9月13日~16日のシリーズで注目した試合やプレーを振り返ります。日本人選手が活躍した試合や、ポストシーズン進出をかけた接戦の白熱した試合を中心に取り上げます。
目次
注目の試合
MIN 5, NYY 6 (SEP.13 @NYY)
ポストシーズン進出をかけ、負けられない試合の続くNYヤンキースが、逆転で延長戦の末勝利しました。
MINツインズに3回までに5対0と、5点もリードされますが、試合終盤にヤンキースが追い上げます。6回裏、ルメイユの犠牲フライで1点を返し、7回裏は、ギャロのソロホームランで、5対2と3点差とします。
8回裏、2アウト1,2塁の場面で、ジャッジが5対5の同点となる、3ランホームランを打ちました。
Order in the Court 👨⚖️ pic.twitter.com/UQlohLGBwv
— New York Yankees (@Yankees) 2021年9月13日
延長10回裏、サンチェスがレフトにタイムリーヒットで、サヨナラ勝ち。
The Kraken Walks it Off.🦑 pic.twitter.com/QpfWT1jfWR
— New York Yankees (@Yankees) 2021年9月13日
ワイルドカードを争う、TORブルージェイズ、BOSレッドソックスとの直接対決を、各3試合ずつ残すNYヤンキースは、下位チームとの対戦では、負けられない試合が続きます。
SEP.13 注目の選手
ゲレーロJr. TOR 45号ホームラン
TORブルージェイズのゲレーロJr.が、単独トップとなる今季45号ホームラン。
この日は、先発投手のマノアが8イニングをわずか1安打無失点に抑える好投で、8対1で、TBレイズに大勝しました。
💥 #PLAKATA NUMBER 45 💥
— Toronto Blue Jays (@BlueJays) 2021年9月14日
He's your @MLB leader! pic.twitter.com/wqSYpLONz0
STL 7, NYM 6 (SEP.14 @NYM)
ワイルドカードを争う両チームが、延長11回まで戦った試合です。
犠牲フライやヒットなどで、5回までは、NYメッツが3対2と1点リードしていました。
8回表、1点を追うSTLカージナルスは、オニールが2ランホームランを放ち、4対2と逆転します。
Tyler O'Neill leaves absolutely no doubt at all! pic.twitter.com/XPzP2a1xQL
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) 2021年9月15日
こうなると、カブレラ、ガジェゴスと繋いで、カージナルスの勝ちパターンですが、9回裏、メッツの先頭打者バエスがレフトへホームランを放ち、土壇場で4対4の同点に。
First pitch AMBUSH to tie it. 🔥@javy23baez | #LGM pic.twitter.com/7kGerOIIln
— New York Mets (@Mets) 2021年9月15日
延長11回表、ソーサとキズナーのタイムリーヒットで3点を入れ、11回裏を2点に抑えて、7対6でカージナルスが勝利しました。
Sosa so clutch 💪 pic.twitter.com/qDsFAgeaen
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) 2021年9月15日
Kiz joins the party! pic.twitter.com/uGRlqlqv2A
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) 2021年9月15日
この日の大きな勝因は、4つもダブルプレイを取ったことです。特に10回裏のダブルプレイは、サヨナラ負けのピンチを防いだプレイでした。
What. A. Double. Play. pic.twitter.com/ZsMsJv14Zt
— St. Louis Cardinals (@Cardinals) 2021年9月15日
メッツは5回裏に、四球3つで作った満塁のチャンスで、3番、4番打者を迎えたのにもかかわらず、犠牲フライによる1点しか取れなかったことが、最後まで響きました。
これで、カージナルスはついにワイルドカード2位の座につきました。
