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【MLB 2021年 レビュー】タンパベイ・レイズ

今回は、ア・リーグ東地区優勝のタンパベイ・レイズです。

2021年順位表

今年は、ア・リーグで唯一100勝を達成し、100勝62敗でア・リーグ東地区において地区優勝しました。2019年から3年連続でポストシーズン進出を果たし、2020年に続き2年連続の地区優勝でした。しかし、短期決戦のNLDSでは、レギュラーシーズンで8ゲーム差をつけたBOSレッドソックスに、1勝3敗で敗れてしまいました。

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2021年 ア・リーグ順位表`

野手成績

チーム打撃成績を見ていきましょう。ア・リーグ15チーム中、打率7位、出塁率6位、OPS 5位と、中ほどの成績ですが、効率的な攻撃で、総得点数は2位という好成績を残しました。

TBレイズ 打撃成績
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
C Mike Zunino 30 109 333 64 72 33 62 0 .216 .301 .559 .860
1B Yandy Díaz 29 134 465 62 119 13 64 1 .256 .353 .387 .740
2B Brandon Lowe* 26 149 535 97 132 39 99 7 .247 .340 .523 .863
SS Wander Franco# 20 70 281 53 81 7 39 2 .288 .347 .463 .810
3B Joey Wendle* 31 136 460 73 122 11 54 8 .265 .319 .422 .741
LF Austin Meadows* 26 142 518 79 121 27 106 4 .234 .315 .458 .772
CF Kevin Kiermaier* 31 122 348 54 90 4 37 9 .259 .328 .388 .716
RF Manuel Margot 26 125 421 55 107 10 57 13 .254 .313 .382 .696
DH Nelson Cruz 40 55 217 35 49 13 36 0 .226 .283 .442 .725
Pos Name Age G AB R H HR RBI SB BA OBP SLG OPS
OF Randy Arozarena 26 141 529 94 145 20 69 20 .274 .356 .459 .815
1B Ji-Man Choi* 30 83 258 36 59 11 45 0 .229 .348 .411 .758
OF Brett Phillips* 27 118 253 50 51 13 44 14 .202 .297 .415 .712
C Francisco Mejia# 25 84 250 31 65 6 35 0 .260 .322 .416 .738
SS Taylor Walls# 24 54 152 15 32 1 15 4 .211 .314 .296 .610
IF Mike Brosseau 27 57 150 21 28 5 18 2 .187 .266 .347 .613
SS Willy Adames 25 41 132 16 26 5 15 1 .197 .254 .371 .625
1B Yoshi Tsutsugo* 29 26 78 5 13 0 5 0 .167 .244 .218 .462
UT Jordan Luplow 27 25 65 11 16 4 8 1 .246 .319 .477 .796
  Team Totals 27.7 162 5507 857 1335 222 810 88 .242 .321 .428 .749
  Rank in 15 AL teams     2 2 6 3   4 7 6 4 5
Provided by Baseball-Reference.com: View Original Table
Generated 10/30/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

2021年ピックアップ野手

打撃面で貢献度の高かった2人をピックアップします。

チームの中心打者であるブランドン・ロウは、シーズン序盤は、4番を打つ機会が多かったにもかかわず、打率2割前後を行ったり来たりしていました。しかし後半戦に入ると1番バッターに起用されることが多くなり、調子が上向きました。最終的には、149試合に出場し、打率.247、39本塁打、99打点、OPS .863という成績で、本塁打数、OPSは、チームトップでした。

ブランドン・ロウ↓↓↓

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新人王を獲得したランディ・アロサレーナは、2020年のポストシーズンで大活躍して、既に有名になっていたので、もはやルーキーとは思えない存在感でした。今季の成績は、141試合に出場し、打率.274、20本塁打、69打点、20盗塁、OPS .815という成績で、開幕前の予想通りに新人王を獲得しました。

新人王のランディ・アロサレーナ↓↓↓

投手成績

チーム投手成績は、ア・リーグ15チーム中防御率1位、失点2位、WHIP 1位と、リーグでトップクラスの成績でした。チーム投手成績は抜群ですが、規定投球回数に達した投手が一人もいませんでした。それは、安定した先発投手がいなかったことを意味しますが、ブルペン投手陣が良かったことの裏返しでもあります。

