同じ32試合に先発し、9勝9敗、防御率4.63、223奪三振の成績です。180イニングを投げて223奪三振ですので、イニング当たりの奪三振率は、ウィーラーを上回っています。

アーロン・ノラ↓↓↓

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ブルペン投手は、このチームの課題です。シーズン初めこそ、ヘクター・ネリスがクローザーを担っていましたが、6月に入って打たれだすと、次々とクローザーを変えて、8月以降は、トレードで獲得したイアン・ケネディーにクローザーを任せるようになりました。ケネディーは、10セーブをあげましたが、防御率4.13、WHIP 1.167という成績で、シーズン前半に在籍していたTEXレンジャーズでの、防御率2.51、WHIP 1.052から、成績を落としてしまいました。

ヘクター・ネリス↓↓↓

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イアン・ケネディー↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

野手で誤算だったのは、ショートのグレゴリウスです。打率が.209に終わるとは思いませんでした。投手で誤算だったのは、先発ローテーションの一角を担うと期待した、ソフトバンクからMLB復帰のムーアが、2勝止まりと寂しい成績でした。

まとめ

10年間ポストシーズン進出を逃していますが、サイヤング賞レベルの先発投手がいて、MVPレベルの野手がいるチームです。ブルペン投手さえ何とかすれば、勝ち星が増えそうだと思います。オフにはブルペン投手の補強に注目したいです。

 

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【MLB 2021年 レビュー】シアトル・マリナーズ

今回は、菊池雄星投手の所属するア・リーグ西地区2位のシアトル・マリナーズです。

2021年順位表

今年は、90勝72敗で、ア・リーグ西地区の2位と勝ち越しましたが、今年もポストシーズン進出を逃しました。得点より失点が51点も多いのに勝ち越したのですから、考えられないほどの好成績だと思います。

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2021年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、打率は最下位の15位、OPSは下から2番目の14位と、チーム打撃はリーグ下位に甘んじ、得点数もリーグ11位という結果でした。それでも本塁打数は、リーグ8位と中ほどに位置していました。

SEAマリナーズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Tom Murphy 30 97 277 35 56 11 34 0 .202 .304 .350 .655
1B Ty France 26 152 571 85 166 18 73 0 .291 .368 .445 .813
2B Abraham Toro# 24 60 226 28 57 5 26 3 .252 .328 .367 .695
SS J.P. Crawford* 26 160 619 89 169 9 54 3 .273 .338 .376 .715
3B Kyle Seager* 33 159 603 73 128 35 101 3 .212 .285 .438 .723
LF Jake Fraley* 26 78 214 27 45 9 36 10 .210 .352 .369 .721
CF Jarred Kelenic* 21 93 337 41 61 14 43 6 .181 .265 .350 .615
RF Mitch Haniger 30 157 620 110 157 39 100 1 .253 .318 .485 .804
DH Luis Torrens 25 108 346 39 84 15 47 0 .243 .299 .431 .730
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
UT Dylan Moore 28 126 332 42 60 12 43 21 .181 .276 .334 .610
UT Jake Bauers* 25 72 182 20 40 2 13 6 .220 .297 .275 .572
CF Taylor Trammell* 23 51 156 23 25 8 18 2 .160 .256 .359 .615
C Cal Raleigh# 24 47 139 6 25 2 13 0 .180 .223 .309 .532
CF Kyle Lewis 25 36 130 15 32 5 11 2 .246 .333 .392 .726
UT Jose Marmolejos* 28 41 106 11 17 4 12 0 .160 .262 .311 .574
LF Shed Long* 25 34 111 13 22 4 17 1 .198 .258 .360 .619
1B Evan White 25 30 97 8 14 2 9 0 .144 .202 .237 .439
  Team Totals 27.1 162 5355 697 1209 199 673 64 .226 .303 .385 .688
  Rank in 15 AL teams     13 11 15 8   9 15 13 14 14
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Generated 10/27/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ野手

ミッチ・ハニガーが、打率.253、39本塁打、100打点と、本塁打と打点は自己ベストの成績で、カムバック賞の有力候補となる活躍。ただカムバック賞は、がんを克服したオリオールズのマンシーニが取ると思われます。

