今回はミルウォーキー・ブルワーズです。昨年はナ・リーグ中地区4位で、特別ルールによりポストシーズンに進出しました。2020年成績はこちらをご参照ください↓↓↓
目次
2021年開幕ロースター予想(野手)
スターティングラインナップ
- (二)ウォン*
- (中)ケイン
- (左)イエリッチ*
- (一)ヒウラ
- (右)A.ガルシア ブラッドリーJr.
- (捕)ナルバレス*
- (遊)アルシア
- (三)ウリアス
*:左打ち #:両打ち
控え野手
- 捕手:ピーニャ
- 一塁手:ボーゲルバック*
- 内野手:ショウ*
- 外野手:フィッシャー* A. ガルシア
私が注目する選手は、以下の3選手です。
イエリッチ:きっと今年は復調するはず。
Year | Age | Tm | G | AB | HR | RBI | SB | BA | OBP | SLG | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | 21 | MIA | 62 | 240 | 4 | 16 | 10 | .288 | .370 | .396 | .766 |
2014 | 22 | MIA | 144 | 582 | 9 | 54 | 21 | .284 | .362 | .402 | .764 |
2015 | 23 | MIA | 126 | 476 | 7 | 44 | 16 | .300 | .366 | .416 | .782 |
2016 | 24 | MIA | 155 | 578 | 21 | 98 | 9 | .298 | .376 | .483 | .859 |
2017 | 25 | MIA | 156 | 602 | 18 | 81 | 16 | .282 | .369 | .439 | .807 |
2018 | 26 | MIL | 147 | 574 | 36 | 110 | 22 | .326 | .402 | .598 | 1.000 |
2019 | 27 | MIL | 130 | 489 | 44 | 97 | 30 | .329 | .429 | .671 | 1.100 |
2020 | 28 | MIL | 58 | 200 | 12 | 22 | 4 | .205 | .356 | .430 | .786 |
8 Yr | 978 | 3741 | 151 | 522 | 128 | .296 | .381 | .488 | .870 |
ウリアス:メキシコ出身の23歳。今年は打撃が開眼してレギュラー獲得することを期待。
Year | Age | Tm | G | AB | HR | RBI | SB | BA | OBP | SLG | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | 21 | SDP | 12 | 48 | 2 | 5 | 1 | .208 | .264 | .354 | .618 |
2019 | 22 | SDP | 71 | 215 | 4 | 24 | 0 | .223 | .329 | .326 | .655 |
2020 | 23 | MIL | 41 | 109 | 0 | 11 | 2 | .239 | .308 | .294 | .602 |
3 Yr | 124 | 372 | 6 | 40 | 3 | .226 | .315 | .320 | .635 |
トラビス・ショウ:かつてブルワーズで2年連続30本塁打以上を打った長打力復活を期待。
Year | Age | Tm | G | AB | HR | RBI | SB | BA | OBP | SLG | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2015 | 25 | BOS | 65 | 226 | 13 | 36 | 0 | .270 | .327 | .487 | .813 |
2016 | 26 | BOS | 145 | 480 | 16 | 71 | 5 | .242 | .306 | .421 | .726 |
2017 | 27 | MIL | 144 | 538 | 31 | 101 | 10 | .273 | .349 | .513 | .862 |
2018 | 28 | MIL | 152 | 498 | 32 | 86 | 5 | .241 | .345 | .480 | .825 |
2019 | 29 | MIL | 86 | 230 | 7 | 16 | 0 | .157 | .281 | .270 | .551 |
2020 | 30 | TOR | 50 | 163 | 6 | 17 | 0 | .239 | .306 | .411 | .717 |
6 Yr | 642 | 2135 | 105 | 327 | 20 | .243 | .325 | .448 | .773 |
(2021/3/5 追記)ブラッドリーJr.獲得
FAのブラッドリーJr.と2年2400万ドルで契約しました。イエリッチ、ケイン、ブラッドリーJr.という鉄壁の外野守備陣となりました。
JBJ is Milwaukee-bound.
