今回は、ナショナルリーグ東地区で、ロックアウト前までに契約がまとまった有力選手の移籍情報を取り上げたいと思います。
目次
ナショナルリーグ 東地区
一覧表↓↓↓
Name | Pos | 元 | 新 |
---|---|---|---|
マニー・ピーニャ | C | MIL | ATL |
カービー・イェーツ | RP | TOR | ATL |
ジェイ・ジャクソン | RP | SF | ATL |
ダレン・オデイ | RP | NYY | ATL |
ジェイコブ・スターリングス | C | PIT | MIA |
ジョーイ・ウェンドル | INF | TB | MIA |
アビザイル・ガルシア | OF | MIL | MIA |
エドゥアルド・エスコバー | INF | MIL | NYM |
スターリン・マルテ | OF | OAK | NYM |
マーク・カナ | OF | OAK | NYM |
マックス・シャーザー | SP | LAD | NYM |
ヨハン・カマルゴ | INF | ATL | PHI |
コーリー・クネイブル | RP | LAD | PHI |
シーザー・ヘルナンデス | INF | CWS | WAS |
目立つのは、先発投手のマックス・シャーザーと、主力野手3人を獲得したNYメッツと、主力野手3人を補強したMIAマーリンズの2チームです。
では、都市名アルファベット順に、チームごとに見ていきましょう。
アトランタ・ブレーブス
ブルペン投手陣が十分なところに、イェーツ、ジャクソン、オデイら救援投手を補強しましたので、2022年も期待できそうです。
Welcome to Braves Country, @KauaiKirby39!#ForTheA pic.twitter.com/TfSAvwprNQ
— Atlanta Braves (@Braves) 2021年11月30日
また、捕手のピーニャを獲得しました。
Welcome to Braves Country, Manny!#ForTheA pic.twitter.com/ONoWpH7uRw
— Atlanta Braves (@Braves) 2021年11月15日
2021年のブレーブスの捕手は、ダノーが60試合出場、コントレラス52試合出場と、1年間通して働いた選手がいなかったので、ピーニャの獲得によって、不安なポジションが解消されました。
マイアミ・マーリンズ
MIAマーリンズは、思い切ったトレードで、主力の野手を獲得しました。
ゴールドグラブ賞を受賞したスターリングスをPITパイレーツからトレードで獲得しました。これで不安定だった捕手のポジションのレギュラーが決まりました。
You: “Quit stalling, announce Jacob already.”
— Miami Marlins (@Marlins) 2021年11月29日
Us: pic.twitter.com/fek9C3ytds
TBレイズから、ウェンドル内野手をトレードで獲得しました。サードは固定できていなかったので、ウェンドルはサードを守ることになると思われます。またウェンドルは、セカンドもショートも守れる使い勝手の良い選手です。
Another addition to the family.
— Miami Marlins (@Marlins) 2021年12月1日
Welcome to Miami, Joey! pic.twitter.com/TNtrFVdAjr
さらに、MILブルワーズからFAとなったガルシア外野手と契約しました。
We’re having a blast over here.
— Miami Marlins (@Marlins) 2021年12月1日
Welcome, Avisaíl! pic.twitter.com/ZavG8lfBFW
アビザイル・ガルシアは、長打力のある選手で、2021年シーズン途中で、マルテ、デュバル、ディッカーソンと3人の外野手を放出し、外野手が不足しているマーリンズにピッタリな選手です。
Year | Age | Tm | G | AB | H | HR | RBI | BB | SO | BA | OBP | SLG | OPS |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2012 | 21 | DET | 23 | 47 | 15 | 0 | 3 | 3 | 10 | .319 | .373 | .319 | .692 |
2013 | 22 | TOT | 72 | 244 | 69 | 7 | 31 | 9 | 59 | .283 | .309 | .422 | .731 |
2013 | 22 | DET | 30 | 83 | 20 | 2 | 10 | 4 | 21 | .241 | .273 | .373 | .646 |
2013 | 22 | CHW | 42 | 161 | 49 | 5 | 21 | 5 | 38 | .304 | .327 | .447 | .775 |
2014 | 23 | CHW | 46 | 172 | 42 | 7 | 29 | 14 | 44 | .244 | .305 | .413 | .718 |
2015 | 24 | CHW | 148 | 553 | 142 | 13 | 59 | 36 | 141 | .257 | .309 | .365 | .675 |
2016 | 25 | CHW | 120 | 413 | 101 | 12 | 51 | 34 | 115 | .245 | .307 | .385 | .692 |
2017 | 26 | CHW | 136 | 518 | 171 | 18 | 80 | 33 | 111 | .330 | .380 | .506 | .885 |
2018 | 27 | CHW | 93 | 356 | 84 | 19 | 49 | 20 | 102 | .236 | .281 | .438 | .719 |
2019 | 28 | TBR | 125 | 489 | 138 | 20 | 72 | 31 | 125 | .282 | .332 | .464 | .796 |
2020 | 29 | MIL | 53 | 181 | 43 | 2 | 15 | 20 | 49 | .238 | .333 | .326 | .659 |
2021 | 30 | MIL | 135 | 461 | 121 | 29 | 86 | 38 | 121 | .262 | .330 | .490 | .820 |
10 Y | 951 | 3434 | 926 | 127 | 475 | 238 | 877 | .270 | .325 | .431 | .756 |
2021年のMIAマーリンズは、ナ・リーグ15チーム中、得点14位、打率14位、OPS15位と、打力はリーグ最下位レベルでしたが、2022年は、この3人の獲得で、マーリンズの攻撃力が向上しそうです。
ニューヨーク・メッツ
NYメッツは、何といってもマックス・シャーザーの獲得です。
Don’t miss Mad Max at @CitiField in 2022!