ミッチ・ハニガー↓↓↓

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タイ・フランスは、打率の低いチームのなかで、シュアな打撃が光りました。自身初めて規定打席数に達し、打率 .291、出塁率 .368、OPS .813は、チームトップの成績です。

タイ・フランス↓↓↓

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投手成績

チーム投手成績は、防御率と失点が、ア・リーグ15チーム中7位、WHIP・被打率がア・リーグ15チーム中8位という成績で、リーグの中ほどの成績でした。特によかったのはブルペン投手陣で、ブルペン投手が踏ん張って、1点差ゲームを33勝19敗、勝率 .635と大きく勝ち越しました。これが失点の方が得点より多くても勝ち越すことができた要因です。

SEAマリナーズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Chris Flexen 26 14 6 3.61 31 31 0 179.2 74 72 125 115 3.89 1.252
SP Yusei Kikuchi* 30 7 9 4.41 29 29 0 157.0 82 77 163 94 4.61 1.318
SP Marco Gonzales* 29 10 6 3.96 25 25 0 143.1 64 63 108 105 5.28 1.165
SP Logan Gilbert 24 6 5 4.68 24 24 0 119.1 63 62 128 89 3.73 1.173
SP Justus Sheffield* 25 7 8 6.83 21 15 0 80.1 69 61 63 61 5.66 1.842
SP Tyler Anderson* 31 2 3 4.81 13 13 0 63.2 35 34 48 87 4.52 1.319
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Drew Steckenrider 30 5 2 2.00 62 0 14 67.2 16 15 58 209 3.35 1.020
RP Paul Sewald 31 10 3 3.06 62 0 11 64.2 24 22 104 136 3.08 1.021
RP Anthony Misiewicz* 26 5 5 4.61 66 0 0 54.2 30 28 53 91 3.77 1.390
RP Rafael Montero 30 5 3 7.27 40 0 7 43.1 39 35 37 58 4.05 1.638
RP Casey Sadler 30 0 1 0.67 42 0 0 40.1 4 3 37 626 2.48 0.719
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Justin Dunn 25 1 3 3.75 11 11 0 50.1 21 21 49 111 4.74 1.311
  Erik Swanson 27 0 3 3.31 33 2 1 35.1 18 13 35 127 3.96 1.075
  Will Vest 26 1 0 6.17 32 0 0 35.0 25 24 27 68 4.17 1.600
  Kendall Graveman 30 4 0 0.82 30 0 10 33.0 7 3 34 513 2.90 0.697
  Keynan Middleton 27 1 2 4.94 32 1 4 31.0 20 17 24 85 4.49 1.581
  JT Chargois 30 1 0 3.00 31 0 0 30.0 11 10 29 140 3.20 0.967
  Yohan Ramirez 26 1 3 3.90 25 0 2 27.2 14 12 35 108 5.09 1.084
  Hector Santiago* 33 1 1 3.42 13 1 0 26.1 10 10 30 123 3.13 1.443
  Robert Dugger 25 0 2 7.36 12 4 0 25.2 24 21 19 57 5.23 1.792
  Diego Castillo 27 3 1 2.86 24 0 2 22.0 9 7 26 147 4.67 0.955
  Joe Smith 37 3 3 2.00 23 0 0 18.0 5 4 17 212 2.67 0.889
  Team Totals 27.9 90 72 4.30 162 162 51 1440.1 748 688 1328 98 4.26 1.278
  Rank in 15 AL teams   7 9 8     1 3 8 10 11      
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Generated 10/27/2021.