— MLB (@MLB) 2021年3月4日
The Gold Glove center fielder is reportedly signing a 2-year deal with the @Brewers, per @Ken_Rosenthal. pic.twitter.com/kX4vf05k41
打撃陣の、主な入団・退団選手は以下の通りです。
主な退団選手
- ジョーコ(内野手)FA
- ブラウン(内・外野手)FA
- ギャメル(外野手)FA
- ソガード(内野手)FA
- ウォン(内野手)FA
- D. ロバートソン(内野手)FA
- ショウ(内野手)FA マイナー契約
こうして見ると、外野手の補充ができていないようですが、新型コロナの影響で昨年ほぼ全休に近かったロレンゾ・ケインが復帰するので、人数は揃いました。昨年のブルワーズは、得点とOPSが、それぞれナ・リーグ15チーム中12位、13位と下位に位置しました。補強によってそれほど戦力増強している印象はありません。打撃成績向上は、イエリッチ、ヒウラの復調次第ということになりそうです。一方、守備力は向上しそうです。セカンドにウォン、ショートにアルシア、センターにケインと、センターラインに守備の名手が揃いました。ウォンがセカンドに入るので、ヒウラがセカンドからファーストにコンバートされます。ヒウラは守備の負担が減り、打撃成績が向上すると期待されます。ただファーストの控えにボーゲルバックがいるので、ヒウラもウカウカしていられません。サードは、ウリアスと、移籍のロバートソン、ショウの3人がポジションを争うことになります。このように競争があるチームは期待できます。
2021年開幕ロースター予想(投手)
先発ローテーション
- ウッドラフ
- バーンズ
- リンドロム
- ハウザー
- B. アンダーソン*
*:左投げ
先発で注目する選手は、ウッドラフ、バーンズの2人です。救援陣が強力なチームなので、先発ローテーションの柱である2人が、クォリティ・スタート(QS)*1を数多くすれば、自ずとチームの勝利数が増えていくはずです。
Year | Age | Tm | W | L | ERA | G | GS | IP | SO | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2017 | 24 | MIL | 2 | 3 | 4.81 | 8 | 8 | 43.0 | 32 | 1.326 |
2018 | 25 | MIL | 3 | 0 | 3.61 | 19 | 4 | 42.1 | 47 | 1.181 |
2019 | 26 | MIL | 11 | 3 | 3.62 | 22 | 22 | 121.2 | 143 | 1.142 |
2020 | 27 | MIL | 3 | 5 | 3.05 | 13 | 13 | 73.2 | 91 | 0.991 |
4 Yr | 19 | 11 | 3.66 | 62 | 47 | 280.2 | 313 | 1.137 |
ウッドラフ↓↓↓
Year | Age | Tm | W | L | ERA | G | GS | IP | SO | WHIP |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2018 | 23 | MIL | 7 | 0 | 2.61 | 30 | 0 | 38.0 | 35 | 1.000 |
2019 | 24 | MIL | 1 | 5 | 8.82 | 32 | 4 | 49.0 | 70 | 1.837 |
2020 | 25 | MIL | 4 | 1 | 2.11 | 12 | 9 | 59.2 | 88 | 1.022 |
3 Yr | 12 | 6 | 4.48 | 74 | 13 | 146.2 | 193 | 1.289 |
バーンズ↓↓↓
ブルペン投手陣
- ヘイダー*(抑え)
- D. ウィリアムズ
- スーター*
- トパ
- ボックスバーガー
- ブラック
- ヤードリー
- ファイアライゼン
- ペラルタ
*:左投げ
ブルペン投手陣の注目選手は、以下の2選手です。3年連続してReliever of the year(最優秀救援投手賞)を、ブルワーズの選手が受賞しています。今年この2人が最優秀救援投手賞の受賞を争うような活躍をすれば、地区優勝にグッと近づくでしょう。
ヘイダー:2018、19年と最優秀救援投手賞を受賞。16アウト連続して奪三振(2018年)、三者連続三球三振(2019年)という、とてつもない記録を作った投手。
Hader sets MLB record with 16 straight strikeouts
Hader tosses immaculate inning
D. ウィリアムズ:昨年は、彼がいたから、ポストシーズン進出ができたというほど、チームトップクラスの貢献度でした。最優秀救援投手賞と新人王(Rookie of the Year)を受賞。
Nasty Devin Williams Pitching Highlights | Brewers RP wins NL Rookie of the Year with 0.33 ERA!
投手の主な入団・退団選手は、以下の通りです。
主な退団選手
- クラウディオ(救援)FA
主な入団選手
- ジマーマン(先発)FA マイナー契約
- ボックスバーガー(救援)FA マイナー契約
先発は、昨年と同じ戦力です。ブルペンも、ほとんど昨年と戦力は変わりません。ボックスバーガーは、マイナー契約ですが、クラウディオが退団した穴を埋める必要もあり、開幕ロースター入りすると予想しています。昨年は、チーム防御率、WHIPが、どちらもリーグ6位と上位に位置しました。今年もナ・リーグでも上位に位置する投手力はキープするでしょう。地区優勝・ポストシーズン進出には、打撃力の向上がカギを握ります。
順位予想アンケート
公式戦開幕前に、順位予想をする予定です。ブログの読者の皆様に、地区ごとの優勝チームを予想して頂くアンケートを実施中です。アンケート集計結果は公式戦開幕前にブログで発表する予定です。
ナショナルリーグ中地区で優勝すると思うチームへ、投票をお願いいたします。
アンケート詳細
- 2021年3月26日まで投票を受け付けます。
- おひとり様、何度でも投票可能です。
- ただし、1時間に2回以上、同一の方が投票できない設定にしてあります。
- 同一の方が、毎日1票入れていただくことは可能です。
投票していただけるとありがたいです。よろしくお願いいたします。
*1:先発投手が6イニング以上投げ、自責点3点以内に抑えること