NYY 4, BAL 3 (SEP.15@BAL)
両チームに守備のファインプレイがあった試合で、厳しいワイルドカード争いの戦いが続くNYヤンキースが、9回に逆転勝利した試合です。
2回表、今年打撃成績が急成長し、オールスターゲームにも選出された、BALオリオールズのセドリック・マリンズに、スーパープレイが飛び出しました。下のYou Tubeの題名にあるように、今年一番のキャッチと言っていいでしょう。外野の壁の位置、打球の落下地点を冷静に目測を図って、狙いすましてジャンプし、サンチェスのホームランをもぎ取りました。
3回表、ヤンキースは、ウルシェラのホームランで2対0と先制します。
Gio goes (Camden) yard. pic.twitter.com/Onrt6M6m7t
— New York Yankees (@Yankees) 2021年9月15日
ウルシェラは、守備でも見事なダイビングキャッチをしました。
対するオリオールズは、6回裏にオースティン・ヘイズがソロホームラン。8回裏に、またもやヘイズが2ランホームランを放ち、3対2と逆転します。
BREAKING: Austin Hays is THAT DUDE 😤 pic.twitter.com/fAlVA5bmNj
— Baltimore Orioles (@Orioles) 2021年9月16日
負けられないヤンキースは、9回表、ボイトが四球で出塁し、代走にウェイド。続くトーレスのセンター前ヒットで、1,2塁とし、1アウト後、ダブルスティールを成功させ、1アウト、2,3塁とします。結果的にこのダブルスティールが効きました。
このダブルスティールの後、ガードナーがショート後方にポトリと落ちるヒットで、2人がホームインし、4対3と逆転しました。二塁ランナーのトーレスが、捕球できないと判断し、三塁まで思い切りよく走っていたことも、功を奏しました。
Make it rain, Gardy. pic.twitter.com/MRfGPXQupC
— New York Yankees (@Yankees) 2021年9月16日
9回裏は、チャップマンが0点に抑えて勝利。ワイルドカード2位の座を守りました。ゲーム差無しで、BOSレッドソックスが追いかけています。
CHC 5, PHI 6 (SEP.15 @PHI)
ナ・リーグ東地区の優勝争いも、ワイルドカード争いも、首の皮一枚で繋がっているPHIフィリーズが、接戦をものにした試合です。4対2とフィリーズが2点リードで迎えた8回表、CHIカブスのチリノスが2ランホームランを放ち、4対4の同点に追いつきました。
A game-tying blast for @robinson28ch! pic.twitter.com/0UZPBMV1oe
— Chicago Cubs (@Cubs) 2021年9月16日
直後の8回裏、フィリーズのリアルミュートがライトスタンドにソロホームランを打ち、5対4と1点を勝ち越しました。
Jacob. Tyler. Realmuto.#RingTheBell pic.twitter.com/PWpI4ZrOwW
— Philadelphia Phillies (@Phillies) 2021年9月16日
9回表は、クローザーのケネディが登板しますが、先頭のダフィーにホームランを打たれ、すぐさま5対5の同点となりました。
Matt Duffy's turn for a game-tying homer! pic.twitter.com/ny7JAdXQ4S
— Chicago Cubs (@Cubs) 2021年9月16日
TEXレンジャーズからトレードで獲得したケネディですが、PHIフィリーズに移籍後は、防御率も6点を超え、期待通りの活躍ができていません。フィリーズは、ブルペン投手陣が課題です。
この日は、フィリーズが粘ります。9回裏、先頭打者のナップがヒットで出塁すると、続くモニアックが送りバントで、1アウト2塁。続くヘレーラのピッチャーゴロの間に、ナップが3塁に進塁し、2アウト3塁。続く打者の時に暴投があり、サヨナラ勝ち。
¯\_(ツ)_/¯#RingTheBell pic.twitter.com/dqVDsxaB7W
— Philadelphia Phillies (@Phillies) 2021年9月16日
フィリーズが何とか勝ちを拾いました。ブルペン投手陣の奮起が待たれます。
CIN 1, PIT 0 (SEP.16 @CLE)