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ投手

先発では、韓国プロ野球からMLBに復帰した、クリス・フレクセンが、14勝6敗、防御率3.61と、自身初めて規定投球回数にも達し、自己ベストの記録と、期待以上の活躍をしました。

チームトップ14勝のクリス・フレクセン↓↓↓

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ブルペン投手は、チーム全体で51セーブをあげましたが、突出したクローザーがいたわけではありません。シーズン途中でトレードに出されたグレーブマン、ステッケンライダー、シーウォルドと3人も二桁セーブをあげた人がいました。臨機応変にクローザーを起用するサーバイス監督の見事な投手起用が光りました。

途中移籍のケンドール・グレーブマン↓↓↓

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チームトップの14セーブ、ドリュー・ステッケンライダー↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

野手は、ムーア、ホワイト、トランメル、ルイスなど、昨年より成績を落とした選手が多くいたこともあり、チーム打撃成績は下位になりました。一方投手陣は、先発のパクストンが期待通りに復活できませんでしたが、韓国プロ野球から復帰のフレクセンがパクストンの不在をカバーして余りある成績を収めました。ブルペン投手陣も期待以上の活躍でした。

まとめ

2001年に地区優勝をして以来、20年もポストシーズン進出を逃しています。またMLBで唯一ワールドシリーズには出場したことがないチームです。ポストシーズン進出をするためにも、今オフは打力向上につながるFA選手の獲得や、トレードを実施して欲しいところです。

 

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【MLB 2021年 レビュー】サンディエゴ・パドレス

今回は、ダルビッシュ有投手の所属するア・リーグ西地区3位のです。

2021年順位表

開幕前の評価は非常に高かったのですが、79勝83敗でア・リーグ西地区の3位という結果に終わりました。前半戦は53勝40敗という成績でしたが、後半戦は26勝43敗と大きく負け越し、前半戦と後半戦では全く別のチームのようでした。特に9月は6勝19敗と勝率がわずか.240でした。

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2021年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点8位、打率8位、OPS 9位と、リーグの中ほどの成績でした。本塁打王のタティスJr.や、打点リーグ3位のマチャッドがいる割には、平凡なチーム打撃成績でした。チーム総盗塁数は、ナ・リーグトップの110個を記録しました。

SDパドレス 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Victor Caratini# 27 116 313 33 71 7 39 2 .227 .309 .323 .632
1B Eric Hosmer* 31 151 509 53 137 12 65 5 .269 .337 .395 .732
2B Jake Cronenworth* 27 152 567 94 151 21 71 4 .266 .340 .460 .800
SS Fernando Tatis Jr. 22 130 478 99 135 42 97 25 .282 .364 .611 .975
3B Manny Machado 28 153 564 92 157 28 106 12 .278 .347 .489 .836
LF Tommy Pham 33 155 475 74 109 15 49 14 .229 .340 .383 .724
CF Trent Grisham* 24 132 462 61 112 15 62 13 .242 .327 .413 .740
RF Wil Myers 30 146 442 56 113 17 63 8 .256 .334 .434 .768
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
OF Jurickson Profar# 28 137 353 47 80 4 33 10 .227 .329 .320 .649
IF Ha-Seong Kim 25 117 267 27 54 8 34 6 .202 .270 .352 .622
2B Adam Frazier* 29 57 191 25 51 1 11 5 .267 .327 .335 .662
C Austin Nola 31 56 173 15 47 2 29 0 .272 .340 .376 .716
UT Jorge Mateo 26 57 87 10 18 2 6 5 .207 .250 .322 .572
OF Jake Marisnick 30 34 48 4 9 0 2 1 .188 .264 .208 .472
  Team Totals 27.9 162 5384 729 1305 180 695 110 .242 .321 .401 .722
  Rank in 15 NL teams     6 8 7 11   1 8 5 10 9
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/27/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ野手

貢献度No.1の野手は、ナ・リーグ本塁打王、フェルナンド・タティス Jr.です。今年は、肩の脱臼で離脱することが多く、出場試合数が130試合にとどまりました。それでも規定打席数に達し、最多本塁打を打つのですから、驚異のバッターです。

フェルナンド・タティス Jr.↓↓↓

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マニー・マチャッドは期待通りの活躍をし、打率 .278、28本塁打、106打点をあげました。今年は、タティスJr.とともにオールスターに選出されました。

マニー・マチャッド↓↓↓

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期待以上に成長した野手は、セカンドのジェイク・クローネンワースです。打率 .266、21本塁打、71打点をあげました。7月にはサイクルヒットも記録しました。マチャッド、タティスJr.と一緒に、オールスターにも選ばれ、今年のSDパドレスの内野陣は、二、三、遊の内野手3人がオールスターというラインナップを誇りました。