— New York Mets (@Mets) 2021年12月1日
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メッツの先発ローテーションには、デグロムとシャーザーという2人のサイヤング賞投手が並びます。この先発ローテーションは、楽しみで仕方ありません。
Two of the most dominant pitchers in baseball are now in the same rotation. 👀 pic.twitter.com/hkoQQoHtT5
— MLB (@MLB) 2021年12月1日
野手は、マルテ、カナの2人の外野手と、エスコバー内野手を獲得し、レギュラー争いが熾烈になることは間違いありません。
We are live now @Starlingmart, @outtadapakmark and @escobardelapica! #LGM
— New York Mets (@Mets) 2021年12月1日
👀👉 https://t.co/IQ7PymjRvL pic.twitter.com/n9YTNmY2l9
先発投手は、シャーザー、デグロム、ウォーカーの3本柱が確立しましたので、後はブルペン投手の補強が必要です。
野手は、コンフォートの抜けた穴を埋めて余りある補強が完了しました。2022年は外野の3ポジションを、マルテ、カナ、ニモ、スミス、マクニールの5人が争う形で、内野は、一塁アロンソ、遊撃リンドーアは確定として、二塁と三塁をエスコバー、デービス、マクニール、ギョームの4人で争うことになります。こうして書いてみると、遊撃手のリンドーアも昨年のような成績では、ウカウカしていられないかもしれません。チーム内の競争が激しくなれば、チームは確実に強くなります。
フィラデルフィア・フィリーズ
野手では、ヨハン・カマルゴを獲得しました。ATLブレーブスで出場チャンスが減っていましたので、カマルゴにとっては復活のチャンスです。伸び悩んでいるアレク・ボームのバックアップという役割だと思われます。
The Phillies have signed switch-hitting INF Johan Camargo to a one-year contract, President of Baseball Operations David Dombrowski announced tonight.
— Philadelphia Phillies (@Phillies) 2021年12月2日
Welcome to Philly, Johan! pic.twitter.com/xtRsT5X0zV
課題のブルペン投手陣に、ドジャースからFAとなったクネイブルが加わりました。
The Phillies have signed right-handed reliever Corey Knebel to a one-year year contract, President of Baseball Operations David Dombrowski announced today.
— Philadelphia Phillies (@Phillies) 2021年12月1日
Welcome to Philly, Corey! pic.twitter.com/BCAyyM2xrB
PHIフィリーズは、優秀な選手が多く、野手にはMVP受賞のハーパーがいて、先発投手にもウィーラーとノラという2人のエース級の投手がいます。そうなると課題は、ブルペン投手陣です。クネイブルを獲得しましたが、クローザーを担える人材の獲得が急務です。
ワシントン・ナショナルズ
CHIホワイトソックスからFAになったシーザー・ヘルナンデス二塁手を獲得しました。セカンドは、2021年のシーズン途中にハリソンをトレードで放出後、21歳のルイス・ガルシアが守っていました。2022年はヘルナンデスがセカンド、ガルシアがショートを守るか、2人がセカンドのポジション争いをすることもありえます。
We've agreed to terms on a one-year contract with INF César Hernández.
— Washington Nationals (@Nationals) 2021年12月1日
🔗 // https://t.co/WXNNiAVcY1 pic.twitter.com/zP9NSfCO4Z
WASナショナルズは、明らかに投手の補強が必要です。ロックアウト明けに投手をどれだけ補強できるかが、チームの浮沈を占います。