秋山翔吾が所属するCINレッズと、筒香嘉智の所属するPITパイレーツの対戦。
ワイルドカード争いをしているレッズが小技で魅せました。
7回表、スティーブンソンが二塁打で出塁し、続くファーマーが四球で、ノーアウト1,2塁。その場面で、秋山翔吾が送りバントで、1アウト2,3塁とチャンスを広げ、カブレラの犠牲フライで1点を取りました。少ないチャンスを見事にものにしました。
In play, run(s). pic.twitter.com/h8ZOzKh6Ds
— Cincinnati Reds (@Reds) 2021年9月16日
守りでは、先発投手のマーリーが6回を無失点の好投。
Six scoreless innings from Tyler Mahle! pic.twitter.com/hFw9IDM7xS
— Cincinnati Reds (@Reds) 2021年9月16日
その後を、シムズ、ローレンゼン、ギブンズと繋ぎ、パイレーツ打線を完封。レッズはワイルドカード2位の座を1ゲーム差で追っていて、負けられない試合が続きます。
CHC 8, PHI 17 (SEP.16 @PHI)
PHIフィリーズが7点差をひっくり返しました。
3回表にCHIカブスに7点を奪われましたが、4回裏にマカッチェンの二塁打や、リアルミュートのタイムリーヒットなどで、7対7の同点に追いつきました。
*don’t make a football joke*
— Philadelphia Phillies (@Phillies) 2021年9月17日
*don’t make a football joke*
*don’t make a football joke* pic.twitter.com/OD6bhSO4Q9
6回裏、ブライス・ハーパーの二塁打で8対7と勝ち越しました。
MV3 for the LEAD. pic.twitter.com/jEdhMwz0NL
— Philadelphia Phillies (@Phillies) 2021年9月17日
とどめは、8回裏、ブライス・ハーパーの3ランホームラン。
BRYCE.
— Philadelphia Phillies (@Phillies) 2021年9月17日
HARPER.#RingTheBell pic.twitter.com/5d4U8QO6S9
7点差を逆転し、何とか地区優勝争いに踏みとどまっています。
SEP.16 注目の選手
ペレス KC 45号ホームラン
KCロイヤルズのペレスが45号ホームランで、捕手としての年間ホームラン最多記録に並びました。さらに、今シーズンのホームラン王争いでも、ゲレーロJr.に並び、大谷に1本差をつけました。
順位(9月16日時点)
アメリカンリーグ:
①東地区:首位TBレイズの地区優勝は確実です。
②中地区:首位ホワイトソックスの地区優勝も確実です。
③西地区:首位HOUアストロズの地区優勝も確実です。
④ワイルドカード:地区優勝は3地区とも確定ですが、ワイルドカード争いは激しいです。WC2つの座を、TOR, BOS, NYY, OAK, SEAの東地区3チームと西地区2チームの計5チームが激しく争っています。TOR,BOS,NYYの3チームは0.5ゲーム差しかなく、同じ東地区で直接対決も沢山残っていますので、今後がますます楽しみです。OAKとSEAは、ワイルドカード2位の位置まで、それぞれ3.0と4.0ゲーム差と、かなり厳しい状況ですが、東地区の3チームが星を潰しあうと、浮上する可能性は十分にあります。
ナショナルリーグ:
①東地区:2位のPHIフィリーズが、首位ATLブレーブスに3ゲーム差まで追い上げてきました。9月末の直接対決まで、3ゲーム差以内に保つことが地区優勝するための条件です。3位NYメッツは、残り15試合で、5.5ゲーム差もあると、逆転は不可能でしょう。
②中地区:首位MILブルワーズの地区優勝は確実です。
③西地区:9月13日にSFジャイアンツが、9月14日にLAドジャースが、ポストシーズン進出を確定させました。あとはどちらが地区優勝するかです。9月16日現在、SFジャイアンツが1ゲーム差でリード。
④ワイルドカード:WC2位の座を、STL,SD,CIN,PHIの4チームが、2.5ゲーム差以内で争う展開です。5連勝のSTLカージナルスに勢いがあります。
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