ジェイク・クローネンワース↓↓↓

 

投手成績

投手成績は、ナ・リーグ15チーム中、防御率 8位、失点 8位、WHIP 6位、被打率 7位と、リーグの中ほどの成績でした。開幕前は、LAドジャースと1,2を争う投手陣だと予想されていましたが、平凡な成績に終わりました。

SDパドレス 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Joe Musgrove 28 11 9 3.18 32 31 0 181.1 68 64 203 122 3.70 1.081
SP Yu Darvish 34 8 11 4.22 30 30 0 166.1 81 78 199 92 3.90 1.094
SP Blake Snell* 28 7 6 4.20 27 27 0 128.2 61 60 170 92 3.82 1.321
SP Chris Paddack 25 7 7 5.07 23 22 0 108.1 67 61 99 77 3.78 1.265
SP Ryan Weathers* 21 4 7 5.32 30 18 1 94.2 57 56 72 73 5.44 1.384
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Mark Melancon 36 4 3 2.23 64 0 39 64.2 21 16 59 175 3.36 1.222
RP Craig Stammen 37 6 3 3.06 67 4 1 88.1 31 30 83 127 3.75 1.042
RP Emilio Pagan 30 4 3 4.83 67 0 0 63.1 35 34 69 81 5.22 1.168
RP Tim Hill* 31 6 6 3.62 78 0 1 59.2 34 24 56 108 4.71 1.240
RP Austin Adams 30 3 2 4.10 65 0 0 52.2 28 24 76 95 3.89 1.196
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Nabil Crismatt 26 3 1 3.76 45 0 0 81.1 40 34 71 103 4.20 1.365
  Pierce Johnson 30 3 4 3.22 63 2 0 58.2 21 21 77 121 3.31 1.261
  Dinelson Lamet 28 2 4 4.40 22 9 0 47.0 24 23 57 89 3.94 1.489
  Miguel Diaz 26 3 1 3.64 25 2 1 42.0 19 17 46 107 4.81 1.190
  Reiss Knehr 24 1 2 4.97 12 5 0 29.0 16 16 20 79 4.96 1.483
  Drew Pomeranz* 32 1 0 1.75 27 0 0 25.2 6 5 30 224 3.01 1.130
  Team Totals 29.3 79 83 4.10 162 162 43 1430.0 708 651 1517 95 4.18 1.254
  Rank in 15 NL teams   8 8 8     5 5 8 8 4      
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(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ投手

先発投手で最も活躍したのは、4月にノーヒットノーランを達成した、ジョー・マスグローブ。31試合に先発し、11勝9敗、防御率3.18で、11勝はチームトップの勝利です。

ジョー・マスグローブ↓↓↓

CHIカブスから移籍のダルビッシュ有も、かなり期待されましたが、8勝11敗、防御率4.22という成績に終わりました。34歳という年齢で、30試合に先発し、規定投球回数にも達し、WHIP 1.094という成績は立派です。打線の援護があれば、二桁勝利できたことでしょう。

ダルビッシュ有↓↓↓

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ブルペン投手では、マランソンが、開幕からクローザーを任されると、1年間故障で離脱することもなく、ナ・リーグトップの39セーブをあげました。オールスターにも選ばれ、36歳という年齢を感じさせない活躍でした。

マーク・マランソン↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

野手のレギュラーはほぼ予想通りでした。投手は、先発のスネル、パダック、ラメットが期待を下回る成績でした。また、ブルペン投手のポメランツとケラは、故障により登板機会が圧倒的に少なくなってしまいました。リーグ屈指の投手陣になると期待していたのに、完全に裏切られました。

まとめ

2020年は、14年ぶりにポストシーズンに進出しましたが、2021年は、またもや勝率5割を下回り、ポストシーズン進出も逃しました。このままズルズルと低迷期に戻らないためにも、投手陣のテコ入れが必要ですので、オフシーズンの動きに注目したいです。

 

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【MLB 2021年 レビュー】オークランド・アスレチックス