TBレイズ 投手成績
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
SP Ryan Yarbrough* 29 9 7 5.11 30 21 0 155.0 96 88 117 77 4.45 1.226
SP Michael Wacha 29 3 5 5.05 29 23 0 124.2 73 70 121 78 4.47 1.307
SP Shane McClanahan* 24 10 6 3.43 25 25 0 123.1 49 47 141 115 3.31 1.273
SP Rich Hill* 41 6 4 3.87 19 19 0 95.1 41 41 91 102 4.55 1.164
SP Tyler Glasnow 27 5 2 2.66 14 14 0 88.0 26 26 123 149 2.77 0.932
SP Luis Patino 21 5 3 4.31 19 15 0 77.1 40 37 74 92 4.51 1.267
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
CL Diego Castillo 27 2 4 2.72 37 0 14 36.1 14 11 49 146 3.17 0.991
RP Andrew Kittredge 31 9 3 1.88 57 4 8 71.2 21 15 77 210 3.04 0.977
RP Collin McHugh 34 6 1 1.55 37 7 1 64.0 15 11 74 256 2.12 0.938
RP Jeffrey Springs* 28 5 1 3.43 43 0 2 44.2 21 17 63 116 3.91 1.097
RP Pete Fairbanks 27 3 6 3.59 47 0 5 42.2 22 17 56 111 2.70 1.430
Pos Name Age W L ERA G GS SV IP R ER SO ERA+ FIP WHIP
  Josh Fleming* 25 10 8 5.09 26 11 1 104.1 60 59 65 78 4.27 1.351
  Drew Rasmussen 25 4 0 2.44 20 10 0 59.0 16 16 48 162 2.86 0.966
  J.P. Feyereisen 28 4 2 2.45 34 0 3 36.2 14 10 33 162 4.23 1.309
  Louis Head 31 2 0 2.31 27 2 0 35.0 10 9 32 172 3.11 0.857
  Ryan Thompson 29 3 2 2.38 36 0 0 34.0 11 9 37 167 3.11 1.029
  Matt Wisler 28 2 3 2.15 27 0 1 29.1 11 7 36 186 2.22 0.920
  Chris Mazza 31 0 0 4.61 14 0 1 27.1 14 14 21 87 4.05 1.207
  Hunter Strickland 32 0 0 1.69 13 0 0 16.0 4 3 16 239 3.11 1.250
  Shawn Armstrong 30 1 0 4.50 11 0 0 16.0 8 8 22 90 5.61 1.000
  Team Totals 28.7 100 62 3.67 162 162 42 1455.2 651 593 1478 108 3.79 1.168
  Rank in 15 AL teams   1 15 1     5 1 2 2 4      
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Generated 10/30/2021.

(青字太文字:シーズン中に他球団から移籍してきた選手)

(赤字斜体字:シーズン中に他球団に移籍した選手)

2021年ピックアップ投手

クローザーのカスティーヨをトレードで放出しても優勝できるほど、今年のブルペン投手陣は安定感がありました。ブルペン投手のチーム成績は、防御率3.24、WHIP 1.14という結果で、どちらもア・リーグトップの成績でした。そのブルペン投手陣から2人をピックアップします。まず、アンドリュー・キットレッジは、57試合、71回2/3を投げ、 9勝3敗8セーブ、防御率 1.88、WHIP 0.977という成績で、自己ベストの成績を収めました。開幕前にはMLBに定着するかどうかも予想できていなかった選手なので、想定外の大活躍でした。

アンドリュー・キットレッジ↓↓↓

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コリン・マクヒューは、37試合、64回を投げ、6勝1敗1セーブ、防御率 1.55、WHIP 0.938という成績でした。HOUアストロズ時代には先発もしていたので、長いイニングも投げれます。今季は7試合先発登板もしていて、非常に使い勝手のいい選手です。

コリン・マクヒュー↓↓↓

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開幕前予想と比較

開幕前の予想はこちら↓↓↓

mlbfan.hatenablog.com

開幕前の予想は、野手も投手も予想が外れたところがありました。野手では、一塁手の筒香と、遊撃手のアダメスが、打率1割台でシーズン途中で放出されてしまいました。その代わりに、一塁手はディアスがカバーし、遊撃手はルーキーのワンダー・フランコが6月下旬にMLBデビューすると、レギュラーに定着しました。投手では、先発のクリス・アーチャーが活躍できませんでしたが、代わりにルーキーのシェーン・マクラナハンが25試合に先発し、10勝6敗、防御率3.43という活躍で、先発ローテーションの一角を担いました。

ワンダー・フランコ↓↓↓

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シェーン・マクラナハン↓↓↓

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まとめ

チームは3年連続ポストシーズン進出、2年連続の地区優勝と、黄金期に入った感じです。今年のTBレイズは、ずば抜けた先発投手やクローザーがいないにもかかわらず、チーム投手成績が、防御率1位、失点2位、WHIP 1位という好成績でした。これは、ケビン・キャッシュ監督の投手起用が良かったというほかありません。こういったところが評価され、キャッシュ監督は、2020年に続き、2年連続で、最優秀監督賞を受賞しました。

最優秀監督賞 ケビン・キャッシュ↓↓↓

 

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