今回は、ア・リーグ西地区3位のオークランド・アスレチックスです。

2021年順位表

今年は、86勝76敗で、ア・リーグ西地区の3位でした。9月に入ると、NYY, BOS, SEA, TORとワイルドカード争いが激しくなりましたが、その大事なシーズン最後の9月に、12勝15敗と負け越してしまい、ポストシーズン進出を逃しました。また、同じ西地区のSEAマリナーズとの対戦成績が、4勝15敗と大きく負け越したことも、地区3位に終わった要因の一つです。

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2021年 ア・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、得点6位、出塁率7位、OPS 8位と、ア・リーグで中ほどの成績でした。打率はリーグ11位と低く、主砲のマット・オルソン以外は、レギュラー選手が軒並み2割5分未満の打率で、確実性にかけました。

OAKアスレチックス 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB SO BA OBP SLG OPS
C Sean Murphy 26 119 393 47 85 17 59 0 114 .216 .306 .405 .710
1B Matt Olson* 27 156 565 101 153 39 111 4 113 .271 .371 .540 .911
2B Jed Lowrie# 37 139 457 55 112 14 69 0 108 .245 .318 .398 .717
SS Elvis Andrus 32 146 497 60 121 3 37 12 81 .243 .294 .320 .614
3B Matt Chapman 28 151 529 75 111 27 72 3 202 .210 .314 .403 .716
LF Mark Canha 32 141 519 93 120 17 61 12 128 .231 .358 .387 .746
CF Ramon Laureano 26 88 341 43 84 14 39 12 98 .246 .317 .443 .760
RF Seth Brown* 28 111 281 43 60 20 48 4 89 .214 .274 .480 .754
DH Mitch Moreland* 35 81 229 28 52 10 30 0 58 .227 .286 .415 .701
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB SO BA OBP SLG OPS
UT Tony Kemp* 29 131 330 54 92 8 37 8 51 .279 .382 .418 .800
CF Starling Marte 32 56 234 37 73 5 30 25 42 .312 .355 .462 .816
RF Chad Pinder 29 75 214 30 52 6 27 1 62 .243 .300 .411 .712
2B Josh Harrison 33 48 185 19 47 2 22 4 25 .254 .296 .341 .637
RF Stephen Piscotty 30 72 173 14 38 5 16 1 48 .220 .282 .353 .635
C Yan Gomes 33 40 131 19 29 5 17 0 31 .221 .264 .366 .631
  Team Totals 30.1 162 5395 743 1283 199 698 88 1349 .238 .316 .406 .722
  Rank in 15 AL teams     10 6 11 8   4 4 11 7 10 8
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(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ野手

マット・オルソンが、打率.271、39本塁打、111打点と自己ベストの成績をあげました。2020年は打率2割を下回る成績でしたが、見事に復活し、今年は初のオールスターにも選ばれました。

マット・オルソン↓↓↓

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スターリング・マルテは、打率が低く確実性にかける打線にテコ入れするために、MIAマーリンズから7月末にトレードで獲得しました。移籍後は、56試合で、打率 .312、5本塁打、30打点、25盗塁、37得点、OPS .816と期待に応える活躍をしました。長打力のあるオルソンの前の2番を打ち、チームの得点力向上に貢献しました。2021年の盗塁数は、移籍前のMIAで22個、OAKで25個の47個をあげ、MLBトップの数字だったのですが、ア・リーグトップは、KCのメリフィールドの40個、ナ・リーグトップは、WASとLADで活躍したトレイ・ターナーの32個と、ア・リーグでも、ナ・リーグでも、最多盗塁のタイトルを逃す結果となってしまいました。

スターリング・マルテ↓↓↓

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投手成績

チーム投手成績は、ア・リーグ15球団中、防御率6位、失点6位、WHIP 6位、被打率7位と、ア・リーグで中ほどの成績でした。防御率やWHIPでは、中ほどの成績ですが、後半戦のブルペン投手陣は、数字以上に打ち込まれた印象があります。Fan Graphsのデータによると、ブルペン投手陣の今シーズン通算WARは1.2で、ア・リーグ15球団で、最下位の成績でした。昨年の最優秀救援投手のヘンドリックスがFAで抜けた影響が大きく出ました。

OAKアスレチックス 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Frankie Montas 28 13 9 3.37 32 32 0 187.0 79 70 207 121 3.37 1.182
SP Sean Manaea* 29 11 10 3.91 32 32 0 179.1 79 78 194 104 3.66 1.227
SP Cole Irvin* 27 10 15 4.24 32 32 0 178.1 94 84 125 96 4.30 1.329
SP Chris Bassitt 32 12 4 3.15 27 27 0 157.1 55 55 159 130 3.34 1.055
SP James Kaprielian 27 8 5 4.07 24 21 0 119.1 55 54 123 100 4.33 1.223
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Lou Trivino 29 7 8 3.18 71 0 22 73.2 32 26 67 129 3.78 1.249
RP Yusmeiro Petit 36 8 3 3.92 78 0 2 78.0 35 34 37 104 4.72 1.038
RP Deolis Guerra 32 4 1 4.11 53 0 0 65.2 34 30 62 99 3.96 1.112
RP Sergio Romo 38 1 1 4.67 66 0 3 61.2 33 32 60 88 4.24 1.249
RP Jake Diekman* 34 3 3 3.86 67 0 7 60.2 29 26 83 106 4.46 1.335
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Burch Smith 31 1 1 5.40 31 0 0 43.1 27 26 28 76 4.21 1.385
  Paul Blackburn 27 1 4 5.87 9 9 0 38.1 26 25 26 70 5.47 1.617
  Jesus Luzardo* 23 2 4 6.87 13 6 0 38.0 32 29 40 60 6.09 1.632
  Andrew Chafin* 31 2 2 1.53 28 0 5 29.1 5 5 27 268 3.37 1.057
  J.B. Wendelken 28 2 1 4.32 26 0 0 25.0 15 12 26 96 3.69 1.680
  Team Totals 29.8 86 76 4.02 162 162 39 1433.0 687 640 1332 102 4.10 1.257
  Rank in 15 AL teams   8 8 6     8 5 6 6 10      
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Generated 10/27/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ投手

モンタス、マネイア、アービン、バシットら先発投手陣は、シーズンを通して、ローテーションをほとんど崩さずに働きました。モンタス、マネイア、アービンの3人は規定投球回数に達しました。

チームトップ13勝のモンタス↓↓↓

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7月末にCHIカブスから移籍してきたチェイフィンは、シーズン残り約60試合の半分ちかい28試合に登板し、防御率1.53、2勝2敗5セーブの成績をあげました。移籍当初は中継ぎで活躍しましたが、8月後半にクローザーのトリビーノが調子を落とすと、クローザーを任されることが増え、5セーブをあげました。

アンドリュー・チェイフィン↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

野手も投手も、昨オフにFAで抜けた主力選手の穴を埋めることができませんでした。野手は、セミエン抜けたショートにアンドラスでは、流石に役不足です。投手は、最優秀救援投手のヘンドリックスの代わりに、FAで獲得したローゼンタールをクローザーにする予定でしたが、股関節の手術で、今シーズンは1回も登板することなく終わってしまいました。さらに野手で誤算だったのは、サードのチャップマンです。27本塁打は打ったものの、打率 .211、202三振では、クリーンナップを打つ打者としては確実性が足りません。

まとめ

今年は、ポストシーズン進出を逃しましたが、2012年にボブ・メルビン監督が就任してからは、10年間で6回のポストシーズン進出を果たしました。そのボブ・メルビン監督は、今年で退団しますが、先発投手は揃っていて、長打力のある打線は得点力もありますので、ブルペン投手を揃えれば、優勝できる力は十分にあります。

ボブ・メルビン監督↓↓↓

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【MLB 2021年 レビュー】ニューヨーク・メッツ

今回は、ナ・リーグ東地区3位のニューヨーク・メッツです。

2021年順位表

今年は、77勝85敗で、ナ・リーグ東地区の3位でした。8月上旬までは、東地区首位をキープしていたのですが、8月は9勝19敗と大きく負け越し、その後チーム状態が上向かぬままシーズンを終えました。

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2021年 ナ・リーグ順位表

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ナ・リーグ15チーム中、得点13位、打率10位、OPS12位と、リーグで下位の成績でした。37本塁打を打ったアロンソ以外のレギュラー選手は、期待通りの活躍ができなかった選手が多かったので、このチーム打撃成績も仕方ありません。本拠地のシティ・フィールドは、投手有利の球場で、投高打低の成績になりがちなチームですが、今年もそのような結果となりました。

NYメッツ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C James McCann 31 121 375 29 87 10 46 1 .232 .294 .349 .643
1B Pete Alonso 26 152 561 81 147 37 94 3 .262 .344 .519 .863
2B Jeff McNeil* 29 120 386 48 96 7 35 3 .249 .317 .358 .674
SS Francisco Lindor# 27 125 452 73 104 20 63 10 .230 .322 .412 .734
3B Jonathan Villar# 30 142 454 63 113 18 42 14 .249 .322 .416 .738
LF Dominic Smith* 26 145 446 43 109 11 58 2 .244 .304 .363 .667
CF Brandon Nimmo* 28 92 325 51 95 8 28 5 .292 .401 .437 .838
RF Michael Conforto* 28 125 406 52 94 14 55 1 .232 .344 .384 .729
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
OF Kevin Pillar 32 124 325 40 75 15 47 4 .231 .277 .415 .692
3B J.D. Davis 28 73 179 18 51 5 23 1 .285 .384 .436 .820
2B Javier Baez 28 47 167 32 50 9 22 5 .299 .371 .515 .886
C Tomas Nido 27 58 153 16 34 3 13 1 .222 .261 .327 .588
IF Luis Guillorme* 26 69 132 13 35 1 5 0 .265 .374 .311 .685
2B Jose Peraza 27 64 142 21 29 6 20 1 .204 .266 .380 .647
RF Billy McKinney* 26 39 91 15 20 5 14 1 .220 .304 .473 .776
  Team Totals 28.2 162 5210 636 1242 176 604 54 .238 .314 .390 .705
  Rank in 15 NL teams     15 13 15 12   13 10 10 12 12
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Generated 10/27/2021.

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ野手

メッツの主砲に定着した、ピート・アロンソ。ルーキーイヤーに打った53本には届きませんでしたが、37本塁打は立派です。

ピート・アロンソ↓↓↓

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昨オフにCLEインディアンスからトレードで移籍してきたリンドーアは、毎年のようにオールスターゲームに選出される選手ですが、開幕直後の4月、5月は打率2割を下回る成績で、大きく期待を裏切りました。さらに7月中旬から8月にかけてケガで戦線離脱したことは、チームが8月に負け越した要因となりました。不調ながらも、規定打席に到達し、打率.230、本塁打20本、打点63、OPS.734と、一定の成績をおさめるあたりはさすがです。

フランシスコ・リンドーア↓↓↓

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投手成績

チーム投手成績は、ナ・リーグ15チーム中、防御率5位、失点5位、自責点4位、WHIP 4位と、リーグで上位の成績でした。15試合しか投げられませんでしたが、驚異的な数字を残したデグロムがいるので、チームの投手成績もリーグ上位となりました。

NYメッツ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Marcus Stroman 30 10 13 3.02 33 33 0 179.0 70 60 158 133 3.49 1.145
SP Taijuan Walker 28 7 11 4.47 30 29 0 159.0 84 79 146 90 4.57 1.182
SP Jacob deGrom 33 7 2 1.08 15 15 0 92.0 14 11 146 373 1.24 0.554
SP Tylor Megill 25 4 6 4.52 18 18 0 89.2 46 45 99 89 4.69 1.283
SP David Peterson* 25 2 6 5.54 15 15 0 66.2 44 41 69 73 4.78 1.395
SP Rich Hill* 41 1 4 3.84 13 12 0 63.1 29 27 59 105 4.02 1.279
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Edwin Diaz 27 5 6 3.45 63 0 32 62.2 27 24 89 117 2.48 1.053
RP Miguel Castro 26 3 4 3.45 69 2 0 70.1 30 27 77 116 4.36 1.294
RP Trevor May 31 7 3 3.59 68 0 4 62.2 29 25 83 112 3.74 1.261
RP Jeurys Familia 31 9 4 3.94 65 0 1 59.1 31 26 72 102 4.40 1.416
RP Aaron Loup* 33 6 0 0.95 65 2 0 56.2 9 6 57 422 2.45 0.935
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Carlos Carrasco 34 1 5 6.04 12 12 0 53.2 39 36 50 67 5.22 1.435
  Seth Lugo 31 4 3 3.50 46 0 1 46.1 18 18 55 115 3.77 1.295
  Drew Smith 27 3 1 2.40 31 1 0 41.1 13 11 41 168 4.69 1.065
  Joey Lucchesi* 28 1 4 4.46 11 8 0 38.1 20 19 41 90 3.40 1.174
  Trevor Williams 29 0 0 3.06 10 3 0 32.1 14 11 29 132 2.71 1.423
  Robert Gsellman 27 0 1 3.77 17 1 0 28.2 14 12 17 107 4.29 1.186
  Team Totals 29.5 77 85 3.90 162 162 41 1379.1 668 597 1453 104 4.03 1.230
  Rank in 15 NL teams   9 7 5     6 15 5 4 6      
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Generated 10/27/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

2021年ピックアップ投手

エースのデグロムは、右腕の故障で戦列を離れ、15試合しか先発登板できませんでしたが、その15試合の投球内容が素晴らしいものでした。15試合、92イニング、7勝2敗、防御率1.78、OPS 0.554と、相手打線が手も足も出ないという成績でした。今オフはしっかり休んで、来シーズンの復帰を期待したいです。

ジェイコブ・デグロム↓↓↓

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ブルペン投手では、アーロン・ループが65試合、56回2/3を投げ、6勝0敗、防御率0.95と、今季50イニング以上投げた投手では、リーグ唯一の防御率1点以下の選手です。今季は、ワイルドピッチを1回もしておらず、ランナーを出した状態で登板することの多い中継ぎ投手が目指すべき成績だと思います。

アーロン・ループ↓↓↓

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クローザーのエドウィン・ディアスが、63試合、62回2/3を投げ、5勝6敗、防御率3.45で、リーグ5位の32セーブをあげました。四球23個、ワイルドピッチ5個といったコントロールの悪さが、もう少し改善されると、より安定したクローザーとして信頼できるようになります。

エドウィン・ディアス↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

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予想との違いは、野手は不調により期待以下の成績だった選手が多く、投手はケガによる離脱した選手が多かったことです。野手では、打率3割を期待していた、マクニール、スミスが2割5分以下の打率で、リンドーアは前述のとおり開幕から調子が悪く、コンフォートも期待を下回る成績でした。投手は、デグロムが15試合の登板にとどまり、CLEインディアンスから移籍のカラスコは、前半戦はケガで登板できず、シンダーガードは、トミー・ジョン手術から復帰したものの、わずか2イニングしか投げられませんでした。

まとめ

8月初旬までは、地区首位をキープしていたのでですが、8月6~8日のPHIフィリーズ3連戦でスイープされて首位をPHIに明け渡したのがつまずきの始まりでした。その後、LAドジャースと7試合、SFジャイアンツと6試合という、西地区の強豪チームとの対戦が13試合も8月に組まれていたのも、NYメッツにとっては厳しいスケジュールでした。この13試合を、2勝11敗と大きく負け越して、ファンのブーイングが酷くなりました。すると8月29日に、バエズが、ファンのブーイングに抵抗する姿勢を見せるために、自身がホームランを打った時にサムズダウンのジェスチャーをしました。さすがに、ファンを侮辱するこの態度はいただけません。それほど8月のメッツは、ファンも選手もフラストレーションが溜まっていました。

こうなるとチーム状態は上向くはずもなく、9月も11勝16敗と負け越してしまい、結局3位となり、2017年から5年連続でポストシーズン進出を逃す結果となりました。今オフは、シンダーガードがFAとなり、デグロムは戦列復帰しないままシーズンを終えました。投打ともに補強が必要です。資金力のあるメッツが、今オフにどんな補強をするのか注目しましょう。

 

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